JP2542579B2 - 原子炉格納容器のダイヤフラムフロア支持構造 - Google Patents

原子炉格納容器のダイヤフラムフロア支持構造

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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は原子炉格納容器のダイヤフラムフロア支持構
造に係り、特にダイヤフラムフロア内鉄筋量の低減等を
図った原子炉格納容器のダイヤフラムフロア支持構造に
関する。
(従来の技術) 第7図および第8図に従来の原子炉格納容器のダイヤ
フラムフロア支持構造を示す。
第7図および第8図に示すように、原子炉格納容器1
のダイヤフラムフロア2は原子炉圧力容器3とともにペ
デスタル4によって支持されている。このダイヤフラム
フロア2は、ドライウェル5とサプレッションチャンバ
6とのバウンダリを構成し、圧力抑制装置として機能す
る。
ところで、従来では、原子炉格納容器1とダイヤフラ
ムフロア2との接合部が剛接合とされている。即ち、ダ
イヤフラムフロア2内に配された放射方向上端鉄筋7aお
よび下端鉄筋7bが、原子炉格納容器1の厚板鋼板8に取
付けられたリブ9に溶接されているねじカプラー10を介
して剛構造で接合されている。
また、ダイヤフラムフロア2とペデスタルとの接合部
も同様に剛接合とされる。即ち、ペデスタル4の外筒鋼
板4aに取付けられたリブ9aに溶接されているねじカプラ
ー10aを介して、ダイヤフラムフロア2内に配された放
射方向上端鉄筋7aおよび下端鉄筋7bが接合されている。
(発明が解決しようとする問題点) 原子炉格納容器1とダイヤフラムフロア2との接合
部、およびダイヤフラムフロア2とペデスタル4との接
合部がいずれも剛接合となっているため、原子炉格納容
器1内が運転時や事故時等に高温となり、その温度荷重
が作用すると、ダイヤフラムフロア2に大きい曲げ荷重
が作用する可能性がある。即ち、高温時は、ペデスタル
4が熱膨張によって鉛直方向に変形して支持位置が高く
なり、ペデスタル4とダイヤフラムフロア2との接合部
に曲げモーメントが生じるものである。このため、従来
では、ダイヤフラムフロア2に配される放射方向上、下
端鉄筋7a,7bが増加する傾向にある。本発明はこのよう
な事情に鑑みてなされもので、ダイヤフラムフロアとペ
デスタルとの接合部に曲げモーメントが発生しないよう
にして、ダイヤフラムフロアの端部に発生する荷重を低
減させ、これによりダイヤフラムフロア内に配される鉄
筋量を低減できるとともに、施工性の向上が図れる原子
炉格納容器のダイヤフラムフロア支持構造を提供しよう
とするものである。
〔発明の構成〕
(問題点を解決するための手段) 本発明は、電子炉格納容器とその内方のペデスタルと
に水平なダイヤフラムフロアの外周縁部およびその内周
縁部をそれぞれ支持させる原子炉格納容器のダイヤフラ
ムフロア支持構造において、前記ダイヤフラムフロアの
電子炉格納容器側端部は、そのダイヤフラムフロアのコ
ンクリート躯体内に配された放射方向上下端鉄筋を介し
て前記原子炉格納容器内鉄筋と一体的に接続し、前記ダ
イヤフラムフロアのペデスタル側端部は、そのペデスタ
ルに設けた段差上に配置するとともに、そのダイヤフラ
ムフロアのコンクリート躯体内に配された放射方向下端
鉄筋のみを前記ペデスタルにその段差上に固定した鋼板
リブを介して接続し、放射方向上端鉄筋は前記ペデスタ
ルと非接続構造としたものである。
(作用) ダイヤフラムフロアの荷重は原子炉格納容器への剛接
合と、ペデスタル段差への載置により十分に支持され
る。また、ダイヤフラムフロア内下部の放射方向下端鉄
筋は原子炉格納容器内鉄筋およびペデスタルの鋼板リブ
に接合されるので、高温度荷重、地震荷重等は伝達され
るが、ダイヤフラムフロア内上部の放射方向下端鉄筋は
ペデスタルに非接合であるため、ペデスタルの熱変形に
よりダイヤフラムフロアの上部にかかる荷重は従来に比
して減少する。よって、鉄筋数の減少が図れるようにな
る。
(実施例) 以下、本発明の実施例を第1図〜第4図を参照して説
明する。
第1図に示すように、原子炉格納容器11のダイヤフラ
ムフロア12は原子炉圧力容器13とともにペデスタル14に
より支持されている。
ダイヤフラムフロア12は第2図〜第4図に示すよう
に、鉄筋コンクリート構造とされている。即ち、ダイヤ
フラムフロアを構成するコンクリート躯体15内の上、下
部には放射方向上下端鉄筋16,17が配される。また、コ
ンクリート躯体15内には、放射方向上下端鉄筋16,17の
各下部にこれらと交差する状態で円周方向上下端鉄筋1
8,19が配される。なお、コンクリート躯体15の下面には
シールプレート20が設けられる。
ダイヤフラムフロア12と原子炉格納容器11との接合部
においては、原子炉格納容器11のバウンダリに厚板鋼板
21が垂直に取付けられている。この厚板鋼板21には、ダ
イヤフラムフロア12の放射方向上下端鉄筋16,17と接続
するための複数のねじカプラー22が溶接により両側面に
突設されている。即ち、このねじカプラー22は原子炉格
納容器11内の鉄筋23に接合するとともに、ダイヤフラム
フロア12内の放射方向上下端鉄筋16,17に接合し、この
ダイヤフラムフロア12の荷重は原子炉格納容器11のコン
クリート躯体24へ伝達される構造となっている。
そして、ダイヤフラムフロア12とペデスタル14との接
合部においては、ペデスタル14の外周側に設けた段差に
よってダイヤフラムフロア12を支持する構造としてい
る。即ち、ペデスタル14の外筒鋼板25に段差を設け、そ
の段差により形成されたペデスタル頂部棚部26でダイヤ
フラムフロア12を支持している。なお、ペデスタル頂部
棚部26には、ダイヤフラム12の放射方向下端鉄筋17のみ
と接合するための鋼板リブ27およびリングプレート28が
溶接されている。この鋼板リブ27は縦板状で、ペデスタ
ル14の周方向に間隔的に配されたものである。リングプ
レート28はペデスタル14と同心的なリング状をなすもの
で、これに溶接によりねじカプラー29が取付けられてい
る。このねじカプラー29は放射方向下端鉄筋17が接合さ
れている。
なお、放射方向上端鉄筋16は、ペデスタルに接合され
ず、ダイヤフラムフロア12内のコンクリート部分で途切
れた構造となっている。
このような構成によると、ダイヤフラムフロア12の原
子炉格納容器11側接合部を剛接合とし、ペデスタル14側
接合部をダイヤフラムフロア12の放射方向下端鉄筋17を
介してのみペデスタル14に接続した段差上への載置構造
としたので、ダイヤフラムフロア12に通常時および事故
時の荷重が作用しても大きい曲げモーメントが発生しな
い。つまり、ダイヤフラムフロア12のコンクリート躯体
15、放射方向上下端鉄筋16,17および円周方向上下端鉄
筋18,19によって荷重の負担が行なわれるが、厚板鋼板2
1に取付けたねじカプラー22を介しての、放射方向上下
端鉄筋16,17と鉄筋23との接続により原子炉格納容器11
に荷重が伝達されるだけで、ペデスタル14側には荷重が
伝達されない。即ち、ダイヤフラムフロア12のペデスタ
ル14側端部では、ペデスタル14の頂部に設けた段差によ
って支持される。ペデスタル14にねじカプラー29を溶接
し、放射方向下端鉄筋17のみを接合したことにより、ダ
イヤフラムフロア12に作用する荷重のみがペデスタル14
に伝達される。したがって、ペデスタル14が温度荷重を
受け熱膨張が生じても、これとダイヤフラムフロア12の
放射方向上端鉄筋16とは接合していないため、剛接合方
式とならず、ダイヤフラムフロア12に曲げモーメントが
生じないものである。
なお、ペデスタル14に生じる地震荷重は、ペデスタル
頂部棚部26に取付けた鋼板リブ27により、ダイヤフラム
フロア12に伝達され、電子炉格納容器11に伝達されるの
で、位相ずれによる衝突などのおそれはない。
なお、前記実施例では、ダイヤフラムフロア12とペデ
スタル14との接続部において、放射方向下端鉄筋17から
鋼板リブ27に直接ねじカプラー29を介して荷重が伝達す
るようにしたが、第5図に示すように、鋼板リブ27上に
水平に設置したリングプレート30を介してペデスタル14
に荷重伝達を行なわせるようにしてもよい。このような
構成にすれば、ダイヤフラムフロア12からペデスタル14
への荷重伝達がスムーズに行なわれるようになる。
また、第6図に示すように、ダイヤフラムフロア12の
放射方向下端鉄筋17をペデスタル頂部棚板26上に、放射
状に配置した鋼板リブ27に直接接合し、垂直なリングプ
レート31を鋼板リブ27間に設けてもよい。このような構
成によっても、ダイヤフラムフロア12からペデスタル14
への荷重伝達がスムーズに行なわれるようになる。
〔発明の効果〕
本発明に係る電子炉格納容器のダイヤフラムフロア支
持構造によれば、ダイヤフラムフロアの荷重は電子炉格
納容器への剛構造と、ペデスタル段差への載置により十
分に支持される。また、原子炉格納容器端部側では、剛
接合とし、ペデスタルに接続するだけで、放射方向上端
鉄筋は接続しない支持構成としたので、ペデスタルが事
故時に熱膨張しても、ダイヤフラムフロア端部に大きい
曲げモーメントが発生することを避けられる。したがっ
て、ダイヤフラムフロアの鉄筋量を減少することが可能
となるとともに、施工性の向上が図れ、しかもダイヤフ
ラムフロアの構造の健全性も向上できる等の効果が奏さ
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す全体断面図、第2図は
第1図の一部を拡大して示す図、第3図はさらに第2図
のA部を拡大して示す図、第4図は第2図のB部を拡大
して示す図、第5図および第6図はそれぞれ本発明の他
の実施例を示す断面図、第7図は従来例を示す全体断面
図、第8図は第7図の一部を拡大して示す図である。 11……電子炉格納容器、12……ダイヤフラムフロア、14
……ペデスタル、15……ダイヤフラムフロアのコンクリ
ート躯体、16……放射方向上端鉄筋、17……放射方向下
端鉄筋、22,29……ねじカプラー、27……鋼板リブ、30,
31……リングプレート。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子炉格納容器とその内方のペデスタルと
    に水平なダイヤフラムフロアの外周縁部およびその内周
    縁部をそれぞれ支持させる原子炉格納容器のダイヤフラ
    ムフロア支持構造において、前記ダイヤフラムフロアの
    電子炉格納容器側端部は、そのダイヤフラムフロアのコ
    ンクリート躯体内に配された放射方向上下端鉄筋を介し
    て前記原子炉格納容器内鉄筋と一体的に接続し、前記ダ
    イヤフラムフロアのペデスタル側端部は、そのペデスタ
    ルに設けた段差上に配置するとともに、そのダイヤフラ
    ムフロアのコンクリート躯体内に配された放射方向下端
    鉄筋のみを前記ペデスタルにその段差上に固定した鋼板
    リブを介して接続し、放射方向上端鉄筋は前記ペデスタ
    ルと非接続構造としたことを特徴とする原子炉格納容器
    のダイヤフラムフロア支持構造。
  2. 【請求項2】各鉄筋の接続部はねじカプラーによって構
    成されている特許請求の範囲第1項に記載の原子炉格納
    容器のダイヤフラムフロア支持構造。
  3. 【請求項3】ペデスタルの段差上に固定した鋼板リブに
    は荷重伝達を円滑化するための水平または垂直なリング
    プレートが設けられている特許請求の範囲第1項に記載
    の原子炉格納容器のダイヤフラムフロア支持構造。
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JPS58184580A (ja) * 1982-04-22 1983-10-28 石川島播磨重工業株式会社 原子炉格納容器のダイアフラムフロアの据付方法

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