JP2540992Y2 - 振り子時計 - Google Patents

振り子時計

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JP2540992Y2
JP2540992Y2 JP6354993U JP6354993U JP2540992Y2 JP 2540992 Y2 JP2540992 Y2 JP 2540992Y2 JP 6354993 U JP6354993 U JP 6354993U JP 6354993 U JP6354993 U JP 6354993U JP 2540992 Y2 JP2540992 Y2 JP 2540992Y2
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JP
Japan
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pendulum
decorative
slit
clock
mirror surfaces
Prior art date
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JP6354993U
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English (en)
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JPH0734394U (ja
Inventor
博幸 中沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rhythm Watch Co Ltd
Original Assignee
Rhythm Watch Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、時計体内に設けられた
装飾振り子が揺動する形式の振り子時計に関する。
【0002】
【従来の技術】現在の大多数の振り子時計は、掛時計、
置時計を問わず、用いられている振り子は所謂疑似振り
子たる装飾振り子であり、そして装飾振り子は、固定側
の駆動コイルと、振り子側に設けられる磁石の吸引、反
発により、通常は左右方向に定期的に揺動動作を行うも
のである。
【0003】この種の振り子時計において、その装飾性
を高めるため、装飾振り子の後方に鏡面を配置するもの
が知られている。
【0004】なお、装飾振り子が左右方向に揺動するも
のではないが、特開昭62−50679号公報に記載さ
れた回転飾りを回転する形式の回転振り子時計には、回
転飾りの後方に湾曲面を設けるとともに、この湾曲面を
反射面としたものや、正面に向いて左右方向に所定角度
開いた鏡面を、回転飾りの後方に配置するものが開示さ
れている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】装飾振り子の後方に鏡
面を配置した前記従来の振り子時計は、鏡面の配置状態
が平面状、傾斜状のいずれにおいても、装飾振り子の外
観をそのまま写すものであるから、鏡面の反射角度が異
なることにより反映される装飾振り子の大きさに変化が
生じる場合もあるが、その変化は反射角度のみに起因す
るので、基本的には反映される装飾振り子の大きさにそ
れほどの変化がなく、その意味では形状変化の以外性に
欠けるきらいがあった。
【0006】そこで、本考案は、この種の鏡面を配置し
た振り子時計において、反映される装飾振り子の大きさ
に大きな変化をもたらすことができ、しかもその変化が
対称的で且つ連続的に行われる振り子時計を提案するも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、時計体内に設
けられた装飾振り子が揺動する形式の振り子時計におい
て、正面に向いて左右方向に所定角度開いた鏡面を左右
対称に一対配置するとともに、前記一対の鏡面の交わる
箇所に縦方向のスリットを設け、前記スリットの上部に
支点を持つ装飾振り子を前後方向に揺動可能に設けて、
該装飾振り子の下部を該スリットから出没可能に設けた
振り子時計である。
【0008】
【作用】装飾振り子が前後方向に揺動すると、装飾振り
子はスリットの上部に支点を持つので、このスリットか
ら装飾振り子の下部が出没する。そして、装飾振り子の
左右の側面は、前記一対の鏡面により正面方向に反映さ
せられる。正面側から見ると、スリットから正面側に出
た分だけ鏡面に写るので、装飾振り子の揺動動作と相俟
て、前記一対の鏡面により正面方向に反映させられる映
像は左右対称で、且つ、次第に大きくなりまた次第に小
さくなる如く、連続的に形状変化する。
【0009】
【実施例】図1は本考案の一実施例を示す振り子時計で
あって、文字板を省略した状態の正面図、図2は同上の
縦断側面図、図3は図1の横断平面図であり、これらの
図において、本考案は、時計体内に設けられた装飾振り
子が揺動する形式の振り子時計に実施される。
【0010】実施例は置時計であって、概ね縦長円筒状
を呈する時計ケース1の上半部に、ムーブメント2及び
図示を省略した文字板を配置し、下半部には装飾振り子
3を配置している。
【0011】更に、本考案においては、正面に向いて左
右方向に所定角度開いた鏡面4,4を、左右対称に配置
する。そして、前記一対の鏡面4,4の交わる箇所に、
縦方向のスリット5を設けている。
【0012】この実施例では、鏡面4,4は正面に対し
て左右方向に45度傾斜しており、更にスリット5を形
成した箇所から鏡面は上方へ延長して設けられており、
更にまた、スリット5は、装飾振り子3の左右方向の厚
さより若干広い幅を有して時計ケース1の下半部に設け
られている。なお、図1には指針6を二点鎖線にて示し
ている。
【0013】装飾振り子3は、前記スリット5の上部に
支点を持ち、そして前後方向に揺動可能に設けられて、
装飾振り子3の下部がスリット5から出没可能に設けら
れている。
【0014】実施例では、装飾振り子3は図4及び図5
に示すように、中央の円筒状掛止め部31、下部の装飾
部32及び上部のバランサー部33を一体的に備えるも
のであり、掛止め部31を時計ケース1の掛止め軸7に
嵌入して、この掛止め軸7を支点として装飾振り子3は
前後方向に揺動する。
【0015】装飾振り子3の掛止め部31とこれを支持
する掛止め軸7は、時計ケース1の前後及び左右の丁度
中央部分に設けられており、図2に示すように、掛止め
部31及び掛止め軸7の上部前方には、ムーブメント2
が位置し、また、前述したように、掛止め部31及び掛
止め軸7の下部には、スリット5が位置している。この
図2において、実線で示す装飾振り子3は、スリット5
に対し最も後方に移動した状態のものであり、二点鎖線
で示す装飾振り子3は、スリット5に対し最も前方に位
置するときのものである。
【0016】そして、正面から見た場合、スリット5よ
り前方の装飾振り子3の装飾部32が前記一対の鏡面
4,4に反映して、装飾部32の左側面が左側の鏡面
に、また、装飾部32の右側面が右側の鏡面に、それぞ
れ映し出されて、装飾部32の左右側面部が、あたかも
左右に展開されるように見える。従って、装飾部32
は、スリット5より出ている部分が正面から見える部分
であって、いわば必要部分であり、スリット5より出な
い部分は可及的に小さくてよいので、従来の振り子装飾
部に比べ面積が半分で済むことになる。その結果、本考
案のように装飾振り子が前後方向に揺動するものであっ
ても、装飾振り子の装飾部が半分でよいので小型化を図
ることが可能となる。
【0017】なお、実施例では、装飾部32が漸次大き
くなる半円形の部材を複数集合して構成されるので、揺
動動作の均衡をとるため、バランサー部33を比較的大
きく設けるとともにその上端を前方に屈曲形成してい
る。このバランサー部33の上端は、当該装飾振り子3
の揺動に伴い、ムーブメント2の上方の空間部を前後に
移動する。
【0018】また、装飾振り子3の揺動は、従来公知の
駆動機構と同様であり、時計ケース1の下部に設けた駆
動コイル8と、装飾振り子3の装飾部32の下端に設け
た磁石9によりなされる。
【0019】前述のように構成される振り子時計におい
て、図示を省略した駆動装置により固定側の駆動コイル
が励磁されると、これにより振り子側に設けられる磁石
を吸引及び反発して、装飾振り子3が揺動動作を行う。
装飾振り子3は、その掛止め部31が嵌合する掛止め軸
7を支点として前後に揺動し、装飾振り子3の下部すな
わち装飾部32がスリット5から出没する。
【0020】スリット5から正面側に出た装飾部32の
一部、例えば図2において実線で示される、スリット5
の左側に位置する装飾部32の一部は、正面側から見る
と、図6に示されるように、当該装飾部32の一部がス
リット5を中心として左右に展開する如く反映して見え
る。図7は、図2において二点鎖線で示される装飾部3
2が、鏡面4,4に反映して正面側より見える状態を示
すものであり、このように装飾振り子3が揺動すること
によって、図6に示される縦長楕円形状の反映装飾部形
状と、図7に示される円形状の反映装飾部形状との間
で、当該装飾部形状が連続的に変形する。
【0021】なお、前述の実施例では、鏡面4,4は正
面に対して左右方向に45度傾斜しており、また、スリ
ット5を形成した箇所から鏡面は上方へ延長して設けら
れる旨説明したが、本考案はこの態様に限られずに他の
異なる形状、構造を採用することができるものである。
【0022】
【考案の効果】本考案は、以上説明したように構成され
るので、正面側から見ると、スリットから正面側に出た
分だけ鏡面に写って、装飾振り子の揺動動作と相俟て、
前記一対の鏡面により正面方向に反映させられる映像は
左右対称で、且つ、次第に大きくなりまた次第に小さく
なる如く、連続的に形状変化するものである。
【0023】このように、本考案によれば、この種の鏡
面を配置した振り子時計において、反映される装飾振り
子の大きさに大きな変化をもたらすことができ、しかも
その変化が対称的で且つ連続的に行われる振り子時計を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す振り子時計であって文
字板を省略した状態の正面図。
【図2】本考案の一実施例を示す振り子時計であって文
字板を省略した状態の縦断側面図。
【図3】本考案の一実施例を示す振り子時計であって文
字板を省略した状態の横断平面図。
【図4】装飾振り子の正面図。
【図5】装飾振り子の側面図。
【図6】本考案の一実施例を示す振り子時計の正面図。
【図7】本考案の一実施例を示す振り子時計の正面図。
【符号の説明】
1 時計ケース 2 ムーブメン 3 装飾振り子 4 鏡面 5 スリット 31 掛止め部 32 装飾部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時計体内に設けられた装飾振り子が揺動
    する形式の振り子時計において、正面に向いて左右方向
    に所定角度開いた鏡面を左右対称に一対配置するととも
    に、前記一対の鏡面の交わる箇所に縦方向のスリットを
    設け、前記スリットの上部に支点を持つ装飾振り子を前
    後方向に揺動可能に設けて、該装飾振り子の下部を該ス
    リットから出没可能に設けたことを特徴とする振り子時
    計。
JP6354993U 1993-11-26 1993-11-26 振り子時計 Expired - Lifetime JP2540992Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6354993U JP2540992Y2 (ja) 1993-11-26 1993-11-26 振り子時計

Applications Claiming Priority (1)

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JP6354993U JP2540992Y2 (ja) 1993-11-26 1993-11-26 振り子時計

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0734394U JPH0734394U (ja) 1995-06-23
JP2540992Y2 true JP2540992Y2 (ja) 1997-07-09

Family

ID=13232428

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