JPH07103616B2 - ログハウスの壁体構築方法 - Google Patents

ログハウスの壁体構築方法

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JPH07103616B2
JPH07103616B2 JP2277259A JP27725990A JPH07103616B2 JP H07103616 B2 JPH07103616 B2 JP H07103616B2 JP 2277259 A JP2277259 A JP 2277259A JP 27725990 A JP27725990 A JP 27725990A JP H07103616 B2 JPH07103616 B2 JP H07103616B2
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JP
Japan
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log
floor panel
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house
stage
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JP2277259A
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JPH04153435A (ja
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直人 安藤
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Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、基礎上に家屋の周囲を囲むように積み重ねら
れた複数のログ材からなる壁体を構築するログハウスの
壁体構築方法に関する。
[従来の技術] 近年、リゾート地等において別荘やレジャー施設用など
として構築されている建物は、画一的で規格化された木
質系の建物に代わり、従来から北欧や北米等において普
及している丸太等からなるログ材を水平に積み重ねるか
たちの素朴なログハウスが、最近の自然志向ブームに乗
って徐々に普及しはじめてきている。
このログハウスは、日本における正倉院の校倉造りと同
種の丸太組み構法によって構築されるものであり、布設
された基礎上に、家屋の周囲を囲むように複数のログ材
を、交差させたログ材どうしを互い違い重ね合わせなが
ら一段ずつ積み重ねて構築していくことを特徴とするも
のである。
ところで、上記構法によりログハウスの壁体を構築する
際には、積み重ねられていくログ材はログ材どうしの間
に隙間が生じないように上方からハンマー等で叩き込ま
れており、また、積み重ねられたログ材どうしは、内部
に上下方向に配設された複数の固定用ボルトを袋ナット
で連結することにより固定されるようになっている。
また、このログ材からなる壁体を構築すると同時に、壁
体で囲まれた家屋の内部には独立基礎が敷設され、この
独立基礎上には最下段のログ材に支持された床部が構築
されるようになっている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上述した従来のログハウスの構築方法に
おいては、ログ材が上方からハンマー等で叩き込まれる
際に壁体の垂直度にくるいが生じ易くなり、さらにはこ
の壁体のくるいに付随して、ログ材に支持されて構築さ
れる床部の水平度にもくるいが生じ易くなり、精度面に
おいて安定したログハウスの壁体を構築することが難し
いという問題があった。
また、従来構築方法では、壁体及び床部をそれぞれ別途
に構築する方法なので、熟練した作業者により多くの時
間と手間を要した作業となり、工期の長期化、さらには
それに付随してコスト高を招くおそれがあった。
本発明は、上記事情に鑑みて提案されたもので、施工現
場の作業の省力化及び工期の短縮化が図られるととも
に、壁体及び床部の構築精度を向上させたログハウスの
壁体構築方法を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明に係るログハウスの壁体構築方法は、基礎上に家
屋の周囲を囲むように積み重ねられた複数のログ材から
なる壁体を構築するログハウスの壁体構築方法におい
て、ログ材を積み重ねる前に、基礎上に床パネルを据
え、この床パネルの上面に第1段目のログ材を基礎から
立ち上がるアンカーボルトに挿通させて載置し、第1段
目のログ材をアンカーボルトを締め付けることによって
床パネルの上に締結固定した上で、前記第1段目のログ
材の上に他の複数のメグ材を水平に積み重ねていくこと
を特徴とするものである。
[作用] 本発明に係るログハウスの壁体構築方法によれば、ログ
材を積み重ねる前に、基礎上に載置した床パネルの上面
に第1段目のログ材を載置して基礎から立ち上がるアン
カーボルトを締め付けことにより、基礎上に床パネルが
水平に配設され、かつ第1段目のログ材が垂直に強固に
締結固定される。
また、第1段目のログ材上に他の複数のログ材を水平に
積み重ねていくことにより。垂直度が保持された状態で
壁体が構築される。
[実施例] 本発明のログハウスの壁体構築方法の実施例を、第1図
ないし第4図を参照して説明する。
本発明の特徴は、ログ材を積み重ねる前に、基礎上に床
パネルを据え、この床パネルの上面に第1段目のログ材
を基礎から立ち上がるアンカーボルトに挿通させて載置
し、第1段目のログ材をアンカーボルトを締め付けるこ
とによって床パネルの上に締結固定した上で、第1段目
のログ材の上に他の複数のログ材を水平に積み上げてい
くことである。
第4図は、本発明によるログハウスの壁体構築方法を使
用したログハウス1を示すものであり、このログハウス
1は切妻構造の屋根を有しているとともに、壁体4は、
基礎2上に家屋の周囲を囲むように積み重ねられた複数
のログ材3A,3B,3C・・・・・と3A′,3B′,3C′・・・・
・とを互い違いに直交させることにより構築される。
前記基礎2は、第1図に示すように、断面逆T字状等に
形成されて家屋外周部及び壁体4が構築される箇所に沿
って帯状に連続して形成されたものである。この基礎2
の下部には通気孔5が所定間隔をあけて設けられている
とともに、基礎2の上部にはアンカーボルト6が突出し
て埋設されている。そして、基礎2上には、台輪7を介
装させて床パネル8が据えられている。
この床パネル8は、第3図に示すように、格子状に組み
立てられた木質の芯材9の上面に木質の面材10が貼付さ
れて形成され、内部に図示しないが断熱材が適宜挿入さ
れたものである。この床パネル8の外周側の端部芯材9
には半土台11が接合されており、これら端部芯材9と半
土台11との接合部位置にはアンカーボルト6を挿通させ
る貫通孔12が形成されている。また、貫通孔12の上部に
は凹部13が形成されており、この凹部13までアンカーボ
ルト6の上端部が延出している。さらに、半土台11と床
パネル8の端部芯材9の上部には、第3図に示すよう
に、第1のログ材3Aの溝に嵌まり込むリブ14が形成され
ている。なお、床パネル8の上面にはフローリング15が
敷設されている。そして、床パネル8の端部芯材9上に
は第1のログ材3Aが締結固定されている。
この第1のログ材3Aは、第2図に示すように、2つの矩
形状の集成材16a,16aの木表側16b,16bを背中合わせにし
た状態で接合剤により貼り合わせて形成されたものであ
り、その上部3aには長手方向に延在して2連のリブ17,1
7が形成され、また下部3bには長手方向に延在して2条
の溝18,18が形成されている。なお、この第1段目のロ
グ材3Aの他に使用されるログ材3B,3C・・・・・(又は3
A′,3B′,3C′・・・)も同様の形状を有している。
ここで、第1のログ材3Aには、第1図に示すように、前
述した凹部13を臨む下部3bに切欠部19が形成されてお
り、さらにこの切欠部19の内部上面から上方に延びて固
定ボルト用の貫通孔20が穿設されている。また、この第
1段目のログ材3Aの内部には、上下方向に締結ボルト用
の貫通孔21が穿設されている(第3図参照)。この貫通
孔21は、第1段目のログ材3Aの上に積み重ねられる他の
ログ材3B,3C・・・・・にも同様に形成されている。
そして、床パネル8に第1段目のログ材3Aが載置されて
凹部13と切欠部19とにより画成された部分には、凹部13
の底面13aに座金22を介在させてアンカーボルト6と螺
合する袋ナット23が配設されている。さらに、この袋ナ
ット23の上部には貫通孔20に挿通された固定ボルト24が
螺合しており、この固定ボルト24の上端部はナット25が
螺合し、ナット25が締め付けられることにより床パネル
8及び第1段目のログ材3Aが基礎2上に固定される。
そして、固定された第1段目のログ材3Aのリブ17は、2
段目のログ材3Bの溝18に嵌め込まれ、それ以降、他の複
数のログ材3C・・・・・もリブ17を溝18に嵌め込んだ状
態で水平に積み重ねられている。さらに、前述した締結
ボルト用の貫通孔21には、第3図に示すように、一端が
通気口5側に突出している長尺な締結ボルト26が挿通さ
れており、この締結ボルト26を通気口5側と図示しない
上端部とでナット等の締結部材により締め付けることに
より、積み重ねられたログ材3B,3C・・・・・は強固に
固定されるようになっている。
次に、本実施例のログハウスの壁体を構築する方法を説
明する。
先ず、基礎2上に台輪7を載置した後、床パネル8を載
置し、この床パネル8の端部芯材9に半土台11を接合し
てアンカーボルト6を凹部13内部に突出させ、この凹部
13内部でアンカーボルト6の先端に軸方向にめねじが形
成された連結部材23を螺合させる。そして、床パネル8
の上面に第1段目のログ材3Aを、凹部13に切欠部19を対
向させた状態で載置する。そして、固定ボルト24を、第
1のログ材3Aの貫通孔20に挿通させ連結部材23の上端部
に螺合させ、この固定ボルト24の上端部にナット25を螺
合する。それにより、床パネル8及び第1段目のログ材
3Aは基礎2上に固定される。
そして、固定された第1段目のログ材3Aのリブ14を、こ
の上に積み重ねた2段目のログ材3Bの溝18に嵌め込み、
以下同様に、他の複数のログ材3C・・・・・もリブ17を
溝18に嵌め込めた状態で水平に積み重ねていく。そし
て、締結ボルト26を、ログ材3A,3B・・・・・の貫通孔2
1に挿通して締結ボルト26の両端を締結部材で締め付け
ることにより、積み重ねられたログ材3A,3B・・・・・
は固定される。これにより、基礎2上に載置されて床パ
ネル8が構築されるとともに、複数のログ材3A,3B・・
・・・により壁体4が構築される。
以上、述べたことから容易に理解できるように、本実施
例によれば、ログ材3A,3B・・・・・を積み重ねる前
に、基礎2上に載置された床パネル8と、この床パネル
の上面に載置された第1段目のログ材3Aを、基礎から立
ち上がるアンカーボルト6に袋ナット23を介して連結し
た固定ボルト24を第1段目のログ材3Aの貫通孔20に挿通
して上端をナット25で締め付けることにより、基礎2上
に床パネル8を水平に配設し、かつ第1段目のログ材3A
を垂直かつ水平に強固に締結固定することができる。
また、予めログ材3Aによって基準を作っておき、これを
基準として他のログ材3B,3C・・・・・が順次積み重ね
た後に、締結ボルト26で締め付けるられて隙間を発生さ
せずに垂直度を保持して壁体4が構築されるため、基準
がないままに重ねて最上段から最下段に至るログ材を一
度に締め付ける従来方法に比較して精度を良くすること
ができ、現場の作業性及び工期が大幅に改善されるとと
もに、壁体4の垂直度及び床パネル8の水平度等にくる
いを生じさせずに高精度なログハウス1を構築すること
ができる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明のログハウスの壁体構築方
法によれば、ログ材を積み重ねる前に、基礎上に載置さ
れた床パネルと、この床パネルの上面に載置された第1
段目のログ材を、基礎から立ち上がるアンカーボルトで
締め付けることにより、基礎上に床パネルが水平に配設
されるとともに、強固に締結固定された第1段目のログ
材に他の複数のログ材を積み重ねていくことにより垂直
度が保持された壁体が構築されるため、現場の作業の能
率向上と工期短縮が実現してコストの低減化を図ること
ができるとともに、壁体の垂直度及び床パネルの水平度
等にくるいを生じさせずに高精度なログハウスを構築す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本発明のログハウスの壁体構築方
法の一実施例を示すものであり、第1図はログハウスの
壁体構造を示す一部断面正面図、第2図は本発明に使用
されるログ材を示す断面図、第3図は第1図におけるII
I−III矢視断面図、第4図は本発明の壁体構築方法を使
用したログハウスを示す正面図である。 1……ログハウス、2……基礎、3A……第1段目のログ
材、3B,3C,3A′,3B′,3C′……他のログ材、4……壁
体、6……アンカーボルト、8……床パネル。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基礎上に家屋の周囲を囲むように積み重ね
    られた複数のログ材からなる壁体を構築するログハウス
    の壁体構築方法において、 前記ログ材を積み重ねる前に、前記基礎上に床パネルを
    据え、この床パネルの上面に第1段目のログ材を基礎か
    ら立ち上がるアンカーボルトに挿通させて載置し、前記
    第1段目のログ材をアンカーボルトを締め付けることに
    よって床パネルの上に締結固定した上で、前記第1段目
    のログ材の上に他の複数のログ材を水平に積み重ねてい
    くことを特徴とするログハウスの壁体構築方法。
JP2277259A 1990-10-16 1990-10-16 ログハウスの壁体構築方法 Expired - Lifetime JPH07103616B2 (ja)

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JP2612664B2 (ja) * 1992-09-10 1997-05-21 ミサワホーム株式会社 基礎と壁パネルの結合構造

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