JP2543442Y2 - 車両の握り棒構造 - Google Patents

車両の握り棒構造

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JP2543442Y2
JP2543442Y2 JP1990088665U JP8866590U JP2543442Y2 JP 2543442 Y2 JP2543442 Y2 JP 2543442Y2 JP 1990088665 U JP1990088665 U JP 1990088665U JP 8866590 U JP8866590 U JP 8866590U JP 2543442 Y2 JP2543442 Y2 JP 2543442Y2
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JP
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grip bar
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height
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JP1990088665U
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JPH0446936U (ja
Inventor
憲一 羽田
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近畿車輛株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、鉄道車両等における車内安全のための握り
棒に関する。
(従来の技術) この種の握り棒は、人が立って乗れる主として乗合車
両の側壁に添ってロングシートを配した車両に採用され
ている。このタイプの従来車両の車両の内観例を第7図
に示すが、通勤形車両をはじめとする多くの車両に採用
される車室内諸設備の配置は概略これに類するものであ
る。これについて述べると、ロングシートc両端のコー
ナー部に床或いは側壁下部から天井に達する柱状の握り
棒aが設けられている。この握り棒aは車両の側壁に片
持ち支持されたシート両端の肘掛けe、網棚fの両端支
持部材とも連結されて車両の横断方向垂直平面上に位置
し、シート部cと出入口扉dの通路との仕切りをもなし
ている。尚、gはシート部c両端の握り棒aの間に架設
された吊り革群である。
(考案が解決しようとする課題) 上記のように各ロングシートの両端部に設置される床
位置から天井に達する握り棒は、車内を車両長手方向に
見渡す際に、握り棒が林立して目障りとなり、車内の広
々とした感じを損なうので、乗客に不快感をもたらす。
本考案は、視界を妨げることなく、乗客の安全上より
効果的な握り棒を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案は、人が立って乗れる車両の側壁に沿ったシー
トの設置スペース部に、車両を横断する方向の垂直平面
上に位置する握り棒を配設した車両の握り棒構造におい
て、車室高さおよび側窓高さの略中間高さで側壁からシ
ート設置スペース内端にまで延び、この位置にて下向き
に屈曲され下端をシート部ないし床面或いは側壁下部に
達する鉤状の握り棒を設けたことを特徴とするものであ
る。
(作用) 本考案によれば、握り棒はシート部または床面或いは
側壁下部から垂直方向に立ち上がり、人が立って乗れる
車両の車室高さおよび側窓高さの略1/2高さで水平方向
に屈曲して側壁に達するので、座っている人、立ってい
る人のいずれの目の高さからも外れ、車内を車両の長手
方向に見渡すのに目障りとならないので、車内の明るく
広い感じが損なわれず、乗客に爽快感を与えることがで
きる。また握り棒は吊り革に届かない背丈の人も利用で
きる上、それを握る人のふらつきを防止しやすい高さに
あるので、乗客の安全を確保しやすい。
(実施例) 第1図〜第6図は、通勤形車両に多用されるシートの
縦形配置車両に適用した実施例であって、図に示すよう
に、人が立って乗れる車両の車体側壁11に複数箇所設け
られる出入口扉5、5……の間の側窓6の真下に車両の
前後方向に配置されたロングシート4の両端部に袖仕切
り2と中間部に中間袖仕切り3を設け、各袖仕切り2、
3の上部から握り棒1の垂直部1aを立ち上がらせ、車室
高さおよび側窓6の高さの略1/2の位置で側壁方向に屈
曲して水平部1bが側壁11の面に固定される。
握り棒1の垂直部1aは、立っている乗客の車両の揺れ
に対しての支持棒となり、吊り革に手の届かない子供の
握り棒としても役立つ。また立ち座りの際の支えとし
て、特に老人には有効なものである。シルバーシートを
指定するに当たっては、この握り棒1の側位置をその対
象にすることでシルバーシートに相応しいものとなる。
握り棒1の水平部1bは立っている乗客の略背中の位置
であるので、扉付近に立つ乗客がもたれても座席に座っ
ている乗客に支障を与えることもなく、ラッシュ時の混
雑でトラブルを発生させることも防御される。
本実施例においては、握り棒1の垂直部1aは丸棒状に
形成して握るための用に供するに適合させ、水平部1bは
平棒状に形成して背もたれの用に供するに適合させてい
る。
第2〜第5図は、車両側窓6を背にして設置される7
人掛けロングシート4に握り棒1を付設した場合を示
し、ロングシート4の両端部に袖仕切り2を設け、さら
に7人掛けシートを3対4の比率に分ける位置に中間袖
仕切り3を設け、各袖仕切り2、3の内端から握り棒1
の垂直部1aを立ち上がらせ、水平部1bを側壁11または側
窓6の中間部に固定させている。
このようにロングシート4の中間に中間袖仕切り3を
設けることによって、これを境に3人掛け、4人掛けが
明確になるので、座席定員が守られ快適な車内環境を保
つことができる。
第6図は、握り棒1の下部の指示を側壁11下部で支持
した場合を示し、この場合にはシートの形状・寸法にか
かわらず単独で設けることができ、また座席位置より内
側に握り部分が設置されることにもなり、立っている人
が揺れを支える支持棒としての効果が高まる。
(考案の効果) 本考案によれば、握り棒はシート部ないし床面或いは
側壁から垂直方向に立ち上がり、立って乗れる車両の車
室高さおよび側窓高さの略1/2高さで水平方向に屈曲し
て側壁に達するので、座っている人、立っている人のい
ずれの目の高さからも外れ、車内を車両の長手方向に見
渡すのに目障りとならないので、車内の明るく広い感じ
が損なわず、乗客に爽快感を与えることができる。また
握り棒は吊り革に届かない背丈の人も利用できる上、そ
れを握る人のふらつきを防止しやすい高さにあるので、
乗客の安全を保持しやすい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例による握り棒を設置した車両内
部の景観図、第2図は実施例のシート部分を中心とした
平面図、第3図は同正面図、第4図は同側面図、第5図
は中間袖仕切り部の側面図、第6図は握り棒の取付け位
置を変えた場合の側面図、第7図は従来例による車両内
部の景観図である。 1……握り棒 1a……握り棒垂直部 1b……握り棒水平部 2、3……袖仕切り 4……シート 6……側窓 11……側壁

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】人が立って乗れる車両の側壁に沿ったシー
    トの設置スペース部に、車両を横断する方向の垂直平面
    上に位置する握り棒を配設した車両の握り棒構造におい
    て、 車室高さおよび側窓高さの略中間高さで側壁からシート
    設置スペース内端にまで延び、この位置にて下向きに屈
    曲され下端をシート部ないし床面或いは側壁下部に達す
    る鉤状の握り棒を設けたことを特徴とする車両の握り
    棒。
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JPH0446936U JPH0446936U (ja) 1992-04-21
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