JP3217524U - 居室構造体 - Google Patents

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恵司 大石
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Abstract

【課題】上階の居室空間に入りやすく、荷物を容易に持ち上げることができるとともに、より広い居室空間を確保することができる居室構造体を提供する。【解決手段】居室構造体は、上下に積み重ね可能な上側居室構造体2において、居室構造体の内部居室空間へ入るための入口となる前方壁部6と、居室構造体の底壁部とを有し、底壁部のうち、前方壁部に接する部分の左端または右端に、所定の奥行きにわたって他の底壁部より低く配置された入口用凹部20が設けられている。【選択図】図1

Description

本考案は、例えばカプセルホテル等で使用される、居室を構成する居室構造体に関する。
従来、カプセルホテル等の宿泊施設や仮設居室空間として、内部に居室空間を有する居室構造体がある。例えば特許文献1に記載の居室構造体では、各居室構造体を上下に重ね合わせて、複数の居室空間を形成する。
特開2007−92374号公報
居室構造体は、使用者が快適に過ごせるように内部の居室空間をできるだけ広くすることが望ましい。しかしながらその一方で、居室空間を広く取るべく居室構造体の高さを高くすると、それに従って上階の居室構造体の床面の高さが高くなる。このため、上階の居室空間に入る際にはしご等を登る際、使用者が恐怖心を抱くことが考えられる。
また、上階の居室構造体の床面の高さが高くなると、使用者が荷物を上階の居室構造体に持ち上げるのが困難になることが考えられる。
本考案の目的は、上記のような欠点を解決しながらより広い居室空間を確保することができる居室構造体を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本考案の居室構造体は、上下に積み重ね可能な居室構造体であって、居室構造体の内部居室空間へ入るための入口となる入口面と、居室構造体の底面とを有し、底面のうち、入口面に接する部分の少なくとも一部には、所定の奥行きにわたって他の部分の底面より低く配置された入口用凹部が設けられている、ことを特徴としている。
このように構成された本考案においては、居室構造体の底面の少なくとも一部に入口用凹部が設けられているので、この居室構造体を他の居室構造体の上に配置した際、入口用凹部の高さは、他の部分の底面より低くなる。よって、床面から上の居室構造体の入口までの高さが低くなり、使用者がはしご等を使用して上の居室構造体に上がる際の恐怖心が低減される。また、床面から上の居室構造体の入口までの高さが低くなるので、使用者が荷物を上の居室空間に持ち上げるのが容易になる。
また、入口用凹部を設けることにより、使用者に恐怖心を抱かせたり荷物の持ち上げの負担を強いたりすることなく居室構造体の高さを高くすることが可能となり、より広い居室空間の確保が可能になる。
本考案において、好ましくは、居室構造体が他の居室構造体の上に積み重ねられている状態で、入口用凹部の位置には、他の居室構造体の接地面と入口用凹部とをつなぐはしごが取り付けられている。
このように構成された本考案においては、入口用凹部の位置にはしごが取り付けられているので、上の居室構造体に使用者が登る際に入口用凹部まで登りやすくなり、上の居室構造体を使用しやすくなる。
本考案において、好ましくは、入口用凹部に接する入口面には、内部居室空間へ入るための入口開口が設けられている。
このように構成された本考案においては、入口用凹部に接する入口面に入口開口が設けられているので、使用者が入口開口から内部居室空間へ入りやすくなる。
本考案において、好ましくは、入口用凹部は、入口面の左右方向中央より左右いずれかにオフセットして配置されている。
このように構成された本考案においては、入口用凹部が入口面の左右方向中央より左右いずれかにオフセットして配置されているので、使用者が入口用凹部に足を取られやすくなるなどの不具合が回避される。
本考案において、好ましくは、内部居室空間内には、入口面の左右方向中央より、入口用凹部が設けられた側とは反対側にオフセットした位置に、ベッドが配置されている。
このように構成された本考案においては、入口用凹部が設けられた側とは反対側にオフセットした位置にベッドが配置されているので、就寝時や起床時に使用者が入口用凹部に足を取られやすくなるなどの不具合が回避される。
本考案において、好ましくは、内部居室空間内には、入口面の左右方向中央より、入口用凹部が設けられた側にオフセットした位置に、使用者の荷物を置くことが可能なスペースが設けられている、
このように構成された本考案においては、入口用凹部が設けられた側にオフセットした位置に、使用者の荷物を置くことが可能なスペースが設けられているので、使用者が内部居室空間に荷物を運んで荷物を管理することができるので、利便性が向上する。
本考案において、好ましくは、前述の居室構造体を上に積み重ね可能な居室構造体であって、居室構造体の天井面を有し、天井面には、入口用凹部に対応する位置に、入口用凹部の形状に対応する形状の、内部居室空間内に突出する凸部が設けられている。
このように構成された本考案においては、居室構造体の天井面に、上に積み重ねられる可能性のある居室構造体の入口用凹部に対応する凸部が設けられているので、居室構造体の上に前述の居室構造体を積み重ねると、下の居室構造体の凸部と上の居室構造体の入口用凹部とが互いに嵌まり合う。したがって、上の居室構造体が入口用凹部を有している場合にも、居室構造体を上下干渉なく積み重ねることが可能になる。
本考案において、好ましくは、凸部は、入口面の左右方向中央より左右いずれかにオフセットして配置されている。
このように構成された本考案においては、使用者が内部居室空間で移動する際に凸部に頭部をぶつけるなどの不具合が回避される。
本考案において、好ましくは、入口面に、内部居室空間へ入るための入口開口が設けられ、入口開口は、入口面の左右方向中央より、凸部が設けられた側とは反対側にオフセットして配置されている。
このように構成された本考案においては、入口開口が、凸部が設けられた側とは反対側にオフセットして配置されているので、使用者が入口開口から内部居室空間に入ったときに凸部に頭部をぶつけるなどの不具合が回避される。
本考案において、好ましくは、内部居室空間内には、入口面の左右方向中央より、凸部が設けられた側にオフセットした位置に、ベッドが配置されている。
このように構成された本考案においては、凸部が設けられた側にオフセットした位置にベッドが配置されているので、天井高さが低くなった部分を有効活用することができる。
本考案において、好ましくは、内部居室空間内には、入口面の左右方向中央より、凸部が設けられた側とは反対側にオフセットした位置に、使用者の荷物を置くことが可能なスペースが設けられている、
このように構成された本考案においては、凸部が設けられた側とは反対側にオフセットした位置に、使用者の荷物を置くことが可能なスペースが設けられているので、使用者が内部居室空間に荷物を運んで荷物を管理することができ、利便性が向上する。
本考案において、好ましくは、内部居室空間内には、入口面の内面に、テレビモニタが配置されている。
このように構成された本考案においては、入口面の内面に、テレビモニタが配置されているので、内部居室空間内の壁面スペースを有効活用することができる。
本考案において、好ましくは、居室構造体の内寸高さは、130cm以上である。
このように構成された本考案においては、居室構造体の内寸高さが130cm以上であるので、内部居室空間の高さが十分に確保され、内部居室空間の快適性が向上する。
本考案において、好ましくは、居室構造体の内寸横幅は、130cm以上である。
このように構成された本考案においては、居室構造体の内寸横幅が130cm以上であるので、内部居室空間の幅が十分に確保され、内部居室空間の快適性が向上する。
本考案において、好ましくは、入口面に、内部居室空間へ入るための入口開口が設けられ、入口面は、入口開口以外の部分が壁部で覆われている。
このように構成された本考案においては、入口面のうち入口開口以外の部分が壁部で覆われているので、使用者が入口面の壁部にもたれてくつろぐことも可能になり、居室構造体の利便性が向上する。
本考案の居室構造体配置構造は、前述の居室構造体と、居室構造体の入口面に隣接して配置された廊下と、を備え、廊下の廊下面は、居室構造体の設置面よりも高く設置され、廊下面と設置面との間には、荷物を収納可能な空間が形成される、ことを特徴としている。
このように構成された本考案においては、廊下面と設置面との間に荷物を収納可能な空間が形成されているので、下の居室構造体に更なる収納スペースが確保され、居室構造体の利便性が向上する。
本考案の一実施形態に係る居室構造体が複数配置された状態を示す正面図である。 本考案の一実施形態に係る上側居室構造体の正面図である。 本考案の一実施形態に係る上側居室構造体の図2のIII−III線に沿った側断面図である。 本考案の一実施形態に係る上側居室構造体の図2のIV−IV線に沿った平断面図である。 本考案の一実施形態に係る下側居室構造体の正面図である。 本考案の一実施形態に係る下側居室構造体の図5のVI−VI線に沿った側断面図である。 本考案の一実施形態に係る下側居室構造体の図5のVII−VII線に沿った平断面図である。 本考案の他の実施形態に係る下側居室構造体の配置構造を示す図であり、図5のVIII−VIII線に沿った側断面図である。
以下、本考案の好ましい実施形態を添付図面を参照して説明する。
図1は、本考案の一実施形態に係る居室構造体1が複数配置された状態を示す正面図である。この図1に示すように、居室構造体1は、上下に積み重ね可能に構成され、上側に配置される上側居室構造体2と、上側居室構造体2が上に積み重ねられて下側に配置される下側居室構造体4と、を有する。
図2は、本考案の一実施形態に係る上側居室構造体2の正面図であり、図3は、本考案の一実施形態に係る上側居室構造体2の側断面図であり、図4は、本考案の一実施形態に係る上側居室構造体2の平断面図である。これらの図2乃至図4に示すように、上側居室構造体2は、略直方体の箱形に形成されており、正面前方側に配置された前方壁部6、前方壁部6に対向する後方壁部8、左右壁部10,12、天井壁部14、及び底壁部16を有する。
これらの壁部6,8,10,12,14,16に囲まれた空間は、使用者が居室として使用する内部居室空間18であり、内部居室空間18の前面は、使用者が内部居室空間18へ入るための入口となる入口面を構成している。
上側居室構造体2の内寸横幅W1、つまり左右壁部10,12の内側壁面間の距離または内部居室空間18の横幅寸法は、130cm以上に設定されており、本実施形態では、140cmに設定されている。また上側居室構造体2の内寸高さH1、つまり天井壁部14の下側壁面と底壁部16の上側壁面との間の距離または内部居室空間18の高さ寸法は、130cm以上に設定されており、本実施形態では、140cmに設定されている。上側居室構造体2の内寸奥行きD1は、220cmに設定されている。
図2及び図3に示すように、底壁部16のうち、入口面に接する部分のうち、前方壁部6の左右方向中央位置Aよりも左側にオフセットした位置、より具体的には、前方壁部6の左端の位置には、所定の奥行きにわたって他の部分の底壁部16よりも低く配置された入口用凹部20が設けられている。
入口用凹部20は、略直方体に形成され、本実施形態では、横幅w1が65cm、高さh1が50cm、奥行きd1が40cmに設定されている。
入口用凹部20に接する前方壁部6の位置には、使用者が内部居室空間へ入るための略矩形の入口開口22が設けられており、入口開口22以外の入口面は、前方壁部6で覆われている。入口開口22は、横幅W2が入口用凹部20の横幅w1と同じ65cmに設定され、高さH2が入口用凹部20の底壁上面から170cmに設定されている。
また、入口用凹部20の位置には、入口用凹部20の底面と下側居室構造体4が設置される床面Fとの間に、はしご24が設けられている。はしご24の右側の支柱24Aは、入口用凹部20の右側の壁部の前方に配置されている。そして入口用凹部20の両側には、前方壁部6に手すり25が設けられている。手すり25は、入口用凹部20の高さh1に対応する高さ範囲に設けられ、右側の手すり25Aは、はしご24の右側の支柱24Aと連続している。
図4に示すように、内部居室空間18には、使用者が快適に過ごせるように、ベッド26、使用者の荷物を置くことができるスペースである荷物置き場28、及びテレビモニタ30が設置されている。
ベッド26は、内部居室空間18において左右方向中央位置Aより、入口用凹部20が設けられた側とは反対側、つまり右側にオフセットして設置され、その長手方向が内部居室空間18の前後方向に沿うように配置されている。ベッド26の足側の端部と前方壁部6との間のスペースには、使用者が座ることができる、ベッド26のマットの厚さと同じ厚さのマット27が配置されている。
荷物置き場28は、内部居室空間18において左右方向中央位置Aより、入口用凹部20が設けられた側、つまり左側にオフセットして配置されている。
テレビモニタ30は、内部居室空間18において前方壁部6に対向する後方壁部8の内壁面に設置されている。また、テレビモニタ30が設けられた後方壁部8に対向する前方壁部6の内壁面で且つ入口開口22がない部分、つまり前方壁部6の内壁面において左右方向中央位置Aより入口用凹部20とは反対側、より具体的には右側にオフセットした位置には、使用者がテレビモニタ30を観るときに背をもたせかけることができる背もたれ31が設けられている。
図5は、本考案の一実施形態に係る下側居室構造体4の正面図であり、図6は、本考案の一実施形態に係る下側居室構造体4の側断面図であり、図7は、本考案の一実施形態に係る下側居室構造体4の平断面図である。これらの図5乃至図7に示されるように、下側居室構造体4は、上側の居室構造体2と同様に略直方体の箱形であり、前方壁部32、後方壁部34、左右壁部36,38、天井壁部40、及び底壁部42を有し、これらの壁部で囲まれた空間が内部居室空間44となっている。また、内部居室空間44の前面は、使用者が内部居室空間44へ入るための入口となる入口面を構成している。
下側居室構造体4の内寸横幅W3、つまり左右壁部36,38の内側壁面間の距離または内部居室空間44の横幅寸法は、130cm以上に設定されており、本実施形態では、上側居室構造体2の内寸横幅W1と同じ140cmに設定されている。また下側居室構造体4の内寸高さH3、つまり天井壁部40の下側壁面と底壁部42の上側壁面との間の距離または内部居室空間44の高さ寸法は、130cm以上に設定されており、本実施形態では、上側居室構造体2の内寸横幅W1と同じ140cmに設定されている。そして下側居室構造体4の内寸奥行きD3は、上側居室構造体2の内寸奥行きD1と同じ220cmに設定されている。
図5及び図6に示すように、天井壁部40のうち、入口面に接する部分のうち、上側居室構造体2の入口用凹部20に対応する位置、つまり前方壁部32の左右方向中央位置Bよりも右側にオフセットした位置、より具体的には、前方壁部32の右端の位置には、入口用凹部20の形状に対応した形状の、内部居室空間44内に突出する凸部46が設けられている。
凸部46は、入口用凹部20と同様に略直方体に形成され、本実施形態では、横幅w3は、入口用凹部20の横幅w1に上側居室構造体2と下側居室構造体4の壁厚を加えて75cmに、凸部46の高さh3は、入口用凹部20の高さh1に上側居室構造体2と下側居室構造体4の壁厚を考慮して50cmに、凸部46の奥行きd3は、入口用凹部20の奥行きd1に上側居室構造体2と下側居室構造体4の壁厚を考慮して45cmに設定されている。
下側居室構造体4は、図1に示すように左右方向に複数並んで配置され、各凸部46に上側居室構造体2の入口用凹部20が嵌まるように配置される。したがって、上側居室構造体2は、下側居室構造体4に対して、入口用凹部20の左右方向中央位置Aからのオフセット量に対応する距離だけオフセットして配置されている。
下側居室構造体4の左右方向中央位置Bより凸部46とは反対側にオフセットした位置の前方壁部32には、使用者が内部居室空間へ入るための略矩形の入口開口48が設けられており、入口開口48以外の入口面は、前方壁部32で覆われている。入口開口48は、横幅W4が凸部46が設けられていない部分の横幅w4と同じで且つ上側居室構造体2の入口開口22の横幅w1と同じ65cmに設定され、高さH4が、底壁部42の上面から135cmに設定されている。
また、上側居室構造体2の入口用凹部20は、下側居室構造体4の凸部46に対応する位置に形成されているから、入口用凹部20から延びるはしご24は、下側居室構造体4において左右方向中央位置Bよりも凸部46設けられた側、より具体的には右側にオフセットした位置に配置され、前方壁部32の前方に配置されている。そしてはしごの右側の支柱24Aは、下側居室構造体4の右壁部38の前方に位置している。
図7に示すように、内部居室空間4には、使用者が快適に過ごせるように、ベッド50、使用者の荷物を置くことができるスペースである荷物置き場52、及びテレビモニタ54が設置されている。
ベッド50は、内部居室空間44において左右方向中央位置Bより、凸部46が設けられた側、つまり右側にオフセットして設置され、その長手方向が内部居室空間44の前後方向に沿うように配置されている。ベッド50の足側の端部と前方壁部32との間のスペースには、使用者が座ることができる、ベッド50のマットの厚さと同じ厚さのマット51が配置されている。
荷物置き場52は、内部居室空間44において左右方向中央位置Bより、凸部46が設けられた側とは反対側、つまり左側にオフセットして配置されている。
テレビモニタ54は、内部居室空間44において前方壁部32に対向する後方壁部34の内壁面に設置されている。また、テレビモニタ54が設けられた後方壁部34に対向する前方壁部32の内壁面には、使用者がテレビモニタ54を観るときに背をもたせかけることができる背もたれ55が設けられている。
このような構成の居室構造体1は、使用者が上側居室構造体2を使用する場合には、使用者ははしご24を登って入口用凹部20まで上がり、入口開口22から内部居室空間18に入る。このとき、使用者がはしご24を登るまえに荷物を入口用凹部20まで持ち上げてもよい。内部居室空間18には荷物置き場28が設けられているので、使用者は荷物を荷物置き場28に置くことができる。
テレビモニタ30でテレビを鑑賞する場合には、マット27に座り、背もたれ31に寄りかかって鑑賞することができる。
使用者が下側居室構造体4を使用する場合には、使用者は入口開口48から内部居室空間44に入り、荷物を荷物置き場52に置く。テレビモニタ54でテレビを鑑賞する際には、使用者はマット51に座って背もたれ55に寄りかかって鑑賞することができる。
このように構成された本実施形態によれば、次のような優れた効果を得ることができる。
上側居室構造体2の底壁部16に入口用凹部20が設けられているので、この上側居室構造体2を下側居室構造体4の上に配置した際、入口用凹部20の高さは、他の部分の底壁部16の高さより低くなる。よって、床面Fから上側居室構造体の入口用凹部20までの高さが低くなるから、使用者がはしご24を使用して上側居室構造体4に上がる際の恐怖心を低減することができる。また、床面Fから上側居室構造体4の入口用凹部20までの高さが低くなるので、使用者が荷物を入口用凹部20まで容易に持ち上げることができる。
また、入口用凹部20を設けることにより、使用者に恐怖心を抱かせたり荷物の持ち上げの負担を強いたりすることなく上側居室構造体4及び下側居室構造体2の高さを高くすることができるから、上側居室構造体4及び市側居室構造体2の内寸高さH1,H3をより高く設定することができ、より広い内部居室空間18,44を確保することができる。
入口用凹部20から床面Fに延びるはしご24が取り付けられているので、上側居室構造体4に使用者が登る際にはしご24を用いて入口用凹部20まで登りやすくなり、上側居室構造体4を使用しやすくなる。
入口用凹部20に接する入口面である前方壁部6に入口開口22が設けられているので、使用者が入口開口22から内部居室空間18へ入りやすくなる。
入口用凹部20は、前方壁部6の左右方向中央位置Aより左側にオフセットして配置されているので、内部居室空間18を上から見たときに入口用凹部20が内部居室空間18の端に配置されるから、使用者が内部居室空間18内を移動する際に入口用凹部20に足を取らやすくなるなどの不具合を回避することができる。
内部居室空間18内に、左右方向中央位置Aより、入口用凹部20が設けられた側とは反対側、つまり右側にオフセットした位置に、ベッド26が配置されているので、就寝時や起床時に使用者が入口用凹部20に足を取られやすくなるなどの不具合を回避することができる。
内部居室空間18内に、左右方向中央位置Aより、入口用凹部20が設けられた側、つまり左側にオフセットした位置に、荷物置き場28が設けられているので、使用者が内部居室空間18に荷物を運んで荷物を管理することができ、利便性が向上する。
下側居室構造体4の天井壁部40において入口用凹部20に対応する位置に凸部46が設けられているので、下側居室構造体4と上側居室構造体2とを上下に積み重ねる際には下側居室構造体4の凸部46と上側居室構造体2の入口用凹部20とが互いに嵌まり合う。したがって、上側居室構造体2が入口用凹20部を有している場合にも、上側と下側の居室構造体2,4を上下干渉することなく積み重ねることができる。
凸部46が、左右方向中央位置Bより右側により具体的には右端にオフセットして配置されているので、内部居室空間44内で凸部46が端に配置されるから、使用者が内部居室空間44で移動する際に凸部46に頭部をぶつけるなどの不具合を回避することができる。
入口開口48は、左右方向中央位置Bより、凸部46が設けられた側とは反対側、より具体的には左側にオフセットして配置されているので、使用者が入口開口48から内部居室空間44に入ったときに凸部46に頭部をぶつけるなどの不具合を回避することができる。
内部居室空間44内に、左右方向中央位置Bより、凸部46が設けられた側、つまり右側にオフセットした位置に、ベッド50が配置されているので、凸部46が設けられて天井高さが低くなった領域を有効活用することができ、使用者が凸部46に頭をぶつけるなどの不具合を回避することができる。
内部居室空間44内に、左右方向中央位置Bより、凸部46が設けられた側とは反対側、つまり左側ににオフセットした位置に、荷物置き場52が設けられているので、使用者が内部居室空間44に荷物を運んで管理することができるから、利便性が向上する。
内部居室空間内44の後方壁面34に、テレビモニタ54が配置されているので、内部居室空間44内の壁面スペースを有効活用することができる。
上側居室構造体2及び下側居室構造体4の内寸高さH1,H3が、140cmで130cm以上となっており、内寸横幅W1,W3も140cmで130cm以上であるので、内部居室空間18,44の高さ及び横幅を十分に確保することがえき、内部居室空間18,44の快適性を向上させることができる。
前方壁部6,32が、入口開口22,48以外の部分を壁部で覆っているので、前方壁部6,32の内壁面に背もたれ31,55を配置することができるから、居室構造体1の利便性を向上させることができる。
本考案は、以上の実施の形態に限定されることなく、例えば、以下のような態様であってもよい。
入口用凹部は、前述の実施形態では、前方壁部6に接する部分の左端の部分に約46%の横幅にわたって形成されていたが、これに限らず、例えば前方壁部6の全体に形成されていてもよく、要するに、底面のうち、入口面に接する部分の少なくとも一部に形成されていればよい。
入口用凹部及び凸部の平面視での形状は、前述の実施形態にような矩形に限らず、例えば平面視で直半円形や半楕円形等任意の形状を採用することができる。また、入口用凹部及び凸部の形状は、前述の実施形態のような直方体に限らず、例えば一方が傾斜面や湾曲面、階段面を有していてもよく、任意の形状を採用することができる。
入口用凹部は、前述の実施形態では、左右方向中央位置Aから左側にオフセットして配置され、凸部46は、左右方向中央位置Bから右側にオフセットして配置されていたが、これに限らず、例えば入口用凹部は左右方向中央位置から右側にオフセットして配置され、凸部が左右方向中央位置から左側にオフセットして配置されていてもよい。また、入口用凹部及び凸部は、左右方向中央位置から左右いずれかにオフセットして配置されていなくてもよく、例えば左右方向中央位置に配置されていてもよい。
入口開口以外の前面を壁部で必ずしも覆わなくてもよく、例えば前方壁面を設けず前面全体が開口となっていてもよい。
はしご、ベッド、荷物置き場、テレビモニタ、背もたれ等は、内部居室空間内の任意の位置に設置してよく、またこれらの付属品は必ずしも設置されていなくてもよい。例えば、テレビモニタは、前述の実施形態では、内部居室空間において後方壁部の内壁面に設置されていたが、これに限らず、例えば入口面内面、つまり前方壁部の内壁面に設けられていてもよい。また、はしごは、前述の実施形態では、入口開口の右側にオフセットして配置されていたが、これに限らず、例えば入口開口の幅方向中央に配置されていてもよい。
居室構造体を室内に配置する際には、居室構造体の設置位置に対して、居室構造体にアクセスするための廊下の配置を工夫する居室構造体配置構造を採用してもよい。図8は、本考案の他の実施形態に係る下側居室構造体の配置構造を示す図である。この図8に示すように、例えば建物の一フロアに複数の下側居室構造体4を配置する場合(図8ではそのうちの1つを示す)、下側居室構造体4の前方には廊下56が配置されている。廊下56の上面である廊下面56Aは、下側居室構造体4の設置面Fよりも高い位置に設置されており、したがって廊下面56Aと設置面Fとの間には、空間58が形成される。この空間58において下側居室構造体4に対向する面には、引戸60が設けられている。これにより、下側居室構造体4の使用者は、下側居室構造体4内から引き戸60を開けて、空間58に荷物を収容することができる。よって下側居室構造体4の利便性を向上させることができる。なお、もちろん図8に示す居室構造体配置構造において、図1に示すように上側居室構造体2を下側居室構造体4の上に配置してもよい。
1 居室構造体
2 上側居室構造体
4 下側居室構造体
6,32 前方壁部(入口面)
16,42 底壁面(底面)
20 入口用凹部
22,48 入口開口
24 はしご
26,50 ベッド
28,52 荷物置き場
30,54 テレビモニタ
31,55 背もたれ
46 凸部

Claims (16)

  1. 上下に積み重ね可能な居室構造体であって、
    前記居室構造体の内部居室空間へ入るための入口となる入口面と、
    前記居室構造体の底面とを有し、
    前記底面のうち、前記入口面に接する部分の少なくとも一部には、所定の奥行きにわたって他の部分の前記底面より低く配置された入口用凹部が設けられている、
    ことを特徴とする居室構造体。
  2. 前記居室構造体が他の居室構造体の上に積み重ねられている状態で、
    前記入口用凹部の位置には、前記他の居室構造体の接地面と前記入口用凹部とをつなぐはしごが取り付けられている、
    請求項1に記載の居室構造体。
  3. 前記入口用凹部に接する前記入口面には、前記内部居室空間へ入るための入口開口が設けられている、
    請求項1または請求項2に記載の居室構造体。
  4. 前記入口用凹部は、前記入口面の左右方向中央より左右いずれかにオフセットして配置されている、
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の居室構造体。
  5. 前記内部居室空間内には、前記入口面の左右方向中央より、前記入口用凹部が設けられた側とは反対側にオフセットした位置に、ベッドが配置されている、
    請求項4に記載の居室構造体。
  6. 前記内部居室空間内には、前記入口面の左右方向中央より、前記入口用凹部が設けられた側にオフセットした位置に、使用者の荷物を置くことが可能なスペースが設けられている、
    請求項4または請求項5に記載の居室構造体。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の前記居室構造体を上に積み重ね可能な居室構造体であって、
    前記居室構造体の天井面を有し、
    前記天井面には、前記入口用凹部に対応する位置に、前記入口用凹部の形状に対応する形状の、前記内部居室空間内に突出する凸部が設けられている、
    ことを特徴とする居室構造体。
  8. 前記凸部は、前記居室構造体の入口面の左右方向中央より左右いずれかにオフセットして配置されている、
    請求項7に記載の居室構造体。
  9. 前記入口面に、前記内部居室空間へ入るための入口開口が設けられ、
    前記入口開口は、前記入口面の左右方向中央より、前記凸部が設けられた側とは反対側にオフセットして配置されている、
    請求項8に記載の居室構造体。
  10. 前記内部居室空間内には、前記入口面の左右方向中央より、前記凸部が設けられた側にオフセットした位置に、ベッドが配置されている、
    請求項9に記載の居室構造体。
  11. 前記内部居室空間内には、前記入口面の左右方向中央より、前記凸部が設けられた側とは反対側にオフセットした位置に、使用者の荷物を置くことが可能なスペースが設けられている、
  12. 前記内部居室空間内には、前記入口面の内面に、テレビモニタが配置されている、
    請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の居室構造体。
  13. 前記居室構造体の内寸高さは、130cm以上である、
    請求項1から請求項12のいずれか1項に記載の居室構造体。
  14. 前記居室構造体の内寸横幅は、130cm以上である、
    請求項1から請求項13のいずれか1項に記載の居室構造体。
  15. 前記入口面に、前記内部居室空間へ入るための入口開口が設けられ、
    前記入口面は、前記入口開口以外の部分が壁部で覆われている、
  16. 請求項7から請求項11のいずれか1項に記載の居室構造体と、
    前記居室構造体の入口面に隣接して配置された廊下と、を備え、
    前記廊下の廊下面は、前記居室構造体の設置面よりも高く設置され、
    前記廊下面と前記設置面との間には、荷物を収納可能な空間が形成される、
    ことを特徴とする居室構造体配置構造。
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