JP2612664B2 - 基礎と壁パネルの結合構造 - Google Patents

基礎と壁パネルの結合構造

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JP2612664B2
JP2612664B2 JP4268248A JP26824892A JP2612664B2 JP 2612664 B2 JP2612664 B2 JP 2612664B2 JP 4268248 A JP4268248 A JP 4268248A JP 26824892 A JP26824892 A JP 26824892A JP 2612664 B2 JP2612664 B2 JP 2612664B2
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宏樹 田井
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Misawa Homes Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基礎と壁パネルの結合
構造に関し、より詳しくは、基礎上に壁面パネル等を
構築する形態の建造物に適用して好適な基礎と壁パネル
の結合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の基礎及びパネルの結合構
造について、図4を参照して説明する。
【0003】同図に示す基礎及びパネルの結合構造は、
建造物の基礎50と、この基礎50内に下端側を固定し
この基礎50の上端面から垂直上方にネジ部を突出した
ボルト52と、このボルト52が端部を貫通する状態で
基礎50上に設置した床パネル54と、この床パネル5
4を介在して基礎50の構築方向に沿って垂直配置の状
態で基礎50に締結される壁パネル56とを具備してい
る。
【0004】即ち、壁パネル56は、内板58、外板6
0を枠体を構成する枠部62の両面に固定した構造とな
っている。そして、壁パネル54の枠部62を構成する
下側枠部材62aを貫通するボルト52に対し、前記内
板58に設けた開口64側からナット66を挿入し、こ
のナット66をボルト52のねじ部に螺合して締付け具
100によりナット66を締付けることで、壁パネル5
6を床パネル54を介して基礎50に締結するものであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の基礎及びパネルの結合構造の場合、壁パネル5
6を構成する内板58に開口64を設けなければなら
ず、このため、仕上げ作業のための内装クロスを直接内
板58に貼着できず、開口64の閉塞作業が必要である
という問題があった。即ち、従来の基礎及びパネルの結
合構造を採用した場合、特に建造物の内装の仕上げ工程
に開口64の閉塞作業という余分な工程が生じてしま
い、また、この閉塞作業は内装クロスを貼着したときに
美観を損ねないように丁寧に精度よく行われる必要があ
るため、工程の簡略化および短縮化を図る上で障害とな
っていた。
【0006】そこで、本発明は、建造物の仕上げ工程の
簡略化および短縮化に寄与し得る基礎と壁パネルの結合
構造を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本願請求項1記載の発明は、基礎上部に壁パネルからな
る壁部を構築する基礎と壁パネルの結合構造において、
前記基礎は、その上端面から内部に向けて形成されたボ
ルト挿通穴と、前記基礎内に埋設された鉄筋に固定され
て前記基礎内部に配設され、前記ボルト挿通穴に連なる
抜穴及び前記基礎の側壁面側に開口する締結開口を備え
た箱型部材と、を有し、前記壁パネルは、枠部および該
枠部の両面に取付けられた面材にて形成され、前記壁パ
ネルは、枠部および該枠部の両面に取付けられた面材に
て形成され、前記枠部の下枠部には予めボルトの一端部
が固着され、かつ他端部が前記下枠部を貫通し、前記ボ
ルトは、前記壁パネルが前記基礎上部に立設された状態
で、前記他端部が前記ボルト挿通穴、抜穴を貫いて前記
箱型部材の内部空間に突出し、前記内部空間において、
前記締結開口から箱型部材の内部空間に挿入されたナッ
トが螺合されていることを特徴とする。
【0008】
【作用】上述した構成の基礎と壁パネルの結合構造の作
用を説明する。
【0009】上端面から内部に向けて穿設したボルト挿
通穴とこのボルト挿通穴に連なる抜穴及び側壁面側に開
口する締結開口を備えた箱型部材とを設けた基礎に対し
て、子め下方に突出する状態でボルトを固着したパネ
ルを載置すると、このパネルのボルトは前記基礎のボ
ルト挿通穴、抜穴を貫通して箱型部材の内部空間に突出
する。
【0010】この状態で、締結開口から箱型部材の内部
空間にナットを挿入し、この内部空間に突出するボルト
に螺合する。
【0011】これにより、パネルを基礎に締結でき
る。しかも、パネル壁面に従来例のような締結用開口
を設ける必要がなくなり、直ちにパネルの壁面に仕上
げ用のクロス等を張ることが可能となる。そのため、例
えば、工場でクロスなどの表面仕上げ工程を行うことが
でき、その分現場での作業を減らすことができる。ま
た、本願発明にあっては、ボルトの締結作業は基礎側か
らのみ行えば足り、両側からのボルトの締結作業を要し
ない。よって、基礎上部に壁パネルを容易に結合するこ
とができ、建造物の構築・仕上げ工程の簡略化および短
縮化を図れる。
【0012】
【実施例】以下に、本発明の実施例を詳細に説明する。
【0013】図1に示す基礎及びパネルの結合構造は、
建造物のコンクリート製の基礎10の上端面から内部に
向けて垂直に穿設したボルト挿通穴12と、前記ボルト
挿通穴12に連なる抜穴14及びこの基礎10の側壁面
側に開口する締結開口16を備え基礎10内の鉄筋22
に溶接等により一体的に固定された金属製の箱型部材1
8と、基礎10上に垂直配置に載置したとき、前記ボル
ト挿通穴12、抜穴14を貫いて箱型部材18の内部空
間20に突出するボルト24を下端部に取り付けた壁パ
ネル26と、前記締結開口16から箱型部材18の内部
空間20に挿入され、この内部空間20に突出するボル
ト24に螺合するナット36とを具備している。
【0014】前記壁パネル26は、内板28、外板30
を枠部32の両面に固設した構造となっている。
【0015】前記枠部32を構成する下側の枠部材32
aに対し、その上面側から下面外方に貫通する状態でボ
ルト24を取り付けている。このボルト24の頭部にお
ける前記枠部材32aの上面と当接する底面には、回転
防止用の歯部38が形成され、この歯部38を枠部材3
2aの上面と噛み合すことで、ボルト24は枠部材32
aに対し回転不能に取り付けられている。
【0016】床パネル40は、壁パネル26と同様な構
成を有し、ボルト挿通用の穴42が形成されている。
【0017】次に、上述した構成の基礎及びパネルの結
合構造の作用を説明する。
【0018】上端面から内部に向けて穿設したボルト挿
通穴12と、このボルト挿通穴12に連なる抜穴14及
び側壁面側に開口する締結開口16を備えた箱型部材1
8とを設けた基礎10に対して、床パネル40を介して
前記ボルト24を固着した壁パネル26を載置すると、
この壁パネル26のボルト24は床パネル40の穴4
2、前記基礎10のボルト挿通穴12、箱型部材18の
抜穴14を貫通して内部空間20に突出する。この状態
で、図2に示すように、締結開口16から箱型部材18
の内部空間20にナット36を挿入し、この内部空間2
0に突出するボルト24に螺合する。
【0019】さらに、内部空間20内のボルト24を締
付け具100により締付けることで、壁パネル26を床
パネル40を介して基礎10に強固に締結できる。
【0020】これにより、壁パネル26の内壁面に従来
例のような開口を設ける必要が無くなり、直ちに壁パネ
ル26の内壁面に仕上げ用のクロス等を張ることが可能
となって、建造物の仕上げ工程の短縮化を図れる。
【0021】尚、前記基礎10の壁面における締結開口
16は、必要に応じ、図3に示すように、基礎10の仕
上げ段階で閉塞材46で閉じ、モルタル44により仕上
げ処理を行うか、あるいは換気窓を取り付ける。
【0022】本発明は、上述した実施例に限定されるも
のではなく、その要旨の範囲内で種々の変形が可能であ
る。
【0023】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、上述した
構成としたので、パネルを基礎に容易に締結でき、し
かも、パネル壁面に従来例のような開口を設ける必要
が無くなり、直ちにパネルの壁面に仕上げ用のクロス
等を張ることが可能となる。さらに、ボルトの締結作業
は基礎側からのみ行えば足り、両側からのボルトの締結
作業を要さず、建造物の構築・仕上げ工程の簡略化およ
び短縮化を図ることができる基礎と壁パネルの結合構造
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基礎及びパネルの結合構造の実施例を
示す部分断面図である。
【図2】本実施例における壁パネルを基礎に締結する状
態を示す部分断面図である。
【図3】本実施例における壁パネルを基礎に締結した後
の仕上げ状態を示す部分断面図である。
【図4】従来の基礎及びパネルの結合構造を示す部分断
面図である。
【符号の説明】
10 基礎 12 ボルト挿通穴 14 抜穴 16 締結開口 18 箱型部材 20 内部空間 24 ボルト 26 壁パネル 36 ナット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04B 2/56 611 E04B 2/56 611D 632 632D 632H 633 633A 633G 642 642E

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基礎上部に壁パネルからなる壁部を構築
    する基礎と壁パネルの結合構造において、 前記基礎は、その 上端面から内部に向けて形成されたボ
    ルト挿通穴と、前記基礎内に埋設された鉄筋に固定されて前記基礎内部
    に配設され、 前記ボルト挿通穴に連なる抜穴及び前記
    礎の側壁面側に開口する締結開口を備えた箱型部材と、
    を有し、 前記壁パネルは、枠部および該枠部の両面に取付けられ
    た面材にて形成され、前記枠部の下枠部には予めボルト
    の一端部が固着され、かつ他端部が前記下枠部を貫通
    し、 前記ボルトは、前記壁パネルが前記基礎上部に立設され
    た状態で、前記他端部が前記ボルト挿通穴、抜穴を貫い
    て前記箱型部材の内部空間に突出し、前記内部空間にお
    いて、前記締結開口から箱型部材の内部空間に挿入され
    たナットが螺合されていることを特徴とする基礎と壁パ
    ネルの結合構造。
JP4268248A 1992-09-10 1992-09-10 基礎と壁パネルの結合構造 Expired - Lifetime JP2612664B2 (ja)

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JPH0462249A (ja) * 1990-06-29 1992-02-27 Misawa Homes Co Ltd 床と壁の接合構造およびその接合方法
JPH07103616B2 (ja) * 1990-10-16 1995-11-08 ミサワホーム株式会社 ログハウスの壁体構築方法

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