JPH0641911Y2 - スペアタイヤ支持装置 - Google Patents

スペアタイヤ支持装置

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JPH0641911Y2
JPH0641911Y2 JP1989029529U JP2952989U JPH0641911Y2 JP H0641911 Y2 JPH0641911 Y2 JP H0641911Y2 JP 1989029529 U JP1989029529 U JP 1989029529U JP 2952989 U JP2952989 U JP 2952989U JP H0641911 Y2 JPH0641911 Y2 JP H0641911Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) この考案は例えば自動車等の車両の車体背面にスペアタ
イヤを着脱可能に支持するスペアタイヤ支持装置の改良
に関する。
(従来の技術) 一般に、例えば自動車等の車両には第10図に示すように
車体1の背面に配設されたバックドア2にスペアタイヤ
支持装置3が装着され、このスペアタイヤ支持装置3に
スペアタイヤ4が着脱可能に取付けられる構成のものが
知られている。この場合、スペアタイヤ支持装置3とし
て従来から第11図に示すように略コ字状のキャリア(ス
ペアタイヤ支持装置本体)5の略鉛直方向に沿って配置
されたスペアタイヤ取付け面6に複数の支持ボルト7…
が突設され、スペアタイヤ4のディスクホイール8に形
成され取付け孔9…内にこれらの支持ボルト7…を挿通
させた状態で各支持ボルト7…の先端部に外部側から固
定ナット10…を螺着させることにより、スペアタイヤ支
持装置3にスペアタイヤ4を着脱可能に取付けるように
したものが広く採用されている。
ところで、上記従来構成のものにあってはスペアタイヤ
支持装置3にスペアタイヤ4を取付ける作業時には作業
者がスペアタイヤ4を持上げた状態でスペアタイヤ4の
ディスクホイール8の取付け孔9…とキャリア5の支持
ボルト7…との間を位置合せしてスペアタイヤ4のディ
スクホイール8の取付け孔9…内にキャリア5の支持ボ
ルト7…を挿入させ、この状態でスペアタイヤ4をバッ
クドア2側に向けて所定の装着位置まで押し込み操作す
るようにしていた。しかしながら、スペアタイヤ4の重
量は比較的大きい(約30〜40Kg程度)ので、作業者がス
ペアタイヤ4を持上げた状態で、同時に小径な複数のス
ペアタイヤ4のディスクホイール8の取付け孔9…とキ
ャリア5の支持ボルト7…との間を位置合せする作業が
難しくなる問題があった。さらに、スペアタイヤ4のデ
ィスクホイール8の取付け孔9…内にキャリア5の支持
ボルト7…を挿入させた状態では各支持ボルト7…にス
ペアタイヤ4全体の重量が作用するので、スペアタイヤ
4のディスクホイール8の取付け孔9…内にキャリア5
の支持ボルト7…を挿入させた状態でスペアタイヤ4を
各支持ボルト7…のねじ部に沿って所定の装着位置まで
移動させる際に第12図に示すように各支持ボルト7…の
ねじ部上面7aのねじ山が圧潰され易い問題もあった。
そこで、第13図に示すようにキャリア5のスペアタイヤ
取付け面6に複数のボルト挿通孔11…およびこれらのボ
ルト挿通孔11…に連設させた固定ナット12…をそれぞれ
設けるとともに、キャリア5のスペアタイヤ取付け面6
の略中央位置に突設部材13を固定したものが開発されて
いる。この場合、スペアタイヤ支持装置3にスペアタイ
ヤ4を取付ける作業時にはキャリア5のスペアタイヤ取
付け面6の突設部材13をスペアタイヤ4のディスクホイ
ール8の中央穴14内に挿入させた状態でスペアタイヤ4
をキャリア5側に一旦支持させることにより、小径な複
数のスペアタイヤ4のディスクホイール8の取付け孔9
…とキャリア5側のボルト挿通孔11…との間の位置合せ
作業を容易化し、さらにスペアタイヤ4をキャリア5側
に一旦支持させ、スペアタイヤ4の重量を突設部材13を
介してキャリア5側に受けさせた状態で外部側からスペ
アタイヤ4のディスクホイール8の取付け孔9…内に挿
入させた取付けボルト15…の各先端部をキャリア5側の
ボルト挿通孔11…を介して固定ナット12…に螺着させる
ことにより、取付けボルト15…のねじ部上面にスペアタ
イヤ4の重量が直接作用することを防止して取付けボル
ト15…のねじ部上面の圧潰を防止するようになってい
る。
しかしながら、上記構成のものにあてはキャリア5の突
設部材13はスペアタイヤ取付け面6に固定されているの
で、第14図に示すように車体1全体の長さ寸法はこの突
設部材13の長さLの分だけ長くなる問題があった。
(考案が解決しようとする課題) キャリア5のスペアタイヤ取付け面6に複数の支持ボル
ト7…を突設させた場合には作業者が重いスペアタイヤ
4を持上げた状態で、同時に小径な複数のスペアタイヤ
4のディスクホイール8の取付け孔9…とキャリア5の
支持ボルト7…との間を位置合せする困難な作業が必要
になるとともに、スペアタイヤ4のディスクホイール8
の取付け孔9…内にキャリア5の支持ボルト7…を挿入
させた状態でスペアタイヤ4を各支持ボルト7…のねじ
部に沿って所定の装着位置まで移動させる際に各支持ボ
ルト7…のねじ部上面7aのねじ山が圧潰されるおそれも
あった。また、キャリア5のスペアタイヤ取付け面6に
複数のボルト挿通孔11…およびこれらのボルト挿通孔11
…に連設させた固定ナット12…をそれぞれ設けるととも
に、キャリア5のスペアタイヤ取付け面6の略中央位置
に突設部材13を固定した場合には車体1全体の長さ寸法
はこの突設部材13の長さLの分だけ長くなる問題があっ
た。
この考案は上記事情に着目してなされたもので、スペア
タイヤ取付け作業の容易化を図ることができるととも
に、車体全体の長さ寸法が長くなることを確実に防止す
ることができるスペアタイヤ支持装置を提供することを
目的とするものである。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) この考案はスペアタイヤ支持装置本体の取付け面側にス
ペアタイヤ取付け用のボルト挿通孔およびスペアタイヤ
の取付けボルトに螺合する螺合部をそれぞれ設けるとと
もに、スペアタイヤ支持装置本体の取付け面の板面にハ
ンガー挿入孔を設け、かつスペアタイヤのディスクホイ
ールの中央穴に係脱可能に係合するハンガー部材をこの
ハンガー挿入孔からスペアタイヤ支持装置本体の外部側
に突出されるスペアタイヤの装着位置からスペアタイヤ
支持装置本体の内部側に収納される収納位置まで突没可
能に設け、さらに前記ハンガー部材が前記スペアタイヤ
の装着位置に突出された際に前記ハンガー挿入孔の下側
端縁部に係止させる切欠部を前記ハンガー部材に設け、
かつ前記ハンガー部材の支軸の軸受部に前記ハンガー部
材の切欠部を前記ハンガー挿入孔の下側端縁部に係止さ
せた係止位置とこの係止を解除する係止解除位置との間
で移動可能にする長穴を設けたものである。
(作用) スペアタイヤの取付け作業時にはスペアタイヤ支持装置
本体のハンガー部材をハンガー挿入孔からスペアタイヤ
支持装置本体の外部側のスペアタイヤの装着位置まで突
出させ、このハンガー部材をスペアタイヤのディスクホ
イールの中央穴内に挿入させた状態でスペアタイヤをス
ペアタイヤ支持装置本体側に一旦支持させることによ
り、スペアタイヤの取付け作業の容易化を図るととも
に、スペアタイヤの取外し時にはハンガー部材をこのハ
ンガー挿入孔からスペアタイヤ支持装置本体の内部側に
収納される収納位置まで移動させることにより、車体全
体の長さ寸法が長くなることを防止する。
さらに、ハンガー部材がスペアタイヤの装着位置に突出
された際にハンガー部材の切欠部をハンガー挿入孔の下
側端縁部に係止させ、ハンガー部材がスペアタイヤの装
着位置に突出されたまま保持させることにより、スペア
タイヤの取付け作業を容易化するとともに、軸受部の長
穴に沿ってハンガー部材の支軸を移動させることによ
り、ハンガー部材をスペアタイヤの装着位置での係止位
置とこの係止を解除する係止解除位置との間で簡単に移
動させるようにしたものである。
(実施例) 以下、この考案の一実施例を第1図乃至第4図を参照し
て説明する。第1図は第10図に示すように車体1の背面
に配設されたバックドア2に装着されるスペアタイヤ支
持装置全体の概略構成を示すもので、21は略コ字状のキ
ャリア(スペアタイヤ支持装置本体)である。このキャ
リア21の両端部には取付けフランジ22,22がそれぞれ外
向きに屈曲形成されており、これらの取付けフランジ2
2,22が車体1背面のバックドア2にねじ止め等の手段に
よって固定されている。
また、このキャリア21の略鉛直方向に沿って配置された
スペアタイヤ取付け面23にはスペアタイヤ取付け用の複
数のボルト挿通孔24…およびスペアタイヤ4の取付けボ
ルト25…に螺合する固定ナット(螺合部)26…がそれぞ
れ設けられている。さらに、このキャリア21のスペアタ
イヤ取付け面23の板面にはハンガー挿入孔27が設けられ
ている。このハンガー挿入孔27はスペアタイヤ取付け面
23の略中央位置から上方向に向けて延設された略矩形状
の長穴によって形成されている。
また、このキャリア22のスペアタイヤ取付け面23の内面
には第2図および第3図に示すようにハンガー挿入孔27
の下方に略コ字状のハンガーブラケット28が溶接等の手
段によって固定されている。このハンガーブラケット28
はハンガー部材29を支持するものである。この場合、ハ
ンガーブラケット28には平板状の固定部30の両側に略直
角に屈曲された一対の屈曲部31,31が形成されており、
これらの屈曲部31,31間にハンガー部材29の回動軸(支
軸)32が架設されている。さらに、ハンガー部材29には
平板状のスペアタイヤ受け部33とこのスペアタイヤ受け
部33の両側に略直角に屈曲された一対の支持部34,34と
が設けられている。また、このハンガー部材29の支持部
34,34は略L字状に形成されている。そして、各支持部3
4,34にはスペアタイヤ受け部33の基端側にスペアタイヤ
受け部33から離間する方向に延設された延設部(軸受
部)35,35が形成されている。さらに、これらの延設部3
5,35には延設方向と同方向に長い長穴36,36が形成され
ており、これらの長穴36,36内にハンガーブラケット28
の回動軸32が挿入されている。また、各支持部34,34に
はL字状の屈曲部の内側に切欠部37,37が形成されてい
る。そして、このハンガー部材29はハンガーブラケット
28の回動軸32によって第2図中に実線で示すようにキャ
リア22のハンガー挿入孔27からキャリア22の外部側に突
出されるスペアタイヤ4の装着位置から同図中に仮想線
で示すようにキャリア22の内部側に収納される収納位置
(スペアタイヤ4の未装着位置)まで回動可能に支持さ
れており、スペアタイヤ4の装着位置では各支持部34,3
4の切欠部37,37がキャリア22のハンガー挿入孔27の下側
端縁部に係合され、この状態でスペアタイヤ4のディス
クホイール8の中央穴14に係脱可能に係合されるように
なっている。
次に、上記構成の作用について説明する。
まず、スペアタイヤ4の取付け作業時には第4図に示す
ように作業者がキャリア21の上面開口部から手を挿入
し、ハンガー部材29のスペアタイヤ受け部33をキャリア
21の内部側の収納位置から引き上げ、このスペアタイヤ
受け部33の先端側をキャリア21のハンガー挿入孔27から
キャリア21の外部側のスペアタイヤ4の装着位置まで突
出させる。そして、スペアタイヤ4の装着位置では各支
持部34,34の切欠部37,37をキャリア22のハンガー挿入孔
27の下側端縁部に係合させる。
また、このハンガー部材29のセット後、スペアタイヤ4
をキャリア21に装着させる。このスペアタイヤ4の装着
作業時にはスペアタイヤ4を持上げて、キャリア21のハ
ンガー部材29をスペアタイヤ4のディスクホイール8の
中央穴9内に挿入させ、スペアタイヤ4をキャリア21側
に一旦支持させる。さらに、この状態でスペアタイヤ4
のディスクホイール8の取付け孔9…とキャリア5のボ
ルト挿通孔24…との位置合せを行ない各取付けボルト25
…をスペアタイヤ4のディスクホイール8の外側からデ
ィスクホイール8の取付け孔9…およびキャリア5のボ
ルト挿通孔24…を順次通してキャリア5の固定ナット26
…に螺合させる。そのため、この場合には重量が比較的
大きいスペアタイヤ4を作業者が持上げた状態で、同時
にスペアタイヤ4のディスクホイール8の取付け孔9…
とキャリア5のボルト挿通孔24…との位置合せを行なう
困難な作業を省略することができ、小径な複数のスペア
タイヤ4のディスクホイール8の取付け孔9…とキャリ
ア5側のボルト挿通孔24…との間の位置合せ作業を容易
化することができる。さらに、この場合にはスペアタイ
ヤ4をキャリア21側に一旦支持させ、スペアタイヤ4の
重量をハンガー部材29を介してキャリア21側に受けさせ
た状態で外部側からスペアタイヤ4のディスクホイール
8の取付け孔9…内に挿入させた取付けボルト25…の各
先端部をキャリア21側のボルト挿通孔24…を介して固定
ナット26…に螺着させるようにしたので、取付けボルト
25…のねじ部上面にスペアタイヤ4の重量が直接作用す
ることを防止して取付けボルト25…のねじ部上面の圧潰
を防止することができる。さらに、ハンガー部材29がス
ペアタイヤ4の装着位置に突出させた際にハンガー挿入
孔27の下側端縁部に係止させる切欠部37をハンガー部材
29のL字状屈曲部の内側に設けるとともに、ハンガー部
材29の回動軸32の軸受部となる延設部35,35に長穴36を
設け、ハンガー部材29の切欠部37をハンガー挿入孔27の
下側端縁部に係止させた係止位置とこの係止を解除する
係止解除位置との間で移動可能に支持するようにしたの
で、長穴36に沿ってハンガー部材29を移動するだけで切
欠部37とハンガー挿入孔27の下側端縁部との係合および
解除を容易に行うことできる。
また、ハンガー部材29がスペアタイヤ4の装着位置に突
出された際にハンガー部材29の切欠部37をハンガー挿入
孔27の下側端縁部に係止させ、このハンガー部材29をキ
ャリア22の外部に突出させた状態で保持させることがで
きるので、作業者がスペアタイヤ4を持ったままハンガ
ー部材29をキャリア22内の収納位置から引き出す等の面
倒な作業を行なう必要がない。そのため、スペアタイヤ
4の取付け作業を一層容易化することができる。
さらに、ハンガー部材29がスペアタイヤ4の装着位置に
移動された状態ではこのハンガー部材29によってスペア
タイヤ4の重さも確実に支えることができる。
また、スペアタイヤ4の取外し時にはキャリア21側から
スペアタイヤ4を取外したのち、第2図中に矢印Aで示
すようにハンガー部材29のスペアタイヤ受け部33を上方
向に若干引き上げ、ハンガー部材29の各支持部34,34の
切欠部37,37とキャリア22のハンガー挿入孔27の下側端
縁部との係合を解除させる。この場合、ハンガー部材29
はハンガーブラケット28の回動軸32に対して各支持部3
4,34の長穴36,36に沿って所定位置まで引き上げられ、
回動軸32に対して各支持部34,34の長穴36,36の下端縁部
が当接した状態でハンガー部材29の各支持部34,34の切
欠部37,37とキャリア22のハンガー挿入孔27の下側端縁
部との係合が解除されるようになっている。そして、こ
の係合解除状態で第2図中に矢印Bで示すようにハンガ
ー部材27をハンガーブラケット28の回動軸32を中心に回
動させ、ハンガー部材27をキャリア21のハンガー挿入孔
27から第2図中に仮想線で示すようにキャリア21の内部
側に収納される収縮位置まで移動させる。そのため、こ
の場合にはスペアタイヤ4の取外し時にはハンガー部材
27をキャリア21の内部側の収納位置に収納させることが
できるので、車体全体の長さ寸法が長くなることを防止
することができる。
なお、この考案は上記実施例に限定されるものではな
い。例えば、第5図乃至第7図に示すようにハンガー部
材29のスペアタイヤ受け部33の上面に例えばゴム等の弾
性材料によって形成されたクッション材41を貼着すると
ともに、キャリア21のスペアタイヤ取付け面23の内面の
ハンガー挿入孔27の下方にも同様のクッション材42を貼
着する構成にしてもよい。この場合には第5図に示すよ
うにキャリア21のハンガー部材29をスペアタイヤ4のデ
ィスクホイール8の中央穴9内に挿入させ、スペアタイ
ヤ4をキャリア21側に支持させた際にスペアタイヤ受け
部33の上面のクッション材41によってハンガー部材29と
ディスクホイール8とが直接接触することを防止するこ
とができるので、走行中にこれらの金属部材が直接接触
して騒音が発生することを防止することができ、騒音低
減を図ることができる。さらに、ハンガー部材29をキャ
リア21内に収納させた場合には第7図に示すようにキャ
リア21のスペアタイヤ取付け面23の内面のクッション材
42によってハンガー部材29とキャリア21のスペアタイヤ
取付け面23とが直接接触することを防止することができ
るので、走行中にこれらの金属部材が直接接触して騒音
が発生することを防止することができ、騒音低減を図る
ことができる。
また、第8図および第9図に示すようにハンガーブラケ
ット28の回動軸32にハンガー部材29をキャリア21内の収
納位置方向に付勢するコイルばね51を設け、スペアタイ
ヤ4をキャリア21側に装着させていない状態ではこのコ
イルばね51のばね力によってハンガー部材29を第8図中
に仮想線で示すキャリア21内の中間位置で保持し、走行
中にハンガー部材29とキャリア21のスペアタイヤ取付け
面23とが直接接触して騒音が発生することを防止する構
成にしてもよい。
さらに、その他この考案の要旨を逸脱しない範囲で種々
変形実施できることは勿論である。
[考案の効果] この考案によればスペアタイヤ支持装置本体の取付け面
側にスペアタイヤ取付け用のボルト挿通孔およびスペア
タイヤの取付けボルトに螺合する螺合部をそれぞれ設け
るとともに、スペアタイヤ支持装置本体の取付け面の板
面にハンガー挿入孔を設け、かつスペアタイヤのディス
クホイールの中央穴に係脱可能に係合するハンガー部材
をこのハンガー挿入孔からスペアタイヤ支持装置本体の
外部側に突出されるスペアタイヤの装着位置からスペア
タイヤ支持装置本体の内部側に収納される収納位置まで
突没可能に設けたので、スペアタイヤの取付け作業の容
易化を図ることができるとともに、車体全体の長さ寸法
が長くなることを確実に防止することができる。さら
に、ハンガー部材がスペアタイヤの装着位置に突出され
た際にハンガー挿入孔の下側端縁部に係止させる切欠部
をハンガー部材に設け、かつハンガー部材の支軸の軸受
部にハンガー部材の切欠部をハンガー挿入孔の下側端縁
部に係止させた係止位置とこの係止を解除する係止解除
位置との間で移動可能にする長穴を設けたので、ハンガ
ー部材がスペアタイヤの装着位置に突出された際にハン
ガー部材の切欠部をハンガー挿入孔の下側端縁部に係止
させ、ハンガー部材がスペアタイヤの装着位置に突出さ
れたまま保持させることができ、スペアタイヤの取付け
作業を一層容易化することができるとともに、軸受部の
長穴に沿ってハンガー部材の支軸を移動させることによ
り、ハンガー部材をスペアタイヤの装着位置での係止位
置とこの係止を解除する係止解除位置との間で簡単に移
動させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図はこの考案の一実施例を示すもので、
第1図はスペアタイヤ支持装置の概略構成を示す斜視
図、第2図は第1図のII-II線断面図、第3図は第1図
のIII-III線断面図、第4図はハンガー部材の突没動作
を説明するための斜視図、第5図乃至第7図は別の実施
例を示すもので、第5図は要部の縦断面図、第6図はハ
ンガー部材のクッション材の取付け状態を示す斜視図、
第7図は収納位置のハンガー部材を示す斜視図、第8図
および第9図はさらに別の実施例を示すもので、第8図
は要部の縦断面図、第9図はリターンスプリングの取付
け状態を示す要部の横断面図、第10図はスペアタイヤ支
持装置の取付け状態を示す斜視図、第11図および第12図
は従来例を示すもので、第11図はスペアタイヤの取付け
状態を示す分解斜視図、第12図は同縦断面図、第13図お
よび第14図は別の従来例を示すもので、第13図はスペア
タイヤ支持装置の分解斜視図、第14図は同縦断面図であ
る。 1…車体、4…スペアタイヤ、21…キャリア(スペアタ
イヤ支持装置本体)、23…スペアタイヤ取付け面、24…
ボルト挿通孔、25…取付けボルト、26…固定ナット(螺
合部)、27…ハンガー挿入孔、29…ハンガー部材、32…
回動軸(支軸)、35…延設部(軸受部)、36…長穴、37
…切欠部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体側に固定されたスペアタイヤ支持装置
    本体に略鉛直方向に沿って配置された取付け面が形成さ
    れ、この取付け面にスペアタイヤが着脱可能に取付けら
    れるスペアタイヤ支持装置において、前記スペアタイヤ
    支持装置本体の取付け面側に前記スペアタイヤ取付け用
    のボルト挿通孔および前記スペアタイヤの取付けボルト
    に螺合する螺合部をそれぞれ設けるとともに、前記スペ
    アタイヤ支持装置本体の取付け面の板面にハンガー挿入
    孔を設け、かつ前記スペアタイヤのディスクホイールの
    中央穴に係脱可能に係合するハンガー部材をこのハンガ
    ー挿入孔から前記スペアタイヤ支持装置本体の外部側に
    突出される前記スペアタイヤの装着位置から前記スペア
    タイヤ支持装置本体の内部側に収納される収納位置まで
    突没可能に設け、さらに前記ハンガー部材が前記スペア
    タイヤの装着位置に突出された際に前記ハンガー挿入孔
    の下側端縁部に係止させる切欠部を前記ハンガー部材に
    設け、かつ前記ハンガー部材の支軸の軸受部に前記ハン
    ガー部材の切欠部を前記ハンガー挿入孔の下側端縁部に
    係止させた係止位置とこの係止を解除する係止解除位置
    との間で移動可能にする長穴を設けたことを特徴とする
    スペアタイヤ支持装置。
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