JP2538294Y2 - 装飾シート - Google Patents
装飾シートInfo
- Publication number
- JP2538294Y2 JP2538294Y2 JP1990054788U JP5478890U JP2538294Y2 JP 2538294 Y2 JP2538294 Y2 JP 2538294Y2 JP 1990054788 U JP1990054788 U JP 1990054788U JP 5478890 U JP5478890 U JP 5478890U JP 2538294 Y2 JP2538294 Y2 JP 2538294Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- decorative sheet
- polyolefin
- laminated
- base material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Wrappers (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案はギフトケースの中敷き等に用いられる風合い
のよい装飾シートに関する。
のよい装飾シートに関する。
（従来の技術） 従来、ギフトケースの中敷き用の装飾シートとして、
特に高級感を出す場合に、滑らかで光沢のあるサテン生
地が用いられることがある。また、このようなサテン生
地は高価であることから、その代用品として樹脂を積層
することにより形成したものも用いられている。
特に高級感を出す場合に、滑らかで光沢のあるサテン生
地が用いられることがある。また、このようなサテン生
地は高価であることから、その代用品として樹脂を積層
することにより形成したものも用いられている。
（考案が解決しようとする課題） サテン生地の代用品として用いられている従来の積層
体は、風合い，光沢等の意匠性の面で今一つ満足できる
ものはなく、また、その製造方法も複雑であるため、コ
ストアップが避けられないという問題があった。
体は、風合い，光沢等の意匠性の面で今一つ満足できる
ものはなく、また、その製造方法も複雑であるため、コ
ストアップが避けられないという問題があった。
本考案は上記問題点に鑑みてなされたものであって、
風合い，光沢等において高級感のある意匠とするととも
に、安価に製造することのできる装飾シートを得ること
を目的とする。
風合い，光沢等において高級感のある意匠とするととも
に、安価に製造することのできる装飾シートを得ること
を目的とする。
（課題を解決するための手段） 上記課題を達成するために、本考案は装飾シートを、
保護層積層後に剥離される基材層の片面に、押し出しラ
ミネートにより積層され、押し出しラミネートと同時に
表面に規則的な凹凸が形成されたポリオレフィン層と、
ポリオレフィン層の凹凸面に積層された金属蒸着層と、
金属蒸着層の表面に積層された前記保護層とからなるも
のとしている。
保護層積層後に剥離される基材層の片面に、押し出しラ
ミネートにより積層され、押し出しラミネートと同時に
表面に規則的な凹凸が形成されたポリオレフィン層と、
ポリオレフィン層の凹凸面に積層された金属蒸着層と、
金属蒸着層の表面に積層された前記保護層とからなるも
のとしている。
（作用） 規則的な凹凸が形成されたポリオレフィン層の凹凸面
に金属蒸着層が設けられ、その金属蒸着層の表面が保護
層により覆われているため、柔らかい風合いを有すると
ともに、見る角度によって金属光沢の強弱のある高級感
のある意匠が得られる。また、上記ポリオレフィン層に
形成する凹凸の形状によって、光沢をコントロールする
ことができる。
に金属蒸着層が設けられ、その金属蒸着層の表面が保護
層により覆われているため、柔らかい風合いを有すると
ともに、見る角度によって金属光沢の強弱のある高級感
のある意匠が得られる。また、上記ポリオレフィン層に
形成する凹凸の形状によって、光沢をコントロールする
ことができる。
また、金属蒸着層の表面に、例えばポリオレフィンか
らなる保護層が設けられていることにより装飾シートの
カールの発生を防止することができる。
らなる保護層が設けられていることにより装飾シートの
カールの発生を防止することができる。
（実施例） 以下、実施例を図面に基づいて説明する。
第１図は本考案の一実施例に係る装飾シートの積層構
成図である。
成図である。
この実施例において、装飾シート１は、ポリエステル
（PET）等よりなる基材層（図示せず）の片面に、表面
に規則的な凹凸を形成したポリエチレン（PE20）等のポ
リオレフィン層２を積層し、このポリオレフィン層２の
凹凸面にアルミ等の金属蒸着層３を積層し、さらにその
表面にエチレン−アクリル酸（EAA20）等のポリオレフ
ィンよりなる保護層４を熱溶融コーティングにより積層
した後、基材層をポリオレフィン層２から剥離すること
により製造される。
（PET）等よりなる基材層（図示せず）の片面に、表面
に規則的な凹凸を形成したポリエチレン（PE20）等のポ
リオレフィン層２を積層し、このポリオレフィン層２の
凹凸面にアルミ等の金属蒸着層３を積層し、さらにその
表面にエチレン−アクリル酸（EAA20）等のポリオレフ
ィンよりなる保護層４を熱溶融コーティングにより積層
した後、基材層をポリオレフィン層２から剥離すること
により製造される。
上記ポリオレフィン層２は、押出しラミネートによっ
て基材層に積層され、また、その表面の凹凸は、この押
出しラミネートと同時にインラインで形成される。
て基材層に積層され、また、その表面の凹凸は、この押
出しラミネートと同時にインラインで形成される。
上記実施例においては、ポリオレフィン層２を基材層
の表面に直接積層するよう構成したが、予め基材層の表
面に、例えば酢酸エチルやトルエン等によるコート洗浄
を行うようにすると、基材層を剥離するときの剥離強度
を安定化させることができる。
の表面に直接積層するよう構成したが、予め基材層の表
面に、例えば酢酸エチルやトルエン等によるコート洗浄
を行うようにすると、基材層を剥離するときの剥離強度
を安定化させることができる。
このようにして製造された装飾シート１は、ポリオレ
フィン層２の凹凸面に金属蒸着層３が設けられ、その金
属蒸着層３の表面が保護層４により覆われているため、
柔らかい風合いと、メタリックの光沢とを兼ね備えた高
級感のある意匠を持ったものとすることができる。ま
た、金属蒸着層３が表面に出ないため、この金属蒸着層
３にクラックが入って見栄えを損なうようなことがな
い。また、ポリオレフィン層２に形成する凹凸の形状を
種々の形状に変更することで、光沢をコントロールする
ことが可能である。また、金属蒸着層３の表面に保護層
４が設けられていることによって、装飾シート１のカー
ルの発生を防止することできる。
フィン層２の凹凸面に金属蒸着層３が設けられ、その金
属蒸着層３の表面が保護層４により覆われているため、
柔らかい風合いと、メタリックの光沢とを兼ね備えた高
級感のある意匠を持ったものとすることができる。ま
た、金属蒸着層３が表面に出ないため、この金属蒸着層
３にクラックが入って見栄えを損なうようなことがな
い。また、ポリオレフィン層２に形成する凹凸の形状を
種々の形状に変更することで、光沢をコントロールする
ことが可能である。また、金属蒸着層３の表面に保護層
４が設けられていることによって、装飾シート１のカー
ルの発生を防止することできる。
第２図は本考案の他の実施例の積層構成図である。
この実施例においては、装飾シート５の製造時に、基
材層（図示せず）の片面にアクリル系の樹脂の印刷によ
る剥離層６を形成し、その表面にポリオレフィン層２を
積層するようにしている。このように構成すると、基材
層を剥がす時、該基材層と剥離層６との界面での剥離が
容易になされ、使用時には、この剥離層６が保護層の役
目をする。
材層（図示せず）の片面にアクリル系の樹脂の印刷によ
る剥離層６を形成し、その表面にポリオレフィン層２を
積層するようにしている。このように構成すると、基材
層を剥がす時、該基材層と剥離層６との界面での剥離が
容易になされ、使用時には、この剥離層６が保護層の役
目をする。
上記いずれの実施例においても、装飾シート1,5の製
造は安定してかつ高速に行うことができ、したがって安
価に製造することが可能である。
造は安定してかつ高速に行うことができ、したがって安
価に製造することが可能である。
また、上記各実施例では、基材層としてポリエステル
を用いたものを説明したが、その他、延伸ポリプロピレ
ン（OPP）や延伸ナイロン（ON）を用いることができ
る。
を用いたものを説明したが、その他、延伸ポリプロピレ
ン（OPP）や延伸ナイロン（ON）を用いることができ
る。
また、表面に凹凸を形成したポリオレフィン層として
は、上記ポリエチレンのほか、未延伸ポリプロピレン
（CPP），エチレン−アクリル酸（EAA），エチレン−ア
クリル酸エステル共重合体（EEA），アイオノマー，エ
チレン−メタクリル酸（EMAA）等を用いてもよい。
は、上記ポリエチレンのほか、未延伸ポリプロピレン
（CPP），エチレン−アクリル酸（EAA），エチレン−ア
クリル酸エステル共重合体（EEA），アイオノマー，エ
チレン−メタクリル酸（EMAA）等を用いてもよい。
また、上記実施例では、金属蒸着層の表面に積層する
保護層を、エチレン−アクリル酸を熱溶融コーティング
により形成したものとしたが、ポリアミド、硝化綿ポリ
アミド，塩化ビニル，塩化酢酸ビニル，アクリル，ウレ
タン等の樹脂を印刷もしくはコーティングにより設けた
り、あるいは、ポリエチレン，未延伸ポリプロピレン，
エチレン−アクリル酸エステル共重合体（EEA），アイ
オノマー，エチレン−メタクリル酸（EMAA）等の樹脂を
熱溶融コーティングにより設けるようにしてもよい。
保護層を、エチレン−アクリル酸を熱溶融コーティング
により形成したものとしたが、ポリアミド、硝化綿ポリ
アミド，塩化ビニル，塩化酢酸ビニル，アクリル，ウレ
タン等の樹脂を印刷もしくはコーティングにより設けた
り、あるいは、ポリエチレン，未延伸ポリプロピレン，
エチレン−アクリル酸エステル共重合体（EEA），アイ
オノマー，エチレン−メタクリル酸（EMAA）等の樹脂を
熱溶融コーティングにより設けるようにしてもよい。
本考案は、その他いろいろの態様で実施することがで
きる。
きる。
（考案の効果） 本考案は以上のように構成されているので、柔らかい
風合いを持つメタリックで意匠効果に優れた高級感のあ
る装飾シートを得ることができ、しかも、安定した高速
な製造が可能で、安価に製造することができる。また、
この装飾シートにおいては、光沢を凹凸の形状によって
コントロールすることができ、また、金属蒸着層にクラ
ックが入って見栄えを損なったりするようなことがな
く、さらに、カールが発生することもない。
風合いを持つメタリックで意匠効果に優れた高級感のあ
る装飾シートを得ることができ、しかも、安定した高速
な製造が可能で、安価に製造することができる。また、
この装飾シートにおいては、光沢を凹凸の形状によって
コントロールすることができ、また、金属蒸着層にクラ
ックが入って見栄えを損なったりするようなことがな
く、さらに、カールが発生することもない。
第１図は本考案の一実施例に係る装飾シートの積層構成
図、第２図は本考案の他の実施例の積層構成図である。 1,5:装飾シート、2:ポリオレフィン層、3:金属蒸着層、
4:保護層。
図、第２図は本考案の他の実施例の積層構成図である。 1,5:装飾シート、2:ポリオレフィン層、3:金属蒸着層、
4:保護層。
Claims (1)
- 【請求項１】保護層積層後に剥離される基材層の片面
に、押し出しラミネートにより積層され、前記押し出し
ラミネートと同時に表面に規則的な凹凸が形成されたポ
リオレフィン層と、該ポリオレフィン層の凹凸面に積層
された金属蒸着層と、該金属蒸着層の表面に積層された
前記保護層とからなる装飾シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990054788U JP2538294Y2 (ja) | 1990-05-24 | 1990-05-24 | 装飾シート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990054788U JP2538294Y2 (ja) | 1990-05-24 | 1990-05-24 | 装飾シート |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0413341U JPH0413341U (ja) | 1992-02-03 |
| JP2538294Y2 true JP2538294Y2 (ja) | 1997-06-11 |
Family
ID=31577165
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990054788U Expired - Lifetime JP2538294Y2 (ja) | 1990-05-24 | 1990-05-24 | 装飾シート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2538294Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5337070B2 (ja) * | 2010-02-10 | 2013-11-06 | ダイナテック株式会社 | 着色体および着色体の製造方法 |
| JP5803395B2 (ja) * | 2011-08-03 | 2015-11-04 | マツダ株式会社 | 加飾成形部材 |
| JP6940956B2 (ja) * | 2017-02-14 | 2021-09-29 | 株式会社ウェーブロック・アドバンスト・テクノロジー | 加飾シート、及び、その製造方法 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6256139A (ja) * | 1985-09-06 | 1987-03-11 | カルソニックカンセイ株式会社 | 合成樹脂成形品 |
| JPS6280044A (ja) * | 1985-10-03 | 1987-04-13 | 凸版印刷株式会社 | ホログラムを有する成形品及びその製造方法 |
| JPS6331965U (ja) * | 1986-08-14 | 1988-03-01 |
-
1990
- 1990-05-24 JP JP1990054788U patent/JP2538294Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0413341U (ja) | 1992-02-03 |
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