JP2540727Y2 - ブッシュ圧入装置におけるチャックフローティング機構 - Google Patents

ブッシュ圧入装置におけるチャックフローティング機構

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JP2540727Y2
JP2540727Y2 JP1991055934U JP5593491U JP2540727Y2 JP 2540727 Y2 JP2540727 Y2 JP 2540727Y2 JP 1991055934 U JP1991055934 U JP 1991055934U JP 5593491 U JP5593491 U JP 5593491U JP 2540727 Y2 JP2540727 Y2 JP 2540727Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ブッシュ圧入装置にお
けるチャックフローティング機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車用部品のアームロアにブッシュを
嵌め込んで組み立てるブッシュ圧入装置があり、これは
例えば図3に示すようにシリンダの先端に圧入ヘッドa
が前後動可能に設けられ、ブッシュbを把持する爪cを
有するチャックdがスプリングeを介して圧入ヘッドa
の前方に設けられている。前記圧入ヘッドaを圧入方向
(矢印A)に動かすと、この圧入ヘッドaと共にチャッ
クdがクランプ位置Pからアンクランプ位置Qまで移動
して停止し、更に圧入ヘッドaを前進させると、前方の
所定位置に置かれたアームロアfにブッシュbを圧入し
て組み込みできるようにしてある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記ブッシュ圧入装置
においては、アンクランプ位置Qでブッシュbの圧入時
にアンクランプ状態となったチャックdは、スプリング
eの復元力によってクランプ位置Pまで戻されストッパ
gに受止されて停止するが、そのストッパgに当たる際
に衝撃力を受ける問題点がある。この場合、チャックd
は横形平行ハンドが使用されており、その一対の把持爪
cによりブッシュbを平行クランプするようになってい
るが、前記の衝撃力が加わると故障や破損の原因にな
り、寿命を縮めるばかりか把持強度を低下させることに
もなる。
【0004】本考案は、このような従来の問題点を解決
するためになされ、ブッシュ圧入装置におけるチャック
が戻る際にストッパに強く当たって衝撃力を受けないよ
うに改良した、チャックフローティング機構を提供する
ことを課題としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を技術的に解決
するための手段として、本考案は、フランジ付きブッシ
ュを一対の把持爪により平行クランプして把持するチャ
ックが、シリンダの先端に取り付けられた圧入ヘッドと
連動してクランプ位置とアンクランプ位置との間を往復
動可能に設けられ、その圧入ヘッドにより前記ブッシュ
のフランジ部を押してブッシュをワークの取付孔に圧入
するようにしたブッシュ圧入装置において、前記圧入ヘ
ッドの後端部に係合板を固定し、前記チャックの後部に
は係合用ロッドを取り付け、この係合用ロッドの後部を
前記係合板に挿通すると共に、係合用ロッドの後端部と
係合板との間にスプリングを介在させて、チャックを圧
入ヘッドに対しフローティング状態に取り付けたことを
要旨とするものである。
【0006】
【作用】チャックは係合用ロッド及びスプリングを介し
て圧入ヘッドの係合板に係合しているので、アンクラン
プ位置でブッシュbの圧入時にアンクランプ状態となっ
ても直ちに戻らず、圧入ヘッドの戻りと共にゆっくり速
度で戻され、しかもクランプ位置でストッパに当たった
際にスプリングが緩衝作用をなすのでチャックに強い衝
撃力が加わらない。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例を添付図面に基づいて
詳説する。図1において、1はシリンダでありそのプラ
ンジャ1aの先端には圧入ヘッド2が固定されている。
【0008】3は係合板であり、図2に示すように横に
張り出すようにして前記圧入ヘッド2に固定されてい
る。
【0009】4は横形平行ハンドのチャックであり、前
記圧入ヘッド2の前方に位置させて一対の把持爪4aが
設けられ、この把持爪は図2に示すように作動用ロッド
4bを介して平行移動することによりブッシュ5をクラ
ンプ又はアンクランプするようになっている。このチャ
ック4は、上部に支持板6が取り付けられると共にガイ
ド溝7aを有するガイド片7が取り付けられ、このガイ
ド片7のガイド溝7aが本体側に固定されたガイドバー
8に摺動自在に嵌合し、そのガイドバー8に沿って前後
方向に移動できるようにしてある。
【0010】9は前記チャック4の後端部に固定した係
合用ロッドであり、その端部は前記係合板3の孔3aに
挿通し、スプリング10を嵌めると共にワッシヤ11で押え
てナット12を螺着してある。つまり、係合板3とワッシ
ャ11との間にスプリング10を介在させてある。
【0011】13は後部ストッパであり、前記支持板6の
後端部を受止してチャック4がそれ以上後退できないよ
うにするためのものであり、一方14は前部ストッパであ
り、支持板6の前端部を受止してチャック4がそれ以上
前進できないようにするためのものである。
【0012】本考案に係るブッシュ圧入装置は上記のよ
うに構成され、所定の位置に置いたワーク15の取付孔15
aに前記圧入ヘッド2でブッシュ5を押し込んで組み込
むことができる。
【0013】即ち、図1に実線で示すクランプ位置にて
前記チャック4の把持爪4aにブッシュ5を把持させ、
シリンダ1を駆動して圧入ヘッド2を前進させると、こ
の圧入ヘッド2の前進にともなってチャック4が同時に
前進させられる。これは、圧入ヘッド2に係合板3が固
定され、その係合板3にスプリング10を介して係合用ロ
ッド9が係合しているためであり、この場合スプリング
10が伸びて支持板3のみ前進しないようにスプリング10
のばね定数を予め設定しておく。
【0014】チャック4は、前記ガイド片7がガイドバ
ー8に沿って摺動しながら前進し、支持板6の前端が前
部ストッパ14に当接すると図1に一部仮想線で示すアン
クランプ位置に停止する。一方、圧入ヘッド2は、停止
せずにスプリング10を伸ばしながら前進し続け、ブッシ
ュ5をワーク15の取付孔15aに押し込む。この時、チャ
ック4の把持爪4aはアンクランプ状態となるが、その
アンクランプとほぼ同時にブッシュ5の先端部がワーク
15の取付孔15aに突入するので、圧入ヘッド2による圧
入が円滑に行われる。ワーク15の前方には受け材16が置
かれ、圧入されたブッシュ5を受け止めるようにしてあ
る。
【0015】このようにして、ワーク15の取付孔15aへ
のブッシュ5の圧入が終了すると、圧入ヘッド2が後退
を開始し係合板3によりスプリング10が押されてその伸
びが元の状態に戻り、その後圧入ヘッド2の後退に連れ
て係合用ロッド9が押されるためチャック4が同時に後
退を始める。
【0016】圧入ヘッド2の最終戻り位置の少し手前の
段階で、支持板6の後端が後部ストッパ13に当接してチ
ャック4が停止するが、その時の衝撃力はスプリング10
により吸収され、チャック4及び把持爪4a等に衝撃力
が加わることはない。圧入ヘッド2は更に少し後退して
最終戻り位置に至ると、シリンダ1の駆動が止まって圧
入ヘッド2が完全に停止するようになっている。
【0017】この場合には、チャック4の係合用ロッド
9がスプリング10を介して圧入ヘッド2の係合板3に係
合されているので、チャック4の把持爪4aがアンクラ
ンプ状態になっても従来のようにスプリング10の復元力
によって一気に戻されることはなく、このためストッパ
に強く当たってその衝撃力がチャックに直接加わること
はない。スプリング10を介してチャック4が圧入ヘッド
にフローティング状態に結合されており、そのスプリン
グ10がクッション作用を発揮するので衝撃力を吸収する
ことができる。
【0018】その後、次のワークがセットされると共に
ブッシュが新たに供給されてチャック4の把持爪4aに
把持され、シリンダ1を駆動して次のサイクルが開始さ
れる。
【0019】
【考案の効果】以上説明したように、本考案は、ブッシ
ュ圧入装置において、ブッシュを把持するチャックを圧
入ヘッドにスプリングを介してフローティング状態に取
り付けたので、チャックが戻る際にストッパに強く当た
って衝撃力を受けることがなく、これによりチャックの
故障や破損を未然に防止し、その寿命を延ばすと共に把
持強度を保持する等の優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の実施例を示す要部の断面図である。
【図2】 その前面側から見た概略図である。
【図3】 従来例の説明図である。
【符号の説明】
1…シリンダ 1a…プランジャ 2…圧入ヘッド
3…係合板 4…チャック 4a…把持爪
4b…作動用ロッド 5…ブッシュ 6…支持板
7…ガイド片 7a…ガイド溝 8…ガイドバー
9…係合用ロッド 10…スプリング 11…ワッ
シャ 12…ナット 13…後部ストッパ 14…前部ス
トッパ 15…ワーク 15a…取付孔 16…受け材

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フランジ付きブッシュを一対の把持爪に
    より平行クランプして把持するチャックが、シリンダの
    先端に取り付けられた圧入ヘッドと連動してクランプ位
    置とアンクランプ位置との間を往復動可能に設けられ、
    その圧入ヘッドにより前記ブッシュのフランジ部を押し
    ブッシュをワークの取付孔に圧入するようにしたブッ
    シュ圧入装置において、前記圧入ヘッドの後端部に係合
    板を固定し、前記チャックの後部には係合用ロッドを取
    り付け、この係合用ロッドの後部を前記係合板に挿通す
    ると共に、係合用ロッドの後端部と係合板との間にスプ
    リングを介在させて、チャックを圧入ヘッドに対しフロ
    ーティング状態に取り付けたことを特徴とするブッシュ
    圧入装置におけるチャックフローティング機構。
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JPS60186139U (ja) * 1984-05-21 1985-12-10 株式会社三協精機製作所 フロ−テイングチヤツク装置
JPH0435062Y2 (ja) * 1987-12-28 1992-08-20

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