JP3043281U - 旅客車両 - Google Patents

旅客車両

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JP3043281U
JP3043281U JP1997001866U JP186697U JP3043281U JP 3043281 U JP3043281 U JP 3043281U JP 1997001866 U JP1997001866 U JP 1997001866U JP 186697 U JP186697 U JP 186697U JP 3043281 U JP3043281 U JP 3043281U
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JP
Japan
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floor
passenger
passengers
passenger vehicle
outer shell
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JP1997001866U
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English (en)
Inventor
博彦 柿沼
正継 岡崎
巌 佐藤
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Hokkaido Railway Co
Original Assignee
Hokkaido Railway Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 乗客は夜行帯に限らず昼行帯にも、他の乗客
に煩わされることなく適宜横になって休むことができる
ので、ゆったりとした快適な旅ができる。また乗車定員
を最大限確保することもできる。 【解決手段】 旅客車両の客室15は、台車を有する構
体2に設けた床部5を含む外郭体4により形成してあ
る。床部5には通路部18を残して一階床体16が設け
てあり、一階床体16の上方には二階床体19が設けて
ある。一階床体16と二階床体19との間は手摺付き階
段23により連通してある。一階床体16と二階床体1
9の床面はカーペット材により覆ってある。一階床体1
6および二階床体19内は仕切りカーテンにより仕切る
ことができ、二階床体19は通路部18に沿って設けた
遮蔽カーテンにより覆うことができるようにしてある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は旅客車両に関し、特に昼間帯時走行の昼行帯および夜間帯時走行の夜 行帯の両方の時間帯に乗客の適宜の選択により座った状態でも寝た状態でも利用 することができる床体を上、下2段に設けた旅客車両に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、旅客車両にはベンチ型のボックス椅子席を設けた一般車両と、長距離夜 行用として上、下2段あるいは3段に寝台を設けた寝台車とが一般に使用されて おり、特殊な車両として高齢者や団体の使用に適するように床部をカーペット敷 きに構成したカーペット敷き車両も知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上述した従来の各種旅客車両のうち、ベンチ型椅子席のものは乗客の 年令や体調によっては長距離乗車に適さない面がある。また、寝台車は夜行帯で の使用を主目的に構成したものであることから、昼行帯に椅子席に変えて長時間 使用することには適さない面がある。更に、カーペット敷き車両は乗客が横にな るスペースを考慮して乗車人数を決めなければならないため、乗車効率が悪いと いう欠点があるし、寝る人と起きている人が混在するために静かに休息すること ができないという欠点がある。
【0004】 本考案は上述した従来技術の欠点および問題点に鑑みなされたもので、既存の 車両を改造することにより安価な改造費で製造することができるし、定員を最大 限確保することができるので乗車効率がよく、また乗客は夜行帯に限らず昼行帯 にも適宜横になって休むことができるので、ゆったりとした疲れない快適な旅が できる旅客車両を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】 上述した課題を解決するために構成された本考案の手段は、台車を有する構体 と、該構体に設けた床部および外郭体により形成した客室とを有する旅客車両に おいて、前記床部に通路部を残して一階床体を設け、前記床部および外郭体に支 持させることにより該一階床体の上方に二階床体を設け、前記客室の長手方向に 所定間隔離間して前記一階床体と二階床体との間を連通し、かつ該一階床体の間 仕切りとなる複数の階段を設け、前記一階床体および二階床体の各床面にはカー ペット体をそれぞれ被着したものからなる。
【0006】 そして、前記一階床体および/または二階床体上の空間は複数の仕切りカーテ ンにより仕切ることができるように構成することにより、乗客はプライバシーが 守られるし、静かに休憩をとることができる。
【0007】 そして、前記階段には昇降用手摺を設けた構成にするとよい。こうすることに より、走行中においても高齢者や子供が階段を安全に昇降することができる。
【0008】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を図面に基づき詳述する。図において、1は車両を 構成する車体、2は該車体1を構成し、鋼材を組み合わせた構体骨組からなる構 体で、該構体2の下部には台車3、3が設けてある。4は前記構体2に設けた外 郭体で、該外郭体4は構体2の上部に設けた床部5と、該複数の窓6、6、・・ が形成してある側部7と、屋根部8と、側部7および屋根部8の両端に設けられ 、出入口9Aが夫々形成してある外妻9、9と、該各外妻9の内側に設けられ、 外郭体4の一側に喫煙所10および更衣室11を画成する一側内妻12、外郭体 4の他側に洗面所等13を画成する他側内妻14とから構成してあり、一側内妻 12と他側内妻14とによって画成される外郭体4の内部は客室15になってい る。
【0009】 16は前記客室15に配設した一階床体を示す。該一階床体16は複数の横梁 上に複数の腰掛受を架設し、該腰掛受上にベニヤ板からなる床板を敷設すること により床部5より幅狭で床面16Aが平坦な縦長の厚板体に構成してあり、長手 方向の中間位置には靴脱ぎ部17が冂状に設けてある。そして、一階床体16を 床部5の幅方向一側に設けることによって、床部5の他側は通路部18としてあ る。
【0010】 19は前記一階床体16の上方に配設した二階床体を示す。該二階床体19は 床部5と屋根部8との間に立設した複数本の柱20、20、・・と、該柱20、 20、・・と側部7との間に複数本の横梁を架設し、該横梁上に複数の腰掛受を 架設し、該腰掛受上にベニヤ板等からなる床板を敷設することにより構成した床 本体21とによって、一階床体16より幅狭で床面19Aが平坦な長方の厚板体 に構成してあり、該床本体21の外縁に沿って金属パイプ製の安全柵22が立設 してある。また、床本体21によって各窓6が塞がれて採光が損なわれることが ないように考慮し、かつ一階床体16上の乗客が立った姿勢で行動ができるよう に、床本体21の高さは窓6の上部寄りの位置に設定してある。
【0011】 23、23は前記二階床体19と一階床体16とを連通する複数の手摺付き階 段を示す。該各手摺付き階段23は一対の側板24A、24Aと、該一対の側板 24A、24A間に架設した複数枚の踏み板24B、24B、・・・とから構成 した階段本体24と、各側板24Aに沿って立設した一対の手摺25、25とか ら構成してある。そして、手摺付き階段23は客室15の長手方向に所定間隔離 間し、かつ客室15と直交する方向に向けて一階床体16と二階床体19との間 に連設してあり、各手摺付き階段23は一階床体16内を複数のブースに画成す る間仕切りを兼ねている。
【0012】 また、26は客室15の中間に位置して設置した他の手摺付き階段を示す。該 手摺付き階段26は前述した手摺付き階段23と同様の構成からなるが、前述し た靴脱ぎ部17に続けて一階床体16から二階床体19に設けてあり、かつ二階 床体19側に一段分食い込んだ状態で設けてある。そして、これら手摺付き階段 23、26の下側の一階床体16は荷物置場として使用することができるように なっている。
【0013】 更に、27は前記一階床体16の床面16Aに被着した一階カーペット体で、 該一階カーペット体27は公知のカーペット材を接着手段により貼着して形成し てある。また、28は前記二階床体19の床面19Aに被着した二階カーペット 体で、該二階カーペット体28も公知のカーペット材を接着手段により貼着して 形成してある。そして、一階床体16および二階床体19の各床面16A、19 Aにカーペット体27、28を設けることにより、乗客は昼夜の別や時間に関係 なく座ることも、横になることも自由に選択することが可能であるし、更には他 の乗客の動きや話し声に影響されることなく寝ることも可能である。
【0014】 なお、図中29、29、・・はプライバシー保護のために一階床体16のブー スを複数に仕切る仕切りカーテンで、該各仕切りカーテン29は二階床体19の 床本体21に設けたカーテンレールに吊設してある。30、30、・・・は同様 の目的から二階床体19のブースを複数に仕切る仕切りカーテンで、該各仕切り カーテン30は屋根部8に設けたカーテンレールに吊設してある。、また31、 31は二階床体19の安全柵22に沿って外郭体4から吊設した遮蔽カーテンで 、該各遮蔽カーテン31は乗客が安眠できるように通路部18側の明りや音等を 遮蔽することを目的とするものである。
【0015】 本実施の形態に係る旅客車両は上述の構成からなるもので、既存の旅客車両の 内部を改造することにより構成できるから、安い改造費で改造することができる 。そして、客室15には一階床体16の他に二階床体19が常設してあり、二階 床体19の床面19Aはカーペット体28で覆ってあるから、乗客は昼間帯にお いても随時横になって休息や睡眠を取ることができる。また、乗客は一階床体1 6と二階床体19の両方に収容することができるから、乗車定員を最大限確保す ることができる。
【0016】 しかも、一階床体16および二階床体19には仕切りカーテン29、30をそ れぞれ設けてあり、二階床体には通路部18側に沿って遮蔽カーテン31を設け てあるから、乗客はプライバシーが守られるし、静かで快適な旅行を楽しむこと ができる。
【0017】
【考案の効果】
本考案は以上詳述した如く構成したから、下記の諸効果を奏する。 (1)一階床体および二階床体は既存の車両を改造することで設置できるから、 安価な改造費で製造することができる。 (2)客室に一階床体に加えて二階床体を設け、各床体の床面はカーペット体に より覆った構成にしたから、乗客は一階および二階のいずれの床体を利用して休 息することができるし、睡眠を取る乗客は二階床体を利用することにより他の乗 客に煩わされることなく静かな睡眠時間を持つことができる。また、夜行帯に限 らず昼行帯にも適宜横になって寝ることができるので、ゆったりと、疲れない快 適な旅ができる。 (3)客室に一階床体に加えて二階床体を設けた構成にしたから、乗客が横にな るためのスペースを考慮しても、乗車定員を最大限確保することができる。 (4)一階床体と二階床体を連通する階段により一階床体内は複数のブースに仕 切られた状態になるから、各ブース内の乗客は他の乗客に煩わされることなく旅 行を楽しむことができる。また、階段下は荷物置場として使用することができる から、階段を設置することにより一階床体のスペースが損なわれることもなく、 客室内を有効に使用することができる。 (5)一階床体および/または二階床体には仕切りカーテンを設置することによ り、乗客のプライバシーを守ることができるし、乗客は静かで快適な旅行を楽し むことができる。 (6)一階床体と二階床体を連通する階段には昇降用手摺を設けた構成にするこ とにより、車両の走行中でも高齢者や子供等は階段を安全に昇降することができ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施の形態に係る旅客車両を中間を省
略して示す平面図である。
【図2】図1中のII−II矢示方向断面図である。
【図3】図1中のIII−III矢示方向断面図であ
る。
【図4】客室内の構成を示す旅客車両の部分斜視図であ
る。
【符号の説明】
2 構体 3 台車 4 外郭体 5 床部 15 客室 16 一階床体 16A 床面 18 通路部 19 二階床体 19A 床面 23、26 手摺付き階段 27、28 カーペット材
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年6月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台車を有する構体と、該構体に設けた床
    部および外郭体により形成した客室とを有する旅客車両
    において、前記床部に通路部を残して一階床体を設け、
    前記床部および外郭体に支持させることにより該一階床
    体の上方に二階床体を設け、前記客室の長手方向に所定
    間隔離間して前記一階床体と二階床体との間を連通し、
    かつ該一階床体の間仕切りとなる複数の階段を設け、前
    記一階床体および二階床体の各床面にはカーペット体を
    それぞれ被着したことを特徴とする旅客列車。
  2. 【請求項2】 前記一階床体および/または二階床体上
    の空間は複数の仕切りカーテンにより仕切ることができ
    るように構成してある請求項1記載の旅客車両。
  3. 【請求項3】 前記階段には昇降用手摺が設けてある請
    求項1記載の旅客車両。
JP1997001866U 1997-03-03 1997-03-03 旅客車両 Expired - Lifetime JP3043281U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015174507A (ja) * 2014-03-13 2015-10-05 九州旅客鉄道株式会社 軌道観光列車の車窓構造
JP2015199422A (ja) * 2014-04-08 2015-11-12 九州旅客鉄道株式会社 軌道車両及びその窓枠構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015174507A (ja) * 2014-03-13 2015-10-05 九州旅客鉄道株式会社 軌道観光列車の車窓構造
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