JP3108768U - 電子式時計の振り子構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】上部収容ケース5の下端部には、磁気励起巻線と電子回路板とを収容するための下部収容ケース6が設けてあり、前記上部収容ケース5の上端部には一つの振り子が揺動可能に枢着された電子式時計の振り子構造であって、前記振り子7は、水平断面が半円弧状を呈し、かつ振り子7本体内には揺動ロッド8が嵌合されるようになっていると共に、前記揺動ロッド8の上部対称位置に突設した係止ピン811,812の一方の係止ピン811が前記振り子7の貫通孔71に挿通されて外方に突出するようになっており、前記係止ピン811,812を上部収容ケース5及び蓋部52に揺動可能に枢着する構成とした。
【選択図】図5
Description
従来の電子式時計は、時刻表示は正確ではあるが、機械式時計のように振り子が左右に揺動する機構がなく、見た目に単純な構成となっている。したがって、この点を解消すべく、以下に示すように、電子式時計における装飾性を向上させるために、振り子を有する電子式時計の開発がなされている。
前記電子式時計は、時計装置の主要な機構を配置する上部収容ケース1と、この上部収容ケース1に回転可能に配設される時針と分針と秒針と、上部収容ケース1の下端に配設した磁気励起巻線と電子回路板とを収容するための下部収容ケース2が設けてある。
また、上部収容ケース1の上端には振り子支持部1aが設けれており、この振り子支持部1aに一つの振り子3の上端部が枢支されて、垂下部が揺動可能に枢着されるようになっている。前記振り子3は前記上部収容ケース1の上側に設けられ振り子支持部1aと蓋11に設けられた支持部11aによって枢支保持され、且つ振り子3の底端部には磁石311を収容する磁石固定台31が設けてあり、磁石固定台31が前記下部収容ケース2の下方に対向設置され、前記巻線の磁界の変化により、振り子3を左右に揺動させることができるようになっている。
図3及び図4に示される改良された電子式時計によれば、前記従来例と同様に、時計装置の主要な機構を設置する上部収容ケース41と、この上部収容ケース41に回転可能に配設される時針と分針と秒針と、上部収容ケース41の下端部に配設した磁気励起巻線と電子回路板とを収容するための下部収容ケース42が設けてある。
また、上部収容ケース41の上端部には振り子支持部41aが設けられており、振り子43の上部が枢支されて振り子43の垂下部が揺動可能になるように枢着保持されている。前記振り子43は前記上部収容ケース41の上側に設けられる蓋411に設けられた支持部411aによって枢支保持され、且つ振り子43の底端部と対向する前記下部収容ケース42には磁石44が収容されており、前記巻線の磁界の変化により、振り子43を左右に揺動させることができるようになっている。
なお、振り子43の頂端部の中央位置にはピン431が設けられており、該ピン431には上部揺動ロッド45の下端部が嵌合固定されるようになっている。
このような構成の電子式時計によれば、前記振り子43が左右に揺動するときには、下部揺動ロッド432と上部揺動ロッド45が連動することになり、且つ上部揺動ロッド45の重力と慣性による調節作用により、前記振り子43は順調に揺動することができ、従来の欠点を解決することができる。
電子式時計は、時計装置内部の図示しない時針と分針と秒針とが磁気励起巻線の磁界作用により駆動される磁性歯車によって回転させられ、中継歯車を介して秒針・分針・時針が順次回動され、時間を正確に表示するようになっている。
なお、前記一方の係止ピン811が貫通孔71に挿通されることにより、揺動ロッド8が振り子7と同期して駆動され、且つ係止ピン811、812により二つの支点が形成される。
2,42 収容ケース
11 上蓋
3,43 振り子
31,44 磁石固定台
311 磁石
32,432 下部揺動ロッド
33,433 係合孔
431 ピン
45 上部揺動ロッド
5 上部収容ケース
51a,53a 枢着孔
52 上蓋
521 固定ピン
54 固定孔
6 下部収容ケース
7 振り子
71 貫通孔
8 揺動ロッド
811,812 係止ピン
72 磁石固定台
73 磁石
Claims (3)
- 上部収容ケースの下端部に、磁気励起巻線と電子回路板とを収容するための下部収容ケースが設けてあり、前記上部収容ケースの上端部には一つの振り子が揺動可能に枢着された電子式時計の振り子構造であって、
前記振り子には、揺動ロッドが嵌合結合されるようになっていると共に、前記揺動ロッド8上部対称位置には突設した一対の係止ピンが設けられ、一方の係止ピンが前記振り子の貫通孔に挿通されて外方に突出するようになっており、
前記一対の係止ピンを上部収容ケース及び蓋部に揺動可能に枢着し、前記振り子と揺動ロッドが同期して揺動するようにしたことを特徴とする電子式時計の振り子構造。 - 前記振り子は、振り子本体の水平断面形状が半円弧状を呈していることを特徴とする請求項1に記載の電子式時計の振り子構造。
- 前記振り子本体の半円弧状内面が前記揺動ロッドの外面形状に一致するようにしたことを特徴とする請求項2に記載の電子式時計の振り子構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004006723U JP3108768U (ja) | 2004-11-16 | 2004-11-16 | 電子式時計の振り子構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004006723U JP3108768U (ja) | 2004-11-16 | 2004-11-16 | 電子式時計の振り子構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3108768U true JP3108768U (ja) | 2005-04-28 |
Family
ID=43271434
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004006723U Expired - Lifetime JP3108768U (ja) | 2004-11-16 | 2004-11-16 | 電子式時計の振り子構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3108768U (ja) |
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2004
- 2004-11-16 JP JP2004006723U patent/JP3108768U/ja not_active Expired - Lifetime
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