JP2538498B2 - 建築工事足場架設工法 - Google Patents

建築工事足場架設工法

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JP2538498B2
JP2538498B2 JP5107539A JP10753993A JP2538498B2 JP 2538498 B2 JP2538498 B2 JP 2538498B2 JP 5107539 A JP5107539 A JP 5107539A JP 10753993 A JP10753993 A JP 10753993A JP 2538498 B2 JP2538498 B2 JP 2538498B2
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美文 岡
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Daiwa House Industry Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築工事足場の架設工
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】建築工事現場に架設される足場は、建築
中の建物から若干離して控えを取り、朝顔や壁つなぎ等
の控え材料(以下、控え部材と言う。)により建物に連
結して支え、足場の転倒を防止している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この足場の転倒を防止
する控え部材は、外壁仕上に際しては取り外さなければ
ならず、その取り外された状態の足場は不安定で転倒す
る危険があり、重大事故につながりかねない。また、そ
のように外壁仕上のために一時的に取り外した控え部材
は、兎角置き去りにされ、そのまま紛失してしまうこと
が多い。そして仮に、控え部材の取り外して外壁仕上を
しても、その取付跡が外装面に残り、また、穴開きとな
って雨漏りの原因にもなりかねない。そして何よりも、
控え部材の付け替えは手間のかかることであるし、鉄板
等の金属部材により外壁を仕上げる場合の控え部材の付
け替え作業は容易ではなく、その溶接器を使っての付け
替え作業は火災をまねく虞がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係る建築工事足
場20の架設工法は、外縁に鋭角αに交わる二辺11・
12を有する鋼材13(以下、足場控え金物と言う。)
の一辺側11(以下、水平軸材と言う。)を建物基礎1
4の外側面15に直交する水平方向に向け、他辺側12
(以下、傾斜軸材と言う。)を先端16が外壁面17か
ら離れて上向きとなる斜め方向に向け、その折れ曲がっ
た角部18を建物基礎14に接合し、水平軸材11の先
端19と傾斜軸材12の先端16を建築工事足場20の
建て地21に接合することを特徴とするものである。
【0005】足場控え金物13は、鋼管やアングルを折
り曲げて作ることが出来、その水平軸材11と傾斜軸材
12の鋭角αに交わる角部18は連結材25を溶接して
補強しておくとよい。また、建物基礎14には外側面1
5に直交するボルト22を突設し、足場控え金物13の
角部18には水平軸材11に平行に貫通孔23を穿設
し、ボルト22を貫通孔23に嵌め合わせ、その突き出
たボルト22の先端にナット24を螺着して、足場控え
金物13の角部18を建物基礎14に接合するとよい。
そのためには、建物基礎14は鉄筋26を配筋したコン
クリート打設建物基礎とし、その鉄筋26にボルト22
を接続しておくとよい。
【0006】このボルト22は、ナット部材(22)と
することも出来、その場合は、足場控え金物13の角部
18の貫通孔23に、外側から差し込んだボルト(2
4)をナット部材(22)に螺着して、足場控え金物1
3をコンクリート打設建物基礎14に接合することにな
る。足場控え金物13の水平軸材11と傾斜軸材12が
交叉する角度αは、概して60〜80度にするとよい。
【0007】水平軸材11や傾斜軸材12と建て地21
との接合には、足場用の鋼管(単管)の組み立てに使用
するクランプ28を用いることが出来る。また、水平軸
材11や傾斜軸材12には、そのクランプ等28を使っ
て単管27を継ぎ足し長くすることも出来る。従って、
水平軸材11と傾斜軸材12の長さは単管27を継ぎ足
せる程度のものであってよい。
【0008】このように足場の組み立てに使用するクラ
ンプ28の使用を考慮すると、足場控え金物13は、足
場用の単管を折り曲げ加工して作るとよく、足場20に
は単管によって構成される足場枠29を用いるとよい。
傾斜軸材12は、建て地21の他に腕木30にも接合す
るとよい。
【0009】
【発明の効果】水平軸材11が建物基礎14には外側面
15に直交し、建て地21が垂直になっているので、建
て地21と傾斜軸材12と水平軸材11の作る直角三角
形は、建物31の外壁面17に直交することになる。こ
の建て地21と傾斜軸材12と水平軸材11の作る直角
三角形の頂点は、足場控え金物13の角部18で構成さ
れ、それが建物基礎14にボルト22によって確りと接
合されており、傾斜軸材12が、建て地21の構成する
足場20の筋違いとなるので、足場20は水平方向に転
倒しない極めて安定なものとなる。
【0010】このため本発明によると、従来足場20を
支えるために外壁面17に連結していた朝顔や壁つなぎ
等の控え部材32が不要となり、それらの控え部材32
の使用により生じていた外壁面の控え部材の取付跡も出
来ず、また、その取付跡からの雨漏りや、控え部材の付
け替え手間、溶接器の使用に伴う火災の危険等々の不都
合が解消され、控えのとれない狭い建築現場の足場に本
発明は頗る好都合である。
【0011】そして建物基礎14の外側面15にボルト
22を突設し、足場控え金物13の角部18に貫通孔2
3を穿設しておく場合には、足場控え金物13の建物基
礎14との係脱に手間取らず、また、そのボルト22
(またはナット部材)をコンクリート打設建物基礎14
の鉄筋26に接続しておくと、建物基礎14の足場控え
金物13との接合箇所での破壊も回避され、建て地21
の傾倒防止に作用する回転モーメントが基礎鉄筋26に
吸収されるので足場20がより一層確りと支えられるこ
とになり、また、ボルト22には引張応力は左程作用せ
ず主として剪断応力が作用するのでボルト22も破断し
難く、よって本発明は建築工事足場の架設に好都合であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る足場控え金物の側面図である。
【図2】本発明に係る建築工事足場の斜視図である。
【図3】本発明に係る建築工事足場の側面図である。
【図4】従来の建築工事足場の側面図である。
【符号の説明】
11 水平軸材 12 傾斜軸材 13 足場控え金物 14 建物基礎 15 外側面 16 先端 17 外壁面 18 角部 19 先端 20 足場 21 建て地 22 ボルト 23 貫通孔 24 ナット 25 連結材 26 鉄筋 27 単管 28 クランプ 29 足場枠 30 腕木 31 建物 32 控え部材

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外縁に鋭角αに交わる二辺11・12を
    有する鋼材13の一辺側11を建物基礎14の外側面1
    5に直交する水平方向に向け、他辺側12を先端16が
    外壁面17から離れて上向きとなる斜め方向に向け、そ
    の折れ曲がった角部18を建物基礎14に接合し、その
    水平方向に突き出た一辺側11の先端19と斜め方向に
    突き出た他辺側12の先端16を建築工事足場20の建
    て地21に接合することを特徴とする建築工事足場架設
    工法。
  2. 【請求項2】 前掲請求項1に記載の建物基礎14の外
    側面15に直交する水平方向にボルト22を突設し、鋼
    材13の水平方向に向けた一辺11に平行な貫通孔23
    を角部18に穿設し、前記ボルト22を当該貫通孔23
    に嵌め合わせ、その突き出たボルト22の先端にナット
    24を螺着して建物基礎に角部18を接合することを特
    徴とする前掲請求項1に記載の建築工事足場架設工法。
  3. 【請求項3】 前掲請求項2に記載の鋼材13が鋼管で
    あり、鋭角αに交わる二辺間に連結材25が接合されて
    いることを特徴とする前掲請求項2に記載の建築工事足
    場架設工法。
  4. 【請求項4】 鉄筋26が配筋された建物基礎14であ
    り、その外側面15に軸芯が直交するボルト部材22を
    有し、そのボルト部材22が鉄筋26に接続されている
    ことを特徴とするコンクリート打設建物基礎。
  5. 【請求項5】 鉄筋26が配筋された建物基礎14であ
    り、その外側面15に軸芯が直交するナット部材22を
    有し、そのナット部材22が鉄筋26に接続されている
    ことを特徴とするコンクリート打設建物基礎。
JP5107539A 1993-04-10 1993-04-10 建築工事足場架設工法 Expired - Lifetime JP2538498B2 (ja)

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JPH06299692A JPH06299692A (ja) 1994-10-25
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