JP2543219Y2 - ウォールスルーの雨仕舞装置 - Google Patents

ウォールスルーの雨仕舞装置

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JP2543219Y2
JP2543219Y2 JP3994690U JP3994690U JP2543219Y2 JP 2543219 Y2 JP2543219 Y2 JP 2543219Y2 JP 3994690 U JP3994690 U JP 3994690U JP 3994690 U JP3994690 U JP 3994690U JP 2543219 Y2 JP2543219 Y2 JP 2543219Y2
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保治 三橋
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立山アルミニウム工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、空調機の通気路を有するウォールスルー
の雨仕舞装置に関する。
〔従来の技術〕
高層建築物にあっては、上枠材と下枠材の間、又は下
枠材と横枠材の間に、空調機の通気路に連通するウォー
ルスルーを形成し、ウォールスルーの室内側に空調機
を、室外側の入口に防鳥網を取付け、ウォールスルーの
内部に雨水の浸入を防止する羽根を取付ける等されてい
る。(例えば実開昭64−48538号公報、実開平1−11635
0号公報) 〔考案が解決しようとする課題〕 ウォールスルーを構成する下枠材や横部材等は、左右
縦枠材の間に取付けるものであるから、その気密保持が
困難になるし、体裁も悪くなる問題点があった。又ウォ
ールスルーは室外に向けて開口しているため、ウォール
スルーの内部に鳥が巣を作る問題点もあった。
本考案は、従来技術の有するこのような問題点に鑑み
てなされたものであり、その目的とする所は、気密保持
が容易でしかも体裁の良いウォールスルーの雨仕舞装置
を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本案ウォールスルーの雨
仕舞装置は、空調機通気路の嵌挿口を形成する横部材の
室外壁に上下支持壁を設け、嵌挿口を形成する左右縦部
材に、仕切壁によって内外に区分された中空部を有する
角筒体を用い、サッシ下枠材より下方の縦部材外側中空
部の上部に、外側壁を残して横部材の室外壁と面一にな
る上架設部を、同じ中空部の下部に、外側壁を残して嵌
挿口の入口と面一になる下架設部を設け、嵌挿口の入口
に取付ける防鳥網を、左右縦部材の下架設部まで含めて
覆うように取付け得るようにすると共に、横部材の上下
支持壁に係止するカバーを縦部材の上架設部まで含めて
覆うようにし得るようにしたものである。
〔作用〕
角筒状の縦部材に仕切壁を設け、内外に区分された中
空部を形成しているので、外側中空部の外側壁を残して
仕切壁より室外側に上架設部と下架設部を形成すること
ができる。それによって空調機通気路の嵌挿口に取付け
る防鳥網を左右縦部材の下架設部まで含めて覆うことが
できるし、横部材の上下支持壁に係止するカバーも左右
縦部材の外側壁前面まで含めて覆うこともできる。
〔実施例〕
以下、本考案によるウォールスルーの雨仕舞装置を実
施例の図面に基づき説明すると、ウォールスルーは左右
縦部材2,2′の間に横部材1と下部材3を平行に取付
け、横部材1と下部材3の間に空調機Aの通気路7に嵌
合する嵌挿口9を形成し、嵌挿口9の入口に防鳥網5を
取付け、横部材1の上部室外側にカバー6を取付けるも
のである。
ウォールスルーを構成する横部材1は、上壁1aの室内
側と室外側に上向片11を設け、室内壁1cより室内向きに
タイト材Tの嵌合溝13を形成すると共に、室外壁1dより
室外向きに上下支持壁14,15を突設し、室内壁1cの下端
より室外壁1dの下端に向けて下降傾斜する傾斜下壁1bを
設け、それらの壁1a,1b,1c,1dによって空部10を形成
し、且つ傾斜下壁1bの室外側に、傾斜下壁1bより延長す
る庇片12を突設するものである。
ウォールスルーを構成する下部材3は、室内壁3aより
室外壁3bに向けて下降傾斜する傾斜上壁3cを設け、室内
壁3aの下部に室内向きに開口する袋溝31を形成し、横部
材1の庇片12より室内寄りの傾斜上壁3cに、庇片12の先
端に向けて凹凸する係止部32を形成するもので、傾斜上
壁3cと前記横部材1の傾斜下壁1b、及び傾斜下壁1bに連
続する庇片12の間に嵌挿口9を形成するものである。
ウォールスルーを構成する左右縦部材2,2′は、左右
対称形状を成すので、以下左縦部材2において説明す
る。
左縦部材2は適宜間隔を有して相対する内側壁2aと外
側壁2b、内外側壁2a,2bの室内側に連続する内縁壁2c、
室外側に連続する外縁壁2dより成る角筒体に、内外縁壁
2c,2dと平行の仕切壁2eを設け、仕切壁2eによって内外
に区分された中空部20,21を形成すると共に、内縁壁2c
より室内向きに開口する嵌合溝23を設け、外側壁2bより
外周向きに取付壁22を突設するもので、サッシ下枠材F
より下方に延長し、その外側中空部21の上部に上架設部
4Aを形成すると共に、同じ中空部21の下部に嵌挿口9の
入口と面一になる下架設部4Bを形成するものである。
上架設部4Aは、外側中空部21を形成する外縁壁2dを切
欠し、外側壁2bを残して仕切壁2eより室外側の内側壁2a
を、横部材1の室外壁1dと面一を成すように切欠するも
のであり、下架設部4Bは同じ中空部21の外縁壁2dを切欠
し、外側壁2bを残して仕切壁2eより室外側の内側壁2a
を、嵌挿口9の入口と面一を成すように切欠するもので
ある。
嵌挿口9の入口に取付ける防鳥網5は、網板5aの上端
より一方に屈曲片5bを設け、鉤状を成すもので、嵌挿口
9の開口間隔lより長く、ウォールスルーの外周間隔L
より短く切断し、網板5aを左右縦部材2,2′の下架設部4
Bまで達するようにし、屈曲片5bを横部材1の庇片12に
ビス止めすると共に、網板5aの下端部を下部材傾斜上壁
3cの係止部32に挿入し、係止部32にピース8を嵌込み、
横部材1の庇片12と下部材傾斜上壁3cの間に取付けるも
のである。
横部材1の室外側に取付けるカバー6は、垂直板6aの
上部と中間に横部材1の支持壁14,15に係止する脚片6b,
6cを設け、垂直板6aの下端に横部材1の庇片12に向けて
突出する内向片6dを有するもので、垂直板6aをウォール
スルーの外周間隔Lに合わせて切断し、垂直板6aにて縦
部材外側壁2bの前面まで覆い得るようにする一方、両脚
片6b,6cと内向片6dを少なくとも縦部材2の外側壁厚さ
t分だけ切取り、上脚片6bを横部材1の上支持壁14に係
止、またはビス止めし、下脚片6cを横部材1の下支持壁
15に係止するものである。
図中、Sは弾力性のあるシール材で、このシール材S
は例えばカバー6を取付けた横部材1と、その上部に取
付けるサッシ下枠材Fの室外側空間部に詰めたり、下部
材3と躯体Bの室外側空間部に詰め、或いは下部材3の
袋溝31より上部の室内壁3aと、空調機ケース下横材Dの
間に詰めるものである。Cはシール材Sの室外側に充填
固化するコーキング材である。
〔考案の効果〕
本案におけるウォールスルーの雨仕舞装置は、上記の
とおり構成されているので、次に記載する効果を奏す
る。
角筒状の縦部材に仕切壁を設け、内外に区分された中
空部を形成しているので、外側中空部の外側壁を残し
て、仕切壁より室外側に上架設部と下架設部を形成する
ことができる。それによって空調機通気路の嵌挿口に取
付ける防鳥網を、左右縦部材の下架設部まで含めて覆う
ことができるため、嵌挿口を防鳥網によって確実に保護
し得る。その結果、防鳥効果は一段と向上する。
更に横部材の上下支持壁に係止するカバーも、左右縦
部材の外側壁前面まで達するので、そのカバーによって
左右縦部材の上架設部まで含めて覆うことができる。そ
の結果、ウォールスルーにおける外観も向上するばかり
か、気密保持にも効果的である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案雨仕舞装置の使用例を示す縦断面図、第2
図はカバーと防鳥網の取付け例を示す縦断面図、第3図
は嵌挿口の形成例を示す斜視図、第4図はカバーの取付
け例を示す斜視図、第5図はカバーの背面図、第6図は
雨仕舞装置の横断面図、第7図はカバーの左右連続状態
を示す要部正面図、第8図は縦部材の取付け例を示す要
部横断面図、第9図(イ)(ロ)(ハ)はカバー上部と
中間部、及び下部における雨仕舞装置の横断面図、第10
図は防鳥網の取付け例を示す要部横断面図である。 1…横部材、1a…上壁、1b…傾斜下壁、1c…室内壁、1d
…室外壁、2,2′…縦部材、2a…内側壁、2b…外側壁、2
c…内縁壁、2d…外縁壁、2e…仕切壁、3…下部材、3a
…室内壁、3b…室外壁、3c…傾斜上壁、4A,4B…架設
部、5…防鳥網、6…カバー、6a…垂直板、6b,6c…脚
片、6d…内向片、7…通気路、8…ピース、9…嵌挿
口、10…空部、11…上向片、12…庇片、13…嵌合溝、1
4,15…支持壁、20,21…中空部、31…袋溝、32…係止
部、 A…空調機、B…躯体、C…コーキング、D…下横材、
F…サッシ下枠材、S…シール材、T…タイト材 L…外周間隔、l…嵌挿口の開口間隔、t…縦部材外側
壁の厚さ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】横部材(1)と下部材(3)の間に、空調
    機通気路(7)の嵌挿口(9)を形成するウォールスル
    ーにおいて、横部材(1)の室外壁(1d)より室外向き
    に上下支持壁(14,15)を突設し、嵌挿口(9)を形成
    する左右縦部材(2,2′)に、仕切壁(2e)によって内
    外に区分された中空部(20,21)を有する角筒体を用
    い、サッシ下枠材(F)より下方の縦部材外側中空部
    (21)の上部に、外側壁(2b)を残して横部材(1)の
    室外壁(1d)と面一になる上架設部(4A)を、同じ中空
    部(21)の下部に、外側壁(2b)を残して嵌挿口(9)
    の入口と面一になる下架設部(4B)を設け、嵌挿口
    (9)の入口に取付ける防鳥網(5)を、左右縦部材
    (2,2′)の下架設部(4B)まで含めて覆うように取付
    け得るようにすると共に、横部材(1)の上下支持壁
    (14,15)に係止するカバー(6)も、縦部材(2,2′)
    の上架設部(4A)まで含めて覆うようにし得るようにし
    たウォールスルーの雨仕舞装置。
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