JP3334586B2 - 電流検出装置 - Google Patents

電流検出装置

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JP3334586B2 JP35452697A JP35452697A JP3334586B2 JP 3334586 B2 JP3334586 B2 JP 3334586B2 JP 35452697 A JP35452697 A JP 35452697A JP 35452697 A JP35452697 A JP 35452697A JP 3334586 B2 JP3334586 B2 JP 3334586B2
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  • Connections Arranged To Contact A Plurality Of Conductors (AREA)
  • Breakers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、交流電源をエネ
ルギー源として用いるモータなどの負荷を保護するため
の電流検出装置、特にその端子部の構造に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の電流検出装置として、例
えば図6に示すものがある。図6の(a)は平面図、
(b)は正面図である。そして、この電流検出装置の主
回路の端子部を、図7,図8に示す。この従来例のもの
において、端子板1は両端の端子部1aにネジ穴を有し
ており、端子板1の幅は電流検出器2の貫通穴3の直径
よりも小さくなっており、且つ端子部1aはケースバリ
ア4のバリア間に配されている。また、端子板1と線押
え5との間に外部電線6を挟み、線押え5の上から線押
え5と一体のネジ(以下、適宜、線押え付きネジと記
す)7で締める構成となっている。なお、図中、8はプ
リント基板である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の電流検出装置は
以上に述べたような構成となっており、端子板1と線押
え5との間に外部電線6を挟み、線押え5の上からネジ
7で締める構成となっているため、ネジ7のサイズが大
きく、それに対応した線押え5の幅が端子板1の幅より
も大きい場合、線押え5と端子板1とで外部電線6を確
実に挟み保持することが出来ない、といった課題があっ
た。
【0004】この発明は、上述のような課題を解決する
ためになされたもので、線押えの幅が端子板の幅よりも
大きい場合でも、電線を確実に挟み保持することができ
る端子部構造を有する電流検出装置を得ることを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の電流検出装置
は、電流検出器に設けられた導体貫通穴に挿通され端子
部にネジ穴を有する端子板と、この端子板の前記ネジ穴
に螺着されるネジと、このネジを貫通させる第一の貫通
穴部を有し前記端子板の端部より大きい幅を有する線押
えと、前記ネジを貫通させる第二の貫通穴部を有し前記
線押えの幅と等しい幅を有する端子金具と、を備え、ケ
ースに設けたバリアの間に前記端子部を配し、前記端子
部に、前記端子金具,前記線押えの順に重ね、前記端子
金具と前記線押えとの間に外部電線を挟んだ状態で前記
ネジを前記線押え及び前記端子金具の各貫通穴部を貫通
して前記ネジ穴に螺着することにより前記外部電線を前
記端子金具と前記線押えとにより挟持固定するようにし
たものである。
【0006】また、端子金具のケースバリアに対向する
側面を、前記ケースバリアに圧接するようにしたもので
ある。
【0007】また、端子金具を略C字形状に屈曲し、前
記C字形状の内部に端子板の端子部を内包するように構
成したものである。
【0008】また、端子板と端子金具とは接合されてい
るものである。
【0009】さらに、ケースバリアに端子金具の側面と
係合する溝を設けたものである。
【0010】また、端子板の両端部に端子部を有し、一
方の端子部は導体貫通穴に貫通可能な寸法形状を成し、
他方の端子部は導体貫通穴に貫通不可能な寸法形状を成
し、前記導体貫通穴に貫通可能な寸法形状を成した端子
部に端子金具を備えたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】実施の形態1.この発明の第1の
実施の形態による電流検出装置の主回路の端子部の構造
について、図1,図2を用いて説明する。電流検出装置
は、プリント基板8に実装された電流検出器2で端子板
1に流れる電流を検出するものである。
【0012】端子板1は、ケースバリア4のバリア間に
配置され、線押え付きネジ7を通すためのネジ穴を両端
に有し、端子部1aの幅は線押え5の幅よりも小さくな
っている。端子金具9は、その幅が線押え5の幅と略等
しいものであり、貫通穴部すなわち線押え付きネジ7を
通すためのネジ穴を有しているものである。また、端子
板1の幅は電流検出器2の導体貫通穴3の直径により制
約されるもので、導体貫通穴3の径を大きくすれば端子
板1の端子部1aの幅を大きく出来るが、同時に電流検
出器2の外形寸法が大きくなり、製品外形(電流検出装
置)が大きくなることとなるため導体貫通穴3を大きく
することはできない。
【0013】この実施の形態のものは、端子部1a上に
端子金具9を重ね、端子金具9と線押え5とで外部電線
6を挟み、線押え5の上から線押え付きネジ7で締める
構成となっているため、端子部1aの幅よりも幅広の線
押え5を有する線押え付きネジ7を端子板1と組み合わ
せて使用できるため、端子部1aの幅に対して大きなサ
イズの線押え付きネジ7を使用することができる。な
お、この実施の形態のものでは、端子金具9の幅は、線
押え5の幅と略等しいものとしたが、例えば端子金具9
の幅が線押え5の幅より若干広いものであっても同様の
効果を奏することは言うまでもない。
【0014】実施の形態2.この発明の第2の実施の形
態による電流検出装置の主回路の端子部を、図3を用い
て説明する。この実施の形態のものは、端子板1の端子
部1aの幅よりも幅広の端子金具10を有するが、この
端子金具10は上述の第1の実施の形態によるものと異
なり、ケースバリア4のバリアに対向する両側辺に突起
10aを設けたものである。また、端子板1は長手方向
両端にネジ穴を設けた端子部を有したものであるが、一
方の端子部1aの幅は線押え5の幅よりも小さく且つ他
方の端子部の幅は線押えの幅よりも大きい構成となって
いる。
【0015】端子板1は、端子部1aの両側面部をケー
スバリア4のバリアで挟まれた状態となっており、端子
部1aの上に端子金具10を重ねるが、端子金具10に
は突起10aが設けられているためケースバリア4に圧
接しており固定される。また、端子金具10と線押え5
とで外部電線6を挟み、その上からネジ7で締める構成
となっているが、端子部1aの幅よりも幅広の線押え5
を有する線押え付きネジ7を端子板1と組み合わせて使
用できるため、端子板1の端子部1aの幅に対して大き
なサイズの線押え付きネジ7を使用することができ、且
つ、ネジ7を外した際に端子金具10が突起10aによ
ってケースバリア4に圧接されているため、端子金具1
0が不用意に外れない。なお、この実施の形態におい
て、ケースバリア4の突起10aが圧接される該当箇所
に突起10aと係合する凹部などを設けてもよい。
【0016】また、この実施の形態では、端子金具の、
ケースバリア4に圧接するように対向するのは端子金具
10の側面の一部に設けた突起10aのみとしたが、端
子金具10の側面の略全部がケースバリア4に圧接する
ような構造としても同様の効果を得られることは言うま
でもない。また、端子板1の他端の幅は線押え5よりも
幅広となっているため、端子金具無しで線押え付きネジ
を使用することが出来る。
【0017】実施の形態3.この発明の第3の実施の形
態による電流検出装置の主回路の端子部を、図4を用い
て説明する。この実施の形態のものでは、端子金具11
は、ネジ7を通すための貫通穴部を有するとともに、断
面が略C字形状となるように曲げられ、C字形状の内部
空間部に端子部1aを通すことが出来る構成となってい
る。
【0018】端子板1の端子部1aを端子金具11のC
字状の穴に通して配置し、端子金具11と線押え5とに
外部電線6を挟み、その上からネジ7で締め付ける構成
となっているため、端子部1aの幅よりも幅広の線押え
を有する線押え付きネジを端子板と組み合わせて使用で
きるため、端子部1aの幅に対して大きなサイズの線押
え付きネジを使用することができ、且つ、ネジ7を外し
た時に端子板2で止められているため、端子金具11を
外れ難くすることができる。
【0019】実施の形態4.また、上記の実施の形態で
は、端子板と端子金具とは別体の部材で構成されている
場合を示したが、端子金具を端子板の上に配し溶接など
で接合し、一体のものとして構成してもよいことは言う
までもない。
【0020】実施の形態5.この発明の第5の実施の形
態による電流検出装置の主回路の端子部を、図5を用い
て説明する。この実施の形態において、端子金具12は
線押え付きネジ7を通す穴を有し、その幅が線押え5の
幅よりも大きく、ケースバリア4に設けた溝13に圧入
され、端子板に重ねられているものである。また、端子
金具12と線押え5とにより外部電線6を挟み、線押え
5の上からネジ7でネジ締めする構造となっている。
【0021】第5の実施の形態による電流検出装置は上
記のような構成となっているため、端子板の幅に対して
大きなサイズの線押え付きネジを使用することができ、
且つ、ネジ7を外した時にケース1に固定されているた
め端子金具12を外れ難くすることができ、且つ、端子
金具12が離れる方向の動きを制限することができる。
【0022】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明による
電流検出装置は、端子板の幅よりも幅広の端子金具を端
子板の上に重ね、端子金具と線押えとの間に外部から接
続線を挟んで線押えネジで締め付けるため、端子板の幅
よりも幅広の線押えを有する線押えネジを端子板と組み
合わせて使用することができる、といった効果を奏す
る。
【0023】また、端子金具に突起を設け、この突起を
ケースバリアに圧接し、端子金具をケースに固定するこ
とにより、端子板幅よりも幅広の線押えを有する線押え
ネジを端子板と組み合わせて使用することができ、且
つ、線押えネジを外した際に端子金具がケースから外れ
にくくすることができる、といった効果を奏する。
【0024】また、端子板を端子金具のC字状の穴に通
して配置し、端子金具と線押えに外部電線を挟み、その
上からネジで締め付ける構成となっているため、端子板
幅よりも幅広の線押えを有する線押えネジを端子板と組
み合わせて使用でき、且つ、線押えネジを外した時に端
子金具がケースから外れにくくすることができる、とい
った効果を奏する。
【0025】また、端子板の幅よりも幅広の端子金具を
端子板の上に重ね溶接などで接合し、端子金具と線押え
との間に外部から接続線を挟んで線押えネジで締め付け
る構成となっているため、端子板幅よりも幅広の線押え
を有する線押えネジを端子板と組み合わせて使用でき、
端子板の幅に対して大きなサイズの線押えネジを使用す
ることができる、といった効果を奏する。
【0026】さらに、ケースバリアに溝を設け、この溝
に端子金具の側面を係合させて、端子金具が端子板から
離れる方向の動きを規制したことにより、端子金具が端
子板から離れる方向を規制することができる、といった
効果を奏する。
【0027】また、端子板の両端部に端子部を有し、一
方の端子部は導体貫通穴に貫通可能な寸法形状を成し、
他方の端子部は導体貫通穴に貫通不可能な寸法形状を成
し、前記導体貫通穴に貫通可能な寸法形状を成した端子
部に端子金具を備えたことにより、一対の端子部を有す
る端子板においても、一方の端子部については通常の一
般的な構造のものを製造すればよく、製造の効率化が上
がるといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態による電流検出装
置の主回路の端子部を説明するための正面図である。
【図2】この発明の第1の実施の形態による電流検出装
置の主回路の端子部を説明するための上面から見た断面
図である。
【図3】この発明の第2の実施の形態による電流検出装
置の主回路の端子部を説明するための上面から見た断面
図である。
【図4】この発明の第3の実施の形態による電流検出装
置の主回路の端子部を説明するための正面図である。
【図5】この発明の第5の実施の形態による電流検出装
置の主回路の端子部を説明するための上面から見た断面
図である。
【図6】従来の電流検出装置を示す正面図である。
【図7】従来の電流検出装置の主回路の端子部を示す正
面図である。
【図8】従来の電流検出装置の主回路の端子部を示す上
面から見た断面図である。
【符号の説明】
1 端子板 1a 端子部 2 電流検出器 3 貫通穴 4 ケースバリア 5 線押え 6 外部電線 7 線押え付きネジ 8 プリント基板 9,10,11,12 端子金具 10a 突起 13 溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−190075(JP,A) 特開 平4−340472(JP,A) 特開 平9−326230(JP,A) 実開 昭55−47115(JP,U) 実開 平3−130158(JP,U) 実開 昭55−31236(JP,U) 実開 昭51−78384(JP,U) 実開 昭53−133191(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 9/28 H01H 71/08 H01R 4/38

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電流検出器に設けられた導体貫通穴に挿
    通され端子部にネジ穴を有する端子板と、この端子板の
    前記ネジ穴に螺着されるネジと、このネジを貫通させる
    第一の貫通穴部を有し前記端子板の端部より大きい幅を
    有する線押えと、前記ネジを貫通させる第二の貫通穴部
    を有し前記線押えの幅と等しい幅を有する端子金具と、
    を備え、ケースに設けたバリアの間に前記端子部を配
    し、前記端子部に、前記端子金具,前記線押えの順に重
    ね、前記端子金具と前記線押えとの間に外部電線を挟ん
    だ状態で前記ネジを前記線押え及び前記端子金具の各貫
    通穴部を貫通して前記ネジ穴に螺着することにより前記
    外部電線を前記端子金具と前記線押えとにより挟持固定
    するようにしたことを特徴とする電流検出装置。
  2. 【請求項2】 端子金具のケースバリアに対向する側面
    を、前記ケースバリアに圧接するようにしたことを特徴
    とする請求項第1項記載の電流検出装置。
  3. 【請求項3】 端子金具を略C字形状に屈曲し、前記C
    字形状の内部に端子板の端子部を内包するように構成し
    たことを特徴とする請求項第1項記載の電流検出装置。
  4. 【請求項4】 端子板と端子金具とは接合されているこ
    とを特徴とする請求項第1項記載の電流検出装置。
  5. 【請求項5】 ケースバリアに端子金具の側面と係合す
    る溝を設けたことを特徴とする請求項1、請求項2、請求
    項4のいずれかに記載の電流検出装置。
  6. 【請求項6】 端子板の両端部に端子部を有し、一方の
    端子部は導体貫通穴に貫通可能な寸法形状を成し、他方
    の端子部は導体貫通穴に貫通不可能な寸法形状を成し、
    前記導体貫通穴に貫通可能な寸法形状を成した端子部に
    端子金具を備えたことを特徴とする請求項1ないし請求
    項4のいずれかに記載の電流検出装置。
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