JP3015916U - 庇構造 - Google Patents

庇構造

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JP3015916U
JP3015916U JP1995002069U JP206995U JP3015916U JP 3015916 U JP3015916 U JP 3015916U JP 1995002069 U JP1995002069 U JP 1995002069U JP 206995 U JP206995 U JP 206995U JP 3015916 U JP3015916 U JP 3015916U
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JP
Japan
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eaves
plate
arm member
wall surface
present
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JP1995002069U
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English (en)
Inventor
浩規 土田
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Inoue Shoji KK
Original Assignee
Inoue Shoji KK
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
  • Building Awnings And Sunshades (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 溶接作業を必要とすることなく、簡単に組立
施工でき、しかも秀れた耐久性および外観を有する庇構
造を提供すること。 【構成】 壁面Wから持ち出された腕木部材1・1…の
少なくとも上面に庇板2を装着して成る庇において、上
裏材3として前後両縁に上鍔31・31を有する鍔付金属プ
レートを用い、この上裏材3の上鍔31・31を前記腕木部
材1・1…の下面に取り付け、前記庇板2の下方部全体
を覆うように構成した。 【効果】 溶接作業を行わなくても簡単に組立施工でき
るので、作業能率が大幅に向上し、コスト削減を図れ
る。また、上裏材がカバー部材の機能も兼用するので、
庇部品の点数を増やすことなく秀れた外観の庇を得るこ
とが可能になる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、屋根の庇構造の改良、更に詳しくは、溶接作業を必要とすることな く、家屋の外壁面に簡単に組立施工でき、しかも庇の裏面が見えないように秀れ た外観に構成できる庇構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
周知のとおり、屋根の庇は家屋の外壁面から突き出た片持梁の構造物であり、 雨や日差しが室内に入るのを防止する役目を有する。この庇は通常、外壁面に固 定すべき腕木と、これら腕木の間に渡すべき桁と、斜めに架けられた庇板とから 成り、これら庇部材の取付作業を地上から高い位置で行わなければならない。そ のため、取付作業が困難であり、工具類、場合によっては作業者が落下するとい う危険を伴うこともあるので、できるだけ簡単に庇を組立施工できることが望ま しい。
【0003】 ところが、庇の腕木および桁の材質として、木材を使用しない場合にはスチー ル製の板材や棒材を使用することが多く、これらスチール製の腕木と桁とを溶接 して互いに固定することにより、庇の支持構造を形成して屋根の庇を構成すると いう方式が一般的であった。この方式にあっては、溶接作業が必要になるため、 庇部材の取付作業に手間がかかり、かつ、危険性も伴うという欠点があった。さ らに、スチール製の材質を使用しているため、腐蝕が発生して耐久性が劣化する という欠点があった。
【0004】 また、このように構成された庇の裏面には溶接部などが存在するため、上裏面 から見た庇の外観が悪くなる。そこで、この外観上の問題を取り除くためには、 庇の裏面にカバー部材を別に取り付けなければならないが、これにより、庇部品 の点数が増加するという欠点があった。
【0005】
【解決すべき技術的課題】
本考案は、従来の庇構造に上記の如き欠点があったことに鑑みて為されたもの であり、溶接作業を必要とすることなく、家屋等の壁面に簡単に組立施工でき、 しかも耐久性に秀れた庇構造を提供することを技術的課題とするものである。
【0006】 また、本考案の他の技術的課題は、カバー部材を別に取り付けなくても、庇の 裏面が見えないように秀れた外観に構成できる庇構造を提供することにある。
【0007】
【課題解決のために採用した手段】
本考案者が上記技術的課題を解決するために採用した手段を、添附図面を参照 して説明すれば、次のとおりである。
【0008】 即ち、本考案は、壁面Wから持ち出された腕木部材1・1…の少なくとも上面 に庇板2を装着して成る庇において、 上裏材3として前後両縁に上鍔31・31を有する鍔付金属プレートを用い、この上 裏材3の上鍔31・31を前記腕木部材1・1…の下面に取り付け、前記庇板2の下 方部全体を覆うように構成するという手段を採用することによって、上記技術的 課題を解決した点に特徴がある。
【0009】
【実施例】
以下、本考案を添附図面に示す実施例に基づいて更に詳しく説明する。なお、 図1は本考案の実施例である庇の分解斜視図、図2は本考案の実施例である庇の 横断面図である。
【0010】 図中、符号1で指示するものは壁面Wから持ち出された腕木部材である。この 腕木部材1には、上下面に上側連結部11a及び下側連結部11bが形成してあり、 かつ、壁面Wに当接すべき側面に支持部12が形成してある。そして、前記下側連 結部11bには連結孔13・13が穿設してあり、前記支持部12には止着孔14・14が穿 設してある。前記腕木部材1の支持部12と壁面Wとは固定部材5により連結して あり、例えば、壁面Wに埋め込まれたアンカーボルトを支持部12の止着孔14・14 に通してナットにて緊結してある。腕木部材1の素材としては、アルミニウム板 を使用している。
【0011】 符号2で指示するものはアルミ押出成形材から成る庇板である。この庇板2の 軒先側には、連結孔23・23…を有する持送り部21が壁面Wに向けてフック状に屈 曲形成してあり、この持送り部21の内面には、図2に示すように腕木部材1の先 端部が嵌まり込むようになっている。前記庇板2の軒先対向側には、止着孔24・ 24…を有する支持部22が屈曲形成してあり、この支持部22が固定部材5により腕 木部材1の支持部12を介して壁面Wに連結してある。さらに、この支持部22と壁 面Wとの隙間を埋めるようにシーリング材S(例えば、シリコーンゴム)が充填 してある。そして、前記持送り部21の端部に穿設された連結孔23・23…には、連 結部材4・4…(例えば、ステンレス製のビス)が庇板2の裏側から挿着してあ る。
【0012】 符号3で指示するものはアルミ押出成形材から成るプレート状上裏材である。 この上裏材3の前後両縁には、上鍔31・31が屈曲形成してあり、これら上鍔31・ 31には連結孔32・32…が穿設してある。図2に示すように、これら連結孔32・32 …に連結部材4・4…(例えば、ステンレス製のビス)を挿着することにより、 前記上裏材3を各腕木部材1・1…の下面に取り付け、前記庇板2の下方部全体 を覆うように構成している。本実施例の上裏材3は、通常の庇構造における桁に 相当する補強部材であり、従来の庇のように桁と腕木との溶接作業を行う必要は ない。また、上裏材3は庇板2の裏面を覆い隠すカバー部材としての機能も備え ているため、下から見上げても秀れた外観を呈する。
【0013】 以上のように、腕木部材1、庇板2および上裏材3をボルトやビスだけで簡単 に組立施工することが可能になる。また、これら庇部材の材質としてすべてアル ミニウム板を使用しているため、長期間雨に曝されても腐蝕し難い耐久性の秀れ た庇が得られる。
【0014】 本考案の実施例は概ね上記のとおりであるが、本考案は前述の実施例に限定さ れるものでは決してなく、「実用新案登録請求の範囲」の記載内において種々の 変更が可能であって、例えば、本実施例においては庇を構成する腕木部材1、庇 板2および上裏材3の素材として、アルミ成形品のみを例示したけれども、これ ら庇部材をステンレス材料や合成樹脂材料で成形することも可能であり、このよ うな変更は本考案の技術的範囲に属することはいうまでもない。
【0015】
【考案の効果】
以上実施例を挙げて説明したとおり、本考案によれば、屋根の庇を構成する腕 木部材、庇板および上裏材を、溶接作業を行わなくてもボルトやビスだけで簡単 に組立施工できるので、作業能率が大幅に向上し、工期の短縮化および工費の削 減に寄与することができる。また、庇の素材としてすべてアルミニウム板を使用 し、かつ、連結部材としてステンレス製のボルトやビスを使用しているので、非 常に秀れた耐腐蝕性を有し、その結果寿命の長い庇が得られる。
【0016】 また、庇部材のうちの上裏材が桁部材とカバー部材の双方の機能を兼用するの で、庇部品の点数を増やすことなく秀れた外観の庇を得ることが可能になる。し たがって、建築分野における実用上のメリットは頗る大である。
【0017】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例である庇の分解斜視図である。
【図2】本考案の実施例である庇の横断面図である。
【符号の説明】
1 腕木部材 11a 上側連結部 11b 下側連結部 12 支持部 13 連結孔 14 止着孔 2 庇板 21 持送り部 22 支持部 23 連結孔 24 止着孔 3 上裏板 31 上鍔 32 連結孔 4 連結部材 5 固定部材 W 壁面 S シーリング材

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁面Wから持ち出された腕木部材1・1
    …の少なくとも上面に庇板2を装着して成る庇におい
    て、上裏材3として前後両縁に上鍔31・31を有する鍔付
    金属プレートを用い、この上裏材3の上鍔31・31を前記
    腕木部材1・1…の下面に取り付け、前記庇板2の下方
    部全体を覆うように構成したことを特徴とする庇構造。
  2. 【請求項2】 腕木部材1、庇板2および上裏材3の素
    材として、アルミニウム板を使用している請求項1記載
    の庇構造。
JP1995002069U 1995-03-17 1995-03-17 庇構造 Expired - Lifetime JP3015916U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7064756B2 (ja) 2018-03-19 2022-05-11 セイキ販売株式会社 サッシ枠に対する軒端設備類の取付機構

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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