JP2539687Y2 - ユニット式建物の軒先取付構造 - Google Patents

ユニット式建物の軒先取付構造

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JP2539687Y2
JP2539687Y2 JP1991010531U JP1053191U JP2539687Y2 JP 2539687 Y2 JP2539687 Y2 JP 2539687Y2 JP 1991010531 U JP1991010531 U JP 1991010531U JP 1053191 U JP1053191 U JP 1053191U JP 2539687 Y2 JP2539687 Y2 JP 2539687Y2
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unit
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roof
connecting surface
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廣久 徳成
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Misawa Homes Co Ltd
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Misawa Homes Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はユニット式建物の軒先取
付構造に関し、ユニット組み立て式の住宅建築などに利
用できる。
【0002】
【背景技術】従来より、住宅建築などには、工場生産さ
れた複数のユニットを現場で組み立てるユニット式建物
が多用されるようになっている。
【0003】図2のように、一般的なユニット式建物90
においては、基礎上に箱型の居室ユニット91を配列して
内部に居室を構成するとともに、各居室ユニット91の上
面に屋根ユニット92を載置して屋根を構成している。こ
の際、屋根ユニット92と居室ユニット91との連結には、
各々のフレーム93,94をボルト95で締め付け固定する構
造が多用されている。
【0004】このようなユニット式建物90においても、
在来建築と同様に所定の張り出しを有する軒先が必要で
あり、このために居室ユニット91の外壁上端部に軒先ユ
ニット96を設置し、屋根ユニット92に連続する軒先を構
成している。この際、軒先ユニット96の取付けには、ボ
ルト97等により居室ユニット91のフレーム93等に固定す
る構造が多用されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで、近年の住宅
建築では、外観的あるいは降雨への対処といった機能的
な関係から軒先部分の張出長さを拡張することが望まれ
ている。しかし、前述した従来の軒先ユニットでは、取
付け構造の関係から十分な対応が難しいという問題があ
る。
【0006】すなわち、軒先ユニット96の張出し長さを
大きくするためには、荷重モーメントや上面傾斜に伴う
断面形状の関係などから、居室ユニット91に連結される
軒先ユニット96の端面の上下方向長さを大きくする必要
がある。しかし、前述した従来の軒先構造では、軒先ユ
ニット96は居室ユニット91の上部のフレーム93に支持さ
れる。このため、軒先ユニット96は専ら下方に延長する
必要がある。
【0007】ところが、軒先ユニット96の下方の外壁面
には、窓等の開口部98などが設置されるため、軒先ユニ
ット96を下方に延長することは実際的に困難である。そ
して、近年では採光性等を考慮して開口部98などをより
上方に延長する傾向があり、むしろ軒先ユニット96との
干渉を回避する有効な対策が必要とされていた。
【0008】本考案の目的は、軒先ユニットの張出し長
さを拡張できるとともに居室ユニットとの干渉を低減で
きるユニット住宅の軒先取付構造を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案は、屋根ユニット
が載置された居室ユニットに軒先ユニットを設置するユ
ニット式建物の軒先取付構造であって、前記居室ユニッ
トの外側上部に第一連結面を形成し、前記屋根ユニット
の外側端部に前記第一連結面連続しかつ面一とされた
第二連結面を形成し、前記軒先ユニットに第三連結面を
形成し、この第三連結面を前記第一連結面および第二連
結面に跨がって密接させるとともに、前記軒先ユニット
を前記居室ユニットと前記屋根ユニットとの各々に固定
したことを特徴とする。
【0010】ここで、屋根ユニットの第二連結面と軒先
ユニットの第三連結面との密接固定にはボルト等による
締め付け固定等の適宜な固定手段を採用すればよい。ま
た、居室ユニットの第一連結面と軒先ユニットの第三連
結面との密接固定にも、ボルト等による締め付け固定等
の適宜な固定手段を採用してもよく、また、第三連結面
に所定の補強板等を用いることで前記第二および第三
結面の間の固定手段とともに居室ユニットと屋根ユニッ
トとの連結に利用することも可能である。
【0011】
【作 用】このような本考案においては、第三連結面と
第一および第二連結面とを介して軒先ユニットが居室ユ
ニットおよび屋根ユニットに連結固定される。この際、
第三連結面が固定される面は屋根ユニットの第二連結面
と居室ユニットの第一連結面とを合わせたものとなる。
このため、軒先ユニットの第三連結面には上下方向に十
分な取付け長さが確保され、軒先ユニットの張出し長さ
を拡張できることになる。そして、居室ユニット側の第
一連結面を小さくしても屋根ユニットの第二連結面を大
きくとことができ、居室ユニットとの干渉を低減できる
ことになる。これらにより前記目的が達成される。
【0012】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1において、本実施例のユニット式建物10に
おいては、基礎上に箱型の居室ユニット11を配列して内
部に居室を構成するとともに、各居室ユニット11の上面
に屋根ユニット12を載置して両流れの傾斜屋根を構成し
たものである。そして、この建物10の屋根の両端縁に軒
先として軒先ユニット13が設置されている。
【0013】このうち、居室ユニット11は構造体として
C型鋼等によるフレーム21を有し、建物10の外側面の上
端部には第一連結面31が形成されている。第一連結面31
は垂直面とされ、裏側にはフレーム21が位置するように
設定されている。
【0014】また、屋根ユニット12は構造体としてC型
鋼等によるフレーム22を有し、上面に傾斜した屋根面14
を有するとともに、軒先側端縁には第二連結面32が形成
されている。第二連結面32は屋根ユニット12を居室ユニ
ット11に載置した際に第一連結面31と連続面をなすよう
な垂直面とされ、裏側にはフレーム22が位置するように
設定されている。
【0015】さらに、軒先ユニット13は上面が屋根ユニ
ット12の屋根面14と同様な傾斜とされるとともに、垂直
な第三連結面33を備えている。第三連結面33の上下方向
寸法は第一連結面31および第二連結面32の合計寸法に合
わせて設定されている。また、第三連結面33には略全面
に鋼板等を用いた連結面材23が設置されている。
【0016】ここで、軒先ユニット13の連結面材23と屋
根ユニット12のフレーム22とはボルト24で貫通締め付け
され、第二連結面32と第三連結面33とは互いの上端を合
わせた状態で密接固定されている。
【0017】また、軒先ユニット13の連結面材23と居室
ユニット11のフレーム21とはボルト25で貫通締め付けさ
れ、第一連結面31は第三連結面33の下部に密接固定され
ている。
【0018】これらにより、軒先ユニット13は居室ユニ
ット11および屋根ユニット12に連結固定されるととも
に、当該部分においては軒先ユニット13の連結面材23を
介して居室ユニット11と屋根ユニット12とが互いに連結
固定されている。なお、屋根ユニット12と居室ユニット
11とは、基本的に互いのフレーム21,22をボルト26で締
め付けることで連結固定されている。
【0019】このような本実施例においては、先ず建築
現場に設置した所定の基礎上に居室ユニット11を配列
し、その上に屋根ユニット12を載置し、軒先部分を除い
て互いのフレーム21, 22をボルト26で締め付け固定して
おく。この際、屋根ユニット12の水平位置を調節し、第
二連結面32と第一連結面31とが同一面となるように設定
しておく。次に、軒先ユニット13を軒先部分に吊り上
げ、第三連結面33を第二連結面32および第一連結面31に
対向させ、ボルト24, 25で締め付け固定する。これによ
り軒先ユニット13の取付けおよび屋根ユニット12と居室
ユニット11との固定が完了する。
【0020】このような本実施例によれば、次に示すよ
うな効果がある。すなわち、軒先ユニット13の取付けを
第三連結面33を介して行うとともに、第三連結面33を居
室ユニット11の第一連結面31および屋根ユニット12の第
二連結面12を合わせたものとすることで、軒先ユニット
13の第三連結面33には上下方向に十分な取付け長さを確
保することができる。
【0021】このため、当該部分で支持できる荷重モー
メントを大きくとることができるようになり、軒先ユニ
ット13の張出し長さを拡張することができる。
【0022】また、居室ユニット11の第一連結面31を小
さくしても屋根ユニット12の第二連結面32を大きくする
ことができ、このため居室ユニット11の外側面に設置さ
れる開口部などとの干渉を低減することができる。
【0023】さらに、居室ユニット11と屋根ユニット12
とはフレーム21, 22がボルト26で連結されて固定されて
いるだけでなく、ボルト24, 25により軒先ユニット13を
介しても固定されているため、居室ユニット11に対する
屋根ユニット12の固定をより強固にすることができる。
【0024】この際、居室ユニット11の第一連結面31と
屋根ユニット12の第二連結面32とは、互いに連続しかつ
面一となっているため、軒先ユニット13を居室ユニット
11および屋根ユニット12に連結固定するにあたっては、
ボルト24およびボルト25の締付作業を各々近い位置で行
えるうえ、各ボルト24,25がともに水平方向に螺合され
るから、各々の締付作業を姿勢を変えることなく行うこ
とができ、軒先ユニット13の連結作業を効率よく迅速に
行うことができる。
【0025】そして、第一連結面31と第二連結面32とが
互いに面一であるため、軒先ユニット13の第三連結面33
を平坦にでき、軒先ユニット13の全体形状を単純なもの
にできる。これにより、軒先ユニット13の製造を容易に
行うことができ、製造コストの削減も図れる。
【0026】なお、本考案は前記実施例に限定されるも
のではなく、本考案を達成しようとする範囲内の変形等
は本考案に含まれるものである。例えば、居室ユニット
11、屋根ユニット12、軒先ユニット13の個々の形態や寸
法などは実施にあたって適宜選択すればよく、表面材や
フレーム等の材質や構造も同様である。
【0027】また、各部の連結固定にはボルト24〜26に
よる締め付け固定に限らず、リベットやクランプ、接着
剤等の他の固定手段を採用してもよい。
【0028】
【考案の効果】以上に述べたように、本考案によれば、
軒先ユニットを居室ユニットから屋根ユニットに跨がっ
て連結固定することにより、軒先ユニットの張出し長さ
を拡張できるとともに、居室ユニットとの干渉を低減で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す概略側面図である。
【図2】本考案の従来技術を示す概略側面図である。
【符号の説明】
10 ユニット式建物 11 居室ユニット 12 屋根ユニット 13 軒先ユニット 31 第一連結面 32 第二連結面 33 第三連結面

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋根ユニットが載置された居室ユニット
    に軒先ユニットを設置するユニット式建物の軒先取付構
    造であって、前記居室ユニットの外側上部に第一連結面
    を形成し、前記屋根ユニットの外側端部に前記第一連結
    連続しかつ面一とされた第二連結面を形成し、前記
    軒先ユニットに第三連結面を形成し、この第三連結面を
    前記第一連結面および第二連結面に跨がって密接させる
    とともに、前記軒先ユニットを前記居室ユニットと前記
    屋根ユニットとの各々に固定したことを特徴とするユニ
    ット式建物の軒先取付構造。
JP1991010531U 1991-02-04 1991-02-04 ユニット式建物の軒先取付構造 Expired - Lifetime JP2539687Y2 (ja)

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JPH01151632A (ja) * 1987-12-03 1989-06-14 Sekisui Chem Co Ltd ユニット建物

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