JPS6395388A - 原子炉格納容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、原子炉格納容器のサポート構造の開発に係り
、特に高耐震性を有し、基礎固定部に局部的な応力を発
生せずかつ前記基礎構造の施工性を改善し、高地震地帯
のＲ電プラントの格納容器構造として好適な構造を提供
する。

〔従来の技術〕

従来の原子炉格納容量（以降ＰＣｖと略す）は。

基礎コンクリート内に底部が一体的に埋設されてその構
造は独立した自立型構造となっている。

ＰＣＶの外側には放射能を遮断するための外部遮蔽壁が
設けられている。

又、ＰＣｖ内部には、ポーラクレーンが架設されている
。

ここで一般に外部遮蔽壁及びＰＣｖ内部コンクリート並
にＰＣｖはそれぞれ独立した構造となっており、ＰＣｖ
に地震荷重が作用すると、ＰＣｖの全高が高く、又、ｐ
ｃｖ内側に大型で重量の大きいポーラクレーンが架設さ
れていることから、クレーンの設置されるリングガーダ
取付部やＰＣｖ基礎固定部において、複雑な振動及び変
形が発生し、局部的に非常に大きな応力が発生するため
、２０７部材の板厚等を増加したりしていた。

一方、上記のような問題点に対し既に開発されている発
明として、特開昭６０−１１４９９８号に記載されてい
るように、基礎コンクリート内に底部が一体的に埋設さ
れたＰＣｖと、同ＰＣｖを囲繞し、前記基礎コンクリー
トと一体的に結合されていた外部遮蔽壁とからなる原子
炉格納容器施設において、前記格納容器の内部上方に架
設されたポーラクレーン支持用リングガーダに対応して
前記ＰＣｖ外面にスタビライザを円周方向に亘って間隔
をおいて配置させて、かつ前記遮蔽壁内面に前記の各各
のスタビライザを夫々受容する応力伝達用凹部を設置し
た構造を持つ原子炉格納容器を特徴としていた。

しかし、前記の発明では、基礎コンクリートの内にＰＣ
ｖと、ＰＣｖ内部コンクリート部材の接続機構として、
ｐｃｖを介し下部の基礎コンクリートと前記ＰＣｖ上部
の内部コンクリートの間には、スタッド等のサポート構
造を設置し一体構造としていた。このため、前記ＰＣｖ
の使用前検査として行なわれる内圧に対する耐圧試験時
に２０７部材軸上に発生する部材の伸びと同時に、ＰＣ
ｖが基礎コンクリートと内部コンクリートに接している
摩擦面とスタッド部に前記伸びに対する剪断応力を発生
させる。特にＰＣＶ埋込みの端部においては、スタッド
の取付部に局部的に応力が集中する可能性が高い、また
ＰＣｖ基部は１曲率がついており、それに沿って取り付
けられているスタッドは、地震等による水平荷重に対し
ても一率に全般のスタッドが耐えうる構造となっておら
ず。

前記の局部的な応力の集中時も含め、スタッド構造の部
分破壊が発生すると、隣接部スタッドへ伝達し破壊部を
広げることなどの予想がされる。このためスタッド構造
による基礎部の一体化においては、万一のスタッド構造
の局部的な破壊は、全般的な基礎構造の健全性に対し、
危険な状態を引き起こす要因を持っていた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記従来技術は、２０７部材軸上に沿って発生する部材
の伸びに対し、ＰＣｖ基礎構造に対し局　一 部的な応力の集中を発生させることの点について゛配慮
がされておらず、ｐｃｖ基礎端造として応力の集中を基
本的に解消することはできないことが云われていた。

本発明の目的は、上記問題を解決するために提案された
もので、ＰＣ■基礎コンクリート構造とＰＣｖ及び、ｐ
ｃｖ内部コンクリート構造の基部の中心点に基礎スタビ
ライザ構造を採用したことによるｐｃｖ基礎構造の構成
部材の一案を提案することにある。このため、ｐｃｖ基
礎構造においては、ｐｃｖ内部荷重及び外部荷重に対し
、局部的な応力を発生することなく、ＰＣｖ基礎部スタ
ッド等の取付による溶接作業の削減、ＰＣｖ基礎部施工
性の向上、またＰＣＶ現地据付時板ブロックの大型化が
可能となるＰＣｖの構造の改善が可能となる。

また、ＰＣｖ基礎部として一点で上部構造を拘束させる
構造を採用することにより、複雑なＰＣ■基礎部材中を
伝達する荷重の伝達機構を明確に表現することが可能と
なる。

一方、ｐｃｖの上部に架設されるポーラクレーンの大重
量により複雑な振動や変形がＰＣｖに発生することに対
しては球型構造が特徴とする高強度構造部である頂部に
おいて、ＰＣＶとこれを囲繞する外部遮蔽壁の間に頂部
スタビライザを設けることにより、ＰＣｖ自体の変形を
おさえることを目的としている。

〔問題点を解決するための手段〕

上記目的は、ｐｃｖ５礎コンクリート構造とＰＣｖ及び
ＰＣｖ内部コンクリートで構成されるＰＣｖ基礎構造と
して基部の中心点に基礎スタビライザ構造を設置し、ま
た、大重量のポーラクレーンを架設する自立型のＰＣＶ
とこれを囲繞する外部遮蔽壁の間に頂部スタビライザ構
造を設置することにより、基礎スタビライザ及び頂部ス
タビライザ構造を合わせて採用することにより耐震性が
高く基礎部の応力伝達を明確にした構造を開発すること
により達成される。

声　前記基礎スタビライザ構造は、ＰＣＶの内外にｊ取
り付けたスタビライザを、外側においては、ＰＣｖ基礎
コンクリート側の凹部に設置し、内側においてはＰＣｖ
内部コンクリート中の鉄筋に溶接して固定させている。

従来のスタッドを採用していたＰＣｖ基礎構造に比べ、
コンクリートとの接触面全搬に亘るスタッドの溶接取付
けが不要となり、この結果、ｐｃｖの溶接箇所が削減で
きる等の特徴を有している。

前記頂部スタビライザ構造は、外部遮蔽壁の頂部の下側
にスタビライザを設け、ＰＣＶ頂部の凹構造内に前記ス
タビライザを設定することを特徴とする。

〔作用〕

ＰＣｖ基礎部と頂部においてスタビライザを設けること
を特徴とする本発明は、ＰＣｖとＰＣｖ内部コンクリー
ト構造を支持するＰＣＶ基礎コンクリート構造の最下部
の中央に基部スタビライザを設けることにより、上載さ
れているＰＣｖの材軸上に発生する伸びや、ｐｃｖ内部
コンクリートＰＣｖ及び基礎コンクリート構造に局部的
な応力の集中を発生させない構造を構成する。

上記構造は、最下部の中央部で止められていることを特
徴とし、コンクリートと接する全面に亘すスタツドを設
ける必要はなくなり、従来まで施工時間がかかつていた
ＰＣｖ基部の据付作業は、基部スタビライザの取り付は
後、ＰＣｖを上載して行くだけの容易な作業となる。

一方、ＰＣＶと外部遮蔽壁の頂部において頂部スタビラ
イザを設けることにより、ｐｃｖ上部に生じる地震力等
の外力に対し、前記頂部スタビライザ及び凹部を介して
外部遮蔽壁に伝達される。

ＰＣｖは、地震荷重に対して、従来構造では第２図に示
す如く上部ポーラクレン支持点に振動の反曲点が発生す
る応答していたが、本案によれば、ＰＣＶ頂部をＰＣｖ
構造より剛性の高い外部遮蔽壁にて支持された状態で応
答するので、（第３図に示す、）ｐｃｖの内部上方に設
置されるポーラ・クレンの慣性力をＰＣｖが負担する割
合を著しく゛減少することが可能となり、前記ＰＣｖと
外部遮蔽壁とを連絡する頂部スタビライザは、ＰＣｖに
内材が作用した場合の変形を拘束することなしに、地震
荷重のみを外部遮蔽壁に伝達し、ＰＣＶの地層応答を低
減させること及びＰＣｖに発生する部材内応力の低減が
可能となる。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図により説明する。

図において、ＰＣＶＩは、基礎コンクリート２内に内部
コンクリート７と一体的にコンクリートで埋設された構
造となっている。外部遮蔽壁３はＰＣｖを囲繞し、前記
基礎コンクリートと一体構造となっている。ｐｃｖ内の
上部においては、大重量のポーラクレン４が上段してい
る。

前記ＰＣｖの頂部には、外部遮蔽壁より取り付けられた
頂部スタビライザ５を受は取める凹部が設けられている
。ｐｃｖ基部には、ＰＣｖ最下部に取り付けられた基部
スタビライザ６とこれを受は取める凹部が基礎コンクリ
ートの内に設けられている。

第５図及び第６図は、前記ＰＣｖの基部及び頂部におい
て設けられているスタビライザ構造の詳細な構造図を示
す。第５図において、基部スタビライザ６はＰＣＶＩに
取り付られており、基礎コンクリート２の中には、基部
スタビライザを受は取める基礎コンクリート内凹部１３
が設置される。

凹部は、凹部受プレート１４で固定されさらに基礎コン
クリート内鉄筋１５と接続されて基礎コンクリートと一
体となっている。一方ＰＣｖ内部コンクリート７の中に
は、前記基部スタビライザをＰＣｖに取り付けたその上
部に内部コンクリート内サポート１６を取り付ける。内
部コンクリート内サポートの上部には、内部コンクリー
ト内受プレート１７が取り付けられさらに内部コンクリ
ート内鉄筋工８により内部コンクリート構造と前記内部
コンクリート内サポートを接続させている。

第６図において、頂部スタビライザ５は、外部遮蔽壁３
の内部の頂部スタビライザ受プレート２１に接合されて
固定されている。ここで、受プレート２１は受プレート
固定スタッド２２により、外部遮蔽壁の中に固定される
こととなる。一方ＰＣ：Ｖ１の頂部においては、頂部ス
タビライザにＰＣｖの荷重を伝えるＰＣｖ頂部頂部工部
１９り付けられている。前記凹部プレートの廻りには、
ＰＣｖ板内に局部的な応力が発生しないように凹部受リ
ブ２０が配置されている。

〔発明の効果〕

ＰＣｖ基礎部と頂部においてスタビライザ構造を設ける
ことを特徴とする本発明によれば、ｐｃｖの頂部と最下
部の２点において微小の変位を許容するスタビライザ構
造を設けることにより、ＰＣｖ内圧による部材軸上の伸
び及び地震時にＰＣｖ上部にかかる水平荷重に対し、Ｐ
Ｃｖ及び基礎コンクリート構造に局部的な応力の集中を
発生させない構造を楕成することができるので、基礎構
造としてスタッドを設置する必要がなく、耐震性が高く
、施工性も良いＰＣｖ基礎構造を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

゛　、第１図は本発明の一実施例のＰＣｖ基礎部と頂−
ｍにスタビライザを設置した原子炉格納容器施設の縦断
面図、第２図は従来の原子炉格納容器施設の縦断面図、
第３図は従来技術による原子炉格納容器施設の地震時に
おける振動曲線、第４図は、本発明の地震時における振
動曲線、第５図はＰＣｖ基礎スタビライザ構造詳細図、
第６図はＰＣｖ頂部スタビライザ構造詳細図。 １・・・原子炉格納容器、２・・・基礎コンクリート、
３・・・外部遮蔽壁、４・・・ボーラクレン、５・・・
頂部スタビライザ、６・・・基部スタビライザ、７・・
・内部コンクリート、８・・・リングガーダ、９・・・
スタビライザ、１０・・・スタッド、１１・・・スタビ
ライザ支持点、１２・・・ＰＣｖ振動曲線、１３・・・
基礎コンクリート内凹部、１４・・・凹部受プレート、
１５・・・基礎コンクリート内鉄筋、１６・・・内部コ
ンクリート内サポート、１７・・・内部コンクリート内
受プレート、１８・・・内部コンクリート内鉄筋、１９
・・・Ｐｃｖ頂部凹部、２０・・・凹部受リブ、２１・
・・頂部スタビラ乃１　図 ’７　−−−ｒ７：ｌｉ’′：１′−’７１１−）１０
−−−スフ、ソド。 躬３　図 某咋図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、原子炉格納容器を取り囲む外部遮蔽壁と前記原子炉
   格納容器の頂部と下部に水平荷重を伝達するスタビライ
   ザ構造を有する原子炉格納容器。 ２、原子炉格納容器の基礎最下部で原子炉格納容器内部
   のコンクリートと建屋基礎との間に水平荷重を伝えるス
   タビライザ構造を備える特許請求の範囲第１項に記載の
   原子炉格納容器。