JP2541071Y2 - フラットケーブルコネクタ - Google Patents

フラットケーブルコネクタ

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JP2541071Y2
JP2541071Y2 JP1991095696U JP9569691U JP2541071Y2 JP 2541071 Y2 JP2541071 Y2 JP 2541071Y2 JP 1991095696 U JP1991095696 U JP 1991095696U JP 9569691 U JP9569691 U JP 9569691U JP 2541071 Y2 JP2541071 Y2 JP 2541071Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、主に自動車内の配線
やOA機器の配線に用いられるフラットケーブルを、他
のフラットケーブルや機器等に接続するのに用いるフラ
ットケーブルコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】実開昭55−136183号公報等に
は、フラットケーブル同士あるいはフラットケーブルと
機器本体を接続するために、フラットケーブルの接続部
を収容する空間を備え、この空間において前記接続部を
機器側のコネクタ等の接片と接続させるようにしたフラ
ットケーブルコネクタが開示されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来に
おけるフラットケーブルコネクタは、前記空間に対する
フラットケーブルの貫通口あるいはこのフラットケーブ
ルコネクタに結合される機器側のコネクタの貫通口から
前記空間に水滴等が侵入するため、フラットケーブルの
接続部や機器側コネクタの接続部等が酸化等により損傷
し、接続部としての信頼性が低下してしまうという問題
があった。
【0004】この考案は上記のような事情に鑑みなされ
たものであって、前記空間に収容されたフラットケーブ
ルの接続部が水滴等により接触の信頼性を低下させるよ
うなことがないようにしたフラットケーブルコネクタを
提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するこの
考案によるフラットケーブルコネクタは、コネクタハウ
ジング内に、フラットケーブルの導体を露出させた接続
部を収容する空間を設けたフラットケーブルコネクタで
あって、前記空間とコネクタハウジングの外部を連通
させるコネクタハウジングに設けられた貫通口に、前記
貫通口の内周面とその貫通口を貫通するフラットケーブ
とに密着することにより、前記空間と前記コネクタハ
ウジングの外部を水密に封鎖する弾性材でなる密封部材
が設けられ、その密封部材が、平板の両側辺からほぼ垂
直に立上がる一対の側壁が形成された下側の分割部材
と、この分割部材の両側壁間に嵌合される上側の分割部
材とを有し、前記フラットケーブルの両側縁部を上側に
屈曲形成してなる一対の屈曲部を前記各側壁の内面と上
側の分割部材との間にそれぞれ挟持した状態で、そのフ
ラットケーブルを前記上側及び下側の分割部材の間に挟
み込むことを特徴としている。
【0006】
【作用】上記のようにしてなるフラットケーブルコネク
タによると、フラットケーブル等が貫通する貫通口を介
してなされる、コネクタハウジングの外部からフラット
ケーブルの接続部を収容した空間内への水滴の侵入を、
密封部材によって阻止することができる。
【0007】
【実施例】先ず、この発明に関連する構造を有するフラ
ットケーブルコネクタの提案例について説明する。図1
および図2に示すフラットケーブルコネクタは、ハウジ
ング20内に形成された空間21において、フラットケ
ーブル10のフラット導体11を相手方コネクタCが備
える金属片等でなる接片C1に接続するコネクタであ
る。
【0008】図3に示すように、前記フラットケーブル
10は金属箔等でなる前記フラット導体11の両面に絶
縁フィルム12,13を設けてなる。また、前記絶縁フ
ィルム12はこのフラットケーブル10の先端部におい
て切り欠かれており、これによって、このフラットケー
ブル10の先端に前記導体11が露出した接続部14が
形成されている。
【0009】ハウジング20は合成樹脂により形成され
たもので、その内部には、前記フラットケーブル10の
接続部14、およびこのフラットケーブルコネクタに結
合される相手方コネクタCの接片C1が収容される空間
21が形成されている。前記空間21は、前記フラット
ケーブル10が挿通する貫通口22と前記接片C1が挿
通する貫通口23とを介して、前記ハウジング20の外
部と連通している。また、前記貫通口22の縦寸法およ
び横寸法は、前記フラットケーブル10の厚みおよび幅
よりも十分に大きな寸法に設定されている。このハウジ
ング20の空間21を形成する内壁面には、前記フラッ
トケーブル10の先端が当接する当接面24が形成され
ている。この当接面24は、前記貫通口23の内面に連
続する前記接片C1の摺動面25に、直交し且つ連続し
ている。このハウジング20の外周壁には、相手方コネ
クタCとの係合部26が形成されている。
【0010】前記貫通口22の内周面と前記フラットケ
ーブル10の外周面の間には、合成ゴム等のエラストマ
でなる円環状の密封部材30が介設されている。この密
封部材30は、図3に示すように、フラットケーブル1
0に対し、前記接続部14に交差しない位置にあらかじ
め装着され、次いでフラットケーブル10とともに前記
貫通口22に押入されることにより、前記貫通口22の
内周面と前記フラットケーブル10の外周面の間に介設
されたものである。この密封部材30は、図3に示すよ
うにして前記フラットケーブル10に装着された状態
で、その内周面がフラットケーブル10の外周面に密着
している。また、前記密封部材30は、その外径は前記
貫通口22の内径よりも若干大きく形成されており、し
たがって、貫通口22の内周面と前記フラットケーブル
10の外周面の間に押入された状態では、その外周面が
貫通孔22の内周面に密着している。
【0011】以上のようにしてなるフラットケーブルコ
ネクタは、図2に示すように、金属板を折り曲げてなる
接片C1を有するコネクタCと結合されることにより、
フラットケーブル10の接続部14において、導体11
が前記接片C1に電気的に接続される。また、このフラ
ットケーブルコネクタは、密封部材30を備えているこ
とにより、フラットケーブル10の連結部である貫通口
22を介して前記空間21内に水滴等が侵入することが
ない。
【0012】次に、この発明の一実施例であるフラット
ケーブルコネクタについて説明する。なお、前記提案例
における部材と同様の構成部分は同様符号を付し、その
詳細な説明を省略する。 即ち、図1〜図3に示す提案
では、貫通口22とフラットケーブル10の間に円環状
の密封部材30を設けるようにしたが、本実施例では、
密封部材30に代えて、図4に示すような、共に弾性材
でなり且つ互いに嵌合可能な分割部材130A,130
Bにより構成される分割型の密封部材130を採用して
いる。分割部材130A,130Bは同一形状であり、
矩形の平板131A,131Bの前半部もしくは後半部
の両側辺に、前記平板131A,131Bから垂直に立
ち上がる側壁132A,132Bを設けてなる。そし
て、図5に示すように、フラットケーブル10の両側縁
部を上側に折り曲げて折曲部15を形成し、この折曲部
15を一方の分割部材130Aの平板131Aの側面と
他方の分割部材130Bの側壁132Bの内面の間に挟
持する 上記のような密封部材130も、前記密封部材
30と全く同様にして前記ハウジング20の貫通孔22
の内周面とフラットケーブル10の外周面の間に介設す
ることにより、ハウジング20の外部と空間21の間を
密封することができる。また、このような密封部材13
0は、分割部材130A,130Bによってフラットケ
ーブル10を挟み付けるだけでこのフラットケーブル1
0に装着することができ、この密封部材130をその弾
性力に抗して変形させながらフラットケーブル10に装
着するような必要がないため、装着作業がきわめて簡単
になるという効果がある。さらに、上記提案例では、フ
ラットケーブル10の両側端面と密封部材30との接触
面積が非常に小さいためここから水が侵入し易いという
問題がある。しかしながら、本実施例では、フラットケ
ーブル10の屈曲部15と側壁132A,132B内面
とが接触しているためフラットケーブル10の両側にお
ける接触面積が大きくなり水が侵入しにくくなる。な
お、屈曲部15の上側の端面と密封部材130との接触
面積は小さいが、屈曲部15は上側に屈曲形成されてい
るためフラットケーブル10の両側縁部を伝ってきた水
の侵入は有効に防止される。また、フラットケーブル1
0と密封部材との接触面積が大きくなるた め、フラット
ケーブル10の固定保持力が強くなり、フラットケーブ
ル10装着後の位置ずれ、抜け等が防止され、接片C1
とフラット導体1との接触信頼性が向上する。
【0013】なお、上記実施例では、フラット導体11
の両面に絶縁フィルム12,13を設けた、いわゆるフ
レキシブルプリント回路と呼ばれるフラットケーブル1
0を用いているが、図6に示すように、平行に配置した
複数の導線11Aの周囲を一体成型された絶縁樹脂材1
2Aで囲繞してなる一般的なフラットケーブル10Aで
あってもよい。
【0014】また、上記実施例は、フラットケーブル1
0が貫通する貫通口22にのみ、水滴等の侵入を防止す
る密封部材30を設けるようにしているが、図7に示す
フラットケーブルコネクタのように、フラットケーブル
10の外周面とハウジング220に形成した貫通口22
2の内周面との間に、前記密封部材30に対応する密封
部材230を設けるとともに、相手方コネクタC′が挿
入される貫通口223の内周面に傾斜部223aを形成
し、この傾斜部223aに、貫通口223に挿入された
相手方コネクタC′の外周面に密着する環状の密封部材
230′を設けるようにしてもよい。この図7に示すフ
ラットケーブルコネクタは、貫通口223を介して相手
方コネクタC′の挿入部C′1が挿入されることによ
り、この挿入部C′1内に設けられた接片C′2に、フ
ラットケーブル10の接続部14において露出した導線
11が接触するようになっている。
【0015】この図7に示すようなフラットケーブルコ
ネクタによると、フラットケーブルが貫通する貫通口2
22ばかりでなく、このフラットケーブルコネクタと相
手方コネクタC′の結合部である貫通口223において
も、ハウジング220の外部から空間221内に水滴等
が侵入するのを防止することができる。
【0016】なお、考案によるフラットケーブルコネク
タでは、水滴等が侵入しやすい貫通口において、この貫
通口の内周面とこの貫通口を貫通する部材の外周面の間
に弾性材でなる密封部材を設けるようにしていれば、全
ての貫通口に密封部材を設ける必要はない。
【0017】
【考案の効果】以上のように、この考案のフラットケー
ブルコネクタによると、フラットケーブルの接続部が収
容されたコネクタハウジング内の空間への水滴等の侵入
を阻止することができるから、前記接続部の酸化等によ
る信頼性の低下を防止することができるという効果を奏
する。また、このような密封部材は、上側及び下側の分
割部材によってフラットケーブルを挟み付けるだけでこ
のフラットケーブルに装着することができるため、装着
作業がきわめて簡単になるという効果がある。さらに、
フラットケーブルの屈曲部と側壁内面とが接触している
ためフラットケーブルの両側における接触面積が大きく
なりここから水が侵入しにくくなる。なお、屈曲部の上
側の端面と密封部材との接触面積は小さいが、屈曲部は
上側に屈曲形成されているためフラットケーブルの両側
縁部を伝ってきた水の侵入は有効に防止される。また、
フラットケーブルと密封部材との接触面積が大きくなる
ため、フラットケーブルの固定保持力が強くなり、フラ
ットケーブル装着後の位置ずれ、抜け等が防止され、コ
ネクタの接触信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】考案に関連する提案例のフラットケーブルコネ
クタの斜視図である。
【図2】図1のフラットケーブルコネクタの縦断面図で
ある。
【図3】フラットケーブルに密封部材を装着した状態を
示す斜視図である。
【図4】考案によるフラットケーブルの密封部材を示す
斜視図である。
【図5】図4の密封部材をフラットケーブルに装着した
状態示す斜視図である。
【図6】フラットケーブルの変形例を示す斜視図であ
る。
【図7】考案による他のフラットケーブルコネクタの断
面図である。
【符号の説明】
10 フラットケーブル 20,220 ハウジング 21,221 空間 22,23,222,223 貫通口 30,130,230 密封部材

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コネクタハウジング内に、フラットケー
    ブルの導体を露出させた接続部を収容する空間を設けた
    フラットケーブルコネクタであって、 前記空間とコネクタハウジングの外部を連通させる
    ネクタハウジングに設けられた貫通口に、前記貫通口の
    内周面とその貫通口を貫通するフラットケーブルとに密
    着することにより、前記空間と前記コネクタハウジング
    の外部を水密に封鎖する弾性材でなる密封部材が設けら
    れ、その密封部材が、平板の両側辺からほぼ垂直に立上がる
    一対の側壁が形成された下側の分割部材と、この分割部
    材の両側壁間に嵌合される上側の分割部材とを有し、 前記フラットケーブルの両側縁部を上側に屈曲形成して
    なる一対の屈曲部を前記各側壁の内面と上側の分割部材
    との間にそれぞれ挟持した状態で、そのフラットケーブ
    ルを前記上側及び下側の分割部材の間に挟み込む ことを
    特徴とするフラットケーブルコネクタ。
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JP5902383B2 (ja) 2010-10-19 2016-04-13 矢崎総業株式会社 配線体及びシーリング構造
JP6370163B2 (ja) * 2014-08-25 2018-08-08 イリソ電子工業株式会社 防水コネクタ

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