JP2512147Y2 - 車両における側壁構造 - Google Patents

車両における側壁構造

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JP2512147Y2
JP2512147Y2 JP1988090820U JP9082088U JP2512147Y2 JP 2512147 Y2 JP2512147 Y2 JP 2512147Y2 JP 1988090820 U JP1988090820 U JP 1988090820U JP 9082088 U JP9082088 U JP 9082088U JP 2512147 Y2 JP2512147 Y2 JP 2512147Y2
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欣哉 泉
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西日本車体工業 株式会社
西日本鉄道 株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、車両における側壁構造に関する。
(ロ) 従来の技術 従来、大型車両としたバスには、車内に多数の座席
(a)を設けており、同座席(a)は、第5図に示すよ
うに、左右の側壁(b)に沿って配設し、その中央部に
通路を形成している。
かかる側壁(b)は、一定の高さを有し、その上縁部
にガラス(C)を取付けて窓(d)を構成し、座席
(a)に着座した際に、同窓(d)より外方の景色を見
ることができるようにしている。
さらに、座席(a)は、床面(e)に支持機枠(f)
を介して左右にそれぞれ座部(g)及び背もたれ部
(h)を取付けて、二人掛け用を構成しており、かかる
座席(a)には、通路側及び窓側に肘掛台(i)を一体
に設け、同肘掛台(i)に肘を載置し、楽な姿勢で着座
できるように構成されている。
(ハ) 考案が解決しようとする課題 ところが、上記の構造のバスは、側壁(b)と座席
(a)との間に窓側の肘掛台(i)が存在するために、
座部(g)の幅が比較的に狭幅状となり長時間着座する
と、乗客に窮屈感を与える欠点があった。
そして、かかる欠点を解消する為に、座席(a)の窓
側の肘掛台(i)を取り去って座部を広くすると、窓側
の座席に着座したとき、肘が載置できないことにより、
楽な姿勢がとれない欠点があった。
(ニ) 課題を解決するための手段 そこで、本考案では、床面の左右側縁部よりそれぞれ
側壁を立設し、各側壁の外側上縁部に窓ガラスを取付け
ると共に、各側壁に沿って、複数の座席を前後方向に間
隔を開けて配置し、かつ、左右幅方向に隣接する各座席
間に位置する床面上に通路を形成し、側壁に沿わせて配
置した座席の通路側に位置する側端部には通路側肘掛台
を取付けてなる車両において、側壁は、床面の側縁部に
左右幅方向に厚みを有する支持フレームを立設し、同支
持フレームの内側に内装板を固着し、かつ、外側に外装
板を固着して、同支持フレームと内外装板とにより形成
し、支持フレームの上部位置で内外装板の中間位置に角
パイプ状の側壁フレームを前後方向に伸延させて配設
し、同側壁フレームの上面及び内装板の上部に、前後方
向に伸延する長手状の窓側肘掛台を載置して固定し、し
かも、同窓側肘掛台の上面の床面からの高さを、肘掛台
の上面の床面からの高さと略同一高さとなしたことを特
徴とする車両における側壁構造を提供せんとするもので
ある。
(ホ) 作用・効果 従って、本願考案によれば、特に、次のような作用効
果が生起される。
側壁の内側上縁部に載置して固定した窓側肘掛台の
上面を、座席の通路側に位置する側端部に取付けた通路
側肘掛台の上面と略同一高さにしているために、同座席
への着座者はいずれの肘掛台上にも楽に肘を掛けること
ができる。
側壁の内側上縁部に載置して固定した窓側肘掛台の
上面を、座席の通路側に位置する側端部に取付けた通路
側肘掛台の上面と略同一高さにしているために、必然的
に側壁の内側上縁部の高さを従来の車両の側壁の内側上
縁部よりも低く設計すると共に、その分窓部を大きく設
計しなければならないが、窓部が大きく(広く)なるこ
とにより、着座者の座席からの視界が広くなって、着座
者は外の景色を広範囲に鑑賞することができる。
窓側肘掛台は、前後方向に伸延する長手状に形成し
ているために、座席の前後方向への配設位置を任意に変
更した場合にも、何ら支障が生じず、肘掛台としての機
能を良好に確保することができる。
車両の左右幅が制限されているにもかかわらず、座
席の側壁側に位置する側端部に肘掛台を取付ける必要が
ないために、通路幅を確保したまま、肘掛台の左右幅だ
け座席自体の左右幅を大きくすることができて、着座者
の座り心地を良好にすることができる。
(ヘ) 実施例 本考案の実施例を図面にもとづき詳説すれば、第1図
に本考案に係る車両としてのバス(A)の車内の構造を
示しており、同バス(A)は、走行可能とした車台
(1)上に床面(2)を張設し、同床面(2)に前後の
側壁(3)と左右の側壁(4)とを立設し、その前部に
運転部(5)を設け、また、同運転部(5)の後方に乗
客部として多数の座席(6)を配設している。
かかる座席(6)は、第2図及び第3図に示すよう
に、左右の側壁(4)に沿って車体前後方向にそれぞれ
配されており、左右に隣接する座席(6)(6)の間の
床面(2)上に通路(7)を形成している。
また、座席(6)は、床面(2)上に座席支持機枠
(8)を取付け、同機枠(8)の上部に座席(9)を載
置し、座部(9)の後部に、上方に向けて背もたれ部
(10)を立設するとともに、同背もたれ部(10)の下端
を回動自在に枢着し、前後方向に傾倒起立自在に取付け
て、リクライニング使用を可能としている。
さらに、かかる座席(6)の通路側には、通路側肘掛
台(6a)を背もたれ部(10)の下部に取付けて、同通路
側肘掛台(6a)に乗客の肘を載置して、楽な姿勢で着座
すべく構成している。
なお、本実施例では、座席支持機枠(8)上に左右の
座部(9)を取付けて、二人掛け用の座席(6)を構成
している。
さらに、床面に立設した左右の側壁(4)は、床面
(2)より一定の高さと一定の長さを有し、その上縁部
に幅広い窓部(11)を設けている。
かかる窓部(11)は、側壁(4)上縁を形成する側壁
フレーム(12)の上方に形成され、窓ガラス(13)を張
設して構成されている。
ここで、側壁(4)について述べれば、第3図及び第
4図に示すように、同側壁(4)は、床面(2)の左右
両側位置に一定厚みを有して山型状に立設した支持フレ
ーム(14)と、同支持フレーム(14)の内側に固着した
内装板(15)、及び外側に固着した外装板(16)より構
成されており、同フレーム(14)の頂部によって車体の
左右側縁に沿って架設した側壁フレーム(12)を支持し
ている。
さらに、かかる側壁フレーム(12)は、断面略方形の
角パイプ状に形成されており、同側壁フレーム(12)の
内外側面(12a)(12b)には、内外装板(15)(16)を
それぞれ張設して一定厚み、すなわち、側壁フレーム
(12)の幅員に相応する側壁(4)が形成されている。
しかも、かかる側壁(4)側の側壁フレーム(12)の
外側面(12b)には、窓部(11)を形成する窓ガラス(1
3)が配設されているので、側壁(4)の上端面の一定
幅員が、車内側に張り出し状になり、肘掛けの為の台ス
ペースを形成している。
すなわち、側壁フレーム(12)の上面及び内装板(1
5)の上部には、略断面略 状の長手状の窓側肘掛台(M)を載置固定して、同窓側
肘掛台(M)に直接肘を載置できるように構成してい
る。
なお、上記窓側肘掛台(M)は、車体の中央に設けた
通路側に位置する座席(6)の通路側肘掛台(6a)と同
一高さに形成されているものであり、従って、側壁
(4)の高さは、座席(4)の高さとの関係で肘掛けに
最適の高さに構成されることになる。
さらに、かかる窓側肘掛台(M)の構造について、詳
説すれば次のとおりである。
すなわち、第4図に示すように、側壁フレーム(12)
の内側上縁部には、窓側肘掛台(M)の支持枠(18)を
取付けており、同支持枠(18)は、長手状とした水平板
(18a)の左右側縁に短尺の左側板(18b)と長尺の右側
板(18c)を垂設して、略断面 状に形成されている。
そして、かかる構造の支持枠(18)は、左側板(18
b)を側壁フレーム(12)の上面(12c)に設けたL字状
の取付金具(19)の垂直面(19a)に係合させると共
に、水平板(18a)の右側板(18c)の下端を同フレーム
(12)の内側面(12a)にボルト(20)を介して連結し
ている。
本実施例では、窓側肘掛台(M)の支持枠(18)は、
側壁フレーム(12)の内側縁部に内方に張出し状態に取
付けて、肘を載置しやすく構成されている。
さらに、かかる支持枠(18)の水平板(18a)と右側
板(18c)とには、ウレタン等のクッション材(20)を
張設するとともに、同クッション材(21)をレザー(2
2)にて被覆することにより、側壁(4)の上端面に窓
側肘掛台(M)を構成している。
かかる構造によって、側壁フレーム(12)の内側上縁
部より内方に張出した支持枠(18)にて窓側肘掛台
(M)を構成している為に、同窓側肘掛台(M)に座席
(6)に着座した乗客が容易に肘を載置することができ
る。
しかも、窓側肘掛台(M)には、クッション材(21)
を介している為に、肘を保護することができる。
さらに、かかる窓側肘掛台(M)は、その内部に内装
板(15)の上端縁部を収納しており、同内装板(15)の
化粧材としている。
また、側壁(4)を構成した内装板(15)は、第4図
に示すように、緩衝材(15a)の内外側面にパネル(15
b)を張設しており、同緩衝材(15a)によって乗客を衝
撃より保護すべく構成している。
また、側壁(4)に配設された窓ガラス(13)は、外
装板(16)の上端の外側張出し部(16a)と側壁フレー
ム(12)の外側上縁部の凹状部(23)との間に形成され
る空間中に、充填剤(24)を介して固定立設されてい
る。
なお、(25)は、窓ガラス(13)の取付部を被覆する
モール材であり、同モール材(25)は、側壁フレーム
(12)の外側面(12b)にスペーサー(26)とボルト(2
7)とを介して取付けている。
本考案の実施例は上記のように構成したものであり、
側壁(4)の側壁フレーム(12)を座席(6)の肘部の
高さに位置させ、同側壁(4)の内側上縁部を窓側肘掛
台(M)としたことにより、座席(6)に着座した乗客
が同側壁(4)の内側上縁部を利用して楽な姿勢をとる
ことができる。
さらに、側壁(4)の内側上縁部を窓側肘掛台(M)
としたことにより、座席(6)の肘掛けが不要となり、
そのスペースの分だけ座部(9)を広く形成することに
より、乗客の座り心地を良好にすることができる。
また、側壁フレーム(12)を座席(6)の肘部位置に
構成したことによって、側壁(4)が低くなり、その為
に、窓部(11)を従来の窓部よりも広く形成できる。
従って、窓部(11)を広く形成することにより、座席
(6)からの視界が拡がり、外の景色を容易に鑑賞する
ことができる。
本実施例では、長手状の窓側肘掛台(M)を側壁
(4)の上端面に沿って取付けており、座席(6)の取
付位置を任意に変更することも可能にしている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の車両の内部構造を示す説明図、第2図
及び第3図は要部の拡大側面図、第4図は側壁の拡大断
面図、第5図は従来構造を示す説明図である。 (A):バス (4):側壁 (6):座席 (11):窓部 (M):窓側肘掛台
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭59−8851(JP,U) 実開 昭60−46424(JP,U) 実開 昭59−117581(JP,U) 実開 昭62−86277(JP,U) 実公 昭5−11617(JP,Y1)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】床面(2)の左右側縁部よりそれぞれ側壁
    (4)(4)を立設し、各側壁(4)(4)の外側上縁
    部に窓ガラス(13)(13)を取付けると共に、各側壁
    (4)(4)に沿って、複数の座席(6)を前後方向に
    間隔を開けて配置し、かつ、左右幅方向に隣接する各座
    席(6)(6)間に位置する床面(2)上に通路(7)
    を形成し、側壁(4)に沿わせて配置した座席(6)の
    通路(7)側に位置する側端部には通路側肘掛台(6a)
    を取付けてなる車両において、 側壁(4)は、床面(2)の側縁部に左右幅方向に厚み
    を有する支持フレーム(14)を立設し、同支持フレーム
    (14)の内側に内装板(15)を固着し、かつ、外側に外
    装板(16)を固着して、同支持フレーム(14)と内外装
    板(15)(16)とにより形成し、支持フレーム(14)の
    上部位置で内外装板(15)(16)の中間位置に角パイプ
    状の側壁フレーム(12)を前後方向に伸延させて配設
    し、同側壁フレーム(12)の上面及び内装板(15)の上
    部に、前後方向に伸延する長手状の窓側肘掛台(M)を
    載置して固定し、 しかも、同窓側肘掛台(M)の上面の床面(2)からの
    高さを、肘掛台(6a)の上面の床面(2)からの高さと
    略同一高さとなしたことを特徴とする車両における側壁
    構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS598851U (ja) * 1982-07-10 1984-01-20 三菱自動車工業株式会社 バス用サイドクツシヨン
JPH0756532Y2 (ja) * 1991-07-23 1995-12-25 株式会社船井電機研究所 誤発信防止機能を有したisdn電話機

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