JPH023418Y2 - - Google Patents

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JPH023418Y2
JPH023418Y2 JP1985093990U JP9399085U JPH023418Y2 JP H023418 Y2 JPH023418 Y2 JP H023418Y2 JP 1985093990 U JP1985093990 U JP 1985093990U JP 9399085 U JP9399085 U JP 9399085U JP H023418 Y2 JPH023418 Y2 JP H023418Y2
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mandrel
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piston
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hole
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JP1985093990U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、施削工作機械等における加工物をク
ランプするためのチヤツク装置に係り、特に加工
物を主軸チヤツクの押当するためのプツシヤを備
えた工作機械のチヤツク装置に関する。
(従来の技術) 第2図は、従来のこの種の装置を示すもので、
ハウジング1に形成されたボア2には、ホルダ3
のシリンダ部3aが嵌合されており、該シリンダ
部3aのピストン孔4には、ピストン5の大径部
5aが摺動自在に嵌挿されている。該ピストン5
の小径部5bは、ピストン孔4から突出してお
り、その先端部には、先端面に開口する螺孔6が
形成され、該螺孔6には、マンドレル7のボルト
部7aが螺合されている。該マンドレル7には、
所定の間隔をおいて一対の大径部8a,8bが形
成されている。該大径部8a,8bは、ホルダ3
に形成され前記ピストン孔4に連なる小径孔9に
摺動自在に嵌挿されている。ホルダ3の外周部に
は、マンドレル7の軸線を中心として3倍軸対称
の位置にバネ孔10が形成されている(同図では
1つのバネ孔10のみが示されている)。それぞ
れのバネ孔10には、筒状のピン11が摺動自在
に嵌挿されており、該ピン11の内孔11aに
は、一端が該内孔11aの底部に当接するととも
に他端がバネ孔10の底部に当接するコイルスプ
リング12が圧縮されて配設されている。同図に
おいて、13は親爪であつて、ハウジング1に軸
Pを介して回動自在に枢着されており、該親爪1
3に形成された脚部13aは、小径孔9内に伸長
してマンドレル7の一対の大径部8a,8b間に
嵌入している。親爪13は、ハウジング1から突
出しており、その先端部には子爪14が取り付け
られている。親爪13は、図面において反時計方
向に回動することにより、子爪14を介して加工
物15に当接し、加工物15をクランプする。図
中、16は筒状ピン11と相対向して配置された
主軸チヤツクの基準面17は加工物15をクラン
プするクランプ部材18,19はピストン孔4に
連通する油通路である。
つぎに上記構成に係る装置の作用について述べ
る。
まず、加工物15を主軸チヤツク16とピン1
1との間に位置させ、前部の油通路19から油圧
を供給してピストン5を後退させると、親爪13
の脚部13aは大径部8bに押圧されて時計方向
に回動し、加工物15をアンクランプさせた後、
コイルスプリング12の弾発力によつて加工物1
5を主軸チヤツク16の基準面16aに押当させ
ている。こうして加工物15は、主軸チヤツク1
6の基準面16aに押当しかつクランプ部材17
によつてクランプしたならば、図示しない施削装
置を作動させて加工物15に加工を施す。
(考案が解決しようとする問題点) 上記のような従来例では、加工物15を主軸チ
ヤツク16の基準面16aに押当するためのコイ
ルスプリング12が、通常3つ設けられている
が、3つのコイルスプリング12の弾発付勢力を
等しくすることは困難であり、したがつて加工物
15に対する押圧力が3個所のそれぞれにおいて
区々になつていた。この傾向はコイルスプリング
12の位置が、装置の中心、つまりマンドレル7
の中心から離れる程強くなるのであるが、上記従
来例では、コイルスプリング12が装置の外周部
に位置しているため、特にこの傾向が強く、加工
物15はその一部分が基準面16aに当接した状
態のいわば傾き状態で加工されることになるた
め、安定した高い加工精度が得られない、という
問題があつた。
本考案は、上記問題点を解決するためになされ
たもので、加工物の主軸のチヤツクに対する押圧
力を均一にすることができる工作機械のチヤツク
装置を得ることを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、マンドレルの中央部に位置し、プツ
シユプレートを保持するガイドピンの周囲であつ
てプツシユプレートとマンドレルとの間にバネ材
を配設し、プツシユプレートの外周部を介してバ
ネ材の弾発付勢力を加工物に伝え、該加工物を主
軸チヤツクに押当させたものである。
(作用) ピストンを後退させると、これとともにマンド
レルも後退するため、脚部がマンドレルに係合し
た親爪は、加工物に離間する方向に回動し、加工
物をアンクランプさせた後、バネ孔の弾発付勢力
によりプツシヤプレートを介して加工物を主軸チ
ヤツクの基準面に押圧させる。
(実施例) 以下本発明の実施例を図面を参照しながら説明
する。第1図において20はハウジングであつ
て、該ハウジング20に形成されたボア21に
は、保持部材22のシリンダ部22aが嵌合され
ており、該シリンダ部22aには、ピストン23
の大径部23aが摺動自在に嵌挿されている。ピ
ストン23は大径部23aに連なる小径部23b
を有しており、該小径部23bはシリンダ部22
aの底壁に形成された貫通孔24からシリンダ部
22aの外方に突出している。この突出した小径
部23bの先端部には、その先端面に開口する螺
孔25が形成されており、この螺孔25には、ガ
イドピン26の先端部に形成された螺部26aが
螺合されている。このガイドピン26の螺部26
は、ピストン23の小径部23bの先端部に固定
されたマンドレル27を貫通するとともに該ガイ
ドピン26の小径部26bは後記ののプツシユプ
レート28に形成されたガイド孔28aを貫通し
ている。
上記ハウジング20には、さらに、親爪29が
軸30を介して回動自在に枢着されている。該親
爪29には、脚部29aが形成されており、該脚
部29aはマンドレル27に形成された凹所31
に係嵌され、マンドレル27の前後進によつて親
爪29は回動するようになつている。マンドレル
27の前面には、ハウジング20に固定されたプ
ツシユプレート28が配設され、該プツシユプレ
ート28には、ガイド孔28aが形成されてお
り、ガイドピン26の大径部26bは、該ガイド
ピ28aを貫通している。ガイド孔28aの内周
面とガイドピン26の外周面との間には、所定の
隙間が形成されており、ガイドピン26は遊嵌状
態でガイド孔28aを貫通している。
マンドレル27には、ガイドピン26の軸線に
関して軸対称の位置に一対のバネ用孔32,32
が形成されている。かゝるバネ用孔は、プツシユ
プレート28にも形成されており、該プツシユプ
レート28に形成されたバネ用孔33,33とマ
ンドレル27のバネ用孔32,32とは軸線が一
致するよう相対向する位置に設けられている。そ
して相対向する一対のバネ用孔32,33によつ
て形成される長孔内には、コイルスプリングから
なるバネ材34が圧縮されて配設されている。
上記プツシユプレート28には開口部35が開
設されており親爪29は該開口部35から突出
し、後述するように加工物36に当接自在となつ
ている。プツシユプレート28の外周部には加工
物36に当接自在なプツシユピン37が取り付け
られており、バネ材34の弾発付勢力によつて加
工物36を主軸チヤツク38の基準面38aに押
当するようになつている。なお、同図ではプツシ
ユピン37は、1つしか示されていないが、通
常、複数設けられる。
図中、39a,39bは油通路であつて、上記
シリンダ部22aに開口しており、該油通路38
a,38bを介してシリンダ部22a内に油圧が
供給され、また排出されるようになつている。4
0は親爪39に取り付けられた子爪であつて、ク
ランプ時、加工物36に当接するようになつてい
る。
つぎに上記構成に係る装置の作用について述べ
る。前方側の油通路39bからシリンダ部22a
内に油圧を供給すると、ピストン23は後退し、
これとともにマンドレル27も後退するため、親
爪29は軸30を中心にして反時計方向に回動す
る。ついで加工物36をバネ材34の弾発付勢力
によつて主軸チヤツク38の基準面37aに押当
させる。
(考案の効果) 本考案は以上からあきらかなように、加工物を
主軸チヤツクに押当するための弾発付勢力を付与
するバネ材は、従来のように、プツシユプレート
の外周部ではなく、ガイドピンの周囲に設けられ
ているため、加工物には均一な力の押圧力が加わ
ることになり、したがつてバネ材の弾発力を大き
くすることができ、しかもバネ材はガイドピンの
周囲に配設されているので、加工物はいわば傾い
た状態で加工されることがなく、したがつて高精
度で安定した加工精度が得られることになり、こ
のため工程の短縮が可能となり、稼動率も向上す
ることになる。
また、ガイドピンをプツシユプレートの貫通孔
に遊嵌させプツシユプレートをフローデイングさ
せれば、仮りに加工物の基準面とプツシヤプレー
トの押圧面との平行度が悪い場合であつても、ま
た、ピストン及びマンドレルの取付け精度が悪い
場合であつても、これらの誤差を吸収することが
できるため、加工精度が向上することになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る装置の断面図、第2図は
従来の装置の断面図である。 20……ハウジング、23……ピストン、26
……ガイドピン、27……マンドレル、28……
プツシユプレート、28a……ガイド孔(貫通
孔)、29……親爪、29a……脚部、31……
凹所、34……バネ材、36……加工物、37…
…プツシユピン。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ハウジングに摺動自在に嵌挿されたピストンに
    マンドレルを固定し、 該ピストンにマンドレルを貫通するガイドピン
    を取り付け、 該ガイドピンをプツシユプレートの中央部に位
    置する貫通孔に遊嵌させ、 該プツシユプレートの外周部に加工物を主軸チ
    ヤツクに押当する複数のプツシユピンを取り付
    け、 該プツシユピンよりも内周側にあつて前記ガイ
    ドピンの近傍に位置するバネ材を該プツシヤプレ
    ートと前記マンドレルとの間に縮設して該プツシ
    ユプレートを該マンドレルから離れる方向に弾発
    付勢し、 前記ハウジングに回動自在に枢着されかつ前記
    加工物をクランプするための親爪に脚部を形成
    し、 該脚部を前記マンドレルに設けた凹所に係合さ
    せ、 前記ピストンの往復動によつて前記親爪を回動
    させることを特徴とする工作機械のローデイング
    用チヤツク装置。
JP1985093990U 1985-06-21 1985-06-21 Expired JPH023418Y2 (ja)

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JPS621802U JPS621802U (ja) 1987-01-08
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