JP2542289Y2 - 移動形x線装置 - Google Patents

移動形x線装置

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JP2542289Y2
JP2542289Y2 JP7105292U JP7105292U JP2542289Y2 JP 2542289 Y2 JP2542289 Y2 JP 2542289Y2 JP 7105292 U JP7105292 U JP 7105292U JP 7105292 U JP7105292 U JP 7105292U JP 2542289 Y2 JP2542289 Y2 JP 2542289Y2
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ray
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movable
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滋雄 藤井
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Hitachi Medical Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は移動形X線装置に係り、
特に病室内でのX線撮影操作を容易に行えるようにした
X線管支持器を備えた移動形X線装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】本考案が対象とする従来装置は、移動台
車の前方に上下屈伸するX線管支持器(以下、アームと
称す)を備えており、このアームの屈伸により被検者の
撮影部位へX線管を位置決めしたり、また装置走行時に
X線管を収納位置へ保持できるようになっていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前記従来装置におい
て、装置を病室へ移動する際には操作者は移動台車の後
方にて走行操作をし、病室内へ着いたら台車の前方に行
き、所定位置に保持されているアームを延伸操作してX
線管の位置決めを行う必要があった。つまり、X線管の
位置決めは操作者が台車の前方に行かないとできない構
造となっていた。このような装置では、病室内のベッド
とベッドの間や、ベッドと病室の壁との間のような狭い
所へ装置を進入させないとX線撮影が行えないような場
合には、X線管の位置決めと装置の前後移動とを交互
に、または繰り返して行う必要があった。装置の前後移
動をとって見ても、装置をベッドや壁面にぶつけないよ
うに注意して行わなければならず、また延伸したアーム
を壁面や蛍光灯にぶつけないように注意を払う必要があ
り、操作者にとって多くの時間と精神力を含めた労力を
要求されるものであった。
【0004】そこで本考案は、上記問題点に鑑み、病室
内で迅速に、かつ簡単にX線撮影の位置決めができる移
動形X線装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案は、移動台車の後方へX線高電圧装置とX線制
御装置とを搭載するとともに、前記移動台車の前方へ支
柱を旋回可能に立設し、この支柱へX線管装置を支持す
るアームを垂直な面に沿って回動可能に設けて成る移動
形X線装置において、前記アームと支柱とを連結する支
点軸へ設けた第一の回転体と、前記支柱へ設けられ前記
第一の回転体と係合する第二の回転体と、前記移動台車
の後方へ延在しかつ前記第二の回転体へ駆動力を与える
レバーと、前記第二の回転体へ前記アームを上方へ押し
上げる回転力を与える操作力軽減機構とを有して成るア
ーム回動装置を設けたことを特徴としている。
【0006】
【作用】レバーは移動台車の後方に向って延在している
ので、操作者はX線制御装置に対面した移動台車の後方
からレバーを操作することができる。操作者がレバーを
操作する時、操作力軽減機構はアームを上方へ押し上げ
るように第二の回転体へ回転力を与える。したがってレ
バーの操作は小さな力で行える。レバーを操作すると、
第二の回転体から第一の回転体へ回転力が伝達され、第
一の回転体の回転力がアームに伝達され、アームが上方
へ回動し、これによりX線管装置は所定の位置へ移動さ
れる。そこで、支柱をレバーにより旋回させるとベッド
上の被検者の撮影部位へX線管装置を位置決めすること
ができる。したがって、操作者は移動台車の後方、即ち
ベッドとベッドとの狭い間へ行き来する必要はなくな
る。
【0007】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図1,図2を用い
て説明する。図1は本考案の一実施例の移動形X線装置
の外観を示す斜視図である。図において、1はX線高電
圧装置及びX線制御装置を収納したX線装置本体、2は
移動台車で主輪(駆動輪)3と自在輪4とを備え、図示
を省略した電動機を含む駆動機構によって主輪3を駆動
することによって走行可能なもの、5は軸受部、6は支
柱で軸受部5によって旋回可能に支持されている。7は
アームで、支柱6の上端部に設けられた支点を中心に回
動可能となっている。8はX線管装置部でX線管装置8
a,絞り装置8b及び支持金具8cから成り、このX線
管装置部8は、前記アーム7の端部にて回動可能に連結
され、アーム7が上下に回動しても常にX線放射方向が
垂直方向を向くようになっている。
【0008】次に、図2を交えて、本考案が特徴とする
アーム7のスイング機構を説明する。支柱6の上端部に
は、支点軸11が設けられ、この支点軸11は支柱6に
対しては回転自在に結合され、かつアーム7に対しては
キーで固定されている。したがって、支点軸11へ回転
力を与えるとアーム7が回動する。支柱6の上端部に
は、もう1つの支点軸12が支柱6に対し回転自在に設
けられている。この支点軸12には歯車13とレバー1
4が固着されている。また、前記支点軸11にも歯車1
5が固着され、前記歯車13と噛み合っている。これに
よって、レバー14へ支点軸12の回転力を与えると、
歯車15,歯車13を介して、支点軸11が回転させら
れ、アーム7が回動する。歯車15には軸中心から所定
距離だけ離れた位置にピン16が固定され、このピン1
6にリンク17が回動自在に結合されている。そしてリ
ンク17の他端はX線管装置部8の支持金具8cとこれ
またピン18により回動自在に結合されている。リンク
17はアーム7が回動してもX線管装置8aから放射さ
れるX線垂の中心が常に垂直方向を保持する機能を果た
す。このため、歯車15が回転した場合に、その回転角
に対し支持金具8cの回転角が符号を逆にした等しい角
度だけ回転するようにリンク17の長さとピン16,1
8の取付位置が設定されている。
【0009】次に、アーム7の回動力、即ち、操作者が
レバー14を上方向へ回動させる操作力を軽減させる機
構について説明する。20はシリンダで、このシリンダ
20の内部には圧縮バネ21が挿入されている。圧縮バ
ネ21はその一端はシリンダ20の底面に保持され、も
う一端側は、レバー14にピン22で回動可能に連結さ
れたピストン軸23に当接している。圧縮バネ21を収
納するシリンダ20の底面はピン24で支柱6へ回動自
在に連結されている。圧縮バネ21の強さは、アーム7
が図2に二点鎖線で示す通常のX線撮影位置にてバラン
スが取れる強さとし、前記二点鎖線の位置から所定の範
囲の下方では、シリンダ20とピストン軸23の摩擦力
によってアーム7が停止し得るように、これらの関係を
設定すると良い。そして、もし前記摩擦力の付与が困難
であれば、支点軸11へ電磁ブレーキを設けても良い。
また、レバー14を最下方に引き下した場合に、レバー
14と装置本体1との間で操作者が指を挟むのを防止す
るために、アーム7の最下端位置を設定するストッパを
支柱6に設けると良い。
【0010】次に、本装置の操作方法を交えて動作を説
明する。移動形X線装置は図2の状態で病院内の保管場
所に保管されている。この装置を装置本体1の操作ハン
ドル9により撮影場所である病室内へ移動する。そし
て、装置をベッドとベッドの間へ搬入する。ここで操作
者はレバー7を上方へ押し上げる。この時、圧縮バネ2
1の力が操作者の操作力を軽減させる。そして、レバー
7の上下方向の移動と、支柱6に対する旋回移動とによ
り被検者の撮影部位へX線管装置8aの位置を合わせ
る。X線管装置8aは常に垂直方向に向いているので、
レバー7と支柱6の回動で位置合わせは可能となる。
【0011】X線撮影が終了したならば、今までと逆の
操作でX線管装置部8を所定の位置へ収納し、再度保管
場所へ装置を移動する。
【0012】以上本考案の一実施例を説明したが、本考
案は上記実施例に限定されることなく、要旨を逸脱しな
い範囲で変形可能である。例えば操作者のレバー操作力
軽減の圧縮バネだけでは、操作力がレバー移動の中間で
大きくなることが避けられない場合には、支点軸11へ
減速機付小型モータを連結したモータアシスト機構を付
加し、モータのオン/オフ・スイッチをレバー7へ設け
ても良く、この場合、レバー7を下げる時に、モータの
減速機がブレーキの役目を果たすので、安全上も好まし
い効果が得られる。
【0013】
【考案の効果】以上述べたように本考案によれば、操作
者はベッドとベッドとの狭い間へ行ったり来たりせずと
も、移動台車の後方にいるままでX線管装置ができるよ
うになり、従来装置と比較し、操作が迅速に、かつ容易
に行えるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の移動形X線装置の一実施例の外観を示
す斜視図。
【図2】アーム回動装置の詳細な構成の一実施例を説明
するために一部を断面で表した移動形X線装置の側面
図。
【符号の説明】
6 支柱 7 アーム 13 歯車 14 レバー 15 歯車 17 リンク 21 圧縮バネ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】移動台車の後方へX線高電圧装置とX線制
    御装置とを搭載するとともに、前記移動台車の前方へ支
    柱を旋回可能に立設し、この支柱へX線管装置を支持す
    るアームを垂直な面に沿って回動可能に設けて成る移動
    形X線装置において、前記アームと支柱とを連結する支
    点軸へ設けた第一の回転体と、前記支柱へ設けられ前記
    第一の回転体と係合する第二の回転体と、前記移動台車
    の後方へ延在しかつ前記第二の回転体へ駆動力を与える
    レバーと、前記第二の回転体へ前記アームを上方へ押し
    上げる回転力を与える操作力軽減機構とを有して成るア
    ーム回動装置を備えたことを特徴とする移動形X線装
    置。
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