JP3080823U - 旅客寝室構造 - Google Patents

旅客寝室構造

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JP3080823U
JP3080823U JP2001001881U JP2001001881U JP3080823U JP 3080823 U JP3080823 U JP 3080823U JP 2001001881 U JP2001001881 U JP 2001001881U JP 2001001881 U JP2001001881 U JP 2001001881U JP 3080823 U JP3080823 U JP 3080823U
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bedroom
passenger
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sections
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JP2001001881U
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Inventor
喜美雄 山口
Original Assignee
サンレイ空調株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 上段への昇降を安全に行うことができ、上段
においても寝室外の床面を利用することができる旅客寝
室構造を提供することを目的とする。 【解決手段】 本考案の旅客寝室構造1は、下段寝室2
A及び上段寝室2Bが設けられた区画1Aを複数隣接さ
せてなり、区画1Aの一方壁面1aに下段寝室2Aの出
入口2Aaを形成すると共に、区画1Aの他方壁面1b
に上段寝室2Bの出入口2Baを形成し、区画1Aの下
段寝室2Aにおける他方壁面1bに、上段寝室2Bに昇
降するための踏面付階段3を設けたものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、上段への昇降を安全に行うことができ、上段においても寝室外の床 面を利用することができる旅客寝室構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば船や鉄道における旅客の寝室構造は、後述する実施例で比較する 図5(b)及び図6(b)に示すように、上下二段にベッドBを配置し、所定数 のベッドBの配置された空間を一区画としている。
【0003】 図5(a)における旅客の寝室構造11は、上下二段に一個ずつ紙面同方向に ベッドBを載置した空間を一区画11Aとして、この区画11Aを隣接させてい る。図5(b)における一区画11Aでは、ベッドBを配置するスペースを紙面 左方向の壁面に寄せて配置し、紙面右方向は移動空間Pとし、移動空間Pの床面 には例えば上段寝室へ昇降するための梯子Hが載置されている。この梯子Hは、 ベッドBを載置した方向に掛けられていたり、移動空間Pの紙面奥側の壁面に掛 けられている。
【0004】 図6(b)における旅客寝室構造21は、上下二段に二個ずつ紙面左右方向に ベッドBを載置した空間を一区画21Aとして、この区画21Aを隣接させてい る。図6(b)における一区画21Aでは、ベッドBを配置するスペースを紙面 左右方向の壁面に寄せて配置し、紙面左右方向の壁面間の中央部は移動空間Pと し、移動空間Pの床面には例えば上段寝室へ昇降するための梯子Hが載置されて いる。この梯子Hは、移動空間Pの紙面奥側の壁面に掛けられている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来の旅客寝室構造は、上段に昇降するための梯子が 手すり梯子であったため、また、その手すり梯子が床面と直角に近い角度で掛け られていたため、老人や子供、女性、身体障害者の昇降に危険が伴うといった問 題あった。従って、旅客として上段を希望する者が少なく、客付きが悪いといっ た副次的な問題も生じていた。
【0006】 また、上記した従来の旅客寝室構造は、下段には移動空間の床面が存在するか ら、この床面に荷物や履き物などを自分の手近に置いておくことができるが、上 段は、そのような床面が存在しないため、履き物などはどうしても下段の移動空 間の床面に置かざるを得ず、同様に上段の寝室に納まらない荷物は結果として下 段の移動空間の床面に置く必要が生じていた。
【0007】 従って、上段の寝室では、手近に荷物を置くために上段の寝室に荷物を持ち込 めば、寝室スペースが狭くなるという問題が生じ、上段の寝室を広く使おうとす ると荷物を下段の移動空間における床面に置かなくてはならず、置き引きされる 可能性があった。
【0008】 本考案は上記した問題点に鑑みてなされたものであり、上段への昇降を安全に 行うことができ、上段においても寝室外の床面を利用することができる旅客寝室 構造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本考案は、区画における下段の寝室の出入口を 一方壁面に、上段の寝室の出入口を他方壁面に形成し、下段の寝室における他方 壁面に踏面付階段を設けたのである。このようにすれば、梯子より安全に上段の 寝室に昇降することが可能となり、また踏面付階段の頂上部踏面を上段の寝室に おける床面として機能させることができる。
【0010】
【考案の実施の形態】
本考案の旅客寝室構造は、上段と下段とにそれぞれ寝室が設けられた区画を複 数隣接させてなる旅客寝室構造であって、区画の一方壁面に下段の寝室の出入口 を形成すると共に、区画の他方壁面に上段の寝室の出入口を形成し、区画の下段 の寝室における他方壁面に、上段の寝室に昇降するための踏面付階段を設けたも のである。
【0011】 すなわち、本考案の構成では、上段の寝室に昇降するために従来用いていた梯 子に代えて、踏面付階段を設けており、さらに、この踏面付階段を設けるにあた って、踏面付階段が下段の寝室の出入口を塞がないように、下段と上段の寝室の 出入口を区画の一方壁面と他方壁面にそれぞれ形成した。このようにすることで 、梯子よりは安全に昇降することが可能となると共に、上段の寝室では、踏面付 階段の頂上部踏面を、床面として使用することができる。
【0012】 また、本考案の旅客寝室構造は、上記した構成において、隣接する区画の、下 段の寝室の出入口同士、上段の寝室の出入口同士が、対向するように区画を配置 したものである。
【0013】 上記において、隣接する区画の、下段の出入口同士、上段の出入口同士、が対 向するように区画を配置する際、各区画における踏面付階段は、各区画のそれぞ れを結合した場合には、一区画あたりのスペース(上段の寝室の出入口間の間隔 )が広くすることができ、また、どちらか一方の区画の踏面付階段を省略した場 合は、単位面積当たりに多くの区画を配置することができる。
【0014】
【実施例】
以下に、本考案の旅客寝室構造の実施例について図面を参照して説明する。 図1〜図4に示すように、本考案の旅客寝室構造1は、ベッドBをその内部に 配置した、下段の寝室2A(以下、下段寝室2Aと記す)と上段の寝室2B(以 下、上段寝室2Bと記す)とが設けられた区画1Aを複数隣接させている。
【0015】 本実施例では、区画1Aの一方壁面1aには下段寝室2Aの出入口2Aaが形 成され、区画1Aの他方壁面1bには上段寝室2Bの出入口2Baが形成されて いる。そして、区画1Aの下段寝室2Aにおける他方壁面1bには、上段寝室2 Bに昇降するための踏面付階段3を設けている。
【0016】 また、本実施例では、踏面付階段3は、その頂上部の踏面が上段寝室2Bにお ける移動空間Pとしても機能している。なお、下段寝室2Aにおいては、後述す るように区画1Aを隣接させたときに下段寝室2A,2A間に生じる隙間が移動 空間Pとなる。
【0017】 そして、区画1Aを隣接させたときには、例えば本実施例では、隣接する区画 1A…の、下段寝室2A,2Aの出入口2Aa,2Aa同士、上段寝室2Bの出 入口2Ba,2Ba同士、が対向するように区画を配置する際、各区画1Aにお ける踏面付階段3は、区画1A,1Aのどちらか一方の踏面付階段3を省略して いる。
【0018】 このようにされた旅客寝室構造1は、図5及び図6に、従来の構造と比較して 次の作用効果を得ることができる。なお、図5(a)及び図6 (a)は本考案に よる旅客寝室構造1,1を、図5(b)及び図6(b)は従来の構造11,21 を、それぞれ示す。また、従来の構造11,21についての詳細説明は、前述し ているのでここでは省略する。
【0019】 図5(b)及び図6(b)に示す従来の旅客寝室構造11,21は、上段に昇 降するための梯子Hが手すり梯子であったため、また、その手すり梯子Hが床面 と直角に近い角度で掛けられていたため、老人や子供、女性、身体障害者の昇降 に危険が伴っていた。
【0020】 また、図5(b)及び図6(b)に示す旅客寝室構造11,21は、下段には 移動空間Pの床面が存在するから、この床面に荷物や履き物などを自分の手近に 置いておくことができるが、上段は、そのような床面が存在しないため、履き物 などはどうしても下段の移動空間Pの床面に置かざるを得ず、同様に上段の寝室 に納まらない荷物は結果として下段の移動空間Pの床面に置く必要が生じる。
【0021】 それに対して、図5(a)及び図6 (a)に示す本考案の旅客寝室構造1であ れば、上段寝室2Bへ昇降するために踏面付階段3を設けることで、老人や子供 、女性、身体障害者の昇降が梯子Hに較べては安全かつ容易となる。
【0022】 また、踏面付階段3の頂上部の踏面が、上段寝室2Bの移動空間Pとなり、こ の移動空間Pに上段寝室2Bに納まらない荷物や履き物などを載置することがで きるようになるから、手近に荷物を置くことができるようになり、また、寝室ス ペースを広く使うことができるようになる。
【0023】 従って、本考案の旅客寝室構造1であれば、上段寝室2Bを踏面付階段3を昇 降することを除いて、何ら下段寝室2Aと変わらない状況とすることができるか ら、今まで敬遠されていた老人や子供、女性、身体障害者の利用も見込まれ、客 付きがよくなることが見込まれる。
【0024】
【考案の効果】
以上のように、本考案の本考案の旅客寝室構造は、区画の一方壁面に下段の寝 室の出入口を形成すると共に、区画の他方壁面に上段の寝室の出入口を形成し、 区画の下段の寝室における他方壁面に、上段の寝室に昇降するための踏面付階段 を設けたので、梯子よりは安全に昇降することが可能となると共に、上段の寝室 では、踏面付階段の頂上部踏面を、床面として使用することができる。
【0025】 また、本考案の旅客寝室構造は、上記した構成において、隣接する区画の、下 段の寝室の出入口同士、上段の寝室の出入口同士が、対向するように区画を配置 したので、各区画における踏面付階段を、各区画のそれぞれを結合した場合は、 一区画あたりのスペース(上段の寝室の出入口間の間隔)が広くすることができ 、また、どちらか一方の区画の踏面付階段を省略した場合は、単位面積当たりに 多くの区画を配置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の旅客寝室構造の一区画を示す斜視図で
ある。
【図2】本考案の旅客寝室構造の二区画を隣接させた状
態を示す平面図である。
【図3】本考案の旅客寝室構造の二区画を隣接させた状
態を示す正面図である。
【図4】本考案の旅客寝室構造の区画を複数隣接させた
状態を示す正面図である。
【図5】(a)は本考案の旅客寝室構造の区画を複数隣
接させた状態を示す正面図、(b)は従来の旅客寝室構
造の区画を複数隣接させた状態を示す正面図である。
【図6】(a)は本考案の旅客寝室構造の区画を複数隣
接させた状態を示す正面図、(b)は従来の旅客寝室構
造の区画を複数隣接させた状態を示す正面図である。
【符号の説明】
1 旅客寝室構造 1A 区画 1a 一方壁面 1b 他方壁面 2A 下段寝室 2Aa (下段寝室の)出入口 2B 上段寝室 2Ba (上段寝室の)出入口 3 踏面付階段 B ベッド P 移動空間

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上段と下段とにそれぞれ寝室が設けられ
    た区画を複数隣接させてなる旅客寝室構造であって、区
    画の一方壁面に下段の寝室の出入口を形成すると共に、
    区画の他方壁面に上段の寝室の出入口を形成し、区画の
    下段の寝室における他方壁面に、上段の寝室に昇降する
    ための踏面付階段を設けたことを特徴とする旅客寝室構
    造。
  2. 【請求項2】 隣接する区画の、下段の寝室の出入口同
    士、上段の寝室の出入口同士が、対向するように区画を
    配置したことを特徴とする請求項1記載の旅客寝室構
    造。
JP2001001881U 2001-04-04 2001-04-04 旅客寝室構造 Expired - Lifetime JP3080823U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007013164A1 (ja) * 2005-07-29 2007-02-01 Denen Corporation バスとそれに使用される座席セル

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