JPS6137993Y2 - - Google Patents

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JPS6137993Y2
JPS6137993Y2 JP3167781U JP3167781U JPS6137993Y2 JP S6137993 Y2 JPS6137993 Y2 JP S6137993Y2 JP 3167781 U JP3167781 U JP 3167781U JP 3167781 U JP3167781 U JP 3167781U JP S6137993 Y2 JPS6137993 Y2 JP S6137993Y2
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JP
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flange
tank
tube
piece
plate
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JP3167781U
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JPS57145179U (ja
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  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は熱交換器の改良に関するもので、自動
車の暖房用ヒータコア、エンジン冷却用ラジエー
タ等に用いて好適なものである。
従来、この種の熱交換器においては、第1図に
示すようにチユーブへの流体の分配、集合の作用
を行なうタンク5を樹脂製とし、この樹脂製タン
ク5と、チユーブの両端を保持固定するヘツダー
プレート3とを弾性シール材10を介してめ結
合することにより、半田付を廃止して作業環境の
改善、組付工数の低減等の効果を得るようにした
ものが提案されている。
ところが、この第1図図示の従来構造では、ヘ
ツダープレート3の突起3a部をプレスにてめ
る際に、必ずヘツダープレート3の外周部を下方
から支持しなければならず。そのためプレートフ
イン2の端面はヘツダープレート3の外周端面よ
り必ずD寸法だけ内側に設定しなければならず。
D部はデツトスペースとなるので、放熱性能の低
下をきたしたり、あるいは外形形状が大きくなつ
てしまうという欠点がある。
また、第2図に示すごとくタンク5に係止片5
aを一体成形し、この係止片5aにヘツドプレー
ト3にあけた穴3bを嵌合するようにしたものも
従来提案されているが、この従来構造では組付時
にタンク5を弾性変形させる必要があるので、タ
ンク5の樹脂材料としてはある程度の弾性が必要
であり、一方使用状態では弾性シール材10の反
発力による剪断力が係止片5aの付根部に常時か
かるとともに、内部流体(エンジン冷却水等)の
圧力がタンク5にかかるので、タンク5の樹脂材
料としてはこれらの負荷に耐え得る強度、剛性が
必要となり、弾性と強度とは相反する傾向にある
ので、材料の選定が極めて難しいという欠点があ
る。
本考案は上記点に鑑みてなされたもので、フイ
ン端面にデツドスペースを設ける必要がなく、し
かもタンク樹脂材料の選定に苦慮することなく容
易に製造できる熱交換器を提供することを目的と
する。
以下本考案を図に示す実施例について説明す
る。図面は本考案を自動車用空調装置の温水放熱
器に適用した場合を示すもので、第3図〜第7図
において、1はアルミニウム製のチユーブで、断
面形状が円形の丸形チユーブあるいは断面形状が
楕円形になつている楕円チユーブが用いられてい
る。このチユーブ1の肉厚は通常0.3〜1.0mm程度
である。2はこのチユーブ1と熱的結合している
アルミニウム製のプレートフインで、チユーブ1
が挿通されるカラー部2aが形成されており、そ
の板厚は通常0.1〜0.3mm程度である。3,4はそ
れぞれチユーブ1の両端部が保持固定されている
アルミニウム製のヘツダープレートで、チユーブ
1の両端部が挿通されるカラー部7を有してい
る。ヘツダープレート3,4に板厚は通常1.0〜
2.0mm程度である。5,6は66ナイロン等の樹脂
からなるタンクで、その開口端部には全周にわた
つて鍔部8一体成形してあり、この鍔部8と前記
ヘツダープレート3,4の外周溝部9との間に断
面円形のゴム製の弾性シール材10が配置されて
いる。一方のタンク5には仕切板5cが一体成形
されており、この仕切板5cにより内部空間が二
分割されている。そして、上記タンク5には、そ
の二分割された内部空間の一方に連通するように
入口パイプ5dが、また内部空間の他方側に連通
するように出口パイプ5eがそれぞれ一体成形さ
れている。チユーブ1とプレートフイン2との
間、チユーブ1とヘツダープレート3,4との間
はそれぞれチユーブ1の拡管によつて固定されて
いる。前記ヘツダープレート3,4の外周溝部9
の外縁端9aには矩形状の穴11を有する突片1
2が一体形成されており、一方樹脂製タンク5,
6の鍔部8には突片12が挿入され貫通する穴1
3があけられているとともに、前記外縁端9aが
嵌合する溝14が形成されている。
15は樹脂からなる固定片で、タンク5,6の
長辺方向の側面に配置されるものであり、複数の
テーパー状爪部15aと連結部15bとが一体成
形されており、更に爪部15aの底面には抜け止
め用の突部15cが形成されている。この突部1
5cは鍔部8の上面の凹部8aに嵌合するように
なつている。16は同様の固定片で、爪部16a
および抜け止め用突部(図示せず)を有してお
り、タンク5,6の短辺方向の側面に配置され
る。
タンク5,6とヘツダープレート3,4との組
付は、ヘツダープレート3,4の突片12を第7
図の矢印Aのようにタンク5,6の鍔部8の穴1
3に挿入貫通した後、突片12の穴11に固定片
15の爪部15aおよび固定片16の爪部16a
を第7図の矢印Bのようにタンク側方から圧入す
るだけでよい。
すなわち、爪部15a,16aは第5図に示す
ごとく鍔部8の上面に設けられた凹部8aに嵌合
して、固定片15,16の抜け止めが行なわれ、
またこれと同時に爪部15a,16aの上面に設
けられたテーパ面が突片12の穴11の上縁に当
接して楔の作用を果すので、鍔部8が第5図の下
方に押圧され、弾性シール材10を圧接するの
で、充分なシール機能を確保できる。
上記のごとく組付けられた熱交換器では、エン
ジン冷却水が入口パイプ5dからタンク5の一方
の空間内に流入し、ここから第3図の左側半分の
チユーブ1群を通つてタンク6に至り、このタン
ク6でエンジン冷却水がUターンして第3図右側
半分の残余のチユーブ1群を通つてタンク5の他
方の空間に流入し、出口パイプ5eから外部へ流
出する。高温(80〜90℃)のエンジン冷却水はチ
ユーブ1を通過する時、プレートフイン2を介し
て送風空気と熱交換し、送風空気を加熱する。こ
こで加熱された温風は車室内へ吹出されて車室の
暖房に供される。
本考案は上述の実施例に限定されることなく、
種々な態様で実施し得るものであり、例えば第5
図の破線イに示すごとく固定片15,16の爪部
15aの上面をテーパ面でなく底面と平行な面と
することもできる。
また、第8図に示すごとく爪部15aの底面と
鍔部8の上面の両方をテーパー面としてもよい。
また、固定片15の複数の爪部15aを連結部
15bで連結せずに個々独立に形成してもよい。
また、抜け止め用の突部15cと凹部8aの形
状は矩形状に限らず、断面三角状等の他の形状で
もよい。また、突部15cを鍔部8側に、凹部8
aを爪部15a側に設けてもよいことはもちろも
である。
また、ヘツダープレート3,4の突片12を挿
入するための穴13を鍔部8に設けるのを廃止
し、突片12を鍔部8の外周端に沿つて鍔部8上
方へ突出するような構成としてもよい。
上述したように本考案によれば、ヘツダープレ
ート3,4の突片12の穴11に、タンク側方か
ら固定片15,16の爪部15a,16aを嵌合
係止することにより、ヘツダープレート3,4と
タンク5,6を組付けることができるので、組付
時にヘツダープレート3,4をその下方から支持
する必要がなく、そのためヘツダープレート下方
にデツドスペースが生じことがなく、プレートフ
イン2をヘツダープレート3,4とほぼ同じ大き
さまで拡大することができ、従つて小型な形状で
放熱性能を向上できるという効果が得られる。
しかも、組付に際して樹脂タンク自身に特別な
弾性を必要としないので、樹脂タンクの材料選定
が容易であり、熱交換器の設計製造が容易である
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はそれぞれ従来構造を示す
要部断面図、第3図は本考案を適用する熱交換器
の一例を示す一部破断斜視図、第4図は第3図図
示のタンク5部分の斜視図、第5図は第4図のM
−M断面図、第6図は第4図のN−N断面図、第
7図は第4図〜第6図の要部の分解斜視図、第8
図は本考案の他の実施例を示す要部断面図であ
る。 1……チユーブ、2……プレートフイン、3,
4……ヘツダープレート、5,6……樹脂製タン
ク、8……鍔部、10……弾性シール材、11…
…穴、12……突片、15,16……固定片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. チユーブの両端を保持固定するヘツダープレー
    トと、樹脂製タンクとを弾性シール材を介して機
    械的に結合する熱交換器において、前記樹脂製タ
    ンクの開口端に鍔部を設けるとともに、前記ヘツ
    ダープレートの周縁部に穴を有する突片を設け、
    この突片を前記鍔部の上面側に突出させ、この突
    片の穴に固定片を圧入することにより前記鍔部に
    押圧力が作用するよう構成して、前記ヘツダープ
    レートと前記樹脂製タンクの結合を行なうことを
    特徴とする熱交換器。
JP3167781U 1981-03-06 1981-03-06 Expired JPS6137993Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP3167781U JPS6137993Y2 (ja) 1981-03-06 1981-03-06

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JP3167781U JPS6137993Y2 (ja) 1981-03-06 1981-03-06

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57145179U JPS57145179U (ja) 1982-09-11
JPS6137993Y2 true JPS6137993Y2 (ja) 1986-11-04

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ID=29829093

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JP3167781U Expired JPS6137993Y2 (ja) 1981-03-06 1981-03-06

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KR100484628B1 (ko) * 2001-11-14 2005-04-22 모딘코리아 유한회사 열교환기의 서포트 변형방지구조

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JPS57145179U (ja) 1982-09-11

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