JP2543954Y2 - 張出足場用ブラケット - Google Patents
張出足場用ブラケットInfo
- Publication number
- JP2543954Y2 JP2543954Y2 JP1990129136U JP12913690U JP2543954Y2 JP 2543954 Y2 JP2543954 Y2 JP 2543954Y2 JP 1990129136 U JP1990129136 U JP 1990129136U JP 12913690 U JP12913690 U JP 12913690U JP 2543954 Y2 JP2543954 Y2 JP 2543954Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- overhanging
- scaffold
- scaffolding
- overhang
- bracket
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Movable Scaffolding (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [考案の属する技術分野] この考案は、仮設足場と構造物との間に設ける張出足
場用ブラケットに関する。
場用ブラケットに関する。
[従来の技術] コンクリート構造物を構築する際には、構造物の構築
に先立って、又は平行して作業用の仮設足場を設置する
必要がある。この仮設足場は鉄筋組立用、型枠組立用、
仕上げ工事用、作業通路用等多目的に利用されるもので
あり、作業の種類に応じて構造物と仮設足場との適切な
離れが決定される。
に先立って、又は平行して作業用の仮設足場を設置する
必要がある。この仮設足場は鉄筋組立用、型枠組立用、
仕上げ工事用、作業通路用等多目的に利用されるもので
あり、作業の種類に応じて構造物と仮設足場との適切な
離れが決定される。
構造物の外面に仕上げ工事等がある場合には、仮設足
場を構造物から例えば30cm以上離して設置することがあ
るが、この場合には飛来落下物を防止するために、構造
物と仮設足場との間に足場養生施設を設置しなければな
らない。
場を構造物から例えば30cm以上離して設置することがあ
るが、この場合には飛来落下物を防止するために、構造
物と仮設足場との間に足場養生施設を設置しなければな
らない。
このような足場養生施設としては、構造物に予め埋設し
た壁つなぎ用インサートに壁つなぎ金物の一端をねじ込
み、他端を仮設足場の支柱部材に締結して仮設足場を固
定するとともに、この壁つなぎ金物を利用して養生ネッ
トを架設する場合がある。
た壁つなぎ用インサートに壁つなぎ金物の一端をねじ込
み、他端を仮設足場の支柱部材に締結して仮設足場を固
定するとともに、この壁つなぎ金物を利用して養生ネッ
トを架設する場合がある。
しかし、このような壁つなぎ金物を利用する養生ネッ
トの場合には、養生ネットを固定するため壁つなぎ金物
が多数必要となるほか、仕上げ工事を実施する場合に、
この養生ネットを一旦撤去しなければならない。しかも
仮設足場と構造物との離れが大きいときには張出足場を
新たに設ける必要も生ずる。
トの場合には、養生ネットを固定するため壁つなぎ金物
が多数必要となるほか、仕上げ工事を実施する場合に、
この養生ネットを一旦撤去しなければならない。しかも
仮設足場と構造物との離れが大きいときには張出足場を
新たに設ける必要も生ずる。
そこで、従来、仮設足場と構造物との離れが大きくな
るときには、仮設足場の支柱部材に張出足場用ブラケッ
トを取り付け、このブラケットに足場板を敷設すること
で張出足場を兼ねるとともに、構造物との隙間を養生し
ていた。
るときには、仮設足場の支柱部材に張出足場用ブラケッ
トを取り付け、このブラケットに足場板を敷設すること
で張出足場を兼ねるとともに、構造物との隙間を養生し
ていた。
[考案が解決しようとする課題] しかし、このような従来の張出足場用ブラケットは仮
設足場の支柱部材に取り付けられると、ほぼ固定状態と
なってしまうため、仕上げ工事を実施する箇所では敷設
した足場板を一旦撤去しなければならなかった。この足
場板の撤去は構造物と仮設足場の狭い空間内で行なわれ
るため、非常に手間がかかるばかりでなく、重量物を取
り扱うので危険な作業でもあった。しかも、仕上げ工事
が完了した箇所では再度足場板を敷設し直さねばならな
かった。
設足場の支柱部材に取り付けられると、ほぼ固定状態と
なってしまうため、仕上げ工事を実施する箇所では敷設
した足場板を一旦撤去しなければならなかった。この足
場板の撤去は構造物と仮設足場の狭い空間内で行なわれ
るため、非常に手間がかかるばかりでなく、重量物を取
り扱うので危険な作業でもあった。しかも、仕上げ工事
が完了した箇所では再度足場板を敷設し直さねばならな
かった。
また、例えば実開昭62-94245号公報、特開平1-304272
号公報及び実開昭62-46740号公報に開示されるように、
張出足場用ブラケットに足場板を敷設したまま起立収納
可能にするものがあるが、連続する足場建地にそれぞれ
張出足場用ブラケットを取付け、その張出部材に複数の
足場板を延長しながら載せた場合、安全面での配慮から
必ず足場板の重ね合わせ部分は張出足場用ブラケット上
になり、張出部材の上には2枚の足場板が載ることとな
るため、足場板が邪魔になり確実に起立させることがで
きなかった。
号公報及び実開昭62-46740号公報に開示されるように、
張出足場用ブラケットに足場板を敷設したまま起立収納
可能にするものがあるが、連続する足場建地にそれぞれ
張出足場用ブラケットを取付け、その張出部材に複数の
足場板を延長しながら載せた場合、安全面での配慮から
必ず足場板の重ね合わせ部分は張出足場用ブラケット上
になり、張出部材の上には2枚の足場板が載ることとな
るため、足場板が邪魔になり確実に起立させることがで
きなかった。
この考案は、従来の張出足場用ブラケットが有する上
記の欠点を解消して、必要なときに足場板を敷設したま
ま張出部材を回動して起立可能であり、仕上げ工事用の
作業空間を危険な作業を伴わずに容易に確保し、必要時
には容易に張出足場を復旧でき、特に2枚の足場板の重
ね合わせ部分が張出部材上に位置することがあっても起
立状態での足場建地と張出部材とのクリアランスを確保
しつつ、張出部材を下げた状態でも足場建地と足場板と
のすき間が開かないようにるようにすることが目的であ
る。
記の欠点を解消して、必要なときに足場板を敷設したま
ま張出部材を回動して起立可能であり、仕上げ工事用の
作業空間を危険な作業を伴わずに容易に確保し、必要時
には容易に張出足場を復旧でき、特に2枚の足場板の重
ね合わせ部分が張出部材上に位置することがあっても起
立状態での足場建地と張出部材とのクリアランスを確保
しつつ、張出部材を下げた状態でも足場建地と足場板と
のすき間が開かないようにるようにすることが目的であ
る。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するため、この考案の張出足場用ブラ
ケットは、仮設足場の支柱部材に固定する張出部材支持
手段と、この張出部材支持手段に対し上端側で枢支され
前記支柱部材の軸方向に回動可能に接続する張出部材接
続部と、この張出部材接続部の下側において略直角に突
設される張出部材と、この張出部材に付設される張出部
材係止金具とを有することを特徴としている。
ケットは、仮設足場の支柱部材に固定する張出部材支持
手段と、この張出部材支持手段に対し上端側で枢支され
前記支柱部材の軸方向に回動可能に接続する張出部材接
続部と、この張出部材接続部の下側において略直角に突
設される張出部材と、この張出部材に付設される張出部
材係止金具とを有することを特徴としている。
この考案の張出足場用ブラケットは、必要時には、足
場板を敷設したまま張出部材を張出部支持手段との接続
部を中心にこれらを仮設足場の支柱部材の軸方向に回動
させて起立状態にする。この時、張出部材に付設される
張出部材係止金具を用いて、これら足場板、張出部材を
仮設足場の支柱部材に固定して作業空間を確保する。2
枚の足場板の重ね合わせ部分が張出部材上に位置するこ
とがあっても、張出部材支持手段に対し張出部材接続部
が上端側で枢支され、この張出部材接続部の下側におい
て略直角に張出部材が突設されているから、起立状態で
の足場建地と張出部材とのクリアランスを確保すること
ができ、確実に起立状態にすることができるとともに、
張出部材を下げた状態でも足場建地と足場板とのすき間
が開かないため、落下防止となる。
場板を敷設したまま張出部材を張出部支持手段との接続
部を中心にこれらを仮設足場の支柱部材の軸方向に回動
させて起立状態にする。この時、張出部材に付設される
張出部材係止金具を用いて、これら足場板、張出部材を
仮設足場の支柱部材に固定して作業空間を確保する。2
枚の足場板の重ね合わせ部分が張出部材上に位置するこ
とがあっても、張出部材支持手段に対し張出部材接続部
が上端側で枢支され、この張出部材接続部の下側におい
て略直角に張出部材が突設されているから、起立状態で
の足場建地と張出部材とのクリアランスを確保すること
ができ、確実に起立状態にすることができるとともに、
張出部材を下げた状態でも足場建地と足場板とのすき間
が開かないため、落下防止となる。
[実施例] 次に、この考案の一実施例を添付図面に基づき詳細に
説明する。
説明する。
第1図はこの考案の張出足場用ブラケットを仮設足場
に取り付けた状態の側面図、第2図は張出足場用ブラケ
ットの平面図である。
に取り付けた状態の側面図、第2図は張出足場用ブラケ
ットの平面図である。
この張出足場用ブラケット1は、仮設足場を構成する
鳥居型枠2の垂直支柱部3に締結するクランプ4を有し
ており、このクランプ4が仮設足場の支柱部材Aである
垂直支柱部3に固定する張出部材支持手段Bを構成して
いる。このU型状に形成されクランプ4に溶着するピン
係止金具5と、このピン係止金具5に係止ピン6を介し
て回動自在に接続される外管接続金具7とで、張出部材
支持手段Bに対し上端側で枢支され支柱部材Aの軸方向
に回動可能に接続する張出部材接続部Cを構成してい
る。
鳥居型枠2の垂直支柱部3に締結するクランプ4を有し
ており、このクランプ4が仮設足場の支柱部材Aである
垂直支柱部3に固定する張出部材支持手段Bを構成して
いる。このU型状に形成されクランプ4に溶着するピン
係止金具5と、このピン係止金具5に係止ピン6を介し
て回動自在に接続される外管接続金具7とで、張出部材
支持手段Bに対し上端側で枢支され支柱部材Aの軸方向
に回動可能に接続する張出部材接続部Cを構成してい
る。
また、外管接続金具7から垂直に突設する外管部材8
と、この外管部材8に伸縮自在に遊嵌される内管部材9
と、この内管部材9の先端部に固着する足場仮係止片10
とで張出部材接続部Cの下側において略直角に突設され
る張出部材Dを構成している。
と、この外管部材8に伸縮自在に遊嵌される内管部材9
と、この内管部材9の先端部に固着する足場仮係止片10
とで張出部材接続部Cの下側において略直角に突設され
る張出部材Dを構成している。
第2図に示すように、クランプ4は内面が垂直支柱部
3の外径に合致する半円形に形成された甲締め金具4a
と、内面が円弧状に形成され甲締め金具4aにピン4bを介
して回動自在に取り付けられる乙締め金具4cと、甲締め
金具4aにピン4dを介して回動自在に取り付けられるボル
トナット4eから構成されている。
3の外径に合致する半円形に形成された甲締め金具4a
と、内面が円弧状に形成され甲締め金具4aにピン4bを介
して回動自在に取り付けられる乙締め金具4cと、甲締め
金具4aにピン4dを介して回動自在に取り付けられるボル
トナット4eから構成されている。
この甲締め金具4aと乙締め金具4Cとで鳥居型枠2の垂
直支柱部3を挟み込み、ボルトナット4eを乙締め金具4c
の端部に形成された切欠部4fに挿入し、このボルトナッ
ト4eを締め付けることでクランプ4を垂直支柱部3の所
定の位置に緊結する。
直支柱部3を挟み込み、ボルトナット4eを乙締め金具4c
の端部に形成された切欠部4fに挿入し、このボルトナッ
ト4eを締め付けることでクランプ4を垂直支柱部3の所
定の位置に緊結する。
なお、この実施例におけるクランプ4は鳥居型枠2の
垂直支柱部3の鋼管(外径φ=42.7mm)を締結するタイ
プであるが、単管パイプ(外径φ=48.6mm)を締結する
タイプでも又両者を兼用するタイプでももちろんよい。
垂直支柱部3の鋼管(外径φ=42.7mm)を締結するタイ
プであるが、単管パイプ(外径φ=48.6mm)を締結する
タイプでも又両者を兼用するタイプでももちろんよい。
甲締め金具4aの外面4gは略直交する2平面を形成してお
り、この外面4gに鋼板をU型状に形成したピン係止金具
5の底面部5aが溶着される。このピン係止金具5の両側
面部5bにはそれぞれピン孔5cが穿設されており、このピ
ン孔5cに係止ピン6が挿通する。
り、この外面4gに鋼板をU型状に形成したピン係止金具
5の底面部5aが溶着される。このピン係止金具5の両側
面部5bにはそれぞれピン孔5cが穿設されており、このピ
ン孔5cに係止ピン6が挿通する。
係止ピン6は、ピン係止金具5の両側面部5bを外側か
ら挟み込む同じく断面U型状の外管接続金具7の両側面
部7aの上部に穿設されたピン孔7をも挿通している。
ら挟み込む同じく断面U型状の外管接続金具7の両側面
部7aの上部に穿設されたピン孔7をも挿通している。
第1図に示すように、外管接続金具7はこの係止ピン
6を介してピン係止金具5から懸架しており、係止ピン
6を中心に回動可能な構成となっている。
6を介してピン係止金具5から懸架しており、係止ピン
6を中心に回動可能な構成となっている。
外管接続金具5の両側面部7aに挟まれる正面部7cの下
部には外管部材挿通孔7dが穿設されている。この外管部
材挿通孔7dには外管部材8が密着挿通しており、外管部
材8の周面を溶接することで外管接続金具7に固着して
いる。
部には外管部材挿通孔7dが穿設されている。この外管部
材挿通孔7dには外管部材8が密着挿通しており、外管部
材8の周面を溶接することで外管接続金具7に固着して
いる。
次に、この外管部材8の詳細を第3図及び第4図に基
づき説明する。第3図は外管部材8の側面図、第4図は
同底面図である。
づき説明する。第3図は外管部材8の側面図、第4図は
同底面図である。
外管部材8を構成する鋼管8aの外管接続金具7を挿通
して垂直支柱部3方向に突設する支持端部8bには、垂直
支柱部3の外径に合致する円弧部8cが形成されている。
クランプ4を垂直支柱部3に締結する際には、この円弧
部8cが垂直支柱部3に当接するため、外管接続金具7の
回動が止められ、従って外管部材8の水平が確保され
る。又、外管部材8に水平荷重が作用した場合でも搖れ
が抑制される。
して垂直支柱部3方向に突設する支持端部8bには、垂直
支柱部3の外径に合致する円弧部8cが形成されている。
クランプ4を垂直支柱部3に締結する際には、この円弧
部8cが垂直支柱部3に当接するため、外管接続金具7の
回動が止められ、従って外管部材8の水平が確保され
る。又、外管部材8に水平荷重が作用した場合でも搖れ
が抑制される。
外管部材8の先端部には下面にボルト孔8dが穿設されて
おり、その外面にはナット8eが溶着されている。又、外
管部材8の内側下面には管材の一部を突設した内管部材
9の抜け止め突起部8fを有している。この抜け止め突起
部8fは内管部材9を外管部材8に挿入組立後に形成する
ものである。
おり、その外面にはナット8eが溶着されている。又、外
管部材8の内側下面には管材の一部を突設した内管部材
9の抜け止め突起部8fを有している。この抜け止め突起
部8fは内管部材9を外管部材8に挿入組立後に形成する
ものである。
次に、内管部材9の詳細を第5図及び第6図に基づき
説明する。第5図は内管部材9の側面図、第6図は同底
面図である。
説明する。第5図は内管部材9の側面図、第6図は同底
面図である。
内管部材9は、外管部材8内に伸縮自在に遊嵌される
鋼管9aから構成され、この鋼管9aの先端部には足場板係
止片10が固着している。
鋼管9aから構成され、この鋼管9aの先端部には足場板係
止片10が固着している。
この鋼管9aの底面部には、管材面を内側に突設して一
条の溝部9bを形成している。この溝部9bは足場係止片10
が固着する先端部から、外管部材8に挿入される挿入端
部9cの近傍まで形成されており、この挿入端部9cには溝
部9bに抜け止め部9dが形成される。
条の溝部9bを形成している。この溝部9bは足場係止片10
が固着する先端部から、外管部材8に挿入される挿入端
部9cの近傍まで形成されており、この挿入端部9cには溝
部9bに抜け止め部9dが形成される。
内管部材9は、この溝部9bを外管部材8のボルト孔8d
に対向して挿入する。内管部材8は溝部9bの範囲内で自
在に外管部材8から突出する長さを変更することができ
る。
に対向して挿入する。内管部材8は溝部9bの範囲内で自
在に外管部材8から突出する長さを変更することができ
る。
なお、内管部材8を固定する場合には、ナット8eにボ
ルト11を螺合挿入し、溝部9bにボルト11をねじ込んで固
定する(第1図)。
ルト11を螺合挿入し、溝部9bにボルト11をねじ込んで固
定する(第1図)。
内管部材9の鋼管9aの先端部に固着する足場係止片10
の上部には、チェーンつなぎ孔10aが穿設されており、
チェーン12が係止され、このチェーン12が張出部材Dに
付設される張出部材係止金具Eを構成している。
の上部には、チェーンつなぎ孔10aが穿設されており、
チェーン12が係止され、このチェーン12が張出部材Dに
付設される張出部材係止金具Eを構成している。
次に、以上の構成からなる張出足場用ブラケット1を
用いて張出足場を敷設する動作を第1図に基づき、又一
時撤去する動作を第7図に基づき説明する。
用いて張出足場を敷設する動作を第1図に基づき、又一
時撤去する動作を第7図に基づき説明する。
仮設足場を構成する鳥居型枠2の垂直支柱部3と構造
物13との離れに適合する長さに内管部材9の突出長さを
調整し、ボルト11を用いて固定する。その後この内管部
材9及び外管部材8上に足場板14を敷設する。足場板14
はその側面部14aを足場板係止片10に当接して側方移動
を防止し、固定用ゴムバンド15を用いて張出足場用ブラ
ケット1に固定する。以上のようにして形成された張出
足場は作業足場を構成するとともに飛来落下物を防御す
る養生施設をも構成する。
物13との離れに適合する長さに内管部材9の突出長さを
調整し、ボルト11を用いて固定する。その後この内管部
材9及び外管部材8上に足場板14を敷設する。足場板14
はその側面部14aを足場板係止片10に当接して側方移動
を防止し、固定用ゴムバンド15を用いて張出足場用ブラ
ケット1に固定する。以上のようにして形成された張出
足場は作業足場を構成するとともに飛来落下物を防御す
る養生施設をも構成する。
なお、足場板14の代わりに床付布枠や養生ネットを敷
設してもよい。
設してもよい。
構造物13の仕上げ工事のためにこの張出足場用ブラケ
ット1を一時撤去する場合には、第7図に示すように足
場板14を内管部材9及び外管部材8に固定したまま、外
管接続金具7を係止ピン6を中心にして回動させる。ほ
ぼ90度回動させてチェーン12を垂直支柱部3に巻着し、
この張出足場用ブラケット1を固定する。
ット1を一時撤去する場合には、第7図に示すように足
場板14を内管部材9及び外管部材8に固定したまま、外
管接続金具7を係止ピン6を中心にして回動させる。ほ
ぼ90度回動させてチェーン12を垂直支柱部3に巻着し、
この張出足場用ブラケット1を固定する。
従って、一時撤去時にはこの張出足場の仮設足場から
の出が、ほぼクランプ4に接続する外管接続金具7の長
さとなるため、構造物13との間に作業空間が確保され
る。
の出が、ほぼクランプ4に接続する外管接続金具7の長
さとなるため、構造物13との間に作業空間が確保され
る。
このように第1図に示すように連続する足場建地にそ
れぞれ張出足場用ブラケット1を取り付け、その張出部
材Dに複数の足場板14を延長しながら載せた場合、安全
面での配慮から必ず足場板14の重ね合わせ部分は張出足
場用ブラケット1上になり、張出部材Dの上には2枚の
足場板14が載ることとなる。
れぞれ張出足場用ブラケット1を取り付け、その張出部
材Dに複数の足場板14を延長しながら載せた場合、安全
面での配慮から必ず足場板14の重ね合わせ部分は張出足
場用ブラケット1上になり、張出部材Dの上には2枚の
足場板14が載ることとなる。
また、第7図に示すように張出足場用ブラケット1を
起立した場合でも、足場建地である鳥居型枠2と張出部
材Dとのクリアランスは、当然足場板2枚分(約8cm)
が確保され、確実に起立状態にすることができるととも
に、第1図に示すように張出部材Dを下げた状態でも足
場建地を構成する鳥居型枠2と足場板14とのすき間が開
かないため、落下防止となる。
起立した場合でも、足場建地である鳥居型枠2と張出部
材Dとのクリアランスは、当然足場板2枚分(約8cm)
が確保され、確実に起立状態にすることができるととも
に、第1図に示すように張出部材Dを下げた状態でも足
場建地を構成する鳥居型枠2と足場板14とのすき間が開
かないため、落下防止となる。
[考案の効果] 以上説明したように、この考案の張出足場用ブラケッ
トは、必要時には、足場板を敷設したまま張出部材を張
出部支持手段との接続部を中心にこれらを仮設足場の支
柱部材の軸方向に回動させて起立状態にし、この時張出
部材に付設される張出部材係止金具を用いて、これら足
場板、張出部材を仮設足場の支柱部材に固定して作業空
間を確保することができる。
トは、必要時には、足場板を敷設したまま張出部材を張
出部支持手段との接続部を中心にこれらを仮設足場の支
柱部材の軸方向に回動させて起立状態にし、この時張出
部材に付設される張出部材係止金具を用いて、これら足
場板、張出部材を仮設足場の支柱部材に固定して作業空
間を確保することができる。
また、2枚の足場板の重ね合わせ部分が張出部材上に
位置することがあっても、張出部材支持手段に対し張出
部材接続部が上端側で軸支され、この張出部材接続部の
下側において略直角に張出部材が突設されているから、
起立状態での足場建地と張出部材とのクラアランスを確
保することができ、確実に起立状態にすることができる
とともに、張出部材を下げた状態でも足場建地と足場板
とのすき間が開かないため、落下防止となる。
位置することがあっても、張出部材支持手段に対し張出
部材接続部が上端側で軸支され、この張出部材接続部の
下側において略直角に張出部材が突設されているから、
起立状態での足場建地と張出部材とのクラアランスを確
保することができ、確実に起立状態にすることができる
とともに、張出部材を下げた状態でも足場建地と足場板
とのすき間が開かないため、落下防止となる。
第1図はこの考案の張出足場用ブラケットを仮設足場に
取り付けた状態の側面図、第2図は張出足場用ブラケッ
トの平面図、第3図は外管部材の側面図、第4図は同底
面図、第5図は内管部材の側面図、第6図は同底面部、
第7図は張出足場を一時撤去する動作を説明する側面図
である。 図中符号1は張出足場用ブラケット、2は鳥居型枠、3
は垂直支柱部、4はクランプ、5はピン係止金具、6は
係止ピン、7は外管接続金具、8は外管部材、9は内管
部材、10は足場板係止片、11はボルト、12はチェーン、
14は足場板、Aは支柱部材、Bは張出部材支持手段、C
は張出部材接続部、Dは張出部材、E張出部材係止金具
である。
取り付けた状態の側面図、第2図は張出足場用ブラケッ
トの平面図、第3図は外管部材の側面図、第4図は同底
面図、第5図は内管部材の側面図、第6図は同底面部、
第7図は張出足場を一時撤去する動作を説明する側面図
である。 図中符号1は張出足場用ブラケット、2は鳥居型枠、3
は垂直支柱部、4はクランプ、5はピン係止金具、6は
係止ピン、7は外管接続金具、8は外管部材、9は内管
部材、10は足場板係止片、11はボルト、12はチェーン、
14は足場板、Aは支柱部材、Bは張出部材支持手段、C
は張出部材接続部、Dは張出部材、E張出部材係止金具
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−304272(JP,A) 実開 昭62−94245(JP,U) 実開 昭62−46740(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】仮設足場の支柱部材に固定する張出部材支
持手段と、この張出部材支持手段に対し上端側で軸支さ
れ前記支柱部材の軸方向に回動可能に接続する張出部材
接続部と、この張出部材接続部の下側において略直角に
突設される張出部材と、この張出部材に付設される張出
部材係止金具とを有することを特徴とする張出足場用ブ
ラケット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990129136U JP2543954Y2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | 張出足場用ブラケット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990129136U JP2543954Y2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | 張出足場用ブラケット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0484656U JPH0484656U (ja) | 1992-07-23 |
JP2543954Y2 true JP2543954Y2 (ja) | 1997-08-13 |
Family
ID=31876554
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990129136U Expired - Lifetime JP2543954Y2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | 張出足場用ブラケット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2543954Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2583892Y2 (ja) * | 1992-12-22 | 1998-10-27 | 日工株式会社 | 仮設足場用ブラケット |
JP5607696B2 (ja) * | 2012-09-20 | 2014-10-15 | 大和ハウス工業株式会社 | 足場用ブラケット |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0453392Y2 (ja) * | 1985-09-05 | 1992-12-15 | ||
JPH0311298Y2 (ja) * | 1985-12-03 | 1991-03-19 | ||
JP2598084B2 (ja) * | 1988-05-30 | 1997-04-09 | ハシマ株式会社 | 隙間ブラケット |
-
1990
- 1990-11-30 JP JP1990129136U patent/JP2543954Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0484656U (ja) | 1992-07-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3851105B2 (ja) | 仮設構造物の構築方法とこれに用いる手摺り筋交い | |
JPH10280669A (ja) | 足場ユニット | |
JP2543954Y2 (ja) | 張出足場用ブラケット | |
US6799658B2 (en) | Mobile outrigger scaffolding system | |
JP2590508Y2 (ja) | 張出足場用ブラケット | |
JPH0673243U (ja) | 鋼管足場用階段枠 | |
JP3997080B2 (ja) | 足場用架台 | |
JPH06317016A (ja) | 柱の型枠装置 | |
JP7524001B2 (ja) | 足場装置及び足場装置の設置方法 | |
JP2819366B2 (ja) | 組立足場装置 | |
JPH10148036A (ja) | 手摺支柱・巾木取付金具 | |
JP3542061B2 (ja) | 足場の支持具 | |
AU2003101011A4 (en) | Scaffolding apparatus | |
JP2789512B2 (ja) | 荷置きステージおよび手摺支柱固定装置 | |
JP2538498B2 (ja) | 建築工事足場架設工法 | |
JPS6349462Y2 (ja) | ||
JPH052738Y2 (ja) | ||
US20030047385A1 (en) | Mobile outrigger scaffolding system | |
JPS644024B2 (ja) | ||
JP2587056Y2 (ja) | 足場装置 | |
JPH07243205A (ja) | 足場装置 | |
JP3477256B2 (ja) | 渡り足場構造 | |
JPH08326300A (ja) | 柱作業仮設床 | |
JPH0711236Y2 (ja) | 足場装置 | |
AU756703B2 (en) | Hanging scaffold assembly |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |