JPH0435062Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0435062Y2 JPH0435062Y2 JP20138087U JP20138087U JPH0435062Y2 JP H0435062 Y2 JPH0435062 Y2 JP H0435062Y2 JP 20138087 U JP20138087 U JP 20138087U JP 20138087 U JP20138087 U JP 20138087U JP H0435062 Y2 JPH0435062 Y2 JP H0435062Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- press
- punch
- ram
- cylindrical part
- hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 claims description 12
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 8
- 101100328887 Caenorhabditis elegans col-34 gene Proteins 0.000 description 2
- 101001036768 Zea mays Glucose-1-phosphate adenylyltransferase large subunit 1, chloroplastic/amyloplastic Proteins 0.000 description 1
- 230000002950 deficient Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 1
- 238000004904 shortening Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Automatic Assembly (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は、ピンリング等の円筒状パーツを、ワ
ークに穿設された圧入穴内に圧入するための圧入
装置に関するものである。
ークに穿設された圧入穴内に圧入するための圧入
装置に関するものである。
従来の技術
シリンダブロツク等のワークの所定位置に形成
された圧入穴に、ピンリング等の円筒状パーツを
圧入するための圧入装置としては、従来例えば第
7図乃至第10図に示すような圧入装置がある。
同図に於いて、1は、ブロツク状をしたラム本体
1aと、ラム本体1a前方に突出した筒状部1b
とからなるラム、2はラム1を往復動させるため
のシリンダ、3はラム1の筒状部1bの先端から
突設させたパンチであり、このパンチ3の先端部
には、円筒状パーツAを脱着自在に保持するため
の小径凸部3aが設けてある。4はラム1にスラ
イド自在に支持されたガイドロツド5により、ラ
ム1の前方に、ラム1に対し、スライド自在に配
置されたアウタスライダ、6はガイドロツド5外
周のラム本体1aとアウタスライダ4との間に圧
入したスプリング、7はアウタスライダ4に穿設
した上記パンチ3が貫通するパーツ供給孔であ
り、このパーツ供給孔7内には、パーツフイーダ
ー(図示せず)によつて圧送されて来る円筒状パ
ーツAを保持するためのパーツ保持部7aが設け
てある。8はアウタスライダ4の前面に固設され
た、上記パーツ供給孔7aと連通するガイド孔9
を有するガイドブツシユ、10はアウタスライダ
4の前方に設置された、アウタスライダ4の前進
端を規定するためのストツパーである。
された圧入穴に、ピンリング等の円筒状パーツを
圧入するための圧入装置としては、従来例えば第
7図乃至第10図に示すような圧入装置がある。
同図に於いて、1は、ブロツク状をしたラム本体
1aと、ラム本体1a前方に突出した筒状部1b
とからなるラム、2はラム1を往復動させるため
のシリンダ、3はラム1の筒状部1bの先端から
突設させたパンチであり、このパンチ3の先端部
には、円筒状パーツAを脱着自在に保持するため
の小径凸部3aが設けてある。4はラム1にスラ
イド自在に支持されたガイドロツド5により、ラ
ム1の前方に、ラム1に対し、スライド自在に配
置されたアウタスライダ、6はガイドロツド5外
周のラム本体1aとアウタスライダ4との間に圧
入したスプリング、7はアウタスライダ4に穿設
した上記パンチ3が貫通するパーツ供給孔であ
り、このパーツ供給孔7内には、パーツフイーダ
ー(図示せず)によつて圧送されて来る円筒状パ
ーツAを保持するためのパーツ保持部7aが設け
てある。8はアウタスライダ4の前面に固設され
た、上記パーツ供給孔7aと連通するガイド孔9
を有するガイドブツシユ、10はアウタスライダ
4の前方に設置された、アウタスライダ4の前進
端を規定するためのストツパーである。
上記構成からなる圧入装置により、ワークBの
圧入穴Cに円筒状パーツAを圧入するには、先
ず、圧入装置の前方にワークBを搬送し、圧入装
置のパンチ3の軸心と、ワークBの圧入穴Cの軸
心とを一致させる。次に圧入装置のアウタスライ
ダ4に穿設したパーツ供給孔7内のパーツ保持部
7aに円筒状パーツAを圧送した後、しりんだ2
を伸長させ、ラム1を前進させる。すると、先ず
ラム1及びアウタスライダ4が同時に図中右方向
に前進し、アウタスライダ4に固着したガイドブ
ツシユ8の先端面が圧入穴Cの開口部近傍に達
し、かつ、この時点でアウタスライダ4がストツ
パ10と当接すると、アウタスライダ4の前進は
停止し、以後スプリング6を圧縮しながらラム4
のみが前進する。このため、ラム4の前方に突設
したパンチ3は、アウタスライダ4に設けたパー
ツ供給孔7内に進入し、パンチ3先端の小径凸部
3aにパーツ保持部7aに位置する円筒状パーツ
Aが嵌合する(第8図の状態)。この状態で更に
ラム1が前進を続けると、円筒状パーツAは、パ
ンチ3の小径凸部3aに保持されたまま、パーツ
供給孔7及びこれと連通するガイド孔9を通過
し、ガイドブツシユ8の前方に位置する圧入穴C
内に進入し、この後、パンチ3の押圧力によつて
圧入穴C内に圧入される(第9図の状態)。後は、
シリンダ2を短縮させ、ラム1及びアウタスライ
ダ4を元の状態に戻せば、パンチ3も後退し、圧
入穴C内には円筒状パーツAだけが残り、円筒状
パーツAのワークBに設けた圧入穴Cへの圧入作
業は完了する。
圧入穴Cに円筒状パーツAを圧入するには、先
ず、圧入装置の前方にワークBを搬送し、圧入装
置のパンチ3の軸心と、ワークBの圧入穴Cの軸
心とを一致させる。次に圧入装置のアウタスライ
ダ4に穿設したパーツ供給孔7内のパーツ保持部
7aに円筒状パーツAを圧送した後、しりんだ2
を伸長させ、ラム1を前進させる。すると、先ず
ラム1及びアウタスライダ4が同時に図中右方向
に前進し、アウタスライダ4に固着したガイドブ
ツシユ8の先端面が圧入穴Cの開口部近傍に達
し、かつ、この時点でアウタスライダ4がストツ
パ10と当接すると、アウタスライダ4の前進は
停止し、以後スプリング6を圧縮しながらラム4
のみが前進する。このため、ラム4の前方に突設
したパンチ3は、アウタスライダ4に設けたパー
ツ供給孔7内に進入し、パンチ3先端の小径凸部
3aにパーツ保持部7aに位置する円筒状パーツ
Aが嵌合する(第8図の状態)。この状態で更に
ラム1が前進を続けると、円筒状パーツAは、パ
ンチ3の小径凸部3aに保持されたまま、パーツ
供給孔7及びこれと連通するガイド孔9を通過
し、ガイドブツシユ8の前方に位置する圧入穴C
内に進入し、この後、パンチ3の押圧力によつて
圧入穴C内に圧入される(第9図の状態)。後は、
シリンダ2を短縮させ、ラム1及びアウタスライ
ダ4を元の状態に戻せば、パンチ3も後退し、圧
入穴C内には円筒状パーツAだけが残り、円筒状
パーツAのワークBに設けた圧入穴Cへの圧入作
業は完了する。
考案が解決しようとする問題点
円筒状パーツAの圧入穴Cへの圧入を行う圧入
装置を上記のように構成しておくと、円筒状パー
ツA及び圧入穴Cの寸法精度が所定の範囲内に入
つている時は特に問題はないが、円筒状パーツA
或いは圧入穴C等の寸法誤差により、圧入穴Cの
円筒状パーツAに対する締め代が少なかつた場合
等に於いては、円筒状パーツAを圧入穴Cに圧入
しても、円筒状パーツAの外周面が圧入穴Cの内
周面に圧接しない場合がある。そしてこの状態で
シリンダ2を短縮させてパンチ3を後退させる
と、円筒状パーツAがパンチ3の先端に保持され
たまま戻つて来ることがある。このようにして円
筒状パーツAの持帰りが発生してしまうと、作業
員がこの持帰られた円筒状パーツAを、次の圧入
作業開始までの間にパンチ3の先端から取り外し
ておく必要が生じ、この作業が非常に面倒である
といつた問題があつた。又持帰られた円筒状パー
ツAの取り外しを忘れると、第10図に示す如
く、次の圧入作業時、パーツ供給孔7のパーツ供
給部7aには次の円筒状パーツAが自動供給され
ているため、次のワークBの圧入穴Cには円筒状
パーツAが2重に圧入されることになり、この圧
入作業も不良になると同時に、ワークBに傷が付
いたり、又圧入装置の故障の原因になるといつた
問題があつた。
装置を上記のように構成しておくと、円筒状パー
ツA及び圧入穴Cの寸法精度が所定の範囲内に入
つている時は特に問題はないが、円筒状パーツA
或いは圧入穴C等の寸法誤差により、圧入穴Cの
円筒状パーツAに対する締め代が少なかつた場合
等に於いては、円筒状パーツAを圧入穴Cに圧入
しても、円筒状パーツAの外周面が圧入穴Cの内
周面に圧接しない場合がある。そしてこの状態で
シリンダ2を短縮させてパンチ3を後退させる
と、円筒状パーツAがパンチ3の先端に保持され
たまま戻つて来ることがある。このようにして円
筒状パーツAの持帰りが発生してしまうと、作業
員がこの持帰られた円筒状パーツAを、次の圧入
作業開始までの間にパンチ3の先端から取り外し
ておく必要が生じ、この作業が非常に面倒である
といつた問題があつた。又持帰られた円筒状パー
ツAの取り外しを忘れると、第10図に示す如
く、次の圧入作業時、パーツ供給孔7のパーツ供
給部7aには次の円筒状パーツAが自動供給され
ているため、次のワークBの圧入穴Cには円筒状
パーツAが2重に圧入されることになり、この圧
入作業も不良になると同時に、ワークBに傷が付
いたり、又圧入装置の故障の原因になるといつた
問題があつた。
問題点を解決するための手段
圧入装置をシリンダによつて往復動可能に支持
されたラムと、ラムの前面に取付けた、先端部に
パーツを保持するための小径凸部を有し、かつ、
先端部軸方向に凹溝を有するパンチと、ラム前方
に、ラムに対しスライド自在に配置され、かつ、
上記パンチにパーツを供給するためのパーツ保持
部を有するパーツ供給孔が穿設されたアウタスラ
イダと、アウタスライダの前面に固設された、上
記パーツ供給孔と連通し、かつ、上記パンチが貫
通するガイド孔を有するガイドブツシユとによつ
て構成し、上記ガイドブツシユ内に、先端部がガ
イド孔内に弾性的に突出し、かつ、上記パンチの
凹溝内に進入する逆戻り防止爪を収納したもので
ある。
されたラムと、ラムの前面に取付けた、先端部に
パーツを保持するための小径凸部を有し、かつ、
先端部軸方向に凹溝を有するパンチと、ラム前方
に、ラムに対しスライド自在に配置され、かつ、
上記パンチにパーツを供給するためのパーツ保持
部を有するパーツ供給孔が穿設されたアウタスラ
イダと、アウタスライダの前面に固設された、上
記パーツ供給孔と連通し、かつ、上記パンチが貫
通するガイド孔を有するガイドブツシユとによつ
て構成し、上記ガイドブツシユ内に、先端部がガ
イド孔内に弾性的に突出し、かつ、上記パンチの
凹溝内に進入する逆戻り防止爪を収納したもので
ある。
作 用
上記した如く、先端部がガイド孔内に弾性的に
突出し、かつ、パンチの凹溝内に進入する逆戻り
防止爪をガイドブツシユ内に収納することによ
り、パーツのガイド孔内への逆戻りを阻止し、パ
ーツの持帰りを防止するものである。
突出し、かつ、パンチの凹溝内に進入する逆戻り
防止爪をガイドブツシユ内に収納することによ
り、パーツのガイド孔内への逆戻りを阻止し、パ
ーツの持帰りを防止するものである。
実施例
第1図乃至第6図は、本考案に係る圧入装置を
示すものである。同図に於いて、20は、ブロツ
ク状をしたラム本体20aと、ラム本体20a前
方に突出した筒状部20bからなるラム、21は
ラム20を往復動させるためのシリンダ、22は
ラム20の筒状部20bの先端から突設させたパ
ンチであり、このパンチ22の先端部には、円筒
状パーツAを着脱自在に保持するための小径凸部
22aが設けてあり、又パンチ22の先端部軸方
向には、後述する逆戻り防止爪30の先端部30
aが進入する凹溝22bが設けてある。23はラ
ム20にスライド自在に支持されたガイドロツド
24により、ラム20にスライド自在に支持され
たガイドロツド24により、ラム20の前方に、
25はガイドロツド24外周のラム本体20aと
アウタスライダ23との間に圧入したスプリン
グ、26はアウタスライダ24に穿設した上記パ
ンチ22が貫通するパーツ供給孔であり、このパ
ーツ供給孔26内には、パーツフイーダ(図示せ
ず)によつて圧送されて来る円筒状パーツAを保
持するためのパーツ保持部26aが設けてある。
27はアウタスライダ23の前方に設置された、
アウタスライダ23の前進端を規定するためのス
トツパーであり、上記した各部材は従来と同様の
動きをする。28はアウタスライダ23の前面に
固設された、上記パーツ供給孔26と連通するガ
イド孔29を有するガイドブツシユである。30
はガイドブツシユ28に設けたスリツト28a内
に枢軸31を介して回動自在に支持された逆戻り
防止爪であり、この逆戻り防止爪30はスプリン
グ32の弾性力により常時図中時計方向に押圧さ
れており、通常状態では、その先端部30aがガ
イド孔29内に突出するようにしてある。
示すものである。同図に於いて、20は、ブロツ
ク状をしたラム本体20aと、ラム本体20a前
方に突出した筒状部20bからなるラム、21は
ラム20を往復動させるためのシリンダ、22は
ラム20の筒状部20bの先端から突設させたパ
ンチであり、このパンチ22の先端部には、円筒
状パーツAを着脱自在に保持するための小径凸部
22aが設けてあり、又パンチ22の先端部軸方
向には、後述する逆戻り防止爪30の先端部30
aが進入する凹溝22bが設けてある。23はラ
ム20にスライド自在に支持されたガイドロツド
24により、ラム20にスライド自在に支持され
たガイドロツド24により、ラム20の前方に、
25はガイドロツド24外周のラム本体20aと
アウタスライダ23との間に圧入したスプリン
グ、26はアウタスライダ24に穿設した上記パ
ンチ22が貫通するパーツ供給孔であり、このパ
ーツ供給孔26内には、パーツフイーダ(図示せ
ず)によつて圧送されて来る円筒状パーツAを保
持するためのパーツ保持部26aが設けてある。
27はアウタスライダ23の前方に設置された、
アウタスライダ23の前進端を規定するためのス
トツパーであり、上記した各部材は従来と同様の
動きをする。28はアウタスライダ23の前面に
固設された、上記パーツ供給孔26と連通するガ
イド孔29を有するガイドブツシユである。30
はガイドブツシユ28に設けたスリツト28a内
に枢軸31を介して回動自在に支持された逆戻り
防止爪であり、この逆戻り防止爪30はスプリン
グ32の弾性力により常時図中時計方向に押圧さ
れており、通常状態では、その先端部30aがガ
イド孔29内に突出するようにしてある。
上記構成からなる圧入装置によりワークBに穿
設された圧入穴C内に円筒状パーツAを圧入する
には、先ず従来と同様、圧入装置の前方にワーク
Bを搬送し、圧入装置のパンチ22の軸心と、ワ
ークBの圧入穴Cの軸心とを一致させる。次に、
圧入装置のアウタスライダ23に穿設したパーツ
供給孔26内のパーツ保持部26aに円筒状パー
ツAを圧送した後、シリンダ21を伸長させ、ラ
ム20を前進させる。すると、先ずラム20及び
アウタスライダ23が同時に図中右方向に前進
し、アウタスライダ23に固着したガイドブツシ
ユ28の先端面が圧入穴Cの開口部近傍に達し、
かつ、この時点でアウタスライダ23がストツパ
27に当接すると、アウタスライダ23の前進は
停止し、以後スプリング25を圧縮しながらラム
20のみが前進する。このため、ラム20の前方
に突設したパンチ22は、アウタスライダ23に
設けたパーツ供給孔26内に進入し、パンチ22
先端の小径凸部22aにパーツ保持部26aに位
置する円筒状パーツAが嵌合する(第3図の状
態)。この状態で更にラム20が前進を続けると、
円筒状パーツAはパンチ22の小径凸部22aに
保持された状態のまま、ガイドブツシユ28のガ
イド孔29内に進入する。そして、円筒状パーツ
Aの先端面が、ガイド孔29内に突出している逆
戻り防止爪30の先端部30aと接触し、先端部
30aを押圧するため、逆戻り防止爪30は一旦
反時計方向に回動する(第4図の状態)。そして
この後、円筒状パーツAはパンチ22の小径凸部
22aに保持されたまま、ガイド孔29を通過
し、ガイドブツシユ28の前方に位置する圧入穴
C内に進入し、パンチ22の押圧力によつて圧入
穴C内に圧入される。又円筒状パーツAがガイド
孔29内を通過すると、逆戻り防止爪30はスプ
リング32の弾性力により図中時計方向に回動
し、逆戻り防止爪30の先端部30aは、ガイド
孔29内に位置するパンチ22の凹溝22b内に
進入する(第5図の状態)。後は、シリンダ21
を短縮させ、ラム20及びアウタスライダ23を
元も状態に戻せば、パンチ22も後退し、圧入穴
C内には円筒状パーツAだけが残り、円筒状パー
ツAのワークBに設けた圧入穴Cへの圧入作業は
完了する。
設された圧入穴C内に円筒状パーツAを圧入する
には、先ず従来と同様、圧入装置の前方にワーク
Bを搬送し、圧入装置のパンチ22の軸心と、ワ
ークBの圧入穴Cの軸心とを一致させる。次に、
圧入装置のアウタスライダ23に穿設したパーツ
供給孔26内のパーツ保持部26aに円筒状パー
ツAを圧送した後、シリンダ21を伸長させ、ラ
ム20を前進させる。すると、先ずラム20及び
アウタスライダ23が同時に図中右方向に前進
し、アウタスライダ23に固着したガイドブツシ
ユ28の先端面が圧入穴Cの開口部近傍に達し、
かつ、この時点でアウタスライダ23がストツパ
27に当接すると、アウタスライダ23の前進は
停止し、以後スプリング25を圧縮しながらラム
20のみが前進する。このため、ラム20の前方
に突設したパンチ22は、アウタスライダ23に
設けたパーツ供給孔26内に進入し、パンチ22
先端の小径凸部22aにパーツ保持部26aに位
置する円筒状パーツAが嵌合する(第3図の状
態)。この状態で更にラム20が前進を続けると、
円筒状パーツAはパンチ22の小径凸部22aに
保持された状態のまま、ガイドブツシユ28のガ
イド孔29内に進入する。そして、円筒状パーツ
Aの先端面が、ガイド孔29内に突出している逆
戻り防止爪30の先端部30aと接触し、先端部
30aを押圧するため、逆戻り防止爪30は一旦
反時計方向に回動する(第4図の状態)。そして
この後、円筒状パーツAはパンチ22の小径凸部
22aに保持されたまま、ガイド孔29を通過
し、ガイドブツシユ28の前方に位置する圧入穴
C内に進入し、パンチ22の押圧力によつて圧入
穴C内に圧入される。又円筒状パーツAがガイド
孔29内を通過すると、逆戻り防止爪30はスプ
リング32の弾性力により図中時計方向に回動
し、逆戻り防止爪30の先端部30aは、ガイド
孔29内に位置するパンチ22の凹溝22b内に
進入する(第5図の状態)。後は、シリンダ21
を短縮させ、ラム20及びアウタスライダ23を
元も状態に戻せば、パンチ22も後退し、圧入穴
C内には円筒状パーツAだけが残り、円筒状パー
ツAのワークBに設けた圧入穴Cへの圧入作業は
完了する。
又、円筒状パーツAの圧入穴Cへの圧入時、圧
入穴Cの円筒状パーツAに対する締め代が少な
く、円筒状パーツAの外周面が圧入穴Cの内周面
に圧接しなかつた場合には、シリンダ21の短縮
動作によつて、パンチ22がガイドブツシユ28
のガイド孔29内を図中左方に向けて後退する
時、円筒状パーツAもパンチ22と共に移動しよ
うとするが、第6図に示す如く、パンチ22の凹
溝22b内には、逆戻り防止爪30の先端部30
aが位置しており、円筒状パーツAの後端面は逆
戻り防止爪30の先端部30aと接触し、ガイド
孔29内への進入は阻止される。従つて、圧入穴
C内へ圧入されなかつた円筒状パーツAは、パン
チ22の後退時、ガイドブツシユ28の先端面に
てパンチ22から自動的に抜け落ち、円筒状パー
ツAの持帰りは確実に防止される。
入穴Cの円筒状パーツAに対する締め代が少な
く、円筒状パーツAの外周面が圧入穴Cの内周面
に圧接しなかつた場合には、シリンダ21の短縮
動作によつて、パンチ22がガイドブツシユ28
のガイド孔29内を図中左方に向けて後退する
時、円筒状パーツAもパンチ22と共に移動しよ
うとするが、第6図に示す如く、パンチ22の凹
溝22b内には、逆戻り防止爪30の先端部30
aが位置しており、円筒状パーツAの後端面は逆
戻り防止爪30の先端部30aと接触し、ガイド
孔29内への進入は阻止される。従つて、圧入穴
C内へ圧入されなかつた円筒状パーツAは、パン
チ22の後退時、ガイドブツシユ28の先端面に
てパンチ22から自動的に抜け落ち、円筒状パー
ツAの持帰りは確実に防止される。
考案の効果
上記した如く、本考案に係る圧入装置は、圧入
装置先端に位置するガイドブツシユ内に、先端部
がガイドブツシユに穿設したガイド孔内に弾性的
に突出し、かつ、パンチに設けた凹溝内に進入す
る逆戻り防止爪を収納し、円筒状パーツの持帰が
発生した時、円筒状パーツのガイド孔内への逆戻
りを上記逆戻り防止爪の先端部で阻止するように
したから、円筒状パーツの持ち帰りを確実に防止
できる。従つて、従来の如く、作業員が持帰られ
た円筒状パーツの取り外し作業を行う必要がなく
なると同時に、持帰られた円筒状パーツの取り外
し忘れによる2重圧入を確実に防止できる。
装置先端に位置するガイドブツシユ内に、先端部
がガイドブツシユに穿設したガイド孔内に弾性的
に突出し、かつ、パンチに設けた凹溝内に進入す
る逆戻り防止爪を収納し、円筒状パーツの持帰が
発生した時、円筒状パーツのガイド孔内への逆戻
りを上記逆戻り防止爪の先端部で阻止するように
したから、円筒状パーツの持ち帰りを確実に防止
できる。従つて、従来の如く、作業員が持帰られ
た円筒状パーツの取り外し作業を行う必要がなく
なると同時に、持帰られた円筒状パーツの取り外
し忘れによる2重圧入を確実に防止できる。
第1図は本考案に係る圧入装置の平面図、第2
図は圧入装置の要部を示す部分拡大断面図、第3
図乃至第5図は、圧入装置による圧入作業時の状
態を示す断面図、第6図は円筒状パーツ持帰防止
時の状態を示す断面図である。第7図は圧入装置
の従来例を示す平面図、第8図及び第9図は従来
の圧入装置による圧入作業の状態を示す断面図、
第10図は従来の圧入装置による2重圧入開始時
の状態を示す断面図である。 20……ラム、21……シリンダ、22……パ
ンチ、22a……小径凸部、22b……凹溝、2
3……アウタスライダ、26……パーツ供給孔、
26a……パーツ保持部、28……ガイドブツシ
ユ、29……ガイド孔、30……逆戻り防止爪、
30a……逆戻り防止爪の先端部。
図は圧入装置の要部を示す部分拡大断面図、第3
図乃至第5図は、圧入装置による圧入作業時の状
態を示す断面図、第6図は円筒状パーツ持帰防止
時の状態を示す断面図である。第7図は圧入装置
の従来例を示す平面図、第8図及び第9図は従来
の圧入装置による圧入作業の状態を示す断面図、
第10図は従来の圧入装置による2重圧入開始時
の状態を示す断面図である。 20……ラム、21……シリンダ、22……パ
ンチ、22a……小径凸部、22b……凹溝、2
3……アウタスライダ、26……パーツ供給孔、
26a……パーツ保持部、28……ガイドブツシ
ユ、29……ガイド孔、30……逆戻り防止爪、
30a……逆戻り防止爪の先端部。
Claims (1)
- シリンダによつて往復動可能に支持されたラム
と、ラムの前面に取付けた、先端部にパーツを保
持するための小径凸部を有し、かつ、先端部軸方
向に凹溝を有するパンチと、ラム前方に、ラムに
対しスライド自在に配置され、かつ、上記パンチ
にパーツを供給するためのパーツ保持部を有する
パーツ供給孔が穿設されたアウタスライダと、ア
ウタスライダの前面に固設された、上記パーツ供
給孔と連通し、かつ、上記パンチが貫通するガイ
ド孔を有するガイドブツシユとからなり、上記ガ
イドブツシユ内に、先端部がガイド孔内に弾性的
に突出し、かつ、上記パンチの凹溝内に進入する
逆戻り防止爪を収納したことを特徴とする圧入装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20138087U JPH0435062Y2 (ja) | 1987-12-28 | 1987-12-28 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20138087U JPH0435062Y2 (ja) | 1987-12-28 | 1987-12-28 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01101731U JPH01101731U (ja) | 1989-07-10 |
JPH0435062Y2 true JPH0435062Y2 (ja) | 1992-08-20 |
Family
ID=31491744
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20138087U Expired JPH0435062Y2 (ja) | 1987-12-28 | 1987-12-28 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0435062Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2540726Y2 (ja) * | 1991-06-24 | 1997-07-09 | 三井精機工業株式会社 | ブッシュ圧入装置 |
JP2540727Y2 (ja) * | 1991-06-24 | 1997-07-09 | 三井精機工業株式会社 | ブッシュ圧入装置におけるチャックフローティング機構 |
-
1987
- 1987-12-28 JP JP20138087U patent/JPH0435062Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01101731U (ja) | 1989-07-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0435062Y2 (ja) | ||
JPH0448894Y2 (ja) | ||
JPS6138831A (ja) | 部品の組み付け装置 | |
CN111451424A (zh) | 一种用于将待加工零件加工成零件的成型方法及装置 | |
JPS6042011Y2 (ja) | 工具案内装置 | |
JPH0226663Y2 (ja) | ||
JPH0751955A (ja) | 圧入装置 | |
JPS63203920A (ja) | 自在接手における軸受の組付装置 | |
JPH0442149B2 (ja) | ||
JPS6128674Y2 (ja) | ||
JPS6320437Y2 (ja) | ||
JPH0442151Y2 (ja) | ||
JPS6226234Y2 (ja) | ||
JPS5831618Y2 (ja) | 加工物取付装置 | |
JPH0125817Y2 (ja) | ||
JPH0536605Y2 (ja) | ||
JPH0139589Y2 (ja) | ||
JPH0556348U (ja) | 切削深さ制御装置 | |
JPH0445778Y2 (ja) | ||
JPH0226700Y2 (ja) | ||
JPS6031863Y2 (ja) | 面取り工具 | |
JPS6131764Y2 (ja) | ||
JPH023418Y2 (ja) | ||
JPH0226662Y2 (ja) | ||
JP2537403Y2 (ja) | プロッタ用ペンシル |