JP2541841B2 - 糸端の口出し装置 - Google Patents
糸端の口出し装置Info
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- JP2541841B2 JP2541841B2 JP63140852A JP14085288A JP2541841B2 JP 2541841 B2 JP2541841 B2 JP 2541841B2 JP 63140852 A JP63140852 A JP 63140852A JP 14085288 A JP14085288 A JP 14085288A JP 2541841 B2 JP2541841 B2 JP 2541841B2
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H67/00—Replacing or removing cores, receptacles, or completed packages at paying-out, winding, or depositing stations
- B65H67/08—Automatic end-finding and material-interconnecting arrangements
- B65H67/086—Preparing supply packages
- B65H67/088—Prepositioning the yarn end into the interior of the supply package
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H2701/00—Handled material; Storage means
- B65H2701/30—Handled filamentary material
- B65H2701/31—Textiles threads or artificial strands of filaments
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は糸端の口出し装置に関する。
精紡機で生産された精紡ボビンは、次工程の巻返し工
程、即ち自動ワインダーへ供給されるのに先立って、バ
ンチ巻きの解じょ、一定長の糸端の引出し処理が施され
る。このため、一般に自動ワインダーのボビン供給側に
は糸端の口出し装置が設けられている。
程、即ち自動ワインダーへ供給されるのに先立って、バ
ンチ巻きの解じょ、一定長の糸端の引出し処理が施され
る。このため、一般に自動ワインダーのボビン供給側に
は糸端の口出し装置が設けられている。
上記バンチ巻は、ボビンの頭部に糸を巻付けたトップ
バンチ、あるいはボビンの尻部に糸を巻付けたボトムバ
ンチの2種類があるが、いづれの場合も口出し装置にお
いてはバンチ巻きを解じょ、あるいは除去した後、一定
長の糸端が糸層より引出されて、ボビンの中心孔内へ挿
入するとか、糸層表面に軽く数回巻回するとか、ボビン
貯溜マガジンにボビンを投入して、マガジン中心の吸引
管に糸端を吸引把持しておくとかの処理が、ワインダー
のタイプによって選択処理される。
バンチ、あるいはボビンの尻部に糸を巻付けたボトムバ
ンチの2種類があるが、いづれの場合も口出し装置にお
いてはバンチ巻きを解じょ、あるいは除去した後、一定
長の糸端が糸層より引出されて、ボビンの中心孔内へ挿
入するとか、糸層表面に軽く数回巻回するとか、ボビン
貯溜マガジンにボビンを投入して、マガジン中心の吸引
管に糸端を吸引把持しておくとかの処理が、ワインダー
のタイプによって選択処理される。
上記口出し装置に供給されるボビンには、種々の状態
のものがあり、例えば、上述したバンチ巻が所定位置に
存在するボビン、あるいはバンチ巻がない満巻ボビン、
また精紡機において品種換え等によるロットチェンジの
際に発生する多量の半玉ボビン、さらには自動ワインダ
ーから払出された残糸付ボビンを再度ワインダーに供給
するタイプでは残糸付ボビン等、種々の特殊なボビンが
口出し装置に供給される。
のものがあり、例えば、上述したバンチ巻が所定位置に
存在するボビン、あるいはバンチ巻がない満巻ボビン、
また精紡機において品種換え等によるロットチェンジの
際に発生する多量の半玉ボビン、さらには自動ワインダ
ーから払出された残糸付ボビンを再度ワインダーに供給
するタイプでは残糸付ボビン等、種々の特殊なボビンが
口出し装置に供給される。
従って、口出し装置では、各種ボビンに応じた口出し
処理をする必要がある。
処理をする必要がある。
本発明は上記問題を解決することを目的とする。
本発明は、自動ワインダーのボビン搬送路の途次に糸
端の口出しを行う糸端口出し装置が設けられた自動ワイ
ンダーにおいて、上記ボビン搬送路の糸端口出し装置の
上流側に、半玉ボビン検出装置と、該検出装置によっ
て、半玉と判断されたボビンに対して、糸端が糸層表面
から分離し易くするための補助の口出し動作を行う口出
し補助装置を設けたものである。
端の口出しを行う糸端口出し装置が設けられた自動ワイ
ンダーにおいて、上記ボビン搬送路の糸端口出し装置の
上流側に、半玉ボビン検出装置と、該検出装置によっ
て、半玉と判断されたボビンに対して、糸端が糸層表面
から分離し易くするための補助の口出し動作を行う口出
し補助装置を設けたものである。
以下、本発明の実施例を図面に従って説明する。
第5図はホビンの頭部にバンチ巻を形成したいわゆる
トップバンチ用の口出し装置の一例を示す。
トップバンチ用の口出し装置の一例を示す。
トレイ(1)に装着されたボビン(2)の搬送路
(3)(3a)の途次に環状移送路(4)が設けられ、該
環状移送路(4)の受入れステーション(A)位置が搬
入路(3)と接続し、環状移送路(4)のボビン払出し
ステーション(F)位置が搬出路(3a)と接続してお
り、環状移送路の一部、即ちステーション(A)→ステ
ーション(F)が口出し処理用通路とされ、残りの通路
即ちステーション(F)(G)(H)が口出しミスボビ
ンのフィードバック用通路とされる。
(3)(3a)の途次に環状移送路(4)が設けられ、該
環状移送路(4)の受入れステーション(A)位置が搬
入路(3)と接続し、環状移送路(4)のボビン払出し
ステーション(F)位置が搬出路(3a)と接続してお
り、環状移送路の一部、即ちステーション(A)→ステ
ーション(F)が口出し処理用通路とされ、残りの通路
即ちステーション(F)(G)(H)が口出しミスボビ
ンのフィードバック用通路とされる。
精紡上りのボビン(2)はトレイ(1)に挿立した状
態で搬送路(3)を矢印(5)方向に移送されて、口出
し装置(100)の受入れ位置(A)に到る。口出し装置
の回転板(6)に定ピッチ間隔で形成されたトレイ受容
部(7)により受容されたボビン(2)は回転板(6)
の矢印(8)方向への間欠回転に伴い、各処理ステーシ
ョン(B)(C)(D)(E)を経て払出しステーショ
ン(F)に到り、口出しの成功したボビン(2S)はワイ
ンダーへ向けて搬送路(3a)を矢印(9)方向へ搬送さ
れる。
態で搬送路(3)を矢印(5)方向に移送されて、口出
し装置(100)の受入れ位置(A)に到る。口出し装置
の回転板(6)に定ピッチ間隔で形成されたトレイ受容
部(7)により受容されたボビン(2)は回転板(6)
の矢印(8)方向への間欠回転に伴い、各処理ステーシ
ョン(B)(C)(D)(E)を経て払出しステーショ
ン(F)に到り、口出しの成功したボビン(2S)はワイ
ンダーへ向けて搬送路(3a)を矢印(9)方向へ搬送さ
れる。
上記ステーション(B)にはボトムバンチを有するボ
ビンを扱う場合にのみボトムバンチの解じょ用カッタ装
置が設置されるが、本実施例ではトップパンチのみであ
るから上記カッタ装置は設置されることなく、ボビンは
ステーション(B)では待機するのみである。ステーシ
ョン(C)においては正常なボビン(2)のバックワイ
ンドと称される糸層表面の巻付け糸を探索するサーチャ
ー機構が設置され、バックワインドが糸層表面から浮き
上がった状態とされる。
ビンを扱う場合にのみボトムバンチの解じょ用カッタ装
置が設置されるが、本実施例ではトップパンチのみであ
るから上記カッタ装置は設置されることなく、ボビンは
ステーション(B)では待機するのみである。ステーシ
ョン(C)においては正常なボビン(2)のバックワイ
ンドと称される糸層表面の巻付け糸を探索するサーチャ
ー機構が設置され、バックワインドが糸層表面から浮き
上がった状態とされる。
次いで、ステーション(D)において、トップバンチ
の解じょ・吸引装置(12)が設置される。例えば、トッ
プバンチ部分に押接する一対のローラ(13a)(13b)が
回転軸をやゝ傾斜して設けられ、該ローラ(13a)(13
b)の回転によりトップバンチが解じょされ、ボビン頭
部から抜けた糸が、ボビン頭部近傍に開口を有するサク
ションパイプ(14)に吸引されるのである。
の解じょ・吸引装置(12)が設置される。例えば、トッ
プバンチ部分に押接する一対のローラ(13a)(13b)が
回転軸をやゝ傾斜して設けられ、該ローラ(13a)(13
b)の回転によりトップバンチが解じょされ、ボビン頭
部から抜けた糸が、ボビン頭部近傍に開口を有するサク
ションパイプ(14)に吸引されるのである。
さらに、ステーション(E)においては、ボビンから
引出された糸を一定の長さに切断し、ボビン(2)の中
心孔(15)内へ糸端を挿入する糸端挿入機構(16)が設
けられる。
引出された糸を一定の長さに切断し、ボビン(2)の中
心孔(15)内へ糸端を挿入する糸端挿入機構(16)が設
けられる。
即ち、ステーション(E)に位置決めされたボビン
(2e)とサクションパイプ(14)のスリット(17)間に
連なる糸(Y2)はサクション力による張力によりある定
まった糸道をとる。上記糸道をとる際に糸が自然に導入
されるカッター装置(18)およびヤーンセンサ(19)が
ボビン上端部から設定位置の所に配置される。
(2e)とサクションパイプ(14)のスリット(17)間に
連なる糸(Y2)はサクション力による張力によりある定
まった糸道をとる。上記糸道をとる際に糸が自然に導入
されるカッター装置(18)およびヤーンセンサ(19)が
ボビン上端部から設定位置の所に配置される。
なお、上記センサ(19)としては光電センサ、電気容
量型センサ、圧電素子を使ったセンサ、あるいはヒゲタ
イプマイクロスイッチ等が適用可能であるが、応答性、
耐久性、確実性等の点からは光電センサが好ましい。
量型センサ、圧電素子を使ったセンサ、あるいはヒゲタ
イプマイクロスイッチ等が適用可能であるが、応答性、
耐久性、確実性等の点からは光電センサが好ましい。
上記口出し装置(100)において、ステーション
(B)(C)(D)のいづれかの位置には第1図に示す
特殊ボビン用補助装置(20)が設けられる。即ち、第1
図において、所定ステーションに位置決めされるボビン
(2X)の中心軸線方向に昇降する昇降体(21)に口出し
補助部材(22)および糸層端検出装置(23)が設置され
る。上記昇降体(21)と一体の支承板(24)は固定フレ
ーム(25)(26)間に立設したボールネジ(27)に螺合
し、モータ(28)、プーリ(29)(31)ベルト(30)等
の駆動手段により支承板(24)が昇降する。(32)はガ
イドシャフトである。
(B)(C)(D)のいづれかの位置には第1図に示す
特殊ボビン用補助装置(20)が設けられる。即ち、第1
図において、所定ステーションに位置決めされるボビン
(2X)の中心軸線方向に昇降する昇降体(21)に口出し
補助部材(22)および糸層端検出装置(23)が設置され
る。上記昇降体(21)と一体の支承板(24)は固定フレ
ーム(25)(26)間に立設したボールネジ(27)に螺合
し、モータ(28)、プーリ(29)(31)ベルト(30)等
の駆動手段により支承板(24)が昇降する。(32)はガ
イドシャフトである。
なお、昇降駆動手段としては、上記ボールネジに代え
て、リニアモータ、流体シリンダ等の手段が適用可能で
ある。(33)(34)は支承板(24)の最上端、最下端の
位置検出用の近接センサーである。
て、リニアモータ、流体シリンダ等の手段が適用可能で
ある。(33)(34)は支承板(24)の最上端、最下端の
位置検出用の近接センサーである。
上記昇降体(21)は支承板(24)に連結ロッド(35)
を介して一体化され、昇降体(21)には糸層の最上端を
検出するセンサ(23)、口出し補助装置であるエアジェ
ットノズル(36)、ボビンのチェス部分(2Xa)に作用
する口出し補助部材(22)が取付けてある。
を介して一体化され、昇降体(21)には糸層の最上端を
検出するセンサ(23)、口出し補助装置であるエアジェ
ットノズル(36)、ボビンのチェス部分(2Xa)に作用
する口出し補助部材(22)が取付けてある。
上記補助部材(22)は、ボビンのチェス部分(2Xa)
に接触する当接片(37)が長孔(38)(39)とピン(4
0)(41)により支持され、さらに圧縮スプリング(4
2)によってボビン表面に付勢されるようになってい
る。上記長孔(38)(39)はバカ孔であり、当接片(3
7)が一定の許容範囲内で自由に紙面と同平面内で揺動
自在となっており、ボビン表面にならうように挙動す
る。なお、上記当接片(37)のボビンとの接触部分は糸
端を引出し易いようなのこ刃形状(37a)としたり、あ
るいは摩擦係数の高いゴム、ブラシ等の材質で構成する
ことが可能である。
に接触する当接片(37)が長孔(38)(39)とピン(4
0)(41)により支持され、さらに圧縮スプリング(4
2)によってボビン表面に付勢されるようになってい
る。上記長孔(38)(39)はバカ孔であり、当接片(3
7)が一定の許容範囲内で自由に紙面と同平面内で揺動
自在となっており、ボビン表面にならうように挙動す
る。なお、上記当接片(37)のボビンとの接触部分は糸
端を引出し易いようなのこ刃形状(37a)としたり、あ
るいは摩擦係数の高いゴム、ブラシ等の材質で構成する
ことが可能である。
次に上記口出し補助装置を適用した口出装置の作用に
ついて説明する。
ついて説明する。
第1の実施例は、第1図においてステーション(D)
に第1図の口出し補助装置(20)を設置した場合であ
る。即ち、本実施例ではステーション(D)に到ったボ
ビンが満玉か半玉かを判別することなく、第1図示の昇
降体(20)を作動させ、センサ(23)が糸層上端部を検
出するまで下降し、糸層端部の検出によって昇降体が下
降を停止し、当接片(37)がチェス部分に当接し、エア
ノズル(36)からエアを噴出させると共に、昇降体を複
数回上下動させて、糸端を口出し、上方へ吹上げる。従
って、上方で待機するサクションパイプ(第5図(1
4))に糸端が吸引保持されて、口出しが行われる。な
お、ステーション(D)ではボビンは回転ローラ(63)
によって糸解じょ方向に回転される。
に第1図の口出し補助装置(20)を設置した場合であ
る。即ち、本実施例ではステーション(D)に到ったボ
ビンが満玉か半玉かを判別することなく、第1図示の昇
降体(20)を作動させ、センサ(23)が糸層上端部を検
出するまで下降し、糸層端部の検出によって昇降体が下
降を停止し、当接片(37)がチェス部分に当接し、エア
ノズル(36)からエアを噴出させると共に、昇降体を複
数回上下動させて、糸端を口出し、上方へ吹上げる。従
って、上方で待機するサクションパイプ(第5図(1
4))に糸端が吸引保持されて、口出しが行われる。な
お、ステーション(D)ではボビンは回転ローラ(63)
によって糸解じょ方向に回転される。
第2の実施例は、第2、3図のようにステーション
(D)に上記第1図示の口出し補助装置(20)を設置
し、かつ、直前のステーション(C)、又はステーショ
ン(D)に第3図示の半玉ボビン検出装置(43)を設け
る場合である。
(D)に上記第1図示の口出し補助装置(20)を設置
し、かつ、直前のステーション(C)、又はステーショ
ン(D)に第3図示の半玉ボビン検出装置(43)を設け
る場合である。
この場合は、ステーション(D)に到ったボビンが満
玉が半玉かが判別され、半玉ボビンの場合にのみ口出し
補助装置(20)を作動させるように制御する。即ち、第
3図において、判別装置(43)は例えば、固定軸(44)
を中心に揺動自在なフィーラ(45)とフィーラ(45)の
一端部に設けた近接センサ(46)とからなり、満ボビン
が移送されてきた場合は、L字形フィーラの垂直部分
(45a)が糸層に押されて軸(44)を中心に旋回し、従
ってフィーラ端部(45b)が近接センサー(46)から離
反することにより、センサ(46)のオン又はオフによっ
て満玉ボビンと判別する。
玉が半玉かが判別され、半玉ボビンの場合にのみ口出し
補助装置(20)を作動させるように制御する。即ち、第
3図において、判別装置(43)は例えば、固定軸(44)
を中心に揺動自在なフィーラ(45)とフィーラ(45)の
一端部に設けた近接センサ(46)とからなり、満ボビン
が移送されてきた場合は、L字形フィーラの垂直部分
(45a)が糸層に押されて軸(44)を中心に旋回し、従
ってフィーラ端部(45b)が近接センサー(46)から離
反することにより、センサ(46)のオン又はオフによっ
て満玉ボビンと判別する。
従って、この場合は口出し補助装置の作動はブロッキ
ングされる。一方半玉ボビンの場合は、センサのオフ、
又はオンによって補助装置(20)が作動する。従って、
昇降体(21)が下降し、センサ(23)が糸層上端を検出
するまで下降した後、当接片を数回上下動させて口出し
を行う。
ングされる。一方半玉ボビンの場合は、センサのオフ、
又はオンによって補助装置(20)が作動する。従って、
昇降体(21)が下降し、センサ(23)が糸層上端を検出
するまで下降した後、当接片を数回上下動させて口出し
を行う。
第3の実施例は第4図に示される。即ち、口出し補助
装置(50)は上記実施例同様にステーション(D)に設
けられる。該装置はセンサー(23)の下降量を検出し、
該下降量がある値以上の時は半玉とみなして補助装置を
作動させる。第4図において支承板(24)の位置検出用
の近接センサ(33)(34)の他にさらに1個の近接セン
サ(51)を設ける。
装置(50)は上記実施例同様にステーション(D)に設
けられる。該装置はセンサー(23)の下降量を検出し、
該下降量がある値以上の時は半玉とみなして補助装置を
作動させる。第4図において支承板(24)の位置検出用
の近接センサ(33)(34)の他にさらに1個の近接セン
サ(51)を設ける。
該センサは、当該ステーション(D)のボビンが満玉
の時に昇降体と共にセンサ(23)が下降して糸層上端
(2Xb)を検出する位置に取付けられる。従って、昇降
体が下降して支承板(24)の端面(24a)が近接センサ
(51)を作動させた時、可動側の他のセンサ(23)が糸
層を検出した時には当該ボビンは満玉とみなし、昇降体
(21)は直ちに反転して上昇する。
の時に昇降体と共にセンサ(23)が下降して糸層上端
(2Xb)を検出する位置に取付けられる。従って、昇降
体が下降して支承板(24)の端面(24a)が近接センサ
(51)を作動させた時、可動側の他のセンサ(23)が糸
層を検出した時には当該ボビンは満玉とみなし、昇降体
(21)は直ちに反転して上昇する。
一方、センサ(51)が作動したにもかかわらず、さら
に昇降体(21)が下降する時は半玉ボビン(2X)である
と判断し、エアノズル(36)用のバルブを開き、エアを
噴射させる。と同時に第14図示の如く、チェス部分の当
接部材(52)は昇降体(21)の軸(53)に揺動可能に軸
支されたレバー(54)上にピン(55)(56)、長孔(5
7)(58)、スプリング(59)、を介して取付けられて
いる。
に昇降体(21)が下降する時は半玉ボビン(2X)である
と判断し、エアノズル(36)用のバルブを開き、エアを
噴射させる。と同時に第14図示の如く、チェス部分の当
接部材(52)は昇降体(21)の軸(53)に揺動可能に軸
支されたレバー(54)上にピン(55)(56)、長孔(5
7)(58)、スプリング(59)、を介して取付けられて
いる。
また、レバー(54)の一部はカム面(60)を形成し、
フレーム側に固定したピン(61)により、レバー(54)
は二位置を移動する。即ち、上記ピン(61)は、昇降体
(21)が下降して、センサ(33)位置に到った時、レバ
ー(54)がピン(61)から離反し、軸(53)に巻装した
図示しないスプリングにより、レバー(54)が時計針方
向に旋回して、当接片(52)がチェス部分(2aX)に接
触する位置へ移動する。
フレーム側に固定したピン(61)により、レバー(54)
は二位置を移動する。即ち、上記ピン(61)は、昇降体
(21)が下降して、センサ(33)位置に到った時、レバ
ー(54)がピン(61)から離反し、軸(53)に巻装した
図示しないスプリングにより、レバー(54)が時計針方
向に旋回して、当接片(52)がチェス部分(2aX)に接
触する位置へ移動する。
即ち、昇降体(21)が下降中、半玉ボビンの場合は、
センサ(51)によりエアノズル用バルブが開き、ピン
(61)によって当接片(52)が作用位置へ移動するので
ある。
センサ(51)によりエアノズル用バルブが開き、ピン
(61)によって当接片(52)が作用位置へ移動するので
ある。
以上のように、いづれの実施例においても、センサ
(23)が糸層上端を検出する位置まで昇降体が下降し、
半玉ボビンのチェス部分には当接片(52)が作用するの
で、半玉、満玉に関わりなく口出し装置に供給されるボ
ビンの口出しが可能である。
(23)が糸層上端を検出する位置まで昇降体が下降し、
半玉ボビンのチェス部分には当接片(52)が作用するの
で、半玉、満玉に関わりなく口出し装置に供給されるボ
ビンの口出しが可能である。
なお、第1図のように、半玉ボビンの口出しの際に
は、モータ(28)が短時間正逆回転を繰り返し、当接片
(37)が矢印(62)のようにチェス部分でストロークの
小さい昇降運動するように制御すれば、エアノズル(3
6)からのエア噴出とあいまって、さらに口出しが確実
に行われる。即ち、半玉ボビンは精紡工程での糸巻取シ
ステムによって、チェス部分(2aX)に糸端が巻付いて
存在していることが大半でまれに糸端がチェス部分から
下方に垂れ下がっている場合があるが、いづれの場合に
おいてもチェス部分を当接片(37)がさぐることによっ
て、糸端が糸層表面から分離し易くなるのである。
は、モータ(28)が短時間正逆回転を繰り返し、当接片
(37)が矢印(62)のようにチェス部分でストロークの
小さい昇降運動するように制御すれば、エアノズル(3
6)からのエア噴出とあいまって、さらに口出しが確実
に行われる。即ち、半玉ボビンは精紡工程での糸巻取シ
ステムによって、チェス部分(2aX)に糸端が巻付いて
存在していることが大半でまれに糸端がチェス部分から
下方に垂れ下がっている場合があるが、いづれの場合に
おいてもチェス部分を当接片(37)がさぐることによっ
て、糸端が糸層表面から分離し易くなるのである。
なお、上記実施例では、口出し補助装置(20)(50)
を第2図のステーション(D)に設置した場合を示した
が、他のステーション、例えばステーション(B)に補
助装置(20)を設けて、半玉判別装置(第3図(43))
をステーション(A)に設けて行うことも可能である。
を第2図のステーション(D)に設置した場合を示した
が、他のステーション、例えばステーション(B)に補
助装置(20)を設けて、半玉判別装置(第3図(43))
をステーション(A)に設けて行うことも可能である。
以上のように、本発明では、口出し装置にそのまま供
給したのでは通常の口出しが困難な半玉ボビンを、上記
口出し装置より上流側に設けた半玉ボビン検出装置によ
り検出し、この検出された半玉ボビンに対して、糸端が
糸層表面から分離し易くするための補助の口出し動作を
行うようにした後、通常の口出し装置に供給できるの
で、半玉ボビンの口出しミスの発生を減少し、ワインダ
ーへのボビン供給の効率を向上させることができる。
給したのでは通常の口出しが困難な半玉ボビンを、上記
口出し装置より上流側に設けた半玉ボビン検出装置によ
り検出し、この検出された半玉ボビンに対して、糸端が
糸層表面から分離し易くするための補助の口出し動作を
行うようにした後、通常の口出し装置に供給できるの
で、半玉ボビンの口出しミスの発生を減少し、ワインダ
ーへのボビン供給の効率を向上させることができる。
第1図は口出し補助装置の実施例を示す正面図、第2図
は口出し装置のボビン移送路を示す平面図、第3図は半
玉検出装置の一例を示す正面図、第4図は口出し補助装
置の他の実施例を示す正面図、第5図は口出し装置の全
体を示す概略構成斜視図である。 (2X)……特殊ボビン、(20)……補助装置、(21)…
…昇降体、(22)……口出し補助部材、(23)……糸層
端検出装置、(100)……口出し装置。
は口出し装置のボビン移送路を示す平面図、第3図は半
玉検出装置の一例を示す正面図、第4図は口出し補助装
置の他の実施例を示す正面図、第5図は口出し装置の全
体を示す概略構成斜視図である。 (2X)……特殊ボビン、(20)……補助装置、(21)…
…昇降体、(22)……口出し補助部材、(23)……糸層
端検出装置、(100)……口出し装置。
Claims (1)
- 【請求項1】自動ワインダーのボビン搬送路の途次に糸
端の口出しを行う糸端口出し装置が設けられた自動ワイ
ンダーにおいて、上記ボビン搬送路の糸端口出し装置の
上流側に、半玉ボビン検出装置と、該検出装置によっ
て、半玉と判断されたボビンに対して、糸端が糸層表面
から分離し易くするための補助の口出し動作を行う口出
し補助装置を設けたことを特徴とする糸端の口出し装
置。
Priority Applications (5)
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---|---|---|---|
JP63140852A JP2541841B2 (ja) | 1988-06-08 | 1988-06-08 | 糸端の口出し装置 |
IT8948046A IT1231377B (it) | 1988-06-08 | 1989-06-06 | Dispositivo per reperire l'estremita' di filo di una spola, ed apparecchio che lo comprende |
US07/363,612 US5037036A (en) | 1988-06-08 | 1989-06-07 | Yarn end finding apparatus |
DE3918788A DE3918788A1 (de) | 1988-06-08 | 1989-06-08 | Fadenendesuchvorrichtung |
CH2151/89A CH680923A5 (ja) | 1988-06-08 | 1989-06-08 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63140852A JP2541841B2 (ja) | 1988-06-08 | 1988-06-08 | 糸端の口出し装置 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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JP2541841B2 true JP2541841B2 (ja) | 1996-10-09 |
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---|---|---|---|
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---|---|
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-
1988
- 1988-06-08 JP JP63140852A patent/JP2541841B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1989
- 1989-06-06 IT IT8948046A patent/IT1231377B/it active
- 1989-06-07 US US07/363,612 patent/US5037036A/en not_active Expired - Fee Related
- 1989-06-08 CH CH2151/89A patent/CH680923A5/de not_active IP Right Cessation
- 1989-06-08 DE DE3918788A patent/DE3918788A1/de active Granted
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---|---|
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