JP2537809Y2 - 集合端子台部の保護装置 - Google Patents
集合端子台部の保護装置Info
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- JP2537809Y2 JP2537809Y2 JP14124889U JP14124889U JP2537809Y2 JP 2537809 Y2 JP2537809 Y2 JP 2537809Y2 JP 14124889 U JP14124889 U JP 14124889U JP 14124889 U JP14124889 U JP 14124889U JP 2537809 Y2 JP2537809 Y2 JP 2537809Y2
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- Japan
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Description
【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、例えば複数個の表示ユニットを外枠体内に
縦横に配列して固定した集合表示体の後部における集合
端子台部を、手が触れて感電したりするのを防止する目
的で保護カバー体で隠蔽する、保護装置に関するもので
ある。
縦横に配列して固定した集合表示体の後部における集合
端子台部を、手が触れて感電したりするのを防止する目
的で保護カバー体で隠蔽する、保護装置に関するもので
ある。
<従来の技術> 欧米では商用電源として200Vまたは220Vが使用されて
おり、我が国においても将来には200Vが使用される可能
性がある。従って、導線接続部が露呈される端子台を備
えた電気機器においては、感電しないよう保護装置に設
ける必要がある。押釦スイッチ等を単体で用いる場合に
は個々の端子を保護カバーで被覆しているが、第14図に
示すような複数個の表示ユニット2および押釦スイッチ
3を矩形状の外枠体4内に格子状に配列してなる集合表
示体1の場合には、後部(図の右方)に複数個の端子台
部2a,3aが集合するので、この集合表示体1を取り付け
る取付パネル5の内面において集合表示体1の大きさに
対応した位置に4本のスタッド6を溶接7により片持ち
式に取り付け、この各スタッド6の端部に、全ての端子
台部2a,3aを隠蔽できる大きさ形状の合成樹脂製の保護
カバー板8を螺子9により固定している。
おり、我が国においても将来には200Vが使用される可能
性がある。従って、導線接続部が露呈される端子台を備
えた電気機器においては、感電しないよう保護装置に設
ける必要がある。押釦スイッチ等を単体で用いる場合に
は個々の端子を保護カバーで被覆しているが、第14図に
示すような複数個の表示ユニット2および押釦スイッチ
3を矩形状の外枠体4内に格子状に配列してなる集合表
示体1の場合には、後部(図の右方)に複数個の端子台
部2a,3aが集合するので、この集合表示体1を取り付け
る取付パネル5の内面において集合表示体1の大きさに
対応した位置に4本のスタッド6を溶接7により片持ち
式に取り付け、この各スタッド6の端部に、全ての端子
台部2a,3aを隠蔽できる大きさ形状の合成樹脂製の保護
カバー板8を螺子9により固定している。
<考案が解決しようとする課題> 然し乍ら、上述の保護装置では、取り付けるべき集合
表示体1の面積に基づいて各スタッド6の取付位置を設
計するので、取付パネル5の加工コストがその設計図面
の作成費を含め高くなり、然も、スタッド6を溶接7で
固定していることからその取り外しが容易でないので、
集合表示体1の仕様を変更して面積を大きくしようとし
ても、対応することができない問題がある。
表示体1の面積に基づいて各スタッド6の取付位置を設
計するので、取付パネル5の加工コストがその設計図面
の作成費を含め高くなり、然も、スタッド6を溶接7で
固定していることからその取り外しが容易でないので、
集合表示体1の仕様を変更して面積を大きくしようとし
ても、対応することができない問題がある。
本考案は、このような従来の問題点に鑑みてなされた
ものであり、機器集合体の形状の大小に拘わらず取付パ
ネルを容易に且つ安価に加工でき、機器集合体の仕様変
更にも容易に対応できる集合端子台部の保護装置を提供
することを技術的課題とするものである。
ものであり、機器集合体の形状の大小に拘わらず取付パ
ネルを容易に且つ安価に加工でき、機器集合体の仕様変
更にも容易に対応できる集合端子台部の保護装置を提供
することを技術的課題とするものである。
<課題を解決するための手段> 上記した課題を達成するため、請求項1に記載の考案
は、後部に端子台部を備えた表示ユニットまたは押釦ス
イッチ等の単体機器を外枠体内に縦横に配列してなる機
器集合体の後部に集合された前記各端子台部に、電気絶
縁性の感電防止用保護カバー板を複数本のスタッドによ
り支持して対設した集合端子台部の保護装置において、
前記機器集合体の構成部材の一部に、螺子棒からなる前
記スタッドを螺着する螺子孔が形成されていることによ
って特徴づけられる。
は、後部に端子台部を備えた表示ユニットまたは押釦ス
イッチ等の単体機器を外枠体内に縦横に配列してなる機
器集合体の後部に集合された前記各端子台部に、電気絶
縁性の感電防止用保護カバー板を複数本のスタッドによ
り支持して対設した集合端子台部の保護装置において、
前記機器集合体の構成部材の一部に、螺子棒からなる前
記スタッドを螺着する螺子孔が形成されていることによ
って特徴づけられる。
また、請求項2に記載の考案は、同じく集合端子台部
の保護装置において、前記機器集合体の構成部材には、
その一部から前記各端子台部の後方まで延出する延設部
が一体に形成され、この延設部を、前記感電防止用保護
カバー板を支持するスタッドとして用いることによって
特徴づけられる。
の保護装置において、前記機器集合体の構成部材には、
その一部から前記各端子台部の後方まで延出する延設部
が一体に形成され、この延設部を、前記感電防止用保護
カバー板を支持するスタッドとして用いることによって
特徴づけられる。
さらに、請求項3に記載の考案は、同じく集合端子台
部の保護装置において、前記機器集合体の構成部材に
は、その一部から前記各端子台部の後方まで延出する形
状で、当該構成部材とは別部材により構成された延出部
が設けられ、この延出部を、前記感電防止用保護カバー
板を支持するスタッドとして用いることを特徴としてい
る。
部の保護装置において、前記機器集合体の構成部材に
は、その一部から前記各端子台部の後方まで延出する形
状で、当該構成部材とは別部材により構成された延出部
が設けられ、この延出部を、前記感電防止用保護カバー
板を支持するスタッドとして用いることを特徴としてい
る。
<作用> 機器集合体自体の構成部材の一部に形成した螺子孔に
螺着された螺子棒からなるスタッドまたは前記一部の構
成部材あるいは添着した別部材を端子台部の後方まで延
出して形成されたスタッドにより保護カバー板を支持す
るので、機器集合体の仕様が変更になっても、螺子孔ま
たはスタッドを設けた構成部材を四隅に配置するだけで
保護カバー板の取り付けに適応でき、取付パネルは、機
器集合体の断面積に対応する取付孔を形成するのみでよ
く、スタッドの配設を考慮しなくてもよいので安価に加
工できる。
螺着された螺子棒からなるスタッドまたは前記一部の構
成部材あるいは添着した別部材を端子台部の後方まで延
出して形成されたスタッドにより保護カバー板を支持す
るので、機器集合体の仕様が変更になっても、螺子孔ま
たはスタッドを設けた構成部材を四隅に配置するだけで
保護カバー板の取り付けに適応でき、取付パネルは、機
器集合体の断面積に対応する取付孔を形成するのみでよ
く、スタッドの配設を考慮しなくてもよいので安価に加
工できる。
<実施例> 以下、本考案の好ましい実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。
ながら詳細に説明する。
第1図乃至第3図は、本考案の第1の実施例で、第1
図は切断左側面図、第2図は一部破断した背面図、第3
図は要部の分解斜視図を示し、これらの図において、第
14図と同一若しくは同等のものには同一の符号を付して
その説明を省略する。
図は切断左側面図、第2図は一部破断した背面図、第3
図は要部の分解斜視図を示し、これらの図において、第
14図と同一若しくは同等のものには同一の符号を付して
その説明を省略する。
そして、この種の外枠体4を用いる集合表示体1にお
いては、第2図および第3図に示すように、隣接する2
個の表示ユニット2間および表示ユニット2と押釦スイ
ッチ3との間に、それぞれ、これら単体機器2と2およ
び2と3を互いに連結するための固定用楔具10が圧入さ
れているが、この楔具10の頭部に螺子孔11を形成し、こ
の螺子孔11を形成した楔具10を第2図に示すように四隅
部位に配置し、各螺子孔11にそれぞれ螺子棒からなるス
タッド12を螺着する。更に、各スタッド12の端部にナッ
トからなる支持具13を螺着し、保護カバー板8をこれに
形成した挿通孔(図示せず)をスタッド12に挿通させて
支持具13に当てがい、最後にナットからなる固定具14を
スタッド12に螺合締結して支持具13と固定具14とにより
保護カバー板8を挟持固定した構成になっている。
いては、第2図および第3図に示すように、隣接する2
個の表示ユニット2間および表示ユニット2と押釦スイ
ッチ3との間に、それぞれ、これら単体機器2と2およ
び2と3を互いに連結するための固定用楔具10が圧入さ
れているが、この楔具10の頭部に螺子孔11を形成し、こ
の螺子孔11を形成した楔具10を第2図に示すように四隅
部位に配置し、各螺子孔11にそれぞれ螺子棒からなるス
タッド12を螺着する。更に、各スタッド12の端部にナッ
トからなる支持具13を螺着し、保護カバー板8をこれに
形成した挿通孔(図示せず)をスタッド12に挿通させて
支持具13に当てがい、最後にナットからなる固定具14を
スタッド12に螺合締結して支持具13と固定具14とにより
保護カバー板8を挟持固定した構成になっている。
従って、集合表示体1の仕様が変更になっても、螺子
孔11を有する楔具10を、各楔具10の配設位置の四隅部位
に配置するだけで保護カバー板8の取り付けに適応で
き、取付パネル5は、集合表示体1の断面積に対応する
取付孔を形成するのみでよく、スタッドの配設を考慮し
なくてもよいので安価に加工できる。
孔11を有する楔具10を、各楔具10の配設位置の四隅部位
に配置するだけで保護カバー板8の取り付けに適応で
き、取付パネル5は、集合表示体1の断面積に対応する
取付孔を形成するのみでよく、スタッドの配設を考慮し
なくてもよいので安価に加工できる。
第4図は、上記第1の実施例の変形例で、楔具15を第
1図に1点鎖線で示すように表示ユニット2の端子螺子
2bおよび押釦スイッチ3の外部端子3bより突出する長さ
に形成して既存の楔具よりも伸びた部分をスタッド15a
とし、このスタッド15aの端面に取付孔15bを穿設する一
方、保護カバー板16に取付孔15bに嵌入する取付ピン17
を一体形成したものであり、取付ピン17を取付孔15bに
圧入して保護カバー板16が楔具15と一体のスタッド15a
に取り付けられる。この構成においても上記第1の実施
例と同様の効果を得られる他に、部品数が低減する利点
がある。尚、スタッド15aの端面に螺子孔を形成し、取
付ピン17に代えて保護カバー板16にスタッド15よりも小
径の挿通孔を穿孔し、固定螺子を、挿通孔を通じて螺子
孔に螺合して保護カバー板16を固定するようにしてもよ
い。
1図に1点鎖線で示すように表示ユニット2の端子螺子
2bおよび押釦スイッチ3の外部端子3bより突出する長さ
に形成して既存の楔具よりも伸びた部分をスタッド15a
とし、このスタッド15aの端面に取付孔15bを穿設する一
方、保護カバー板16に取付孔15bに嵌入する取付ピン17
を一体形成したものであり、取付ピン17を取付孔15bに
圧入して保護カバー板16が楔具15と一体のスタッド15a
に取り付けられる。この構成においても上記第1の実施
例と同様の効果を得られる他に、部品数が低減する利点
がある。尚、スタッド15aの端面に螺子孔を形成し、取
付ピン17に代えて保護カバー板16にスタッド15よりも小
径の挿通孔を穿孔し、固定螺子を、挿通孔を通じて螺子
孔に螺合して保護カバー板16を固定するようにしてもよ
い。
第5図は、本考案の第2の実施例で、外枠体4を取付
パネル5に固定するための取付具18を利用するものであ
る。この取付具18は、帯状の金属板の両端部を同一方向
に折り曲げて、この各折曲部に螺子孔18aおよび挿通孔1
8bが各々形成され、その間の2個所に切り起こしにより
係合フック18c,18dが形設された形状になっており、締
め付け螺子19が螺子孔18aに螺合され且つ挿通孔18bに挿
通された構成になっている。
パネル5に固定するための取付具18を利用するものであ
る。この取付具18は、帯状の金属板の両端部を同一方向
に折り曲げて、この各折曲部に螺子孔18aおよび挿通孔1
8bが各々形成され、その間の2個所に切り起こしにより
係合フック18c,18dが形設された形状になっており、締
め付け螺子19が螺子孔18aに螺合され且つ挿通孔18bに挿
通された構成になっている。
そして、集合表示体1の取付パネル5への取り付けに
際しては、取付具18を取り付けない状態で、集合表示体
1を取付パネル5の外側(図の左方)から該取付パネル
5の取付孔に挿入して外枠体4の前部に係着した前枠体
20を取付パネル5の取付孔縁部に接合し、その後に、取
付具18の係合フック18c,18dを外枠体4の係合孔4a,4bに
係入して締め付け螺子19を螺入することにより、締め付
け螺子19の先端が取付パネル5の後面に当接して取付具
18が外枠体4を後方(図の右方)に引っ張り、前枠体20
が取付パネル5の前面に押し付けられて固定される。
際しては、取付具18を取り付けない状態で、集合表示体
1を取付パネル5の外側(図の左方)から該取付パネル
5の取付孔に挿入して外枠体4の前部に係着した前枠体
20を取付パネル5の取付孔縁部に接合し、その後に、取
付具18の係合フック18c,18dを外枠体4の係合孔4a,4bに
係入して締め付け螺子19を螺入することにより、締め付
け螺子19の先端が取付パネル5の後面に当接して取付具
18が外枠体4を後方(図の右方)に引っ張り、前枠体20
が取付パネル5の前面に押し付けられて固定される。
この実施例は、上記取付具18の締め付け螺子19を利用
するもので、既存の締め付け螺子は同図に1点鎖線で示
した程度の長さであるが、この締め付け螺子19を、表示
ユニット2の端子台部2aの端子螺子2bおよびバリア2cよ
りも後方に突出する長さに形成して、この延出した部分
によりスタッド19aを形成している。更に、前述と同様
にスタッド19aの端部にナットからなる支持具13を螺着
し、保護カバー板8をこれに形成した挿通孔をスタッド
19aに挿通させて支持具13に当てがい、最後にナットか
らなる固定具14をスタッド19aに螺合締結して支持具13
と固定具14とにより保護カバー板8を挟持固定してい
る。
するもので、既存の締め付け螺子は同図に1点鎖線で示
した程度の長さであるが、この締め付け螺子19を、表示
ユニット2の端子台部2aの端子螺子2bおよびバリア2cよ
りも後方に突出する長さに形成して、この延出した部分
によりスタッド19aを形成している。更に、前述と同様
にスタッド19aの端部にナットからなる支持具13を螺着
し、保護カバー板8をこれに形成した挿通孔をスタッド
19aに挿通させて支持具13に当てがい、最後にナットか
らなる固定具14をスタッド19aに螺合締結して支持具13
と固定具14とにより保護カバー板8を挟持固定してい
る。
第6図は、上記第2の実施例の変形例で、取付具18の
締め付け螺子21として既存のものと同様の長さのものを
用いるとともに、この締め付け螺子21の端部に、螺子孔
23を有する頭部22を一体形成し、この螺子孔23に、第1
図で示したと同様の螺子棒からなるスタッド12を螺着し
てこのスタッド12に支持具13と固定具14とにより保護カ
バー板8を挟持固定している。
締め付け螺子21として既存のものと同様の長さのものを
用いるとともに、この締め付け螺子21の端部に、螺子孔
23を有する頭部22を一体形成し、この螺子孔23に、第1
図で示したと同様の螺子棒からなるスタッド12を螺着し
てこのスタッド12に支持具13と固定具14とにより保護カ
バー板8を挟持固定している。
第7図は、本考案の第3の実施例で、外枠体24自体を
保護カバー板8の支持に利用するものである。即ち、外
枠体24の四隅に、螺子孔26を備えた取付片25を一体形成
し、この各螺子孔26に、前述と同様に螺子棒からなるス
タッドを螺着し、このスタッドの端部に支持具と固定具
とにより保護カバー板を挟持固定する。従って、集合す
る表示ユニットや押釦スイッチの個数に応じて外枠体24
の形状が大小変化しても、その四隅部位に螺子孔26を備
えた取付片25が位置するので、仕様の変更に際しても保
護カバー体の支持を容易に行え、取付パネルは集合表示
体の形状に応じて取付孔の形状を変更するだけでよい。
尚、外枠体24には、前述の2個一対の係止孔4a,4bが等
間隔に設けられており、固定する表示ユニット2等の配
列数の相違に対し適宜切断して共用できるようになって
いる。
保護カバー板8の支持に利用するものである。即ち、外
枠体24の四隅に、螺子孔26を備えた取付片25を一体形成
し、この各螺子孔26に、前述と同様に螺子棒からなるス
タッドを螺着し、このスタッドの端部に支持具と固定具
とにより保護カバー板を挟持固定する。従って、集合す
る表示ユニットや押釦スイッチの個数に応じて外枠体24
の形状が大小変化しても、その四隅部位に螺子孔26を備
えた取付片25が位置するので、仕様の変更に際しても保
護カバー体の支持を容易に行え、取付パネルは集合表示
体の形状に応じて取付孔の形状を変更するだけでよい。
尚、外枠体24には、前述の2個一対の係止孔4a,4bが等
間隔に設けられており、固定する表示ユニット2等の配
列数の相違に対し適宜切断して共用できるようになって
いる。
第8図は、上記第3の実施例の変形例で、外枠体27
に、前記取付片25に代えて、螺子棒からなるスタッド12
が螺合する一部切欠した弧状螺子孔部がその切欠部を交
互に逆方向に配置してなる間欠螺子孔29を有する突出部
28を外方または内方に一体形成したものである。従っ
て、第7図と同様の効果を得られる他に、スタッド12を
堅固に固定できる利点がある。
に、前記取付片25に代えて、螺子棒からなるスタッド12
が螺合する一部切欠した弧状螺子孔部がその切欠部を交
互に逆方向に配置してなる間欠螺子孔29を有する突出部
28を外方または内方に一体形成したものである。従っ
て、第7図と同様の効果を得られる他に、スタッド12を
堅固に固定できる利点がある。
第9図乃至第11図は本考案の第4の実施例を示し、第
7図で示したように外枠体に等間隔に複数組設けられて
いる係合孔4a,4bのうちの取付具18により取付パネル5
への取り付けに使用されないものを利用するものであ
る。第9図は、一端部に螺子孔32bを有する頭部32aを一
体に備えた螺子棒からなるスタッド32の他端部に、螺子
方向が互いに逆方向に形成され且つ下端部にそれぞれ係
止フック部が形成された一対の係合具30,31を螺着し、
この両係合具30,31をそれぞれ係合孔4a,4bに係入してス
タッド32を回すことにより、各係合具30,31が、矢印で
示すように互いに近接する方向に螺進して外枠体4に掴
持固定し、且つスタッド12を片持ち式に支持する。そし
て、固定用螺子33を保護カバー板8の挿通孔を通じて螺
子孔32bに螺入することによりスタッド32に固定する。
7図で示したように外枠体に等間隔に複数組設けられて
いる係合孔4a,4bのうちの取付具18により取付パネル5
への取り付けに使用されないものを利用するものであ
る。第9図は、一端部に螺子孔32bを有する頭部32aを一
体に備えた螺子棒からなるスタッド32の他端部に、螺子
方向が互いに逆方向に形成され且つ下端部にそれぞれ係
止フック部が形成された一対の係合具30,31を螺着し、
この両係合具30,31をそれぞれ係合孔4a,4bに係入してス
タッド32を回すことにより、各係合具30,31が、矢印で
示すように互いに近接する方向に螺進して外枠体4に掴
持固定し、且つスタッド12を片持ち式に支持する。そし
て、固定用螺子33を保護カバー板8の挿通孔を通じて螺
子孔32bに螺入することによりスタッド32に固定する。
第10図および第11図は何れも第4の実施例の変形例
で、第10図のものは、矢印で示す後部方向に螺進する係
合具30を後方に配し、前方の係合具34はスタッド32を抜
脱することなく回転自在に取り付いている。従って、ス
タッド32を回転させることにより両係合具30,34が外枠
体4に押し拡げる形態で固着する。
で、第10図のものは、矢印で示す後部方向に螺進する係
合具30を後方に配し、前方の係合具34はスタッド32を抜
脱することなく回転自在に取り付いている。従って、ス
タッド32を回転させることにより両係合具30,34が外枠
体4に押し拡げる形態で固着する。
第11図も第10図のものとほぼ同様で、前方の係合具35
が、スタッド32を回転自在に支持する軸受部を一体に備
えたもので、第10図のものと同様の形態で外枠体4に固
着する。
が、スタッド32を回転自在に支持する軸受部を一体に備
えたもので、第10図のものと同様の形態で外枠体4に固
着する。
第12図は本考案の第5の実施例の構成を示す図であ
る。
る。
まず、表示ユニット2において、第13図に示すよう
に、第1の実施例で示したような楔具10を圧入するため
の凹部2dが、4面の後部に形成されているのが一般的で
あり、この第5の実施例では、それら4面の凹部2dのう
ち、外枠体4に接合する面に接して楔具10の圧入に活用
されない凹部2dを利用するものである。
に、第1の実施例で示したような楔具10を圧入するため
の凹部2dが、4面の後部に形成されているのが一般的で
あり、この第5の実施例では、それら4面の凹部2dのう
ち、外枠体4に接合する面に接して楔具10の圧入に活用
されない凹部2dを利用するものである。
即ち、第12図に示すように、外枠体4の前記凹部2dに
対向する部位に2個の挿通孔4c,4dを穿孔し、凹部2d内
に、押さえ板36をこれに穿孔された螺子孔をそれぞれ挿
通孔4c,4dに合致させて位置させるとともに、端部に螺
子孔37bを有する頭部37aを一体に備えたスタッド37の挿
通孔(図示せず)および挿通孔4c,4dを通じて固定用螺
子38,39を押さえ板36の螺子孔に螺合したスタッド37を
取り付けている。この実施例においては、押さえ板36と
スタッド37とにより即枠体4を挟むようにしてスタッド
37を強固に取り付けできる他に、表示ユニット2の個数
が増えた場合における外枠体4の外方への反りを防止で
きる利点がある。
対向する部位に2個の挿通孔4c,4dを穿孔し、凹部2d内
に、押さえ板36をこれに穿孔された螺子孔をそれぞれ挿
通孔4c,4dに合致させて位置させるとともに、端部に螺
子孔37bを有する頭部37aを一体に備えたスタッド37の挿
通孔(図示せず)および挿通孔4c,4dを通じて固定用螺
子38,39を押さえ板36の螺子孔に螺合したスタッド37を
取り付けている。この実施例においては、押さえ板36と
スタッド37とにより即枠体4を挟むようにしてスタッド
37を強固に取り付けできる他に、表示ユニット2の個数
が増えた場合における外枠体4の外方への反りを防止で
きる利点がある。
尚、本考案は前記説明並びに図面の内容にのみ限定され
るものではなく、請求の範囲を逸脱しない限り種々の変
形例をも包含し得る。例えば、保護カバー板をスタッド
に取り付けるに際し、圧着やかしめ等の周知の手段を用
いることができる。
るものではなく、請求の範囲を逸脱しない限り種々の変
形例をも包含し得る。例えば、保護カバー板をスタッド
に取り付けるに際し、圧着やかしめ等の周知の手段を用
いることができる。
<考案の効果> 以上のように本考案の集合端子台部の保護装置による
と、機器集合体自体の構成部材の一部に形成した螺子孔
に螺着された螺子棒からなるスタッド、または一部の構
成部材を端子台部の後方まで延出して形成されたスタッ
ド、或いは該構成部材に添着した別部材からなるスタッ
ドの何れかにより保護カバー板を支持するようにしたの
で、機器集合体の仕様が変更になっても、螺子孔または
スタッドを形成した構成部材を四隅部位に配置するだけ
でよく、取付パネルを、スタッドの配設を考慮しなくて
もよいので安価に加工できる。
と、機器集合体自体の構成部材の一部に形成した螺子孔
に螺着された螺子棒からなるスタッド、または一部の構
成部材を端子台部の後方まで延出して形成されたスタッ
ド、或いは該構成部材に添着した別部材からなるスタッ
ドの何れかにより保護カバー板を支持するようにしたの
で、機器集合体の仕様が変更になっても、螺子孔または
スタッドを形成した構成部材を四隅部位に配置するだけ
でよく、取付パネルを、スタッドの配設を考慮しなくて
もよいので安価に加工できる。
第1図は本考案の第1の実施例の切断左側面図、 第2図は第1図の一部破断背面図、 第3図は第1図の要部の分解斜視図、 第4図は第1図の変形例の要部の分解斜視図、 第5図は本考案の第2の実施例の要部の切断右側面図、 第6図は第5図の変形例の要部の切断右側面図、 第7図は本考案の第3の実施例の要部の斜視図、 第8図は第7図の変形例の要部の分解斜視図、 第9図は本考案の第4の実施例の要部の破断右側面図、 第10図は第9図の変形例の要部の破断右側面図、 第11図は第9図の他の変形例の要部の破断右側面図、 第12図は本考案の第5の実施例の要部の破断右側面図、 第13図は第12図を説明するための概略背面図、 第14図は従来装置の切断右側面図である。 1……集合表示体(機器集合体) 2……表示ユニット 2a……端子台部 3……押釦スイッチ 4,24,27……外枠体 5……取付パネル 8,16……保護カバー板 11……楔具の螺子孔 12,15a,19a,32,37……スタッド 23……取付具の頭部の螺子孔 26,29……外枠体の螺子孔
Claims (3)
- 【請求項1】後部に端子台部を備えた表示ユニットまた
は押釦スイッチ等の単体機器を外枠体内に縦横に配列し
てなる機器集合体の後部に集合された前記各端子台部
に、電気絶縁性の感電防止用保護カバー板を複数本のス
タッドにより支持して対設した集合端子台部の保護装置
において、前記機器集合体の構成部材の一部に、螺子棒
からなる前記スタッドを螺着する螺子孔が形成されてい
ることを特徴とする集合端子台部の保護装置。 - 【請求項2】後部に端子台部を備えた表示ユニットまた
は押釦スイッチ等の単体機器を外枠体内に縦横に配列し
てなる機器集合体の後部に集合された前記各端子台部
に、電気絶縁性の感電防止用保護カバー板を複数本のス
タッドにより支持して対設した集合端子台部の保護装置
において、前記機器集合体の構成部材には、その一部か
ら前記各端子台部の後方まで延出する延設部が一体に形
成され、この延設部を、前記感電防止用保護カバー板を
支持するスタッドとして用いることを特徴とする集合端
子台部の保護装置。 - 【請求項3】後部に端子台部を備えた表示ユニットまた
は押釦スイッチ等の単体機器を外枠体内に縦横に配列し
てなる機器集合体の後部に集合された前記各端子台部
に、電気絶縁性の感電防止用保護カバー板を複数本のス
タッドにより支持して対設した集合端子台部の保護装置
において、前記機器集合体の構成部材には、その一部か
ら前記各端子台部の後方まで延出する形状で、当該構成
部材とは別部材により構成された延出部が設けられ、こ
の延出部を、前記感電防止用保護カバー板を支持するス
タッドとして用いることを特徴とする集合端子台部の保
護装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14124889U JP2537809Y2 (ja) | 1989-12-06 | 1989-12-06 | 集合端子台部の保護装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14124889U JP2537809Y2 (ja) | 1989-12-06 | 1989-12-06 | 集合端子台部の保護装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0380610U JPH0380610U (ja) | 1991-08-19 |
JP2537809Y2 true JP2537809Y2 (ja) | 1997-06-04 |
Family
ID=31688161
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14124889U Expired - Lifetime JP2537809Y2 (ja) | 1989-12-06 | 1989-12-06 | 集合端子台部の保護装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2537809Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4614815B2 (ja) * | 2005-02-23 | 2011-01-19 | 株式会社コーワ | 洗車機用洗浄ブラシのブラシ片 |
JP4652132B2 (ja) * | 2005-04-28 | 2011-03-16 | 株式会社コーワ | 洗車機用洗浄ブラシのブラシ片 |
-
1989
- 1989-12-06 JP JP14124889U patent/JP2537809Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0380610U (ja) | 1991-08-19 |
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