JP4612601B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、例えば自動車等の電気配線の接続に使用され、接続端子を有するコネクタに関する。
自動車等の電気配線として一般に用いられる丸型ケーブルはコネクタ内部に取り付けられた接続端子に圧着接続され、コネクタを相手側コネクタに嵌合接続させることでコネクタを介してケーブル同士が電気的に接続されるように構成されている。このようなコネクタは、接続端子が水や油に濡れると絶縁性が悪くなって接続端子同士の短絡の原因になるため、コネクタ内部に水等が入り込まないように防水処理が施されている。コネクタ内部の防水処理の方法として、例えば、特許文献1に記載されているように、コネクタに内蔵された接続端子とケーブルとの接続部分(圧着部分)に樹脂モールドを施してモールド部を形成し、このモールド部により接続部分を封止するものが知られている。あるいは、防水処理の方法として、コネクタに形成されたケーブルを通すためのケーブル挿入穴に穴の開いたゴム等を材質とする防水栓を設けたものも知られている。この防水処理の方法では、防水栓の穴にケーブルを通すようにしてケーブルがコネクタにセットされ、ケーブルが通されるとケーブルと防水栓とが密着することでコネクタ内部に水等が入り込まないようになっている。
特開2001−167821号公報
ところで、近年、自動車等に搭載されるケーブルとして、平板帯状の絶縁シート上に導体が配線された可撓性を有するフレキシブルフラットケーブルが多用されるようになっている。フレキシブルフラットケーブル同士を接続したり、フレキシブルフラットケーブルと他の電気接続部材とを接続したりする場合には、接続端子を有したコネクタが用いられる。このようなフレキシブルフラットケーブルは、複数の導体が並設されて配線されている平板帯状の形状からなるため、丸型ケーブルの場合とは異なり接続端子に圧着されるのではなく、接続端子の複数のアーム部間に差し込まれるようにして接続され、アーム部によって弾性的に挟持される。
このようなコネクタ構成の下、フレキシブルフラットケーブルを使用した場合にも丸型ケーブルを使用した場合と同様にコネクタ内部に水や油が入り込まないようにする必要があるが、防水のための構成は、コネクタを構成する各部材からコネクタを組み立てる場合の組立容易性が確保され、且つ、確実に防水できるものでなくてはならない。また、上記のように、フレキシブルフラットケーブルを用いる場合、ケーブルは接続端子に差し込まれるようにして接続されて弾性的に挟持されるため、ケーブルの接続端子からの抜けを防止することも必要であり、ケーブルを確実にコネクタに保持させる必要がある。
以上のような問題に鑑みて、本発明では、平板帯状の絶縁シート上に導体が配線されたフレキシブルフラットケーブルを接続するのに適した防水構造を有するコネクタを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために本発明に係るコネクタは、平板帯状の絶縁シート上に導体が配線されたフラットケーブル(例えば、実施形態におけるFFC100)と、フラットケーブルの前端部に接続される接続端子と、後部に後方に向けて開口する開口が形成され、フラットケーブルに接続されて前方に延びる接続端子が収容保持される収容部材(例えば、実施形態におけるハウジング60)と、接続端子の後方において開口を塞ぐ状態で収容部材に収容される弾力性のある閉塞部材(例えば、実施形態における防水ゴム30)と、閉塞部材に取り付けられて閉塞部材の後方から閉塞部材を覆うカバー部材(例えば、実施形態におけるカバー10)とを有して構成され、フラットケーブルが閉塞部材およびカバー部材を通して外部に向けて後方に延びて構成され、閉塞部材に、閉塞部材の後面に開口して前方に延びる凹部からなるカバー圧入凹部(例えば、実施形態におけるポスト圧入凹部23)と、前後に貫通してフラットケーブルが前後に通されるスリット状のケーブル取付孔(例えば、実施形態における長穴部21)とが形成され、カバー部材に前方に突出してカバー圧入凹部に圧入可能な突出部(例えば、実施形態におけるポスト16)が形成され、カバー部材が閉塞部材に取り付けられるとカバー圧入凹部に圧入された突出部がカバー圧入凹部を弾性的に押し拡げることにより、ケーブル取付孔に通されたフラットケーブルが押圧されて閉塞部材に密着する。
さらに、上記構成のコネクタにおいて、前記収容部材において前記閉塞部材の前方に配置され、前記フラットケーブルを前記収容部材内から抜き出すことが可能な非係止位置から、前記フラットケーブルを前記収容部材内で係止保時することが可能な係止位置まで前記収容部材内を移動可能な保持部材(例えば、実施形態におけるリテーナ30)を有し、前記カバー部材に前方に突出する押出部が形成され、前記閉塞部材に前記押出部を前後に挿通可能な押出部挿通孔が形成され、前記保持部材は、前後に貫通して前記フラットケーブルが前後に通されるスリット状のケーブル挿通孔と、前記ケーブル挿通孔に通された前記フラットケーブルを係止可能な係止部と、側面に前後に延びて前記押出部を圧入可能な凹部とが形成され、前記収容部材に前記閉塞部材を後方から覆うように前記カバー部材が取り付けられると、前記カバー部材の前記押出部が前記閉塞部材の前記押出部挿通孔を通って前記保持部材の側面に形成された前記凹部に圧入され、この前記凹部に圧入された前記押出部が前記保持部材を側面から押圧することにより、前記保持部材が前記非係止位置から前記係止位置まで移動して、前記フラットケーブルが前記係止部により係止保持される。
本発明に関するコネクタによれば、閉塞部材に形成されたスリット状のケーブル取付孔に通されるフラットケーブルが、カバー部材の閉塞部材への取り付けとともに閉塞部材に密着する構成になっている。このため、複数の導体が並設されて配線された平板帯状のフラットケーブルを使用したコネクタを確実に防水することが可能である。コネクタの組み立てはカバー部材の閉塞部材への取り付けにより簡単に行うことができるため、防水効果を有するとともにコネクタの組立容易性も確保されている。軽量で薄型の平板帯状のフラットケーブルを用いることで、特に自動車等限られた空間内に配線することが可能であるが、本発明に係るコネクタは、このようなフラットケーブルの接続に適している。
また、本発明に係るコネクタは、カバー部材が閉塞部材に取り付けられるとともに、接続端子に接続されたフラットケーブルが保持部材により係止されるような構成となっているため、接続端子に差し込まれるようにして接続され弾性的に挟持されているフラットケーブルの接続端子からの抜けを防止することができ、平板帯状のフラットケーブルを保持部材により確実にコネクタに保持させることが可能である。
以下、本発明の好ましい実施形態について図1乃至図19を参照して説明する。なお、以降の説明においては、図4および図5の状態を基準にして前後左右、および、上下を定義する。図1、図4および図5に示すように、本発明に係るコネクタ1は、カバー10、防水ゴム20、リテーナ30、複数の接続端子40,50、ハウジング60とから構成される。カバー10の後方からカバー10内部にフレキシブルフラットケーブル100(以下、「FFC100」という)が挿入され、FFC100が防水ゴム20およびリテーナ30に通された上で、FFC100先端がハウジング60に保持されている複数の接続端子40,50に接続される。その上で、カバー10をハウジング60の後方からハウジング60に係合させることで、コネクタ1(雌コネクタ)が組み立てられる。このコネクタ1には、雄コネクタである図示しない相手側コネクタを嵌合接続させることが可能である。
なお、FFC100は、銅の表面に錫メッキを施した断面矩形状の導体101を一定間隔に並べ、両面を絶縁フィルム102(プラスチックフィルムテープ)で挟み(図14参照)、熱と圧力を加えてテープ接合面を熱溶着することで作成され、導体101が幅方向に並んで配線された平板帯状の形状からなる。このFFC100は可撓性を有し、プリンタ等の電子機器のプリント基板相互間や、プリント基板上の電子部品間の接続用リード線として用いられる。図14に示すように、FFC100の先端側には、コネクタ1に挿し込み易いように補強板103が貼り合わされている。FFC100の先端部(端子部)には上下に切り欠かれた上下一対の切欠部104,104が形成されている。
カバー10、リテーナ30およびハウジング60は、例えばナイロン6,6を材質として射出成形等により所定の形状に作製されるが、必ずしもこの材質に限定されるわけではない。また、接続端子40,50は、例えば銅合金を材質として板材を所定の形状に打抜加工および曲げ加工して作製される。
カバー10は、左右幅方向に12〜13mm程度、前後に5mm程度、上下に10mm程度の大きさで、四隅が丸い正面視略矩形状の形状をなしている。カバー10の前面側には開口11が形成され、開口11から後方に延びてカバー10の上下左右および後部の壁面で囲まれてカバー10に係合するハウジング60の後部を収容可能な収容空間12が形成されている。カバー10の左右の側壁部13,13の先端は、ハウジング60に係合可能な係合部18となっている。カバー10後部である後壁部14には、上下にスリット状に延びてFFC100を挿入可能なケーブル挿入孔が後壁部14を前後に貫通するように形成されている。このケーブル挿入孔は、後壁部14の後面側に形成された後面側挿通孔15aと、後面側挿通孔15aと連通し後壁部14の収容空間12側に形成された空間側挿通孔15bとから構成され、左右に並んで4箇所形成されている。後面側挿通孔15aは、後方に向かって拡開するテーパ状に形成されており、これにより、カバー10の後方から後面側挿通孔15a内にFFC100を挿入し易くなっている。
後壁部14の内面側(収容空間12側)からは、後述する防水ゴム20に圧入装着される突起状のポスト16が前方に向かって、すなわち、収容空間12側に向かって突出形成されている。ポスト16は、ケーブル挿入孔と交互に左右に並んで形成されている。左右に並んだポスト16のうち、最も左側に形成されたポスト16は、収容空間12の上部に形成されたポスト16および収容空間12の下部に形成されたポスト16からなり、これら上下のポスト16,16の間に押出部17が前方に突出形成されている。押出部17は、ポスト16と同様に後壁部14の内面側から収容空間12に突出しており、その突出長さはポスト16よりも長くなっている。この押出部17は後述するリテーナ30に当接するとリテーナ30を移動させることが可能である。押出部17の先端部であって右側側面にはテーパ面17a(図7(a)参照)が形成されており、押出部17は先細状になっている。
カバー10の側壁部13は左右に弾性変形可能であって、その先端は上述したように係合部18を構成している。この係合部18が後述するハウジング60に形成された係止部63,64に係合することで、カバー10がハウジング60に装着される。
防水ゴム20は、ハウジング60の後部に後方に向けて開口する(図16参照)開口68から収容空間69においてリテーナ30の後方に配置されるもので、収容空間69に嵌合するように四隅の丸い略矩形の板状に形成されている。収容空間69に配置された防水ゴム20は、ハウジング60に密着する状態で開口68を塞いでいる(図17参照)。防水ゴム20には、上下に延びる長穴部21が前後に貫通して形成されている。長穴部21は、左右に並んで複数形成されており、FFC100を前方に通過させることができる。最も左側に形成された長穴部21の左方には、防水ゴム20を前後に貫通して押出部挿通孔22が形成されている。この押出部挿通孔22にはカバー10に形成された押出部17が通される。
長穴部21と交互に左右に並んで防水ゴム20の後面側から前方に延びるポスト圧入凹部23が複数形成されている。このポスト圧入凹部23は防水ゴム20の前面側にまで貫通しておらず、カバー10がハウジング60に係合するとカバー10に形成された各ポスト16がポスト圧入凹部23に装着されるように構成されている。なお、ポスト16が装着される部分を防水ゴム20の前面側に貫通する穴にすると、防水ゴム20の前面側に水分等が漏れるため、ポスト圧入凹部23はあくまでも不貫通穴部で構成される。
防水ゴム20の防水性を高めるため、カバー10および防水ゴム20が以下のように構成されている。ポスト16のサイズはポスト圧入凹部23よりも大きく設定してあるため、ポスト16がポスト圧入凹部23に圧入されるようにして装着され、ポスト16が装着されるとポスト16がポスト圧入凹部23を押し広げてポスト16に密着する。長穴部21および押出部挿通孔22は、その内部が波形状になっておいる(図10(a)参照)。図11に示すように、長穴部21に挿入されたFFC100は、長穴部21に対して左右のポスト圧入凹部23を弾性的に押し拡げたポスト16,16により左右両側から圧力Pを受け、これにより波形状の長穴部21がFFC100の表面に密着して防水性が向上される。
リテーナ30は、防水ゴム20よりも小さく形成された全体として四隅の丸い略矩形状に形成されており、リテーナ30には、FFC100を挿入可能な上下にスリット状に延びるケーブル挿通孔31が前後に貫通するように形成されている。このケーブル挿通孔31は左右に間隔をおいて並んで複数形成されている。各々のケーブル挿通孔31の上部および下部には、ケーブル挿通孔31に挿入されたFFC100を係止可能な係止部32が形成されている。上部の係止部32は、ケーブル挿通孔31の上面から下方に突出形成され、下部の係止部32は、ケーブル挿通孔31の下面から上部の係止部32に対向するようにして上方に突出形成されている。また、係止部32は各ケーブル挿通孔31において、ケーブル挿通孔31の左側壁面から右方に突出形成されており、係止部32の右側側面とケーブル挿通孔31との間には、隙間が形成されている(図12(a),(b)参照)。
FFC100をケーブル挿通孔31に通すときには、当該隙間にFFC100を通した上で、FFC100の切欠部104が当該隙間の下方の位置に位置するようにFFC100を合わせる。この状態においては、FFC100は係止部32により係止されていないため、FFC100を後方に移動させてリテーナ30から抜き出すことが可能である。このようなFFC100の位置を非係止位置とする。一方、FFC100が係止部32の下方の位置に位置すると、FFC100を後方に移動させてリテーナ30から抜き出そうとしても、FFC10の切欠部104の前面が係止部32の前面に引っ掛かるため、FFC100の後方への移動が拘束される。このような、FFC100の後方への移動が拘束されるFFC100の位置を係止位置とする。
リテーナ30の左側側面には、左右に凹んで前後に延びる凹部33が形成されている。凹部33における前後に延びる側面であってその後部にはテーパ面34が形成されている(図13(a)および図17参照)。後述するように、カバー10のポスト16が防水ゴム20のポスト圧入凹部23に入り込むとともに、凹部33にカバー10の押出部17が入り込むようになっている。
ケーブル挿通孔31は、左右に4箇所並んで形成されているが、こられのうち内側の2箇所のケーブル挿通孔31には、1つのケーブル挿通孔31当たり2箇所の左右に凹んだ端子収容部35が形成されている(図12(a)参照)。端子収容部35は、ケーブル挿通孔31の左右の側面に対向するように左右1組形成されたものが上下に2組並んでいる。端子収容部35には、接続端子40の一部(基端側)が収容され、4箇所の端子収容部35により計4個の接続端子40が収容される。また、4箇所のケーブル挿通孔31のうち外側の左右2箇所のケーブル挿通孔31には、1つのケーブル挿通孔31当たり12箇所の左右に凹んだ端子収容部36が形成されている(図12(a)参照)。端子収容部36は、ケーブル挿通孔31の左右の側面に対向するように左右1組形成されたものが上下に6組並んでいる。端子収容部36には、FFC100に接続された接続端子50の一部(基端側)が収容される。このようにしてリテーナ30には、4本の接続端子40が収容され、12本の接続端子50が収容される。
ハウジング60は、カバー10の前面側に形成された収容空間12に嵌合するように断面略矩形状であって、その前部に前方に開口する開口61が形成され、開口61から前後に延びて上下左右が囲まれ、接続端子40,50を収容可能な端子収容空間62が形成されている。また、ハウジング60の後部に後方に開口する開口68が形成され、開口68から前後に延びて上下左右が囲まれ、防水ゴム20およびリテーナ30を収容可能な収容空間69が形成されている。端子収容空間62および収容空間69は、左右に延びる壁部66によって隔てられている。
ハウジング60の左右側面には、各々外方に突出する2箇所の係止部63,64が形成されている。ハウジング60の左側側面に形成された係止部63は、係止部64よりも後方の位置であって斜め下方に位置に位置している。また、ハウジング60の右側側面に形成された係止部63は、係止部64よりも後方の位置であって斜め上方に位置に位置している。
収容空間62,69を隔てる壁部66には、前後に延びて端子収容空間62および収容空間69が連通される端子挿入孔65a,65bが形成されている。端子挿入孔65aには接続端子40が挿入され、端子挿入孔65bには接続端子50が挿入される。また、壁部66の収容空間69側壁面から端子収容空間62側に向かって前後に延びるケーブル受容部67が形成されている。ケーブル受容部67は、収容空間69の上面が上方に凹んで形成された上側のケーブル受容部67と、収容空間69の下面が下方に凹んで形成された下側のケーブル受容部67とからなる。上下両側のケーブル受容部67は、各々左右に4箇所ずつ並んで対向するようにして形成されている。コネクタ1に取り付けられる4枚のFFC100の前端部の一部(上部および下部)は、凹みに挿入されるようにして各々ケーブル受容部67の凹みに挿入されるようにしてケーブル受容部67に受容される。
接続端子40は、コネクタ1に嵌合される相手側コネクタの接続端子に接続され、前後にタブ状に延びるコネクタ接続部41と、コネクタ接続部41の後方にコネクタ接続部41と一体形成されて後方に延びる箱型のケーブル接続部42とから構成されている。ケーブル接続部42の左右の側面は、カバー10、防水ゴム20およびリテーナ30を通して後方から挿入されたFFC100を挟持する挟持部44に一体に繋がる基部43を構成している。挟持部44は、左右の基部43の前部が各々折り返されて前方に対向するようにして「くの字」に延びて構成されている。挟持部44は左右に弾性揺動可能であり、屈曲点を接触部45として挿入されたFFC100が弾性的に挟持される。
接続端子50は、コネクタ1に嵌合される相手側コネクタの接続端子に接続され、前後に棒状に延びるコネクタ接続部51と、コネクタ接続部51の後方にコネクタ接続部51と一体形成されて後方に延びるケーブル接続部52とから構成されている。ケーブル接続部52は、後方にアーム状に延びて左右に弾性揺動可能な左右一対の挟持部53を有している。挟持部53,53の先端の接触部54,54で、カバー10、防水ゴム20およびリテーナ30を通して後方から挿入されたFFC100が弾性的に挟持される。
以上、カバー10、防水ゴム20、リテーナ30、ハウジング60および接続端子40,50の構成について説明したが、以下では、カバー10のハウジング60への取り付けにともなうリテーナ30によるFFC100の係止について、図14、図17乃至図19を中心に説明する。
図17に示す状態は、カバー10の係合部18が、ハウジング60の係止部63,64のうち係止部63のみ係合している。カバー10のポスト16は、防水ゴム20のポスト圧入凹部23に装着されてはいない。この状態では、カバー10はハウジング60に対して仮止めされた状態になっている。カバー10および防水ゴム20を通されたFFC100はリテーナ30に通され、FFC100の先端は接続端子40,50に接続されているが、カバー10の仮止め状態ではケーブル挿通孔31に通されたFFC100は係止部32に完全には係止されていない(図19(a)参照)。また、図17に示すように、カバー10の仮止め状態では、リテーナ30はハウジング60の収納空間69において左方の位置(非係止位置)に位置しており、リテーナ30の右側側面と収納空間69の壁面との間には、隙間Cが形成されている。
カバー10の係合部18がハウジング60の係止部63だけでなく係止部64にも係合するようにカバー10が前方に移動すると、カバー10のポスト16が防水ゴム20のポスト圧入凹部23に装着され、押出部17がリテーナ30の左側側面に形成された凹部33に入り込む。押出部17がリテーナ30の凹部33に入り込むと、凹部33に形成されたテーパ面34に押出部17の先端に形成されたテーパ面17aが当接し、押出部17の前方への移動とともにリテーナ30は押出部17により右方に押し出される。これにより、リテーナ30の右側側面と収納空間69の壁面との間の隙間Cが狭くなり、最終的にはリテーナ30が押出部17により右方に押し付けられるような状態になって隙間Cが消失する。
リテーナ30が右方に移動した状態では(係止位置に位置する状態では)、FFC100の切欠部104が上下に形成された係止部32の間に入り込んで、FFC100が完全に係止部32により係止される(図19(b)参照)。この状態では、図14において表されている紙面左側の2本のFCC100のように、FFC100が後方に引っ張られる力を受けたとしても、切欠部104の前面が係止部32の前面に引っ掛かるため、FFC100の後方への移動が拘束されて接続端子40,50から外れることはない。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明のコネクタによれば、カバー10およびこれに装着される防水ゴム20を用いることで、フレキシブルフラットケーブルのような平板帯状のケーブルを使用したコネクタを確実に防水することが可能である。また、リテーナ30を用いることで防水とともにフレキシブルフラットケーブルを確実に固定保持することが可能であり、本発明のコネクタは、フレキシブルフラットケーブルを用いるのに適した構成となっている。
本発明に係るコネクタを示す図で、(a)はその前方側から視た斜視図で、(b)その後方側から視た斜視図である。 上記コネクタを示す図で、(a)は正面図で、(b)は平面図で、(c)は後面図で、(d)は左側面図で、(e)は底面図である。 上記コネクタを示す図で、図2(c)のA−A断面図である。 上記コネクタを前方から視た分解斜視図である。 上記コネクタを後方から視た分解斜視図である。 上記コネクタを構成するカバーを示す図で、(a)は正面図で、(b)は平面図で、(c)は後面図で、(d)は左側面図である。 上記コネクタを構成するカバーを示す図で、(a)は図6(c)のA−A断面図で、(b)は図6(a)のB−B断面図である。 上記カバーの正面側の様子を示す斜視図である。 上記コネクタを構成する防水ゴムを示す図で、(a)は正面図で、(b)は平面図で、(c)は後面図で、(d)は左側面図である。 上記コネクタを構成する防水ゴムを示す図で、(a)は図9(a)のA−A断面図で、(b)は図9(c)のB−B断面図である。 カバーのポストが防水ゴムのポスト圧入凹部に装着されたときの様子を示す図である。 上記コネクタを構成するリテーナを示す図で、(a)は正面図で、(b)は平面図で、(c)は後面図で、(d)は右側面図で、(e)は左側面図である。 上記コネクタを構成するリテーナを示す図で、(a)は図12(c)のA−A断面図で、(b)は図12(a)のB−B断面図で、(c)は図12(b)のC−C断面図である。 リテーナおよびこれに係止されるFFCの様子を示す斜視図である。 上記コネクタを構成するハウジングを示す図で、(a)は正面図で、(b)は平面図で、(c)は後面図で、(d)は左側面図である。 上記コネクタを構成するハウジングを示す図で、(a)は図15(c)のA−A断面図で、(b)は図15(b)のB−B断面図で、(c)は図15(a)のC−C断面図である。 上記カバーがハウジングに仮止めされている状態を示す図である。 上記カバーがハウジングに完全に装着されている状態を示す図である。 (a)はFFCがリテーナに仮止めされている状態を示す図で、(b)はFFCがリテーナに係止されている状態を示す図である。
符号の説明
1 コネクタ
10 カバー(カバー部材)
11 開口
15a 後面側挿通孔
15b 空間側挿通孔
16 ポスト(突出部)
17 押出部
17a テーパ面
18 係合部
20 防水ゴム(閉塞部材)
21 長穴部(ケーブル取付孔)
22 押出部挿通孔
23 ポスト圧入凹部
30 リテーナ(保持部材)
31 ケーブル挿通孔
32 係止部
33 凹部
34 テーパ面(当接部)
35,36 端子収容部
40 接続端子
50 接続端子
60 ハウジング(収容部材)
61 開口
63,64 係止部
65a,65b 端子挿入孔
67 ケーブル受容部
68 開口
100 フレキシブルフラットケーブル(FFC)
101 導体
102 絶縁フィルム
103 補強板
104 切欠部

Claims (1)

  1. 平板帯状の絶縁シート上に導体が配線されたフラットケーブルと、前記フラットケーブルの前端部に接続される接続端子と、後部に後方に向けて開口する開口が形成され、前記フラットケーブルに接続されて前方に延びる接続端子が収容保持される収容部材と、前記接続端子の後方において前記開口を塞ぐ状態で前記収容部材に収容される弾力性のある閉塞部材と、前記閉塞部材に取り付けられて前記閉塞部材の後方から前記閉塞部材を覆うカバー部材とを有して構成され、前記フラットケーブルが前記閉塞部材および前記カバー部材を通して外部に向けて後方に延びるコネクタであって、
    前記閉塞部材に、前記閉塞部材の後面に開口して前方に延びる凹部からなるカバー圧入凹部と、前後に貫通して前記フラットケーブルが前後に通されるスリット状のケーブル取付孔とが形成され、
    前記カバー部材に前方に突出して前記カバー圧入凹部に圧入可能な突出部が形成され、
    前記カバー部材が前記閉塞部材に取り付けられると前記カバー圧入凹部に圧入された前記突出部が前記カバー圧入凹部を弾性的に押し拡げることにより、前記ケーブル取付孔に通された前記フラットケーブルが押圧されて前記閉塞部材に密着し、
    前記収容部材において前記閉塞部材の前方に配置され、前記フラットケーブルを前記収容部材内から抜き出すことが可能な非係止位置から、前記フラットケーブルを前記収容部材内で係止保時することが可能な係止位置まで前記収容部材内を移動可能な保持部材を有し、
    前記カバー部材に前方に突出する押出部が形成され、
    前記閉塞部材に前記押出部を前後に挿通可能な押出部挿通孔が形成され、
    前記保持部材は、前後に貫通して前記フラットケーブルが前後に通されるスリット状のケーブル挿通孔と、前記ケーブル挿通孔に通された前記フラットケーブルを係止可能な係止部と、側面に前後に延びて前記押出部を圧入可能な凹部とが形成され、
    前記収容部材に前記閉塞部材を後方から覆うように前記カバー部材が取り付けられると、前記カバー部材の前記押出部が前記閉塞部材の前記押出部挿通孔を通って前記保持部材の側面に形成された前記凹部に圧入され、この前記凹部に圧入された前記押出部が前記保持部材を側面から押圧することにより、前記保持部材が前記非係止位置から前記係止位置まで移動して、前記フラットケーブルが前記係止部により係止保持されることを特徴とするコネクタ
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