JP4126406B2 - オイルクーラ内蔵ラジエータ - Google Patents
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- F28F9/02—Header boxes; End plates
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、主として車両用エンジン冷却水冷却用ラジエータのタンクにオイルクーラを内蔵したものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のオイルクーラ内蔵ラジエータは、一例として図7の如く、ラジエータ16の下部側のタンク5内にオイルクーラ17を内装していた。このオイルクーラ17は、ラジエータ16とは別個独立に製造され、ラジエータ16のコアとタンク5とを組み立てる際に、予めオイルクーラ17をタンク5内に挿入し、その出入口6のボス部18をタンク5に貫通させてそのタンクの外面側に突出させていた。
このオイルクーラ17は、プレートタイプのもので図8の如く、夫々両端部にオイル出入口6を有する皿状のプレートを逆向きに重ね合わせ、内部にインナーフィン7を挿入してエレメント19を構成し、複数のエレメント19をスペーサを介装して連結し且つ、端部のエレメント19に中空のボス部18を突設したものである。
【0003】
また、他のオイルクーラ17としては、図9の如く、大径管20と小径管21とを同軸に配置すると共に、小径管21の両端部を拡開し大径管20の内面に接触させて、その接触部をろう付け固定したものがある。この大径管20の外面には、中空のボス部18を介して出入口6が設けられ、そのボス部18の先端部を同図の如くタンク本体の側壁にOリングを介して貫通固定させたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このようなオイルクーラ内蔵ラジエータは、部品点数が多く制作が面倒である。また、オイルクーラ17の各エレメントの外周に冷却水が均等にかつ円滑に流通し難い欠点があった。
そこで、本発明はこのような問題点を解決することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の本発明は、多数の並列されたチューブ(1) とフィン(2) とによりコア(3) が構成され、夫々のチューブ(1) の両端が一対のタンク(4) (5) に液密に連通されたラジエータにおいて、
一方のタンク(5) は、大径管(5a)と小径管(5b)とが同軸に配置され、その両管(5a)(5b)の軸線方向両端間が閉塞されると共に、夫々の前記チューブ(1) の一端が両管(5a)(5b)を貫通して前記小径管(5b)内に連通され、
大径管(5a)の長手方向の一端部及び他端部にオイル出入口(6) が形成され、
そのオイル出入口(6) から前記大径管(5a)と小径管(5b)との間にオイルが流通すると共に、その一方のタンク(5) の小径管(5b)内に冷却水が流通するように構成されたオイルクーラ内蔵ラジエータである。
【0006】
請求項2に記載の本発明は、請求項1において、
大径管(5a)および小径管(5b)が断面円形のパイプからなり、両管の間にインナーフィン(7) が介装されたオイルクーラ内蔵ラジエータである。
請求項3に記載の本発明は、請求項1において、
大径管(5a)および小径管(5b)が断面方形のパイプからなり、両管の間にインナーフィン(7) が介装されたオイルクーラ内蔵ラジエータである。
【0007】
【発明の実施の形態】
次に、図面に基づいて本発明の各実施の形態につき説明する。なお、本発明は以下の実施の形態に限定されるものでは勿論ない。
図1は本発明のオイルクーラ内蔵ラジエータの縦断面図であり、図2は図1のII−II矢視断面図、図3はそのタンク5の大径管5aと小径管5bとの間に内装されるオフセット型のインナーフィン7の斜視略図である。
この実施の形態は、多数の並列された偏平なチューブ1とコルゲート型のフィン2とを交互に配置すると共に、その並列方向の両端にサポート8を位置させてコア3を構成する。そして一対のタンク4,5内に夫々のチューブ1の両端を連通させたものである。
【0008】
一方のタンク5は大径管5aと小径管5bとが同軸に形成され、それらの間にインナーフィン7が介装されると共に、小径管5bの長手方向両端が拡開されて、大径管5aの端部に液密に接合される。そして、夫々のチューブ1の一端が大径管5aと小径管5bの一側を貫通する。また、タンク4及びタンク5の一端には端蓋22が固定され、他端に冷却水パイプ11が連結されている。そして左側のタンク4の上端にはフィラネック9が固定され、フィラネック9にプレッシャバルブ付きのキャップ10が被着されるものである。
【0009】
また、タンク5の大径管5aの長手方向両端部には一対の開口が設けられ、その開口に一対のオイルパイプ6a,6bの一端が液密に連通固定される。図4はこのようなタンク5の分解斜視図であり、その大径管5a,小径管5bに夫々互いに整合する偏平なチューブ挿通孔23が形成され、小径管5bの上下両端部は拡開形成されている。そして大径管5aの外周には一対の出入口6が開口する。また、この例では大径管5aの内周及び小径管5bの外周には、夫々インナーフィン7の両縁部を係止する突条24が突設されている。なお、この突条24は必ずしも設けなければならないものではない。
【0010】
さらに大径管5a,小径管5bの内外面には、夫々ろう材が被覆されたものが用いられる。そして断面C字状に形成されたインナーフィン7を小径管5bの外周に被着し、そのインナーフィン7の両縁を突条24に位置させる。その状態で小径管5bを大径管5aに挿入し、両管のチューブ挿通孔23を整合させる。次いで、出入口6にオイルパイプ6a,6bを嵌着すると共に、夫々のチューブ挿通孔23にコア3の各チューブ1の端部を挿入する。そして図1の如く、全体を組み立てた状態で高温の炉内に挿入し、各部品に予め被覆されたろう材を溶融し、次いでそれを冷却固化することにより本オイルクーラ内蔵ラジエータを完成するものである。
【0011】
この例では、タンク4,5は共に断面円形のパイプが用いられ、左側のタンク4の冷却水パイプ11の開口から冷却水が流入し、夫々のチューブ1内を図1において左から右に流通し、右側のタンク5の小径管5b内に流入する。そしてそのタンク5の冷却水パイプ11よりエンジン側に導かれるものである。
このコア3に対向して図2の如くファン12が配置され、それにより起風されてチューブ1の外面及びフィン2側を冷却風が流通する。それと共に、タンク5の外周にも空気が流通する。そしてタンク5の外周に突設された一方のオイルパイプ6bからオイルが流入し、大径管5aと小径管5bとの間を流通して、他方のオイルパイプ6aから外部に導かれる。このときその小径管5b内を流通する冷却水によってオイルが冷却されるものである。
【0012】
次に、図5は本発明のインナーフィン7の他の実施の形態であり、このインナーフィン7は筒状に形成されると共に、その外周の一側に多数のチューブ挿通孔23が並列されたものである。このチューブ挿通孔23は、図4における大径管5a及び小径管5bのチューブ挿通孔23に整合する。このようなインナーフィン7を用いる場合には、図4の大径管5a,小径管5bにおける突条24は不要である。次に、図6の実施の形態はタンク5の大径管5a及び小径管5bが共に矩形管からなるものであり、他は図1のそれと同様に形成されている。
【0013】
【発明の作用・効果】
本発明のオイルクーラ内蔵ラジエータは、一方のタンク5の大径管5aと小径管5bとが同軸に配置されたものからなり、オイルが大径管5aの出入口6からその大径管5aと小径管5bとの間を軸方向に流通すると共に、その小径管5b内に冷却水が流通するように構成したから、省スペースで部品点数が少なく製造容易なラジエータタンクとオイルクーラの一体型のものを提供できる。それと共に、伝熱面積が広く且つオイルをタンクの各部で均一に冷却することができ、性能の良いオイルクーラを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のオイルクーラ内蔵ラジエータの縦断面図。
【図2】図1のII−II矢視断面図。
【図3】同ラジエータのタンク5に内装されるインナーフィン7の斜視略図。
【図4】同ラジエータのタンク5の分解斜視図。
【図5】同ラジエータのオイルクーラに内装されるインナーフィン7の他の実施の形態を示す斜視図。
【図6】同ラジエータの他のタンク5の要部横断面図。
【図7】従来型オイルクーラ17を有するラジエータ16の説明図。
【図8】同オイルクーラ17の横断面略図。
【図9】他の従来型オイルクーラ17を有するラジエータタンクの横断面略図。
【符号の説明】
1 チューブ
2 フィン
3 コア
4,5 タンク
5a 大径管
5b 小径管
6 出入口
6a,6b オイルパイプ
7 インナーフィン
8 サポート
9 フィラネック
10 キャップ
11 冷却水パイプ
12 ファン
13 ストッパ部
14 偏平孔
15 拡開部
16 ラジエータ
17 オイルクーラ
18 ボス部
19 エレメント
20 大径管
21 小径管
22 端蓋
23 チューブ挿通孔
24 突条
Claims (3)
- 多数の並列されたチューブ(1) とフィン(2) とによりコア(3) が構成され、夫々のチューブ(1) の両端が一対のタンク(4) (5) に液密に連通されたラジエータにおいて、
一方のタンク(5) は、大径管(5a)と小径管(5b)とが同軸に配置され、その両管(5a)(5b)の軸線方向両端間が閉塞されると共に、夫々の前記チューブ(1) の一端が両管(5a)(5b)を貫通して前記小径管(5b)内に連通され、
大径管(5a)の長手方向の一端部及び他端部にオイル出入口(6) が形成され、
そのオイル出入口(6) から前記大径管(5a)と小径管(5b)との間にオイルが流通すると共に、その一方のタンク(5) の小径管(5b)内に冷却水が流通するように構成されたオイルクーラ内蔵ラジエータ。 - 請求項1において、
大径管(5a)および小径管(5b)が断面円形のパイプからなり、両管の間にインナーフィン(7) が介装されたオイルクーラ内蔵ラジエータ。 - 請求項1において、
大径管(5a)および小径管(5b)が断面方形のパイプからなり、両管の間にインナーフィン(7) が介装されたオイルクーラ内蔵ラジエータ。
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JP2002042265A JP4126406B2 (ja) | 2002-02-19 | 2002-02-19 | オイルクーラ内蔵ラジエータ |
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KR20150078516A (ko) * | 2013-12-31 | 2015-07-08 | 한라비스테온공조 주식회사 | 차량용 쿨링모듈 |
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