JPH066976U - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

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JPH066976U
JPH066976U JP5174792U JP5174792U JPH066976U JP H066976 U JPH066976 U JP H066976U JP 5174792 U JP5174792 U JP 5174792U JP 5174792 U JP5174792 U JP 5174792U JP H066976 U JPH066976 U JP H066976U
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reflector
tube
holding
heat exchanger
tank
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リフレクタの振動を防止し、騒音の低減を図
る。 【構成】 リフレクタが配されるチューブを嵌挿する弾
性部材からなるガスケットに、リフレクタを保持する保
持手段を一体に成形し、この保持手段によってリフレク
タの一端を連結した連結部を保持することにより、リフ
レクタの振動を防止し、リフレクタとチューブの接触に
よる騒音及びリフレクタの振動とチューブの共鳴による
騒音を防止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、主に車両用空調装置に用いられ、チューブ内にリフレクタを有す る熱交換器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の熱交換においては、例えば実開平1−123092号公報及び 実開平2−14586号公報において開示されているように、チューブの熱交換 媒体通路内を流れる熱交換媒体に乱流を発生せしめて熱交換率を高めるために、 該チューブの一方の開口部から他方の開口部にかけて蛇行成形されたリフレクタ を配するようにしたものが周知である。
【0003】 このリフレクタは、チューブの一方の開口部側が連結されて形成された連結部 により、チューブの開口端に保持されるもので、チューブ内においては支持され ない構造となっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上述の構成の熱交換器においては、チューブ内にリフレクタを配する と、リフレクタによって発生する熱交換媒体の乱流により、リフレクタ自体が振 動し、チューブの内壁に接触して打音を発生させるために、騒音の原因となって いた。また、リフレクタがチューブの内壁に接触することによって、チューブと リフレクタの接触部分が損傷するという不具合も発生していた。
【0005】 そこで、この考案は、リフレクタの振動を防止し、騒音の低減を図った熱交換 器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
しかして、この考案は、タンクと、該タンクと連通する複数のチューブとによ って構成され、前記複数のチューブ内にリフレクタを配した熱交換器において、 前記リフレクタの一端を連結した連結部と、前記チューブとタンク間に介在の弾 性部材からなるガスケットに一体に成形された保持手段とによって、前記リフレ クタを固定したことことにある。
【0007】
【作用】
したがって、この考案においては、リフレクタが配されるチューブを嵌挿する 弾性部材からなるガスケットに、リフレクタを保持する保持手段を一体に成形す ると共に、この保持手段によってリフレクタの一端を連結した連結部を保持する ことによって、熱交換媒体の乱流によるリフレクタとチューブの接触による騒音 及びリフレクタの振動とチューブの共鳴による騒音を、弾性部材の防振効果と保 持手段の保持力により防止でき、上記課題が達成できるものである。
【0008】
【実施例】
以下、この考案の実施例について図面により説明する。図1乃至図2において 示される熱交換器1は、例えば車両用空調装置に使用されるもので、上部タンク 2と、この上部タンク2に対向する位置に配される下部タンク3と、前記上部タ ンク2と下部タンク3を連通する複数のチューブ4と、このチューブ4に所定間 隔をなして垂直に複数配されるフィン5とによって少なくとも構成されるもので ある。
【0009】 前記上部タンク2は、上面に熱交換媒体(温水等)が流入する流入口6及び熱 交換媒体が流出する流出口7が設けられ、内部には前記流入口6と連通する流入 空間8と、前記流出口7と連通する流出空間9が画成されている。
【0010】 また、上部タンク2の下面には、前記チューブ4(4a,4b)の一端が挿入 される複数のチューブ挿入孔11が開口し、このチューブ挿入孔11及び前記チ ューブ6間のシールを行うための上部ガスケット12,13が配設されるもので ある。尚、チューブ4aは、上部タンク2の流入空間8と下記する下部タンク3 の折返し空間14を連通するチューブを示し、チューブ4bは前記折返し空間1 4と流出空間9を連通するチューブを示すものである。
【0011】 上部ガスケット12,13は、例えば図3で示すように、チューブ挿入孔11 に周設され、内部にチューブ嵌挿孔31を有するシール部32と、前記チューブ 挿入孔31間の所定位置に一体に形成されたリフレクタ保持部20と、これらを 一体に連設し前記流入空間8及び流出空間9の下部をシールする連設部33を、 弾性部材、例えば合成ゴム等によって一体に成形したものである。
【0012】 前記リフレクタ保持部20は、この実施例においては、略台形をした形状をし ており、上面に下記するリフレクタ17の連結部18が嵌挿される嵌挿溝22を 有するものである。
【0013】 下部タンク3は、内部に熱交換媒体の折返し空間14が画成され、この下部タ ンク3の上面には、前記チューブ4(4a,4b)の他端が挿入される複数のチ ューブ挿入孔15が開口し、このチューブ挿入孔15及び前記チューブ6間のシ ールを行うための下部ガスケット16が配設されるものである。
【0014】 前記チューブ6内には、チューブ6を流れる熱交換媒体に乱流を発生させるた めのリフレクタ17が挿入されている。このリフレクタ17は、チューブ6内を 蛇行するように曲折されて形成されたもので、流入空間8側の各々のリフレクタ 17の上端、流出空間9側の各々のリフレクタ17の上端は、連結部18によっ てそれぞれ連結され、この各々の連結部18は、前記ガスケット12,13に一 体に成形されたリフレクタ保持部20の嵌挿溝22に嵌挿され保持されるもので ある。
【0015】 以上の構成の熱交換器1には、熱交換媒体として例えば走行用エンジンの冷却 水(温水)が供給され、この熱交換器1を通過する空気を加熱するもので、具体 的には、流入口6から上部タンク2の流入空間8に流入した温水は、この流入空 間8からチューブ4aに流れ込み、下部タンク3の折返し空間14においてUタ ーンして、チューブ4bを上昇し、上部タンク2の流出空間9から流出口7を介 して走行用エンジン側に回帰するように流れるものである。この温水の流れにお いて、温水がチューブ4(4a,4b)を通過する時に、温水の持つ熱がチュー ブ4に伝導され、さらにこの熱がフィン5に伝導されるためにフィン5は加熱さ れ、フィン5間を通過する空気に熱が伝達されるものである。
【0016】 またチューブ4を通過する温水は、リフレクタ17の乱流作用により撹拌され 、チューブ4の内周面付近の熱を奪われて低温になった温水とチューブの中央付 近を流れる高温のままの温水が均一化されるために、チューブへの熱伝導を効率 化でき、熱交換率を上昇させることができるものである。
【0017】 この時、温水の乱流により発生するリフレクタ17の振動は、弾性部材からな るガスケット12,13と一体に成形された前記リフレクタ保持部20にリフレ クタ17の連結部18が保持されるために、リフレクタ17とチューブ4との接 触による打音を防止できると共に、弾性部材の防振効果によりリフレクタ17の 振動をリフレクタ保持部20で吸収できるために、リフレクタ17とチューブ4 との共鳴による騒音も防止できるものである。
【0018】 図4においては、リフレクタ保持部20の別の形状を示す。このリフレクタ保 持部20は、側壁から嵌挿溝22にかけて漸次高さが低くなるように傾斜する構 造をしており、これによって、前記連結部18の嵌挿を容易すると共に、連結部 18の脱落を防止できるものである。
【0019】 図5において示されるリフレクタ保持部20は、リフレクタ保持部20の上面 に擂鉢状の嵌挿孔23を形成し、さらにこの嵌挿孔23の先端に保持孔24を形 成したもので、このリフレクタ保持部20には、連結部18に突出して形成した 保持突起19が挿入されて保持されるものである。この構成においては、連結部 18に保持突起19を形成する必要があるが、連結部18の保持力は増加するも のである。
【0020】 また、図6において示すように、前記連結部18の保持突起19の先端部分1 9aをくさび状に形成して前記保持孔24から抜け難くするようにしてもよいも のである。
【0021】 以上の実施例によるリフレクタ保持部20によって、リフレクタ17の上端は 、連結部18によって保持され、熱交換媒体の乱流によるリフレクタ17とチュ ーブの接触による打音及びリフレクタ17の振動による騒音を防止できるもので あるが、図7に示すように、下部ケース3の下方内面に擂鉢状の下端保持孔41 を形成し、この下端保持孔41にリフレクタ17の下端を挿入して保持すること によって、さらにリフレクタ17の振動を防止することができるものである。
【0022】 また、以上説明した実施例においては、チューブが上部タンクと下部タンクを 連通する構造の熱交換器において本考案の具体例を説明したが、上部タンクに画 成された流入空間と吐出空間をU字型に形成されたチューブによって連通する構 造をした熱交換器においても、リフレクタをU字型チューブに挿入される形状に 変更することによって本考案を具体化でき、同様の効果をあげることができるも のである。
【0023】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案によれば、リフレクタの上端を連結する連結部 を、弾性部材からなるガスケットと一体に成形したリフレクタ保持部で保持する ことにより、リフレクタとチューブの接触による打音を防止でき、またリフレク タ保持部が弾性部材によって成形されることからリフレクタの振動を吸収できる ために、打音及び振動による騒音を防止できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例に係る熱交換器の正面断面図
である。
【図2】この考案の実施例に係る熱交換器の側面断面図
である。
【図3】この考案の実施例に係るガスケットのリフレク
タ保持部を有する部分を示した一部斜視図である。
【図4】この考案の別の実施例に係るガスケットのリフ
レクタ保持部を有する部分を示した一部斜視図である。
【図5】この考案の別の実施例に係るリフレクタ保持部
と連結部の構造を示した部分断面図である。
【図6】図5で示す実施例に係るリフレクタ保持部と連
結部の別の構造を示した部分断面図である。
【図7】この考案の実施例に係る別の下部タンクの構造
を示した部分断面図である。
【符号の説明】
1 熱交換器 2 上部タンク 3 下部タンク 4 チューブ 5 フィン 17 リフレクタ 18 連結部 20 リフレクタ保持部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンクと、該タンクと連通する複数のチ
    ューブとによって構成され、前記複数のチューブ内にリ
    フレクタを配した熱交換器において、 前記リフレクタの一端を連結した連結部と、前記チュー
    ブとタンク間に介在の弾性部材からなるガスケットに一
    体に成形された保持手段とによって、前記リフレクタを
    固定したことを特徴とする熱交換器。
JP1992051747U 1992-06-30 1992-06-30 熱交換器 Expired - Lifetime JP2544433Y2 (ja)

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