JP3217524U - 居室構造体 - Google Patents
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Abstract
Description
また、上階の居室構造体の床面の高さが高くなると、使用者が荷物を上階の居室構造体に持ち上げるのが困難になることが考えられる。
本考案の目的は、上記のような欠点を解決しながらより広い居室空間を確保することができる居室構造体を提供することにある。
また、入口用凹部を設けることにより、使用者に恐怖心を抱かせたり荷物の持ち上げの負担を強いたりすることなく居室構造体の高さを高くすることが可能となり、より広い居室空間の確保が可能になる。
このように構成された本考案においては、入口用凹部の位置にはしごが取り付けられているので、上の居室構造体に使用者が登る際に入口用凹部まで登りやすくなり、上の居室構造体を使用しやすくなる。
このように構成された本考案においては、入口用凹部に接する入口面に入口開口が設けられているので、使用者が入口開口から内部居室空間へ入りやすくなる。
このように構成された本考案においては、入口用凹部が入口面の左右方向中央より左右いずれかにオフセットして配置されているので、使用者が入口用凹部に足を取られやすくなるなどの不具合が回避される。
このように構成された本考案においては、入口用凹部が設けられた側とは反対側にオフセットした位置にベッドが配置されているので、就寝時や起床時に使用者が入口用凹部に足を取られやすくなるなどの不具合が回避される。
このように構成された本考案においては、入口用凹部が設けられた側にオフセットした位置に、使用者の荷物を置くことが可能なスペースが設けられているので、使用者が内部居室空間に荷物を運んで荷物を管理することができるので、利便性が向上する。
このように構成された本考案においては、居室構造体の天井面に、上に積み重ねられる可能性のある居室構造体の入口用凹部に対応する凸部が設けられているので、居室構造体の上に前述の居室構造体を積み重ねると、下の居室構造体の凸部と上の居室構造体の入口用凹部とが互いに嵌まり合う。したがって、上の居室構造体が入口用凹部を有している場合にも、居室構造体を上下干渉なく積み重ねることが可能になる。
このように構成された本考案においては、使用者が内部居室空間で移動する際に凸部に頭部をぶつけるなどの不具合が回避される。
このように構成された本考案においては、入口開口が、凸部が設けられた側とは反対側にオフセットして配置されているので、使用者が入口開口から内部居室空間に入ったときに凸部に頭部をぶつけるなどの不具合が回避される。
このように構成された本考案においては、凸部が設けられた側にオフセットした位置にベッドが配置されているので、天井高さが低くなった部分を有効活用することができる。
このように構成された本考案においては、凸部が設けられた側とは反対側にオフセットした位置に、使用者の荷物を置くことが可能なスペースが設けられているので、使用者が内部居室空間に荷物を運んで荷物を管理することができ、利便性が向上する。
このように構成された本考案においては、入口面の内面に、テレビモニタが配置されているので、内部居室空間内の壁面スペースを有効活用することができる。
このように構成された本考案においては、居室構造体の内寸高さが130cm以上であるので、内部居室空間の高さが十分に確保され、内部居室空間の快適性が向上する。
このように構成された本考案においては、居室構造体の内寸横幅が130cm以上であるので、内部居室空間の幅が十分に確保され、内部居室空間の快適性が向上する。
このように構成された本考案においては、入口面のうち入口開口以外の部分が壁部で覆われているので、使用者が入口面の壁部にもたれてくつろぐことも可能になり、居室構造体の利便性が向上する。
このように構成された本考案においては、廊下面と設置面との間に荷物を収納可能な空間が形成されているので、下の居室構造体に更なる収納スペースが確保され、居室構造体の利便性が向上する。
図1は、本考案の一実施形態に係る居室構造体1が複数配置された状態を示す正面図である。この図1に示すように、居室構造体1は、上下に積み重ね可能に構成され、上側に配置される上側居室構造体2と、上側居室構造体2が上に積み重ねられて下側に配置される下側居室構造体4と、を有する。
これらの壁部6,8,10,12,14,16に囲まれた空間は、使用者が居室として使用する内部居室空間18であり、内部居室空間18の前面は、使用者が内部居室空間18へ入るための入口となる入口面を構成している。
入口用凹部20は、略直方体に形成され、本実施形態では、横幅w1が65cm、高さh1が50cm、奥行きd1が40cmに設定されている。
また、入口用凹部20の位置には、入口用凹部20の底面と下側居室構造体4が設置される床面Fとの間に、はしご24が設けられている。はしご24の右側の支柱24Aは、入口用凹部20の右側の壁部の前方に配置されている。そして入口用凹部20の両側には、前方壁部6に手すり25が設けられている。手すり25は、入口用凹部20の高さh1に対応する高さ範囲に設けられ、右側の手すり25Aは、はしご24の右側の支柱24Aと連続している。
ベッド26は、内部居室空間18において左右方向中央位置Aより、入口用凹部20が設けられた側とは反対側、つまり右側にオフセットして設置され、その長手方向が内部居室空間18の前後方向に沿うように配置されている。ベッド26の足側の端部と前方壁部6との間のスペースには、使用者が座ることができる、ベッド26のマットの厚さと同じ厚さのマット27が配置されている。
荷物置き場28は、内部居室空間18において左右方向中央位置Aより、入口用凹部20が設けられた側、つまり左側にオフセットして配置されている。
凸部46は、入口用凹部20と同様に略直方体に形成され、本実施形態では、横幅w3は、入口用凹部20の横幅w1に上側居室構造体2と下側居室構造体4の壁厚を加えて75cmに、凸部46の高さh3は、入口用凹部20の高さh1に上側居室構造体2と下側居室構造体4の壁厚を考慮して50cmに、凸部46の奥行きd3は、入口用凹部20の奥行きd1に上側居室構造体2と下側居室構造体4の壁厚を考慮して45cmに設定されている。
また、上側居室構造体2の入口用凹部20は、下側居室構造体4の凸部46に対応する位置に形成されているから、入口用凹部20から延びるはしご24は、下側居室構造体4において左右方向中央位置Bよりも凸部46設けられた側、より具体的には右側にオフセットした位置に配置され、前方壁部32の前方に配置されている。そしてはしごの右側の支柱24Aは、下側居室構造体4の右壁部38の前方に位置している。
ベッド50は、内部居室空間44において左右方向中央位置Bより、凸部46が設けられた側、つまり右側にオフセットして設置され、その長手方向が内部居室空間44の前後方向に沿うように配置されている。ベッド50の足側の端部と前方壁部32との間のスペースには、使用者が座ることができる、ベッド50のマットの厚さと同じ厚さのマット51が配置されている。
荷物置き場52は、内部居室空間44において左右方向中央位置Bより、凸部46が設けられた側とは反対側、つまり左側にオフセットして配置されている。
テレビモニタ54は、内部居室空間44において前方壁部32に対向する後方壁部34の内壁面に設置されている。また、テレビモニタ54が設けられた後方壁部34に対向する前方壁部32の内壁面には、使用者がテレビモニタ54を観るときに背をもたせかけることができる背もたれ55が設けられている。
テレビモニタ30でテレビを鑑賞する場合には、マット27に座り、背もたれ31に寄りかかって鑑賞することができる。
使用者が下側居室構造体4を使用する場合には、使用者は入口開口48から内部居室空間44に入り、荷物を荷物置き場52に置く。テレビモニタ54でテレビを鑑賞する際には、使用者はマット51に座って背もたれ55に寄りかかって鑑賞することができる。
上側居室構造体2の底壁部16に入口用凹部20が設けられているので、この上側居室構造体2を下側居室構造体4の上に配置した際、入口用凹部20の高さは、他の部分の底壁部16の高さより低くなる。よって、床面Fから上側居室構造体の入口用凹部20までの高さが低くなるから、使用者がはしご24を使用して上側居室構造体4に上がる際の恐怖心を低減することができる。また、床面Fから上側居室構造体4の入口用凹部20までの高さが低くなるので、使用者が荷物を入口用凹部20まで容易に持ち上げることができる。
また、入口用凹部20を設けることにより、使用者に恐怖心を抱かせたり荷物の持ち上げの負担を強いたりすることなく上側居室構造体4及び下側居室構造体2の高さを高くすることができるから、上側居室構造体4及び市側居室構造体2の内寸高さH1,H3をより高く設定することができ、より広い内部居室空間18,44を確保することができる。
入口用凹部20に接する入口面である前方壁部6に入口開口22が設けられているので、使用者が入口開口22から内部居室空間18へ入りやすくなる。
入口用凹部20は、前方壁部6の左右方向中央位置Aより左側にオフセットして配置されているので、内部居室空間18を上から見たときに入口用凹部20が内部居室空間18の端に配置されるから、使用者が内部居室空間18内を移動する際に入口用凹部20に足を取らやすくなるなどの不具合を回避することができる。
内部居室空間18内に、左右方向中央位置Aより、入口用凹部20が設けられた側、つまり左側にオフセットした位置に、荷物置き場28が設けられているので、使用者が内部居室空間18に荷物を運んで荷物を管理することができ、利便性が向上する。
入口開口48は、左右方向中央位置Bより、凸部46が設けられた側とは反対側、より具体的には左側にオフセットして配置されているので、使用者が入口開口48から内部居室空間44に入ったときに凸部46に頭部をぶつけるなどの不具合を回避することができる。
内部居室空間44内に、左右方向中央位置Bより、凸部46が設けられた側とは反対側、つまり左側ににオフセットした位置に、荷物置き場52が設けられているので、使用者が内部居室空間44に荷物を運んで管理することができるから、利便性が向上する。
内部居室空間内44の後方壁面34に、テレビモニタ54が配置されているので、内部居室空間44内の壁面スペースを有効活用することができる。
入口用凹部は、前述の実施形態では、前方壁部6に接する部分の左端の部分に約46%の横幅にわたって形成されていたが、これに限らず、例えば前方壁部6の全体に形成されていてもよく、要するに、底面のうち、入口面に接する部分の少なくとも一部に形成されていればよい。
入口用凹部及び凸部の平面視での形状は、前述の実施形態にような矩形に限らず、例えば平面視で直半円形や半楕円形等任意の形状を採用することができる。また、入口用凹部及び凸部の形状は、前述の実施形態のような直方体に限らず、例えば一方が傾斜面や湾曲面、階段面を有していてもよく、任意の形状を採用することができる。
入口開口以外の前面を壁部で必ずしも覆わなくてもよく、例えば前方壁面を設けず前面全体が開口となっていてもよい。
2 上側居室構造体
4 下側居室構造体
6,32 前方壁部(入口面)
16,42 底壁面(底面)
20 入口用凹部
22,48 入口開口
24 はしご
26,50 ベッド
28,52 荷物置き場
30,54 テレビモニタ
31,55 背もたれ
46 凸部
Claims (16)
- 上下に積み重ね可能な居室構造体であって、
前記居室構造体の内部居室空間へ入るための入口となる入口面と、
前記居室構造体の底面とを有し、
前記底面のうち、前記入口面に接する部分の少なくとも一部には、所定の奥行きにわたって他の部分の前記底面より低く配置された入口用凹部が設けられている、
ことを特徴とする居室構造体。 - 前記居室構造体が他の居室構造体の上に積み重ねられている状態で、
前記入口用凹部の位置には、前記他の居室構造体の接地面と前記入口用凹部とをつなぐはしごが取り付けられている、
請求項1に記載の居室構造体。 - 前記入口用凹部に接する前記入口面には、前記内部居室空間へ入るための入口開口が設けられている、
請求項1または請求項2に記載の居室構造体。 - 前記入口用凹部は、前記入口面の左右方向中央より左右いずれかにオフセットして配置されている、
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の居室構造体。 - 前記内部居室空間内には、前記入口面の左右方向中央より、前記入口用凹部が設けられた側とは反対側にオフセットした位置に、ベッドが配置されている、
請求項4に記載の居室構造体。 - 前記内部居室空間内には、前記入口面の左右方向中央より、前記入口用凹部が設けられた側にオフセットした位置に、使用者の荷物を置くことが可能なスペースが設けられている、
請求項4または請求項5に記載の居室構造体。 - 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の前記居室構造体を上に積み重ね可能な居室構造体であって、
前記居室構造体の天井面を有し、
前記天井面には、前記入口用凹部に対応する位置に、前記入口用凹部の形状に対応する形状の、前記内部居室空間内に突出する凸部が設けられている、
ことを特徴とする居室構造体。 - 前記凸部は、前記居室構造体の入口面の左右方向中央より左右いずれかにオフセットして配置されている、
請求項7に記載の居室構造体。 - 前記入口面に、前記内部居室空間へ入るための入口開口が設けられ、
前記入口開口は、前記入口面の左右方向中央より、前記凸部が設けられた側とは反対側にオフセットして配置されている、
請求項8に記載の居室構造体。 - 前記内部居室空間内には、前記入口面の左右方向中央より、前記凸部が設けられた側にオフセットした位置に、ベッドが配置されている、
請求項9に記載の居室構造体。 - 前記内部居室空間内には、前記入口面の左右方向中央より、前記凸部が設けられた側とは反対側にオフセットした位置に、使用者の荷物を置くことが可能なスペースが設けられている、
- 前記内部居室空間内には、前記入口面の内面に、テレビモニタが配置されている、
請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の居室構造体。 - 前記居室構造体の内寸高さは、130cm以上である、
請求項1から請求項12のいずれか1項に記載の居室構造体。 - 前記居室構造体の内寸横幅は、130cm以上である、
請求項1から請求項13のいずれか1項に記載の居室構造体。 - 前記入口面に、前記内部居室空間へ入るための入口開口が設けられ、
前記入口面は、前記入口開口以外の部分が壁部で覆われている、 - 請求項7から請求項11のいずれか1項に記載の居室構造体と、
前記居室構造体の入口面に隣接して配置された廊下と、を備え、
前記廊下の廊下面は、前記居室構造体の設置面よりも高く設置され、
前記廊下面と前記設置面との間には、荷物を収納可能な空間が形成される、
ことを特徴とする居室構造体配置構造。
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- 2018-03-26 JP JP2018001090U patent/JP3217524U/ja active Active
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