JPH10148036A - 手摺支柱・巾木取付金具 - Google Patents

手摺支柱・巾木取付金具

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JPH10148036A
JPH10148036A JP8322228A JP32222896A JPH10148036A JP H10148036 A JPH10148036 A JP H10148036A JP 8322228 A JP8322228 A JP 8322228A JP 32222896 A JP32222896 A JP 32222896A JP H10148036 A JPH10148036 A JP H10148036A
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baseboard
plate
handrail
board
holding
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Application number
JP8322228A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaharu Komukai
正春 小向
Akio Sato
昭雄 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KASETSU KOGYO KK
Fujita Corp
Original Assignee
KASETSU KOGYO KK
Fujita Corp
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Publication date
Application filed by KASETSU KOGYO KK, Fujita Corp filed Critical KASETSU KOGYO KK
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04GSCAFFOLDING; FORMS; SHUTTERING; BUILDING IMPLEMENTS OR AIDS, OR THEIR USE; HANDLING BUILDING MATERIALS ON THE SITE; REPAIRING, BREAKING-UP OR OTHER WORK ON EXISTING BUILDINGS
    • E04G7/00Connections between parts of the scaffold
    • E04G7/02Connections between parts of the scaffold with separate coupling elements
    • E04G7/28Clips or connections for securing boards
    • E04G2007/285Clips or connections for securing boards specially adapted for toe boards

Landscapes

  • Road Paving Structures (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 盛替作業に要する時間を短縮し、安全性の高
い手摺を構築できるとともに、巾木を一直線状に継ぎ合
す手摺支柱・巾木取付金具を提供する。 【解決手段】 基板2上に、支柱保持筒3と巾木保持プ
レート4を適宜間隔を開けて起立させて支柱保持筒3と
巾木保持プレート4とで巾木保持部6を形成し、締付ボ
ルト5bを締付プレート5aに取り付け、締付ボルト5
bにナット5cをねじ込んだ固定部材5を基板2の下方
に配置して手摺支柱・巾木取付金具1を構成する。手摺
支柱・巾木取付金具1は、基板2と締付プレート5aと
で覆工板の上面板を挟みつけて吊穴に取り付け、支柱保
持筒3に手摺支柱15を係止するとともに巾木保持部6
に巾木を保持させる。また、平板21上に連続配置させ
た巾木の端部を保持させる巾木連結プレート22,23
を平行に起立させた巾木連結金具20を覆工板W上の2
つの手摺支柱・巾木取付金具1の間に配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明の手摺支柱・巾木取付
金具は、複数の覆工板を敷き詰めた作業スペース等の周
縁部や開口部の周囲に手摺や巾木を設ける際に使用する
手摺支柱・巾木取付用の金具に関する。
【0002】
【従来の技術】建築・土木工事等において地表面を掘り
下げて所定の位置に地下構造物などを構築する際には、
掘り下げた地下部分の側面の土砂による土圧に対抗する
土留め用の相対する支柱の間の上端に覆工板(箱型のデ
ッキ製品等)を支持する受桁としてI形鋼やH形鋼を適
宜間隔で平行に複数本架け渡し、架け渡された受桁の上
に覆工板を敷詰めるようにして、地表面を掘り下げてい
る間や地下での作業中などの間にも道路部の路面の在来
機能を確保したり仮桟橋などの作業スペースに地表面を
利用できるようにしている。ところで、覆工板を敷き詰
めた作業スペースとして使用する場合や敷詰められた覆
工板を部分的に開口して機材などを搬入する場合など
は、敷詰められた覆工板の周縁部や開口部の周囲に、作
業の安全や墜落防止などのための手摺を設けている。こ
の手摺は、周縁部や開口部の角部等の適宜位置に任意間
隔で支柱を起立させ、各支柱間の上下位置に複数の横棒
(布パイプ)を渡してクランプなどで係止させて組み立
てられている。手摺支柱は、覆工板の受桁(H形鋼な
ど)のフランジ部に支柱の下部をキャッチクランプで固
定したり、支柱の下端に固定用のねじを有する手摺支柱
を用いて受桁の適宜位置に起立させたりしている。ま
た、小物が開口部内に落下しないように、支柱の下部の
間に巾木を設けて、巾木を支柱の下部に番線結束により
固定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のよう
に、キャッチクランプを用いる場合は、支柱の設置に手
間がかかるし、支柱の下端に設けられた固定用のねじで
支柱を起立させる場合は、ねじの締付具合によって不安
定になりやすく、支柱に係止させる巾木が傾いたり確実
に固定できなかったりするという問題があった。また、
支柱に巾木が結束されているので、支柱の高さを変更す
るなど盛替作業の必要がある場合は、一度組みあがって
いる手摺の番線を切って支柱から巾木を取り外し、支柱
を取り替えて固定した後にまた番線で巾木を結束するな
ど、その盛替作業に多大な労力を要するという問題があ
った。また、敷詰められた覆工板の一部分を開口する際
には、覆工板を取り外して開口部を設けてからでないと
手摺を設けることができず、安全面での問題があった。
また、巾木を支柱に固定している番線が、使用後に廃材
となるという問題があった。そこで、本発明の手摺支柱
・巾木取付金具は、覆工板に固定した取付金具に手摺支
柱や巾木を素早く取り付けるようにして、盛替作業に要
する時間を短縮することができ、安全性の高い手摺を構
築できるとともに、連続配置された巾木を一直線状に継
ぎ合すことができる巾木連結金具を備えた手摺支柱・巾
木取付金具を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の手摺支柱・巾木
取付金具は上記課題を解決したもので、四隅付近に吊穴
を有する覆工板に設けられる手摺支柱・巾木取付用の金
具であって、任意位置にボルト孔を有し、覆工板の上面
板に載置される基板と、基板の上面に起立させられると
ともに、手摺支柱の下部を係止する係止部材を有する支
柱保持筒と、基板のボルト孔に差し込まれる締付ボルト
が締付プレートに取り付けられるとともに締付ボルトに
ナットがねじ込まれ、覆工板の吊穴の下から差し込んで
基板を覆工板に固定できるようにした固定部材と、基板
の上面の任意位置に設けられて巾木を保持する巾木保持
部とから構成され、支柱保持筒に手摺支柱の下部を係止
でき、巾木保持部に巾木を保持できるようにして、手摺
支柱のみを素早く交換できるようにして盛替作業に要す
る時間の短縮を図ることができるようにした。また、基
板の中程にボルト孔を設けるとともに、ボルト孔の外周
位置に支柱保持筒を配置し、巾木保持部を、支柱保持筒
と支柱保持筒から任意間隔を開けた基板の上面に起立さ
せられた巾木保持プレートとから構成し、支柱保持筒
は、その下部に切欠部を設けて、切欠部から締付ボルト
のナットを締め付けできるようにして、安定性がよくコ
ンパクトな手摺支柱・巾木取付金具を素早く覆工板に固
定できるようにした。
【0005】さらに、覆工板の上面板に載置される略長
方形状の平板の上面に、適宜間隔を開けて2つの巾木連
結プレートを平行に起立させ、一方の巾木連結プレート
の上下方向の中央線をはさんだ両側に、巾木を他方の巾
木連結プレートに押しつけて固定するボルトをそれぞれ
設けて、2つの巾木連結プレートの間に連続配置された
巾木の相対する端部を差し込んで巾木を一直線状に連結
できるようにした巾木連結金具を用いるようにして、巾
木の継部を重ね合わせなくとも連続配置した巾木を継ぎ
合わせることができるようにした。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の手摺支柱・巾木取付金具
の実施の形態を図1〜3により説明する。複数の覆工板
を敷き詰めて形成された仮桟橋などの作業スペースの周
縁部などに手摺を設ける際に使用されて、手摺支柱を係
止するとともに巾木を保持する手摺支柱・巾木取付金具
1は、ボルト孔(図示せず)を有する基板2の上面に、
手摺支柱15の下部を係止する支柱保持筒3の下端が溶
接などにより固着されて起立させられているとともに、
支柱保持筒3から適宜間隔を離した基板2の上面に、巾
木17の任意位置を保持する巾木保持プレート4の下端
が溶接などにより固着されて、支柱保持筒3と巾木保持
プレート4とで巾木17の任意位置を保持する巾木保持
部6が形成されている。
【0007】また、基板2の下方に基板2を覆工板W上
に固定する固定部材5が設けられ、その固定部材5は、
基板2のボルト孔に差し込まれる締付ボルト5bが締付
プレート5aの上面に取り付けられるとともに、締付ボ
ルト5bにナット5cがねじ込まれており、締付プレー
ト5aを覆工板Wに設けられている吊穴に差し込み、吊
穴の下から締付ボルト5bを基板2のボルト孔に差し込
んだ状態でナット5cを締め付けることにより、基板2
と固定部材5の締付プレート5aとで覆工板Wの上面板
を挟みつけて覆工板W上に手摺支柱・巾木取付金具1の
基板2を固定できるようになっている。さらに、覆工板
Wの上の2つの手摺支柱・巾木取付金具1の間の任意位
置に、巾木連結金具20が配置されて、複数の手摺支柱
・巾木取付金具1の巾木保持部6に保持されて連続配置
された巾木17を一直線状に継ぎ合わせている。
【0008】図2に示すように、支柱保持筒3や巾木保
持プレート4を起立させた基板2は、例えば略四角形状
の鋼板で、その中程の位置に固定部材5の締付ボルト5
bを通すボルト孔が開けられている。なお、基板2の上
面のボルト孔の外周位置には、支柱保持筒3の下端が固
着されている。支柱保持筒3は、例えば断面略四角形状
の筒状部材が用いられており、任意の側面の中程の位置
に穴が開けられているとともにその穴の周縁部にナット
3aが溶接などにより取り付けられ、ナット3aに手摺
支柱15を係止する係止部材としてボルト10がねじ込
まれており、手摺保持筒3の上端から手摺支柱15の下
部を差し込んでボルト10を締め付けることにより手摺
支柱15を手摺支柱・巾木取付金具1に係止できるよう
になっている。なお、係止部材として、ピンにより支柱
保持筒に手摺支柱を係止するようにしてもよく、その場
合、支柱保持筒の任意位置に貫通孔を開けておき、支柱
保持筒の貫通孔に対応する手摺支柱の下端にも貫通孔を
開けておくようにする。
【0009】また、支柱保持筒3の下部に切欠部3bが
設けられており、固定部材5の締付ボルト5bを基板2
に差し込み、締付ボルト5bにナット5cを締め付ける
際に、支柱保持筒3の切欠部3bからスパナの先端をさ
し込んでナット5cを回すことができるようになってい
る。なお、支柱保持筒は断面略円形や断面略三角形状の
パイプを使用することもできる。また、支柱保持筒の取
り付け位置は、基板のボルト孔の外周位置に限るもので
はなく、基板の任意位置に取り付けてもよい。
【0010】支柱保持筒2とともに巾木保持部6を構成
している巾木保持プレート4は、支柱保持筒3と同程度
の幅の長板状部材で、その適宜位置にボルト11がねじ
込まれており、支柱保持筒3の側面と巾木保持プレート
4との間に巾木を差し込みボルト11を締め付けること
により、巾木保持部6に巾木を保持できるようになって
いる。ところで、本実施の形態では巾木保持プレート4
は2つ設けられており、各巾木保持プレート4は、支柱
保持筒3の隣り合うそれぞれの側面(ただし、手摺支柱
を係止するボルト10が設けられた側面は除く)と巾木
保持プレート4の平面部が平行になるように配置(各巾
木保持プレート4の平面部と平行な直線が互いに直行す
るように配置)されている。このように2枚の巾木保持
プレート4を配置することにより、手摺支柱・巾木取付
金具1をコーナーに配置した際に、互いに直行する直線
に沿って配置された2枚の巾木を、図2(b)に示すよ
うに、手摺支柱・巾木取付金具1の各巾木保持プレート
4と支柱保持筒3とで保持させることができる。なお、
巾木保持プレートは、2つの巾木保持プレートのうちい
ずれか一方のみを設けるようにしてもよい。さらに、基
板上に適宜間隔を開けて2枚の突板を設けて巾木保持部
を構成し、その突板の間に巾木を保持させるようにして
もよい。
【0011】固定部材5の締付プレート5aは、覆工板
Wの吊穴に差し込める幅に形成された長板部材で、その
基板2側の平面部の任意位置(本実施の形態では、中程
よりも少し端部よりの位置)に締付ボルト5bが突設さ
れており、締付プレート5aの締付ボルト5bを基板2
のボルト孔に通した状態で、基板2の下面と締付プレー
ト5aの上面とで覆工板Wの上面板を挟みつけ、締付ボ
ルト5bにねじ込まれたナット5cを締め付けることに
より基板2と締付プレート5aとで覆工板Wの上面板を
把持できるようになっている。締付ボルト5bは、締付
プレート5aの適宜位置に開けられた穴に、締付プレー
ト5aの基板2側とは逆側の面からボルトのネジ部を差
し込み、締付プレート5aの基板2側の面からボルトの
ネジ部のネジ切り部分が突出するようになっている。な
お、ネジを切った棒材を締付プレートの上面の適宜位置
に溶接などにより取り付けるようにしてもよい。
【0012】図3に示すように、覆工板W上の手摺支柱
・巾木取付金具1の間の任意位置に配置されて巾木を一
直線状に継ぎ合わせる巾木連結金具20は、略長方形状
の平板21の上面に、適宜間隔を開けて2枚の巾木連結
プレート22,23が平行に起立させられ、一方の巾木
連結プレート22の上下方向の中央線をはさんだ両側
に、巾木を他方の巾木連結プレート23に押しつけて固
定する4つのボルト22aがそれぞれ設けられており、
2枚の巾木連結プレート22,23の間に2枚の巾木の
端部を巾木連結プレートの中央線付近まで差し込んで各
ボルト22aを締め付けることにより、連続配置された
巾木を一直線状に連結することができるようになってい
る。
【0013】上記構成の手摺支柱・巾木取付金具1や巾
木連結金具20により、敷詰められた覆工板の周縁部に
手摺を設けるには、まず、手摺支柱・巾木取付金具1の
基板2のボルト孔に固定部材5の締付ボルト5bの端部
を差し込み、締付ボルト5bにナット5cを少しねじ込
んで基板2に固定部材5を連結させておく。そして、周
縁部に配置された覆工板の端部に設けられた複数の吊穴
のうち適宜位置に配置されている吊穴に、固定部材5の
締付プレート5aを差し込んで、覆工板の吊穴の下から
固定部材5の締付ボルト5bを基板2に差し込んだ状態
にする。次に、締付ボルト5bにねじ込まれているナッ
ト5cを締め付けて、基板2と固定部材5の締付プレー
ト5aとで覆工板Wの吊穴付近の上面板を挟みつけて覆
工板W上に手摺支柱・巾木取付金具1を固定する。な
お、先に締付プレート5aを吊穴に差し込んでおき、次
に、固定部材5の締付ボルト5bを基板2のボルト孔に
通し、締付ボルト5bの端部にナット5cをねじ込むよ
うにしていもよい。
【0014】ところで、敷詰められた覆工板の周縁部に
沿って手摺を設ける際に、2つの手摺支柱・巾木取付金
具1を覆工板上に設置した後すぐに、各手摺支柱・巾木
取付金具1の巾木保持部6に巾木17を保持させること
により、覆工板上から使用具などが落下することを防ぐ
ことができるし、その後に起立させる手摺支柱を強化す
ることができる。手摺支柱・巾木取付金具1に保持され
る巾木17は、複数の手摺支柱・巾木取付金具1に沿っ
て連続配置されるが、その継ぎ合わせの部分に巾木連結
金具20を配置して、左右の巾木17の端部を巾木連結
金具20の2つの巾木連結プレート22,23の間に差
し込んで各ボルト22aを締め付けることにより、番線
などを用いずに巾木17を一直線状に継ぎ合わせること
ができる。そのため、従来のように、巾木の端部を重ね
合わせて番線結束などにより継ぎ合わせた場合に比べ
て、端部を重ね合わせられない長さの巾木も使用するこ
とができる。なお、巾木板の連結部分は、巾木連結金具
を用いずに、巾木の端部を重ねるようにして配置させ重
なり合った部分をクランプなどで連結するようにしても
よい。敷詰められた覆工板の周縁部に沿って複数の手摺
支柱・巾木取付金具1を取り付けるとともに覆工板の周
縁部に沿って巾木を配置させたら、各手摺支柱・巾木取
付金具1の支柱保持筒3に手摺支柱15の下部を差し込
んで係止し、各手摺支柱15の間に手摺パイプ16を渡
してクランプなどにより手摺支柱15に手摺パイプ16
を取り付けて、敷詰められた覆工板の周縁部に沿った手
摺が完成する。
【0015】上記の手摺の手摺支柱の高さを部分的に変
更するには、変更する部分の手摺パイプを取外し、該当
する手摺支柱の下部を係止している手摺支柱・巾木取付
金具1の支柱保持筒3のボルト10を緩めて支柱保持筒
3から手摺支柱を引き抜き、長さを変えた手摺支柱を支
柱保持筒3に差し込んでボルト10を締め付けて係止す
る。手摺支柱の高さを変更したら、手摺支柱の間に手摺
パイプを取り付ける。このように、本願発明の手摺支柱
・巾木取付金具を用いれば、手摺支柱を変更したい場合
に、巾木は覆工板上に配置したままで手摺支柱のみを交
換することができるので、盛替作業を素早く行って作業
時間を短縮することができるし、覆工板上から使用具な
どが落下することを防ぐことができる。
【0016】手摺を取り外すには、手摺支柱15に設け
られた手摺パイプ16を取外し、各手摺支柱15の係止
状態を解除して手摺支柱・巾木取付金具1から手摺支柱
15を引き抜く。そして、各手摺支柱・巾木取付金具1
に保持されているとともに、巾木連結金具20で継ぎ合
わされている各巾木17を取外し、固定部材5のナット
5cを緩めて覆工板上から手摺支柱・巾木取付金具1を
取り外して手摺を解体することができ、番線などの廃材
が出ることがなく素早く手摺を解体することができる。
なお、上記手摺に用いられた手摺支柱や手摺パイプ,巾
木などは汎用品を用いることができるし、手摺支柱・巾
木取付金具も、市販の鋼板などを用いて簡単な加工で形
成することができコストをかけずに手摺を設けることが
できる。
【0017】本実施の形態では敷詰められた覆工板の周
縁部に手摺を設けるようにしているが、そのほか、地下
部分に資材や機器を投入したり、地下部分から荷揚げす
る際に敷詰められた覆工板の一部に開口部を開ける場合
に、開口部の周囲に手摺を設けるようにすることもでき
る。この場合、開口部とするために取り去られる覆工板
の周囲に配置された覆工板の任意の吊穴に手摺支柱・巾
木取付金具を取り付けて、開口部の周囲に沿って手摺支
柱・巾木取付金具を適宜間隔で設けるとともに、手摺支
柱・巾木取付金具の間に巾木を保持させ、各手摺支柱・
巾木取付金具に、重機などの作業の邪魔にならないよう
な高さの手摺支柱を係止し、各手摺支柱の間に手摺パイ
プを取り付けて、開口部を設ける前に手摺を組み立てる
ことができる。このようにすれば、手摺がある状態で開
口部分の覆工板を取り去って重機などにより搬入や荷揚
げを行うことができ、搬入作業時などの安全性を高める
ことができる。
【0018】
【発明の効果】本発明の手摺支柱・巾木取付金具は、取
付金具を覆工板上に固定し、取付金具を介して手摺支柱
を覆工板上に起立させているとともに、取付金具に巾木
を固定しているので、巾木を外さずに手摺支柱のみを素
早く差し替えることができ、盛替作業に要する時間を短
縮することができる。また、手摺支柱の高さの変更を容
易に行うことができるので、重機作業時など必要な時に
素早く支柱のみを交換することができ、支柱の破損を少
なくすることができる。また、締付ボルトと支柱保持筒
とを基板の中程に配置して安定性を増すとともに、支柱
保持筒の下部に切欠部を設けて手摺支柱・巾木取付金具
の設置を容易かつ迅速に行えるようにし、支柱保持筒を
巾木保持部用の部材に兼用させて取付金具をコンパクト
に形成することができる。さらに、手摺支柱・巾木取付
金具に保持させて連続配置させる巾木の継ぎ合わせ部分
に巾木連結金具を設ければ、巾木を重ね合わせなくとも
容易に巾木を一直線状に配置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の手摺支柱・巾木取付金具の実施の形態
を示す斜視説明図である。
【図2】手摺支柱・巾木取付金具を示す正面説明図
(a)と、平面説明図(b)である。
【図3】巾木連結金具を示す正面説明図(a)と、側面
説明図(b)と、平面説明図(c)である。
【符号の説明】
1 手摺支柱・巾木取付金具 2 基板 3 支柱保持筒 5 固定部材 6 巾木保持部 20 巾木連結金具

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 四隅付近に吊穴を有する覆工板に設けら
    れる手摺支柱・巾木取付用の金具であって、 任意位置にボルト孔を有し、覆工板の上面板に載置され
    る基板と、 基板の上面に起立させられるとともに、手摺支柱の下部
    を係止する係止部材を有する支柱保持筒と、 基板のボルト孔に差し込まれる締付ボルトが締付プレー
    トに取り付けられるとともに締付ボルトにナットがねじ
    込まれ、覆工板の吊穴の下から締付ボルトを基板のボル
    ト孔に差し込んだ状態で基板を覆工板に固定できるよう
    にした固定部材と、 基板の上面の任意位置に設けられて巾木を保持する巾木
    保持部とから構成され、支柱保持筒に手摺支柱の下部を
    係止でき、巾木保持部に巾木を保持できることを特徴と
    する手摺支柱・巾木取付金具。
  2. 【請求項2】 基板の中程にボルト孔が設けられている
    とともに、ボルト孔の外周位置に支柱保持筒が配置さ
    れ、巾木保持部が、支柱保持筒と支柱保持筒から任意間
    隔を開けた基板の上面に起立させられた巾木保持プレー
    トとから構成され、支柱保持筒は、その下部に切欠部が
    設けられて、切欠部から締付ボルトのナットを締め付け
    できることを特徴とする請求項1に記載の手摺支柱・巾
    木取付金具。
  3. 【請求項3】 覆工板の上面板に載置される略長方形状
    の平板の上面に、適宜間隔を開けて2つの巾木連結プレ
    ートが平行に起立させられ、一方の巾木連結プレートの
    上下方向の中央線をはさんだ両側に、巾木を他方の巾木
    連結プレートに押しつけて固定するボルトがそれぞれ設
    けられて、2つの巾木連結プレートの間に連続配置され
    た巾木の相対する端部を差し込んで巾木を一直線状に連
    結できるようにした巾木連結金具を備えたことを特徴と
    する請求項1または2に記載の手摺支柱・巾木取付金
    具。
JP8322228A 1996-11-18 1996-11-18 手摺支柱・巾木取付金具 Pending JPH10148036A (ja)

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Cited By (5)

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