JP2542582Y2 - ゴミ吸引輸送装置 - Google Patents

ゴミ吸引輸送装置

Info

Publication number
JP2542582Y2
JP2542582Y2 JP1991016885U JP1688591U JP2542582Y2 JP 2542582 Y2 JP2542582 Y2 JP 2542582Y2 JP 1991016885 U JP1991016885 U JP 1991016885U JP 1688591 U JP1688591 U JP 1688591U JP 2542582 Y2 JP2542582 Y2 JP 2542582Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
garbage
transport pipe
transport
dust
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1991016885U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH055710U (ja
Inventor
一平 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinmaywa Industries Ltd
Original Assignee
Shinmaywa Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shinmaywa Industries Ltd filed Critical Shinmaywa Industries Ltd
Priority to JP1991016885U priority Critical patent/JP2542582Y2/ja
Publication of JPH055710U publication Critical patent/JPH055710U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2542582Y2 publication Critical patent/JP2542582Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ゴミ貯留排出機から輸
送管を介してゴミを吸引,輸送するようにしたゴミ吸引
輸送装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば実開昭54−1617
1号公報に開示される如く、ゴミを輸送するための輸送
管の途中に接続される投入管を設け、該投入管に粉砕機
で粉砕されたゴミを投入して、輸送管を介してゴミを吸
引,輸送するとともに、輸送管の投入管との合流部より
も上流側に一次空気を取入れるための吸気口を設けたゴ
ミ吸引輸送装置において、投入管の途中と、輸送管の投
入管との合流部−吸気口間の途中にそれぞれ開閉弁を介
設し、各開閉弁の開閉を制御することにより、ゴミ吸引
作業中における負圧を適度に調節することにより、ゴミ
の吸引,輸送を円滑に行おうとするものは公知の技術で
ある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように2つの開閉弁開閉するには多くの手間を必要と
し、特に異常事態が発生したときの安全性が十分確保さ
れない虞れがあった。例えば、ゴミ処理室に隣接する駐
車場等で火災が発生した場合、各部が密閉され、一方の
開閉弁が閉になると、ゴミ処理室が輸送管を介して吸引
装置により大きな負圧状態になることがあり、駐車場等
も吸引ブロアの最大負圧まで圧力低下することになる。
したがって、ゴミ処理室や駐車場が大きな負圧状態とな
るのを回避すべく、輸送管を閉じて負圧の供給を阻止す
る必要があるが、特に多くのゴミ処理室が設置されてい
る場合など、各々2つの開閉弁を有する各ゴミ処理室へ
の配管を閉じるには多くの手間と長い時間とを要するこ
とになる。
【0004】本考案は斯かる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、開閉弁の取付けを簡略化することに
より、迅速な開閉操作を可能とし、もって、コストの低
減と安全性の向上とを図ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案の講じた手段は、図1に示すように、ゴミ貯
留排出器から輸送管を介してゴミを吸引,輸送するよう
にしたゴミ吸引輸送装置を対象とする。
【0006】そして、上記ゴミ貯留排出機が設置される
ゴミ処理室に屋内駐車場を隣接して設ける。上記ゴミ貯
留排出機の下方に、下流端が上記輸送管に合流するよう
接続された投入管の上流端開口させるとともに、上記
輸送管の上記投入管との合流部よりも上流側に、上記屋
内駐車場から外部空気を導入する吸気口を設ける。さら
に、上記輸送管の上記投入管との合流部よりも下流側に
輸送管通路を開閉する開閉弁を設ける構成としたもので
ある。
【0007】
【作用】以上の構成により、本考案では、ゴミ処理室に
おいて、ゴミ処理室に貯留されたゴミが投入管から輸送
管に投入され、開閉弁の開閉制御に応じた負圧の供給,
停止により、輸送管を介して吸引,輸送される。
【0008】そのとき、本考案では開閉弁が輸送管の投
入管との合流部よりも下流側に1個のみ設けられている
ので、この1個の開閉弁の開閉制御でゴミが円滑に輸送
され、制御構成が簡素化される。また、隣接する屋内駐
車場での火災発生時等にゴミ処理室などの過大な負圧を
回避すべく輸送管の通路を閉じる操作が単純化され、迅
速かつ確実に輸送管通路の遮断が行われる。さらに、投
入管に開閉弁を設ける必要がないので、投入管のスペー
スが低減されることになる。しかも、ゴミ処理室と隣接
する屋内駐車場を有効利用して、該屋内駐車場から外部
空気が導入されるので、吸気口は、ゴミ処理室と屋内駐
車場とを区画する隔壁などに形成するだけで良く、吸気
口が安価にかつ簡単に構成される。
【0009】
【実施例】以下、本考案の実施例について図1及び図2
に基づき説明する。
【0010】図2はゴミ吸引輸送装置の全体構成を概略
的に示し、R1 ,R2 ,…は建物の地下に設けられた第
1,第2,…ゴミ処理室であって、該各ゴミ処理室R1
,R2 ,…には管状の排出管Da の分岐管Da1,Da
2,…が接続され、さらに、該各分岐管Da1,Da2,…
には、通路を開閉する伝動スライド弁で構成された遮断
弁E1 ,E2 ,…が介設されている。また、Cはゴミ吸
引車であって、該ゴミ吸引車Cには直方体状のゴミ収容
タンクTと、該ゴミ収容タンクTに接続された吸込管D
b と、上記ゴミ収容タンクTに隣接して設けられた吸引
装置Vとが搭載されている。すなわち、上記排出管Da
と吸込管Db とでゴミを輸送するための輸送管Dが構成
されていて、上記遮断弁E1 ,E2 ,…を開くことによ
り、上記吸引装置Vでゴミ収容タンクT及びタンクT
に連通する輸送管Dに負圧を供給し、各ゴミ処理室R1
,R2 ,…から排出管Da の各分岐管Da1,Da2,…
を介して各ゴミ収容タンクTまでゴミを輸送するように
している。
【0011】次に、図1は上記第1ゴミ処理室R1 の内
部構造を示し、該ゴミ処理室R1 には、ゴミを貯留して
排出するゴミ貯留排出機としてのダストドラム1が配設
されていて、該ダストドラム1は、ゴミを投入するため
の投入ゲート1aと、投入されたゴミを送り込むスクリ
ュー1bと、ゴミを排出するための排出ゲート1cとを
備えている。また、該ダストドラム1に隣接してゴミを
上記輸送管Dに投入するための投入ホッパー2が設けら
れている該投入ホッパー2の下部は上記輸送管Dの排
出管Da に連通し、投入ホッパー2の上部で上記ダスト
ドラム1の排出ゲート1cが開口している。すなわち、
ダストドラム1の投入ゲート1aから投入されたゴミを
スクリュー1bで排出ゲート1cに送り込み、この排出
ゲート1cから投入ホッパー2にゴミを投入して、輸送
管Dを介し上記ゴミ吸引車Cの吸引装置Vによりゴミを
吸引し、ゴミ収容タンクTまでゴミを輸送するようにな
されている。
【0012】また、上記輸送管Dの排出管Da の先端開
口部10は上記第1ゴミ処理室R1内で開口しており、
さらに、第1ゴミ処理室R1 の隣接する屋内駐車場とし
ての地下駐車場Pとの間の壁面には、外部から空気を取
入れるための吸気口3が吸気マフラ4を付設して設けら
れている。すなわち、上記吸引装置Vによるゴミの吸引
時、一次空気を上記輸送管Dの先端開口部10から取り
入れる一方、二次空気を投入ホッパー2の上側開口から
供給しうるようになされている。なお、8a,8bはそ
れぞれ空調配管である。そして、上記遮断弁E1 は排出
管Da の投入ホッパー2との合流部G1 よりも下流側に
設けられている。
【0013】さらに、上記第1ゴミ処理室R1 には、室
内を作業空間R1aと空気流通空間R1bとに区画する隔壁
7が設けられており、上記空気流通空間R1b内に投入ホ
ッパー2が配設されているとともに、上記ダストドラム
1の排出ゲート1c、輸送管Dの先端開口部10及び吸
気口3の各々が空気流通空間R1b内に臨むようになされ
ている。また、ダストドラム1の排出ゲート1cを除く
本体部分は隔壁7により作業空間R1a側に区画されてい
る。すなわち、ゴミ吸引車Cの吸引装置Vにより、空気
流通空間R1b及びダストドラム1内が負圧にされても、
作業空間R1a内は略大気圧に保持され、かつ吸気口3か
ら吸入される外部空気が作業空間R1a側に侵入すること
なく、輸送管Dに流通するようになされている。そし
て、上記空調配管8a及び8bは作業空間R1aに接続さ
れている。以上、第1ゴミ処理室R1 についてのみ説明
したが、他の第2,第3,…ゴミ処理室R2 ,R3 ,…
についても同様の構成である。
【0014】したがって、上記実施例では、各ゴミ処理
室R1 において、ダストドラム1に投入されたゴミがダ
ストドラム1に貯された後、ダストドラム1の排出ゲ
ート1cから投入ホッパー2を介して輸送管D(上記実
施例では輸送管Dの排出管Da の分岐管Da1)に投入さ
れる。そして、遮断弁E1 が開かれると吸引装置Vによ
る負圧が輸送管Dに供給され、ゴミがゴミ吸引車Cのゴ
ミ収容タンクTに輸送される。そのとき、ゴミ処理室R
1 の吸気口3から取入れられた外部空気が、輸送管D
先端開口部10からは一次空気として、投入ホッパー2
の上側開口からは二次空気としてそれぞれ輸送管Dに吸
引され、ゴミの輸送が円滑に行われる。
【0015】ここで、上記実施例では、輸送管Dの投入
ホッパー2との合流部G1 よりも下流側に遮断弁E1 を
1個だけ設けた構造としているので、上記従来のものの
ようにゴミの輸送時に2つの開閉弁の開閉を制御するよ
うな複雑な手間を要することなく、1個の遮断弁E1 の
開閉制御のみでゴミの輸送作業を行うことができ、制御
構成の簡素化を図ることができる。
【0016】また、ゴミ処理室R1 ,R2 ,…は、臭気
や外観上の問題から建物の地下に設けられることが多
く、また、その隣接する空間は上記実施例のごとく地下
駐車場P等として利用されることが多い。したがって、
地下駐車場Pで火災があった場合、地下駐車場Pが密閉
されると、各ゴミ処理室R1 ,R2 ,…や地下駐車場P
が大きな負圧状態に吸引され、ひいては人体に害を与え
る虞れがある。したがって、これを回避すべく輸送管D
の通路を迅速に閉鎖する必要があるが、従来のもののよ
うに一時空気側と二次空気側とにそれぞれ開閉弁を設け
た構造では、事故の発生時に各開閉弁を閉じる操作が必
要となり、事故に対する迅速な対応が困難となる虞れが
ある。また、故障が生じる確率も増大する。それに対し
て、上記実施例では、単一の遮断弁E1 を閉じるだけで
輸送管Dの通路が遮断され、負圧の供給が停止されるの
で、火災等の異常発生時にも輸送管Dの通路を閉じる操
作を迅速かつ確実に行うことができる。
【0017】また、投入ホッパー2の下部に開閉弁を設
ける必要がないので、この部分のスペースが低減される
ことになる。
【0018】しかも、ゴミ処理室R1 と隣接する地下駐
車場Pを有効利用して、該地下駐車場Pから外部空気が
導入されるので、吸気口3は、ゴミ処理室R1 と屋内駐
車場Pとを区画する隔壁7に形成するだけで良く、吸気
口3を安価にかつ簡単に構成することができる。
【0019】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
ゴミ貯留排出機から輸送管を介してゴミを吸引,輸送す
るようにしたゴミ吸引輸送装置において、ゴミ貯留排出
機から輸送管にゴミを投入する投入管と輸送管との合流
部よりも下流側に輸送管の通路を開閉する開閉弁を設け
たので、1個の開閉弁の開閉作業によりゴミの輸送の制
御が可能になり、制御の簡素化を図ることができるとと
もに、屋内駐車場での災発生時に通路の遮断操作
速かつ確実に行えて安全性の向上を図ることができる。
また、投入管下部のスペースを低減することができる。
しかも、ゴミ処理室と隣接する屋内駐車場を有効利用し
て吸気口を安価にかつ簡単に構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係るゴミ処理室付近の構造を
示す縦断面図である。
【図2】ゴミ吸引輸送装置の全体構成を概略的に示す図
である。
【符号の説明】
1 ダストドラム(ゴミ貯留排出機) 2 投入ホッパ(投入管)3 吸気口 D 輸送管 E1 遮断弁(開閉弁) G1 合流部P 地下駐車場(屋内駐車場) R1 ゴミ処理室

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴミ貯留排出機から輸送管を介してゴミ
    を吸引,輸送するようにしたゴミ吸引輸送装置であっ
    て、上記ゴミ貯留排出機が設置されるゴミ処理室には屋内駐
    車場が隣接して設けられ、 上記ゴミ貯留排出機の下方には、下流端が上記輸送管に
    合流するよう接続された投入管の上流端が開口してお
    り、 上記輸送管の上記投入管との合流部よりも上流側には、
    上記屋内駐車場から外部空気を導入する吸気口が設けら
    れているとともに、 上記輸送管の上記投入管との合流部よりも下流側に
    送管通路を開閉する開閉弁が設けられていることを特徴
    とするゴミ吸引輸送装置。
JP1991016885U 1991-03-20 1991-03-20 ゴミ吸引輸送装置 Expired - Lifetime JP2542582Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991016885U JP2542582Y2 (ja) 1991-03-20 1991-03-20 ゴミ吸引輸送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991016885U JP2542582Y2 (ja) 1991-03-20 1991-03-20 ゴミ吸引輸送装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH055710U JPH055710U (ja) 1993-01-26
JP2542582Y2 true JP2542582Y2 (ja) 1997-07-30

Family

ID=11928628

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991016885U Expired - Lifetime JP2542582Y2 (ja) 1991-03-20 1991-03-20 ゴミ吸引輸送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2542582Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53111672A (en) * 1977-03-09 1978-09-29 Shin Meiwa Ind Co Ltd Pneumatic refuse transporting system

Also Published As

Publication number Publication date
JPH055710U (ja) 1993-01-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS59230901A (ja) 真空でからにするごみ容器
JP2542582Y2 (ja) ゴミ吸引輸送装置
JP3040493B2 (ja) 真空汚水機構及びその運転方法
KR100811836B1 (ko) 공기 이송방식 세대별 음식물 쓰레기 자동 처리장치
JP2518102Y2 (ja) ゴミ吸引輸送装置
US20090000019A1 (en) Waste transport system and apparatus for use with low water or water free waste disposal devices
KR200401857Y1 (ko) 공기 이송방식 세대별 음식물 쓰레기 자동 처리장치
JP2923858B2 (ja) ごみ空気輸送システム
CN208530718U (zh) 可排气的污泥厢
JP2669767B2 (ja) ゴミ吸引輸送装置
JPH0664705A (ja) ゴミ貯留輸送装置
JP3174219B2 (ja) ゴミ吸引輸送装置
JP2693704B2 (ja) ゴミ吸引輸送装置
JPH0199654A (ja) 破砕装置
JP2002156106A (ja) ごみ処理施設
KR20070011706A (ko) 공기 이송방식 세대별 음식물 쓰레기 자동 처리장치
JPS5943289Y2 (ja) ごみポストにおける臭気放出防止装置
JPH04272002A (ja) ゴミ吸引輸送装置
JPS6014073Y2 (ja) 弁箱洗浄装置
CN207417607U (zh) 一种铁路水泥罐车用气动卸货系统
JPH0996696A (ja) 放射線管理区域内設置ハウス
JP2669770B2 (ja) ゴミ吸引輸送装置
JPH0610207U (ja) ゴミ吸引輸送装置
JP2703846B2 (ja) ゴミ吸引輸送装置
JPH0533449Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term