JPH0534446Y2 - - Google Patents

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JPH0534446Y2
JPH0534446Y2 JP1988079300U JP7930088U JPH0534446Y2 JP H0534446 Y2 JPH0534446 Y2 JP H0534446Y2 JP 1988079300 U JP1988079300 U JP 1988079300U JP 7930088 U JP7930088 U JP 7930088U JP H0534446 Y2 JPH0534446 Y2 JP H0534446Y2
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JP
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curtain
seat
attached
shelf board
rail
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JP1988079300U
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  • Curtains And Furnishings For Windows Or Doors (AREA)
  • Passenger Equipment (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、車両における座席の仕切構造に関す
る。
(ロ) 従来の技術 従来、長・中距離用のバスや列車等における座
席は、一人あるいは二人掛けに構成されており、
しかも、背もたれ部の上部を後方に傾斜可能ない
わゆるリクライニング構造を有している。
これによつて、乗客は、腰部を伸ばし、寝た姿
勢に近づけることにより、乗客の座り心地を改善
し、長時間の乗車において、疲労感や不快感を抱
かせないようにしている。
(ハ) 考案が解決しようとする課題 ところが、乗客は、座席に着座した状態で、睡
眠をとることがあるが、各座席は相互に近接しそ
の周囲を何ら仕切られていない為に、他の乗客が
気になり、安眠できない欠点があつた。
また、女性が乗車した場合、座席に着座したま
ま、乱れた服装等を整えたくても他の乗客の視線
が気になり、服装等の整えを容易に行うことがで
きない不具合があつた。
(ニ) 課題を解決するための手段 本考案では、車体内に複数の座席を並設した車
両において、座席の上方における車体の上部に、
荷物を載せる前後方向に長手状の荷棚板を張出状
態に設け、同荷棚板の下面に、荷棚板の幅方向
と、長手方向とにわたる略L字状のカーテンレー
ルを取付け、さらに、同レールに、座席の前方及
び一側方とを覆う為のカーテンを摺動自在に取付
けたことを特徴とする車両における座席の仕切構
造を提供するものである。
(ホ) 作用・効果 本考案では、バス等の車両に乗車した際に、乗
客が座席に着座したまま、睡眠をとる場合、同座
席の周囲に設けたカーテンにて、各座席を囲み、
車体内に個室を構成するものであり、かかるカー
テンにて、各座席を囲むことによつて、他の乗客
が何ら気にならず、座席で安眠することができ
る。
また、カーテンによつて各座席を囲むことによ
り、他の乗客から見えない為に、着座したまま、
乱れた服装等の整えを容易に行うことができる。
さらに、本考案では、荷棚板の下面にカーテン
レールを取付けているので、荷棚板に沿つてカー
テンを摺動させて、座席の周りを容易に覆うこと
ができるとともに、荷棚板の下面にカーテンレー
ルを取付けているので、カーテンを使用した場合
でも、荷棚板に載せた荷物を容易に降ろすことが
できる。
(ヘ) 実施例 本考案の実施例を図面にもとづき詳説すれば、
第1図は、本考案に係る車両における座席構造の
説明図であり、Aは車両としてのバスの車体を示
し、1は車体Aの左右に立設した側壁、2は車体
Aの天井部、3は車体A内に設けた床面である。
また、かかる左右の側壁1には、幅広状の窓4
が取付けられており、同窓4に沿つて多数の座席
5を配設している。
かかる座席5は、以下のような構造を有してい
る。
すなわち、第2図に示すように、床面3上に支
持機枠6を立設し、同機枠6の上部に一側に肘掛
け7を具備する座部8を載置し、同座部8の後部
に、背もたれ部9を上方に向けて立設している。
しかも、背もたれ部9を、支持機枠6の後部に
設けた枢軸によつて前後方向に傾倒起立自在に取
付け、乗客の腰部を伸ばして座り心地を良好にし
ている。
なお、本実施例では、上記の構造による座席5
を一人掛け用に構成している。
また、座席5の上方には、荷物を載置する棚部
10を側方より中央部方向に張出し状態に配設し
ており、同棚部10は、以下のような構造を有し
ている。
すなわち、車体Aの天井部2の左右側部には、
第1図、第2図及び第4図に示すように、車体A
の空調を行う為のダクト11を取付け、同ダクト
11に沿つて、荷棚板12を張出し状に取付けて
いる。
かかる側壁1には、ダクト取付金具11aを介
してダクト11の略L字状としたダクト左側板1
1bを取付け、その水平面を側方より車体Aの中
央部方向に伸延している。
また、天井部2の下面には、ダクト取付金具1
1aを介してダクト11のダクト右側板11cを
取付け、ダクト右側板11cの下端部をダクト左
側板11bの中途部に連結し、その内部に空間S
を構成している。
さらに、ダクト右側板11cの下端部には、ダ
クト左側板11bに沿つて荷棚板12を連結して
棚部10を構成している。
また、ダクト11の空間Sは、複数の仕切壁1
1dにて区画形成し、車体A内の吸気及び排気を
行うべく構成している。
また、かかる荷棚板12は、第4図に示すよう
に、一定の幅員を有し、かつ前後方向に長尺に形
成しており、ダクト11の下部に取付けて、その
上方の天井部2との間に空間を形成し、荷物等を
載置すべく構成している。
さらに、かかる構造の棚部10は、第1図にお
いて、下方の座席5の幅員と同一あるいはやや幅
広状に形成されており、多くの荷物を載置するこ
とができる。
なお、13は、荷棚板12の端縁部に取付けた
荷物の落下を防止するストツパーである。
なお、Lはダクト11の下面に設けたライトで
あり、座席5にて読書をする際に、書物を照すも
のである。
本考案は、車体Aの各座席5に、カーテン15
を取付けて、各座席5を囲み、車体A内に個室M
を構成することに、その特徴を有するものであ
り、以下、その構造を詳説すれば次のとおりであ
る。
すなわち、各座席5の周囲には、本考案のカー
テン15が取付けられ、同カーテン15は、幅広
かつ縦長状に形成しており、同座席5の上方に配
設した棚部10の下面10aにカーテンレール1
6を取付け、同レール16に、カーテン15の上
端部を摺動自在に取付けられている。
また、かかるカーテンレール16は、第2図に
示すように、長尺のレール本体を略L字状に形成
しており、棚部10の幅方向より棚部10の端縁
部にわたり取付けており、同レール13に取付け
たカーテン15を拡げることによつて座席5を囲
むべく構成している。
かかる構造により、カーテン15は、第2図に
示すように、カーテンレール16に沿つてスライ
ドし、カーテン15の不使用時には、カーテンレ
ール16の一端とした窓4側に収納結束してお
り、一方、カーテン15の使用時には、カーテン
15を同レール16に沿つて拡げ、座席5の周囲
を囲むべく構成している。
なお、座席5の後方及び窓側方は、後部座席5
の他のカーテン15及び窓4のカーテンによつて
座席5の全周囲を囲つている。
次いで、カーテン15をスライド自在に装着す
るカーテンレール16の構造を詳説すれば次のと
おりである。
すなわち、カーテンレール16は、第5図に示
すように、断面略I字状としたレール本体の中途
部を折曲して略L字状に形成しており、同レール
16の上部16aを取付金具17にて棚部10の
下面10aに連結している。
そして、カーテンレール16の下部16bに
は、カーテンランナー18がスライド自在に取付
けられ、同ランナー18にカーテン15の上端に
取付けフツク19を連結している。
しかも、カーテンレール16は、その一端部1
6−1を、第4図に示すように、窓4側に伸延
し、カーテン15を窓4に近接している。
なお、カーテンランナー18は、略U字状の支
持杆18aの左右にローラー18b,18cを軸
支しており、同ローラー18b,18cにてカー
テンレール16に沿つてスライド自在に構成して
いる。
また、カーテンランナー18の支持杆18aに
は、カーテン15のフツク19を係合するリング
18dを設けている。
なお、20はカーテンレール16の端部に設け
たカーテンストツパーである。
本考案の実施例は上記のように構成されてお
り、長・中距離用バス等における座席5を、第1
図に示すように、カーテン15にて囲むものであ
り、その際に、カーテン15を上方の棚部10に
設けたカーテンレール16に沿つて拡げ、座席5
の前面及び側面を囲み、車体Aに個室Mを構成す
るものである。
しかも、第3図に示すように、個室Mは、各座
席5の後方のカーテン15及び窓4のカーテンに
よつて四方を囲むことができる。
従つて、かかるカーテン15によつて、各座席
5を囲み、車体Aに個室Mを構成することによ
り、乗客は隣の乗客を何ら気にすることなく安眠
することができる。
また、女性が乗車した場合、かかるカーテン1
5にて座席5の周囲を囲み、個室Mを構成するこ
とによつて、乱れた服装等の整えをその座席5に
着座した状態で行うことができる。
なお、本実施例では、カーテン15の長さを座
席5の座部8まで有し、乗客の上半部分を覆うよ
うに構成している。
また、本実施例では、カーテン15によつて個
室Mを構成しているが、他の実施例として、上下
に昇降するブラインド、左右にスライドするアコ
ーデイオンカーテンあるいは棚部10に着脱自在
に取付けたカーテン等にて個室Mを構成すること
とも可能である。
さらに、本考案は、第2図において、カーテン
15を窓4側に収納状態を示しているが、他の実
施例として、カーテンレール16のコーナー部1
6−2に束ねて上方の棚部10に載置し、同カー
テン15にて視界を遮ることを防止している。ま
た、荷棚板12の下面にカーテンレール16を取
付けているので、荷棚板12に沿つてカーテン1
5を摺動させて、座席5の周りを容易に覆うこと
ができるとともに、荷棚板12の下面にカーテン
レール16を取付けているので、カーテン15を
使用した場合でも、荷棚板12に載せた荷物を容
易に降ろすことができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は車両における座席の仕切構造を示す説
明図、第2図は同座席の斜視図、第3図は座席の
仕切構造の平面図、第4図は棚部の断面図、第5
図は第2図の−線断面図である。 A……車体、5……座席、15……カーテン、
M……個室。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 車体A内に複数の座席5を並設した車両におい
    て、 座席5の上方における車体Aの上部に、荷物を
    載せる前後方向に長手状の荷棚板12を張出状態
    に設け、 同荷棚板12の下面に、荷棚板12の幅方向
    と、長手方向とにわたる略L字状のカーテンレー
    ル16を取付け、 さらに、同レール16に、座席5の前方及び一
    側方とを覆う為のカーテン15を摺動自在に取付
    けたことを特徴とする車両における座席の仕切構
    造。
JP1988079300U 1988-06-14 1988-06-14 Expired - Lifetime JPH0534446Y2 (ja)

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JP1988079300U JPH0534446Y2 (ja) 1988-06-14 1988-06-14

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JP1988079300U JPH0534446Y2 (ja) 1988-06-14 1988-06-14

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02263U JPH02263U (ja) 1990-01-05
JPH0534446Y2 true JPH0534446Y2 (ja) 1993-08-31

Family

ID=31304185

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988079300U Expired - Lifetime JPH0534446Y2 (ja) 1988-06-14 1988-06-14

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Families Citing this family (4)

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JPS5433231U (ja) * 1977-08-08 1979-03-05

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JPS5433231U (ja) * 1977-08-08 1979-03-05

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JPH02263U (ja) 1990-01-05

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