JP6066388B1 - 放射線照射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザの邪魔になるような機構を設けることなく、装置移動時におけるアーム部の移動を規制することができる放射線照射装置を提供する。【解決手段】放射線を発生する放射線発生部と、放射線発生部が一端に取り付けられたアーム部40と、アーム部40の他端が一端に回動可能に接続された支持部材と、支持部材の他端が接続された本体部と、本体部の底面に設けられ、装置設置面上を走行可能な脚部と、アーム部40の回動を規制するアームロック部60とを備え、アームロック部60が、アーム部40の内部に設けられている。【選択図】図6

Description

本発明は、放射線源が設けられたアーム部を有する放射線照射装置に関するものである。
従来、手術室、検査室または入院患者の病室などにおいて患者の放射線画像を撮影する場合に用いられる可搬型の放射線照射装置が種々提案されている(特許文献1〜特許文献3参照)。
この可搬型の放射線照射装置は、基本的に、車輪により走行可能とされた脚部と、放射線源駆動用のバッテリおよび放射線源の駆動に関わる電気回路等からなる制御部を収容して脚部の上に保持された本体部と、本体部に接続されたアーム部とを備え、アーム部の先端に放射線源を取り付けることにより構成されている。
このような放射線照射装置の使用時には、まず、放射線照射装置を患者のベッドの近くまで移動する。次いで、アーム部を延ばして放射線源を所望とする位置に移動し、かつ放射線検出器を被検体の背後の所望とする位置に移動する。そして、この状態において、放射線源を駆動して被検体に放射線を照射し、被検体を透過した放射線を放射線検出器により検出して、被検体の放射線画像を取得する。
一方、放射線照射装置を移動させる時には、アーム部が折りたたまれて放射線源が収容された状態とされる。このとき重量の重い放射線源が設けられたアーム部が振動すると装置が破損する恐れがあるため、アーム部が移動しないようにアーム部の移動を規制する必要がある。
そこで、たとえば特許文献1においては、折りたたまれるアーム部の外周面と、アーム部が折りたたまれたときにアーム部の外周面に対向する位置にある支柱とに対してそれぞれ接続部を設け、これらの接続部を接続することによってアーム部の移動を規制する方法が提案されている。
特開2014−73322号公報 特開2014−110872号公報 特開2015−83113号公報
しかしながら、特許文献1に記載のようにアーム部をロックするための接続部が露出している場合、その接続部がユーザに当たって邪魔になる場合がある。
本発明は、上記の問題に鑑み、ユーザの邪魔になるような機構を設けることなく、装置移動時におけるアーム部の移動を規制することができる放射線照射装置を提供することを目的とする。
本発明の放射線照射装置は、放射線を発生する放射線発生部と、放射線発生部が一端に取り付けられたアーム部と、アーム部の他端が一端に回動可能に接続された支持部材と、支持部材の他端が接続された本体部と、本体部の底面に設けられ、装置設置面上を走行可能な脚部と、アーム部の回動を規制するアームロック部とを備え、アームロック部が、アーム部の内部に設けられていることを特徴とする。
ここで、上記「アームロック部が、アーム部の内部に設けられ」とは、必ずしもアームロック部の構成要素の全てがアーム部内に設けられている必要はなく、一部が支持部材の内部に設けられていてもよい。
また、上記本発明の放射線照射装置において、アームロック部による規制を解除するアームロック解除部は、アーム部に設けることができる。
また、上記本発明の放射線照射装置において、アームロック解除部は、アーム部の延伸方向の中心よりも放射線発生部側に設けることができる。
また、上記本発明の放射線照射装置において、アームロック解除部は、アーム部の延伸方向に平行な方向へ移動する移動部を有し、その移動部の移動によってアームロック部の規制を解除することができる。
また、上記本発明の放射線照射装置において、アームロック解除部は、移動部の放射線発生部側への移動によってアームロック部の規制を解除することができる。
また、上記本発明の放射線照射装置において、アームロック解除部は、移動部の支持部材側への移動によってアームロック部の規制を解除することができる。
また、上記本発明の放射線照射装置においては、移動部として、アーム部の延伸方向に摺動する板状部材または筒状部材を用いることができる。
また、上記本発明の放射線照射装置において、アームロック部は、ロックピンとそのロックピンが係止される係止部とを用いてアーム部の回動を規制し、アームロック解除部は、移動部の移動によりロックピンを移動させることによって係止部による係止を解除することができる。
また、上記本発明の放射線照射装置において、アーム部は、一軸回りにのみ回動することができる。
また、上記本発明の放射線照射装置において、支部部材は、支持部材の本体部に対する接続部分の中心を通り、かつ鉛直方向に延びる軸を回転軸として回転可能に構成することができる。
また、上記本発明の放射線照射装置においては、支持部材の回転を規制する支持部材ロック部を設けることができる。
また、上記本発明の放射線照射装置において、支持部材ロック部は、支持部材が回転角の中央に位置したときにその回転を規制することができる。
また、上記本発明の放射線照射装置において、支持部材ロック部は、アームロック部によってアーム部の回動が規制されている場合にのみ支持部材の回転を規制することができる。
また、上記本発明の放射線照射装置において、支持部材ロック部は、アーム部の回動に連動して支持部材の回転の規制を解除することができる。
本発明の放射線照射装置によれば、アーム部の回動を規制するアームロック部をアーム部の内部に設けるようにしたので、ユーザの邪魔になるような機構を設けることなく、装置移動時におけるアーム部の移動を規制することができる。
本発明の放射線照射装置の一実施形態の全体形状を示す斜視図 本発明の放射線照射装置の一実施形態の使用時の状態を示す図 脚部を下方から見た図 図1に示す放射線照射装置を前方から見た図 図1に示す放射線照射装置を後方から見た図 アームロック部およびアームロック解除部の構成を示す図 アームロック部の構成を示す図 移動部の一例を示す図 アーム部に設けられた孔の一例を示す図 支持部材の最大回転角の一例を示す図 支持部材の最大回転角のその他の例を示す図 支持部材ロック部の概略構成を示す図 回転規制板の上面図 支持部材ロック部の概略構成を示す図
以下、本発明の放射線照射装置の一実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本実施形態の放射線照射装置の非使用時における全体形状を示す斜視図であり、図2は、本実施形態の放射線照射装置の使用時の状態を示す側面図である。なお、以下において、たとえば医療機関の床等の装置載置面上に放射線照射装置が載置された状態において、鉛直方向上側および下側をそれぞれ「上」および「下」といい、また、同じ状態において鉛直方向に対して直角となる方向を「水平」方向という。また、以下に説明する図中においては、鉛直方向をz方向とし、放射線照射装置の左右方向をx方向とし、放射線照射装置の前後方向をy方向として設定している。なお、ここでいう前方とは、装置使用時に放射線照射装置の本体部からアーム部が延伸している側のことをいう。
図1および図2に示すように、本実施形態の放射線照射装置1は、脚部10と、本体部20と、支持部材30と、アーム部40と、放射線発生部50とを備える。
脚部10は、装置載置面2上を走行可能なものであり、本体部20が載置される板状の台座部11と、台座部11から前方に向かって延設されたフットアーム部12とを備えている。図3は、脚部10を下方から見た図である。図3に示すように、フットアーム部12は、前方に向かって左右方向に広がるV字型に形成されている。
そして、脚部10は、第1のキャスター10aおよび第2のキャスター10bを備えている。第1のキャスター10aは、フットアーム部12の前方の2つの先端部12aの底面にそれぞれ設けられており、第2のキャスター10bは、台座部11の後方の2つの隅の底面にそれぞれ設けられている。上述したようにフットアーム部12をV字型とすることによって、たとえば脚部10全体を矩形に形成した場合と比較すると、脚部10を回転させた際に、その縁部が周囲の障害物にぶつかりにくいので、取り回しし易くできる。また、軽量化も図ることができる。
また、フットアーム部12は、図2に示すように、前方の2つの先端部12aの鉛直方向の厚さが、V字型の根元部12bの鉛直方向の厚さよりも薄く形成されている。このようにフットアーム部12の前方の2つの先端部12aの厚さを薄くすることによって、2つの先端部12aを、被検体が寝ているベッドの下などに入り易くすることができ、より狭いスペースでの利用が可能となる。なお、V字型の根元部とは、前方に向かって左右方向に広がっている脚が後方で合流している部分のことをいう。
第1のキャスター10aは、上下方向に延びる軸を有し、その軸を中心として、水平面内において車輪の回転軸が旋廻可能にフットアーム部12の底面に取り付けられている。また、第2のキャスター10bも、上下方向に延びる軸を有し、その軸を中心として、水平面内において車輪の回転軸が旋回可能に台座部11の底面に取り付けられている。なお、ここでいう車輪の回転軸とは、車輪が回転して走行する際の回転軸のことである。第1のキャスター10aおよび第2のキャスター10bによって、脚部10は、装置載置面2上を任意の方向に走行可能に構成されている。
また、脚部10の後方には、図1に示すように、ペダル部13が設けられている。ペダル部13は、第1のペダル13aと第2のペダル13bとの2つのペダルから構成されている。第1のペダル13aは、第2のキャスター10bを旋廻不可能な状態とするためのペダルである。ユーザが第1のペダル13aを踏むことによって、第2のキャスター10bの旋廻がロック機構によってロックされ、旋廻不可能な状態となるように構成されている。
また、第2のペダル13bは、第2のキャスター10bを旋廻不可能な状態から旋廻可能な状態とするためのペダルである。ユーザが第2のペダル13bを踏むことによって、ロック機構による第2のキャスター10bのロックが解除され、再び旋廻可能な状態となるように構成されている。
第2のキャスター10bの旋廻をロックするロック機構については、公知の構成を用いることができ、たとえば第2のキャスター10bの車輪の両サイドを板状の部材で挟むようにして旋廻をロックするようにしてもよいし、第2のキャスター10bが有する上下方向に延びる軸の回転を停止させる部材を設けることによって旋廻をロックするようにしてもよい。
本体部20は、脚部10の台座部11に載置されたものであり、筐体21を備える。筐体21内には、放射線照射装置1の駆動を制御する制御部22および充電部27が収容されている。
制御部22は、放射線発生部50における管電流、照射時間および管電圧等の放射線の発生および照射に関する制御、並びに後述する放射線検出器により取得された放射線画像に対する画像処理等の放射線画像の取得に関する制御を行うための装置である。制御部22は、例えば、制御のためのプログラムをインストールしたコンピュータ、専用のハードウェア、あるいは両者を組み合わせて構成される。
充電部27は、バッテリを備えており、後述するクレードル25に保持された放射線検出器を充電するものである。なお、充電部27は、図示省略したコネクタを介して外部電源と接続され、外部電源からの電力の供給を受けてバッテリが充電される。
また、本体部20の底面に対向する面21b(以下、モニタ設置面21bという)には、柱状の接続部材23aを介してモニタ23が取り付けられている。
モニタ23は液晶パネル等からなり、被検体の撮影により取得された放射線画像、および放射線照射装置1の制御に必要な各種情報を表示する。また、モニタ23はタッチパネル方式の入力部24を備えており、放射線照射装置1の操作に必要な各種指示の入力を受け付ける。具体的には、撮影条件の設定のための入力、および撮影すなわち放射線の出射のための入力を受け付ける。なお、タッチパネル方式の入力部24に代えて、各種操作を行うためのボタン等を入力部として備えるものとしてもよい。
また、本体部20のモニタ設置面21bの鉛直方向上方には、放射線照射装置1を押したり引いたりするための本体ハンドル部26が取り付けられている。本体ハンドル部26は、筐体21を一周するように設けられており、放射線照射装置1の後ろ側だけでなく、前側や側方側からも握ることができるように構成されている。図4は、放射線照射装置1を前方から見た図である。図4に示すように、本体ハンドル部26は、本体部20の前側まで回り込んで設けられている。図5は、放射線照射装置1を後方から見た図である。
そして、図2および図5に示すように、接続部材23aは、本体ハンドル部26よりも鉛直方向下側でモニタ設置面21bに接続され、かつモニタ23の鉛直方向下側の端部が、本体ハンドル部26よりも鉛直方向上側に位置するようにモニタ23が設けられている。このように構成することによって、ユーザは、本体ハンドル部26に邪魔されることなくモニタ23を見ることができ、モニタ23の視認性を向上させることができる。
また、本体部20は、支持部材30が取り付けられた側とは反対側の面において、放射線検出器を収容可能に構成されている。放射線検出器としては、筐体を備えたカセッテ型の放射線検出器が用いられる。具体的には、たとえば入射した放射線を可視光に変換するシンチレータ(蛍光体)、可視光を電気信号に変換する光電変換層およびTFT(Thin Film Transistor)アクティブマトリクス基板を備えた放射線検出器が用いられる。
そして、図1および図2に示すように、本体部20の筐体21は、支持部材30が取り付けられた側とは反対側の面に、支持部材30の側に傾斜する平坦面21aを有し、この平坦面21aにクレードル25が設けられている。
クレードル25の上面には、放射線検出器を挿入するための挿入口25aが形成されている。挿入口25aは、放射線検出器が嵌め合うサイズの細長形状を有する。本実施形態においては、挿入口25aに放射線検出器の一端部が挿入され、その一端部がクレードル25に支持されて、放射線検出器がクレードル25に保持される。この際、放射線検出器の前面は、平坦面21aの側に向けられる。
クレードル25の底部にはコネクタ25bが取り付けられている。コネクタ25bは、放射線検出器がクレードル25に保持された際に、放射線検出器のコネクタと電気的に接続する。コネクタ25bは、充電部27と電気的に接続されている。充電部27は、コネクタ25bを介して放射線検出器を充電する。なお、充電部27は、図示省略したコネクタを介して外部電源と接続され、外部電源からの電力の供給を受けてバッテリが充電される。
放射線発生部50は、筐体51内に、放射線源、および放射線の照射範囲を絞るためのコリメータ等が収容されて構成されている。放射線源は、例えばX線管球、昇圧回路およびX線管球を冷却する冷却手段等から構成されている。放射線発生部50の放射線源からの放射線の出射は、操作者によるモニタ23における入力部24からの指示により行われる。
アーム部40の先端(一端)には、L字形状の線源取付部32が設けられている。放射線発生部50は、アーム部40の一端に対して、線源取付部32を介して取り付けられている。放射線発生部50は、線源取付部32に対して、軸AX2を回動軸として回動可能に接続されている。回動軸AX2は、左右方向(x方向)に延びる軸である。なお、線源取付部32は、摩擦機構を介して放射線発生部50が回動するように放射線発生部50を保持している。このため、放射線発生部50は、ある程度強い外力が加えられることによって回動可能であり、外力が加えられない限り回動せず、アーム部40に対する相対角度を維持する。
なお、放射線発生部50の回動については、公知のロック機構により回動位置を固定するようにしてもよい。
アーム部40の他端には、支持部材30の一端が接続されている。アーム部40は、支持部材30に対して、軸AX1を回動軸として回動可能に接続されている。回動軸AX1は、左右方向(x方向)に延びる軸である。アーム部40は、回動軸AX1を中心として、支持部材30となす角度が変更されるように、図2に示す矢印A方向に回動する。すなわち、アーム部40は、左右方向に延びる一軸(回動軸AX1)周りにのみ回動可能する。本実施形態においては、上述したように第1のキャスター10aおよび第2のキャスター10bの旋廻によって、本体部20と一緒にアーム部40の向きを自由に変更することができるので、アーム部40の回転の自由度を下げることができ、より簡略な構成とすることができる。
回動軸AX1を有する回動部31は、摩擦機構を介してアーム部40が回動するようにアーム部40を保持している。このため、アーム部40は、ある程度強い外力が加えられることによって回動可能であり、外力が加えられない限り回動せず、支持部材30に対する相対角度を維持する。
そして、アーム部40の内部には(回動部31の内部)には、アーム部40の回動を規制するアームロック部60が設けられている。アームロック部60は、アーム部40が、図1に示すように折りたたまれて非使用状態となっている場合に、アーム部40の回動を規制するものである。以下、このアームロック部60の構成について詳細に説明する。図6は、アーム部40が、図2に示すように延ばされている状態において矢印B方向から見たアーム部40の内部構造図である。また、図7は、図6に示すアームロック部60を矢印C方向から見た図であるが、アーム部40が、図1に示すように折りたたまれた状態になったときのアームロック部60の状態を示す図である。
図6に示すように、アーム部40は、放射線発生部50が先端に取り付けられる筒状のアーム部本体40aと、アーム部本体40aが取り付けられるとともに、アームロック部60が収容される空間40cを有するロック部筐体40bとを備えている。
ロック部筐体40bの内部に収容されたアームロック部60は、アーム部本体40aの延伸方向に直交する方向(x方向)に延設されたロックピン61と、ロックピン61をx方向に摺動させるロック用バネ部62と、第1の板部材63および第2の板部材64とを備えている。
第1の板部材63および第2の板部材64は、取付部材34に設けられており、取付部材34は、支持部材30に固定されている。すなわち、第1の板部材63および第2の板部材64は、取付部材34を介して支持部材30に固定されている。
ロックピン61は、ロック用バネ部62によって第1および第2の板部材63,64側に付勢されているが、ロックピン61に取り付けられた後述するワイヤ76によって付勢された方向と逆方向に引っ張られることによって、図6に示す矢印D方向に往復して移動するものである。
第1の板部材63は、図7に示すように、涙型に形成された板部材であり、上述したように取付部材34を介して支持部材30に固定して設けられている。第1の板部材63には、第1の孔部63aと第2の孔部63bとが形成されている。図7に示すように、アーム部40が折りたたまれた状態であるときには、第1の板部材63の第2の孔部63bにロックピン61の先端が位置し、アーム部40が折りたたまれた状態から延ばされた状態へと遷移するときには、ロックピン61の先端は、孤状に形成された第2の孔部63bの中をその孤に沿って移動する。なお、アーム部40は、図7に示す回動軸33周りに回動することによって延伸される。図6においては、回動軸33は図示省略しているが、図6に点線で示す位置に配置され、その両端部は、支持部材30に固定される。
第1の板部材63の表面には、第2の板部材64(係止部に相当する)が設けられている。第2の板部材64は、図7に示すように、凸部を有する扇型に形成された板部材であり、第1の板部材63の表面に固定して設けられるものである。そして、第2の板部材64の凸部によって、第1の板部材63に形成された第1の孔部63aと第2の孔部63bとが区分されており、第1の孔部63aに挿入されたロックピン61の先端が第2の板部材64の凸部に当接して係止されることによってロックピン61の移動が規制され、これによりアーム部40の移動が規制される。すなわち、アーム部40は、図1に示すような折りたたまれた状態でその位置が固定される。
そして、装置使用時においてアーム部40のロックを解除する場合には、上述したようにワイヤ76によって引っ張られることによってロックピン61がロック用バネ部62の付勢方向とは逆方向に移動し、これによりロックピン61の先端が、第2の孔部63bから抜けることによって第2の板部材64による係止が解除され、これによりアーム部40のロックが解除される。そして、ロックピン61の先端は第1の孔部63a内に挿入され、アーム部40の移動にともなって、ロックピン61の先端が第1の孔部63a内を移動する。
次に、上述したワイヤ76を含むアームロック解除部70について説明する。アームロック解除部70は、アーム部40の延伸方向に平行な方向へ移動する移動部71と、移動部71と柱部72を介して接続されるともに、ワイヤ76が接続されるワイヤ接続部材73と、ワイヤ接続部材73をアームロック部60側に付勢する解除用バネ部74と、解除用バネ部74を固定する固定部材75と、一端がワイヤ接続部材73に接続され、他端がロックピン61に接続されるワイヤ76と、2つのプーリ77,78とを備えている。
移動部71は、図8に示すように、板状の部材からなるものであり、その表面に上述したワイヤ接続部材73に接続される柱部72が形成されている。そして、アーム部本体40aには、図9に示すように、アーム部本体40aの延伸方向に延びる孔40dが形成されており、この孔40dに移動部71の柱部72が挿入されてアーム部本体40aの外表面に移動部71が設置される。アーム部本体40aの孔40dに挿入された柱部72は、アーム部本体40a内に設置されたワイヤ接続部材73に接続され、これにより移動部71とワイヤ接続部材73とが、アーム部本体40aの壁部を間に挟んだ状態で接続される。
なお、本実施形態においては、移動部71を平坦の板状に形成するようにしたが、これに限らず、筒状に形成するようにしてもよい。移動部71の形状はアーム部本体40aの形状に合わせるようにすればよい。たとえばアーム部本体40aが円筒状に形成されている場合には、移動部71は、断面が孤状の板状に形成したり、円筒状に形成したりすればよい。移動部71を筒状に形成した場合には、ユーザが移動部71を移動させる際、握りやすいのでより好ましい。
移動部71は、ユーザが外力を加えることによってアーム部40の外表面に沿ってアーム部40の延伸方向に移動するものである。そして、移動部71の移動によってワイヤ接続部材73が、アーム部40の延伸方向に移動する。ワイヤ接続部材73は、ユーザが移動部71を握って放射線発生部50側に移動させることによって同じ方向に移動し、ユーザが移動部71から手を離すことによって解除用バネ部74の付勢により逆方向(アームロック部60側)に戻るように構成されている。すなわち、ワイヤ接続部材73は、図6に示す矢印E方向に往復移動するように構成されている。
ワイヤ接続部材73が放射線発生部50側に移動した場合には、この移動にともなってワイヤ接続部材73に一端が接続されたワイヤ76が、放射線発生部50側に引っ張られる。ワイヤ76の他端は、2つのプーリ77,78によってその延伸方向がロックピン61に平行な方向に変更されてロックピン61に接続されている。そして、上述したように、ワイヤ76が放射線発生部50側に引っ張られた場合には、ロックピン61がワイヤ76によって引っ張られて第1および第2の板部材63,64側とは反対側に移動し、ロックピン61によるロックが解除される。
そして、ユーザが移動部71から手を離すことによって、移動部71およびワイヤ接続部材73が放射線発生部50側とは反対側に移動した場合には、ロックピン61は、ロック用バネ部62の付勢によって第1および第2の板部材63,64側に移動する。そして、上述したようにロックピン61の先端が、第1の孔部63aに挿入された場合には、アーム部40のロックが解除されてアーム部40の延伸可能となる。
なお、ロックピン61の第1および第2の板部材63,64側の先端部は、テーパ形状とするか、または図6に示すように、その端面をロックピン61の側面に対して垂直ではない勾配を有する斜面とすることが望ましい。このように構成することによって、アーム部40を移動可能な状態からロック状態に遷移させる際、すなわち、ロックピン61の先端部を第1の板部材63の第1の孔部63aから第2の孔部63bに移動させる際、ロックピン61の先端部の斜面を第2の板部材64の凸部に摺動させながら移動させることができるので、ユーザが移動部71をロック解除方向(放射線発生部50側)に移動させることなく、ロックピン61をロック用バネ部62側に移動させることができる。すなわち、ユーザがアーム部40を非使用状態に折りたたむだけで、自動的にアーム部40をロック状態にすることができる。なお、ロックピン61の先端部に勾配を有する斜面を形成する場合には、その斜面と第2の板部材64の凸部とが対向して接するように構成される。
移動部71は、アーム部40の延伸方向の中心よりも放射線発生部50側に設けることが好ましく、放射線発生部50の近傍のアーム部本体40aの端部に設けることがより好ましい。このような位置に移動部71を設けることによって、ユーザによるアーム部40のロック解除動作とアーム部40を引き延ばす動作とを、手を移動させることなく一連の動作で行うことができる。
また、本実施形態においては、移動部71を放射線発生部50側に移動させることによってアーム部40のロックを解除するようにしたが、逆に移動部71を支持部材30側(アームロック部60側)に移動させることによってアーム部40のロックを解除するようにしてもよい。この場合、たとえばロック部筐体40b内にプーリを1つ追加し、ワイヤ76の向きを折り返すことによってロック解除方向を支持部材30側に変更するようにすればよい。このようにロック解除方向を支持部材30側に変更することによって、ユーザは、ロック解除時に移動部71をユーザ側に引き寄せることになるので、より操作し易くなる。
以上が、アームロック部60およびアームロック解除部70の説明である。なお、アームロック部60およびアームロック解除部70の構成要素については、上述したものに限らず、上記と同様にロックピン61を移動させる機構であれば、ベルト、ギアおよびラックとピニオンなどの組み合わせを用いて構成するようにしてもよい。
なお、本実施形態においては、アーム部40は、伸縮するような構成は有しておらず、伸縮不能に構成されている。本実施形態においては、上述したように第1のキャスター10aおよび第2のキャスター10bの旋廻によって、本体部20と一緒にアーム部40の向きを自由に変更することができるので、アーム部40を伸縮させる構成を設けなくてもよく、より簡略な構成とすることができる。ただし、このような構成に限定されるわけではなく、アーム部40を伸縮自在な構成としてもよい。
支持部材30の他端は、本体部20の前方側の面に接続されている。そして、支持部材30は、本体部20に対して回転可能に構成されている。具体的には、支持部材30は、図1に示すように、支持部材30の本体部20に対する接続部分の中心を通り、かつ鉛直方向(z方向)に延びる軸を回転軸AX3として、矢印F方向に回転可能に構成されている。
図10は、支持部材30の最大回転角の一例を示した図であり、放射線照射装置1を下から見た図である。図10に示すように、支持部材30の最大回転角θ1は、アーム部40を前方に最大限延ばした場合における放射線発生部50の左右方向(x方向)の位置が、前側の第1のキャスター10aと左右方向(x方向)の位置と同じ位置となる角度とすることが望ましい。このように最大回転角θ1を設定することによって、アーム部40を延ばした際に装置全体の重量バランスが崩れるのを防止することができる。また、ベッド上の被検者の所定の位置の真上の位置まで放射線発生部50を移動させる際、無駄に支持部材30を回転させることがないので、被検体に対する照射位置の位置合わせを容易に行うことができる。
また、支持部材30の最大回転角は、図10に示す角度に限らず、たとえば図11に示す角度まで回転可能に構成するようにしてもよい。すなわち、支持部材30およびアーム部40の長さ方向に延びる軸が、支持部材30の回転軸AX3と前側の第1のキャスター10aの中心を結ぶ直線上の位置にくる角度を最大回転角θ2としてもよい。
なお、支持部材30の最大回転角度は、最大回転角の中央位置CPに対して±20°であることが好ましく、より好ましくは15°である。
また、本実施形態においては、支持部材30は、最大回転角の中央位置CPにおいて回転がロックされるように構成されている。このように最大回転角の中央位置CPにおいて支持部材30の回転をロックすることによって、たとえば放射線照射装置1を移動させる際、支持部材30およびアーム部40を放射線照射装置1の左右方向の中央位置に配置させることができるので、重量バランスをとることができ、直進性を向上させることができる。また、アーム部40が、周囲のものに衝突するのを防止することができる。
以下、支持部材30の回転をロックする支持部材ロック部90について、図12〜図14を参照しながら詳細に説明する。
まず、支持部材30の本体部20に対する接続部分には、回転機構35が設けられている。支持部材30は、回転機構35によって回転軸AX3を中心として上述した最大回転角まで回転可能に構成されている。回転機構35は、摩擦機構を介して支持部材本体30aが回転するように支持部材本体30aを保持している。したがって、支持部材本体30aを含む支持部材30は、ある程度強い外力が加えられることによって回転可能であり、外力が加えられない限り回転せず、本体部20に対する相対角度を維持する。
そして、さらに上述した支持部材ロック部90が設けられており、支持部材ロック部90によって回転がロックされている場合には、外力を加えたとしても支持部材30は回転しないように構成されている。
支持部材ロック部90は、回転規制板36およびロック軸37を備えている。図13は、回転規制板36の上面図である。図13に示すように、回転規制板36には、第1の開口部36aと第2の開口部36bとが設けられている。回転規制板36の第2の開口部36b内には、上述した回転機構35が設けられている。回転規制板36の第1の開口部36aには、支持部材30内に設けられたロック軸37の一端37aが挿入され、第1の開口部36aの内壁にロック軸37の一端37aが係合することによって、支持部材30の回転がロックされる。回転規制板36の第1の開口部36aは、上述したように支持部材30が、最大回転角の中央位置CP(図10および図11参照)に位置した場合にロックされる位置に形成されている。
ロック軸37は、図12に示す矢印A1方向と矢印A2方向とに移動可能に構成されている。そして、ロック軸37が、図12の点線で示す位置まで移動し、これによりロック軸37の一端37aが第1の開口部36aから抜けた場合には、支持部材30のロックが解除される。具体的には、支持部材ロック部90は、ワイヤ91を備えており、ワイヤ91の一端91aは、ロック軸37の他端37bに接続されている。そして、ワイヤ91が矢印A1方向に引っ張られることによってロック軸37が矢印A1方向に移動し、ロック軸37の一端37aが回転規制板36の第1の開口部36aから抜けるように構成されている。
さらに、支持部材ロック部90は、2つのバネ部材38を備えている。2つのバネ部材38の一端は、支持部材30の筐体などに固定された固定部材39に接続され、2つのバネ部材38の他端は、ロック軸37に固定して設けられたフランジ37cに接続されている。2つのバネ部材38は、ロック軸37を矢印A2方向側(回転規制板36側)に付勢するものであり、ワイヤ91によるロック軸37の矢印A1方向への引っ張りが緩められた場合に、ロック軸37を矢印A2方向に移動させるものである。
そして、支持部材ロック部90は、上述したアームロック部60によってアーム部40の回動がロックされている場合にのみ支持部材30の回転を規制するものである。具合的には、図14に示すように、ワイヤ91の他端91bは、3つのプーリ92,93,94を介して回転板41に接続されている。回転板41は、アーム部40に接続されたものであり、アーム部40の回動にともなって回動軸AX1を軸として回転するものである。
したがって、回転板41が矢印B1方向に回転することによって、ワイヤ91が、図12に示す矢印A1方向に引っ張られ、回転板41が矢印B2方向に回転することによって、ワイヤ91の矢印A1方向への引っ張りが緩められる。
ワイヤ91は、図1および図7に示すようにアーム部40が折りたたまれた状態である場合、すなわちアーム部40の回動がロックされた状態である場合には、ロック軸37の一端37aが回転規制板36の第1の開口部36a内に挿入されるような長さに設定され、アーム部40のロックが解除されてアーム部40が回動した場合には、ロック軸37の一端37aが回転規制板36の第1の開口部36aから抜けるような長さに設定されている。これにより、上述したようにアームロック部60によってアーム部40の回動がロックされている場合にのみ支持部材30の回転を規制することができる。このように構成することによって、アーム部40の回動に連動して支持部材30の回転のロック解除を行うことができ、操作性を向上させることができる。
なお、上記説明では、支持部材ロック部90のワイヤ91の他端91bを回転板41に接続することによって、アーム部40の回動に連動して支持部材30の回転のロック解除を行うようにしたが、これに限らず、ワイヤ91の他端91bをアームロック解除部70のワイヤ76に接続するようにしてもよい。これにより、ユーザがアームロック解除部70の移動部71を移動させた際に、アームロック解除部70のワイヤ76と一緒に支持部材ロック部90のワイヤ91が引っ張られ、アーム部40の回動のロック解除と支持部材30の回転のロック解除との両方を行うことができる。すなわち、アーム部40の回動のロック解除と支持部材30の回転のロック解除とを連動させることができる。
なお、上記説明では、アーム部40の回動がロックされた場合に、ロック軸37の一端37aが回転規制板36の第1の開口部36aに挿入されることによって支持部材30の回転をロックするようにしたが、支持部材30の回転をロックする方法としてはこれに限らない。たとえば、支持部材30の回転機構35にゴムなどを有する摩擦ブレーキ機構を設け、アーム部40の回動がロックされた場合に、摩擦ブレーキ機構によって支持部材30の回転をロックするようにしてもよい。
また、上記説明では、回転規制板36側に第1の開口部36aを設け、これにロック軸37が嵌合するようにしたが、これらの配置は逆でもよく、すなわち回転規制板36側に凸部を設け、ロック軸37側に上記凸部に嵌合する凹部を有する部材を設けるようにしてもよい。以上が、支持部材ロック部90に関する説明である。
また、本実施形態においては、支持部材30を本体部20に対して回転可能に構成するようにしたが、これに限らず、本体部20に対して固定して設け、回転不能に構成するようにしてもよい。この場合、より簡略な構成とすることができる。
また、本実施形態の支持部材30は、図2に示すように、その延伸方向の鉛直方向に対する傾きθが10度以上30度以下となるように設けられている。支持部材30の傾きθを10度以上とすることによって、ユーザの前方視認性を確保することができる。また、支持部材30の傾きθを30度以下にすることによって、アーム部40を下方に折りたたんで放射線発生部50を収容することができ、また、放射線照射装置1の使用時には、SID(Source Image receptor Distance)を確保することができる。
なお、支持部材30の延伸方向とは、支持部材30が直線状に形成されている場合には、その軸方向のことをいう。また、支持部材30が、弧状など直線以外の形状で形成されている場合には、支持部材30の両端部のそれぞれの中心を結ぶ直線が延びる方向のことをいう。
本実施形態において、被検体の撮影時には、図2に示すように、ベッド3に仰臥している被検体Hの下に放射線検出器80を配置する。そして、ユーザは図1に示すアーム部40の初期位置から、アーム部40を図示反時計回り方向に回動軸AX1の周りに回動させることにより、図2に示すように、被検体Hの真上の目標位置に放射線発生部50を移動させる。
そして、放射線発生部50を目標位置に移動させた後、入力部24からの指示により放射線発生部50を駆動して、被検体Hに放射線を照射し、被検体Hを透過した放射線を放射線検出器80により検出して、被検体Hの放射線画像を取得することができる。なお、放射線検出器80および放射線照射装置1は、有線あるいは無線により接続されている。これにより、放射線検出器80により取得された被検体Hの放射線画像は、放射線照射装置1に直接入力される。
1 放射線照射装置
3 ベッド
10 脚部
10a 第1のキャスター
10b 第2のキャスター
11 台座部
12 フットアーム部
13 ペダル部
20 本体部
21 筐体
22 制御部
23 モニタ
24 入力部
25 クレードル
26 本体ハンドル部
27 充電部
30 支持部材
30a 支持部材本体
31 回動部
32 線源取付部
33 回動軸
34 取付部材
35 回転機構
36 回転規制板
36a 第1の開口部
36b 第2の開口部
37 ロック軸
37a ロック軸の一端
37b ロック軸の他端
37c フランジ
38 バネ部材
39 固定部材
40 アーム部
40a アーム部本体
40b 孔
40b ロック部筐体
40c 空間
41 回転板
50 放射線発生部
51 筐体
60 アームロック部
61 ロックピン
62 ロック用バネ部
63 第1の板部材
63a 第1の孔部
63b 第2の孔部
64 第2の板部材
70 ロック解除部
71 移動部
72 柱部
73 ワイヤ接続部材
74 解除用バネ部
75 固定部材
76 ワイヤ
77,78 プーリ
80 放射線検出器
90 支持部材ロック部
91 ワイヤ
91a ワイヤの一端
91b ワイヤの他端
92〜94 プーリ
AX1,AX2 回動軸
AX3 回転軸
CP 最大回転角の中央位置
θ1,θ2 最大回転角

Claims (12)

  1. 放射線を発生する放射線発生部と、
    該放射線発生部が一端に取り付けられたアーム部と、
    前記アーム部の他端が一端に回動可能に接続された支持部材と、
    該支持部材の他端が接続された本体部と、
    該本体部の底面に設けられ、装置設置面上を走行可能な脚部と、
    前記アーム部の回動を規制するアームロック部とを備え、
    前記アームロック部が、前記アーム部の内部に設けられており、
    前記アームロック部による規制を解除するアームロック解除部が、前記アーム部に設けられており、
    前記アームロック解除部が、前記アーム部の延伸方向に平行な方向へ移動する移動部を有し、該移動部の移動によって前記アームロック部の規制を解除することを特徴とする放射線照射装置。
  2. 前記アームロック解除部が、前記アーム部の延伸方向の中心よりも前記放射線発生部側に設けられている請求項記載の放射線照射装置。
  3. 前記アームロック解除部が、前記移動部の前記放射線発生部側への移動によって前記アームロック部の規制を解除する請求項1または2記載の放射線照射装置。
  4. 前記アームロック解除部が、前記移動部の前記支持部材側への移動によって前記アームロック部の規制を解除する請求項1または2記載の放射線照射装置。
  5. 前記移動部が、前記アーム部の延伸方向に摺動する板状部材または筒状部材である請求項1から4いずれか1項記載の放射線照射装置。
  6. 前記アームロック部が、ロックピンと該ロックピンが係止される係止部とを用いて前記アーム部の回動を規制し、
    前記アームロック解除部が、前記移動部の移動により前記ロックピンを移動させることによって前記係止部による係止を解除する請求項1から5いずれか1項記載の放射線照射装置。
  7. 前記アーム部が、一軸回りにのみ回動する請求項1からいずれか1項記載の放射線照射装置。
  8. 前記支部部材が、該支持部材の前記本体部に対する接続部分の中心を通り、かつ鉛直方向に延びる軸を回転軸として回転可能に構成されている請求項1からいずれか1項記載の放射線照射装置。
  9. 前記支持部材の回転を規制する支持部材ロック部を備えた請求項記載の放射線照射装置。
  10. 前記支持部材ロック部が、前記支持部材が回転角の中央に位置したときに前記回転を規制する請求項記載の放射線照射装置。
  11. 前記支持部材ロック部が、前記アームロック部によって前記アーム部の回動が規制されている場合にのみ前記支持部材の回転を規制する請求項9または10記載の放射線照射装置。
  12. 該支持部材ロック部が、前記アーム部の回動に連動して前記支持部材の回転の規制を解除する請求項から11いずれか1項記載の放射線照射装置。
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