JP3813120B2 - 半導体装置の実装体 - Google Patents

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  • Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、基板に簡単に実装できる半導体装置およびその実装体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、DIP(デュアルインラインパッケージ)型の半導体装置をプリント配線板(PCB)に実装する際には、PCBに設けた貫通穴に半導体装置のリード線を挿入し、その挿入部分においてはんだ付けを行っていた。さらに、上記半導体装置に放熱用のフィンを取り付ける際には、半導体装置を挟んでPCBと対向する位置に、半導体装置に接するように放熱フィンを配置し、PCB、半導体装置および放熱フィンを1本のネジで固定していた。つまり、1本のネジを、PCBと半導体装置とを貫通して放熱フィンに達するように締めることによって、PCB、半導体装置および放熱フィンを一体的に固定していた。
【0003】
一方、従来技術においては、個々の半導体装置の構成には触れていないが、複数の半導体装置を半田付けを行わずに基板に実装した実装体が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開平7−79059号公報(第4頁、図1−図4)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述のように、DIP型の半導体装置を放熱フィンとともに基板に実装する場合は、半導体装置のリード線を半田付けする工程と放熱フィンをネジで固定する工程とが別個に必要であり、組み立てが煩雑で、時間がかかるという問題があった。また、組み立てを誤った時や保守時の部品の取り替えが困難であるという問題があった。
【0006】
また、リード線を半田付けする工程においては、半田付け時の熱によって半導体装置の特性が劣化するという問題があった。また、他の実装部品と半導体装置との間で熱容量が異なるため、同一温度でリフローすることが困難であり、その結果、上記リード線の半田付けを別工程で行わなければならなかった。
【0007】
さらに、放熱フィンをネジで固定する工程においては、ネジ締めトルクによる応力で素子が割れるといった問題があった。
【0008】
また、上記半導体装置が温度保護機能を内蔵せず、外部にサーミスタ等の温度検出素子を取り付ける場合には、その温度検出素子を放熱フィンに取り付ける必要があり、正確な温度検出が困難であるといった問題があった。さらに、その温度検出素子を取り付けるための新たなネジが必要であり、組み立てが煩雑で、時間がかかるという問題があった。
【0009】
本発明の目的は、基板に簡単に実装できる半導体装置およびその実装体を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る半導体装置は、半導体素子を含むパッケージ本体とそのパッケージ本体から引き出された複数のリード線とを備える。前記のパッケージ本体は、1以上の貫通穴を有し、複数の前記のリード線は、前記のパッケージ本体の周囲のうち少なくとも対向する2辺から引き出され、かつ、その前記のパッケージ本体と離れた側の端部近傍が曲線状に折り曲げられる。
【0011】
本発明に係る半導体装置の実装体は、半導体素子を含み、かつ、1以上の貫通穴を有するパッケージ本体と、そのパッケージ本体の周囲のうち少なくとも対向する2辺から引き出され、かつ、前記パッケージ本体と離れた側の端部近傍が曲線状に折り曲げられた複数のリード線とを備える半導体装置が基板に実装された実装体であって、
前記パッケージ本体および前記基板を対向させて配置し、前記パッケージ本体の前記貫通穴および前記基板に設けた貫通穴に1以上のネジを貫通して結合し、
前記パッケージ本体および前記基板を所定の間隔に維持することによって、前記リード線の曲線部分が、前記基板の表面上に設けた配線パターンに圧接され、
さらに、放熱体が、前記パッケージ本体を挟んで前記基板に対向するように位置され、
前記ネジが、前記放熱体の内部にも通され、
前記ネジにより、前記放熱体が、前記半導体装置に圧接するように結合され ,
さらに、前記パッケージ本体と前記放熱体との間に温度検出素子が位置され、
前記温度検出素子が貫通穴を有し、前記ネジがその貫通穴を貫通し、
前記ネジにより、前記温度検出素子が、前記パッケージ本体に圧接するように結合される、
ことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下に、添付の図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図1の(1)は、実施の形態1による半導体装置の外観図、図1の(2)は、その半導体装置の側面図である。半導体装置2は、DIP(デュアルインラインパッケージ)型インテリジェントパワーモジュール(以下、「DIP−IPM」という。)である。半導体装置2は、半導体素子を含むパッケージ本体4と、そのパッケージ本体4から引き出される複数のリード線6とを備える。パッケージ本体4は、方形であり、長方形の対向する2つの主面(上面および底面)と4つの側面とを有する。半導体装置2はDIP型であるので、リード線6は、パッケージ本体4の長辺側の対向する2つの側面から引き出される(2つの側面は、それぞれ、上記長方形の長辺を含む。)。半導体装置2のパッケージ本体4は、2つの貫通穴8を有する。図1の(1)に示されるように、それらの貫通穴8は、パッケージ本体4の長手方向における2つの端部付近に設けられる。図1の(2)において明らかなように、各々のリード線6は、パッケージ本体4の側面から上記長辺に垂直、かつ、主面に平行に引き出され、主面に垂直な方向に直角に折り曲げられる。そして、そのリード線6は、パッケージ本体4の底面に向かって内側に、曲線状に折り曲げられる。つまり、リード線6は、パッケージ本体4と離れた側の端部近傍が、パッケージ本体4の底面近くで、底面から底面に垂直な方向に離れた位置で、その底面に向かって曲線状に折り曲げられる。リード線6の先端は、パッケージ本体4の底面に近接して位置するが、リード線6の先端とその底面との間には隙間が存在する。リード線6が直角に折り曲げられた後、リード線6の形状は、好ましくは、J字型である。
【0013】
図2は、図1に示された半導体装置2を基板に実装した実装体の側面図である。図2において、半導体装置2は、プリント配線板(以下、「PCB」という。)10に実装されている。ここで、半導体装置2の底面(PCB10に対向する主面)とPCB10は平行に位置される。ネジ12は、半導体装置2のパッケージ本体4(貫通穴8)およびPCB10に設けた貫通穴(図示されない)を順に貫通し、PCB10の裏面に配置されたナット16によって固定される。その際、ネジ12を締めることによって、半導体装置2のパッケージ本体4が、PCB10の上方に位置される一方、半導体装置2のリード線6は、PCB10の表面に形成された配線パターン(電極)14に圧接される。図2に示されるように、リード線6がJ字型の形状を有するときは、そのJ字型の曲線部分(配線パターン14の方に凸に曲線状に折り曲げられた部分)が電極14に圧接される。
【0014】
上述の実装体においては、ネジ12を締めて半導体装置2とPCB10とを圧接する際に、リード線6がバネの役割を果たす。これは、リード線6の曲線部分が電極14に接し、かつ、リード線6の先端と半導体装置2の底面との間に隙間が存在するので、リード線6が、PCB10に垂直な方向に可動となるからである。また、リード線6の曲線部分をPCB10の電極14に接触させてネジ12を締めると、バネの弾性力により、リード線6が元の位置に戻ろうとするので、リード線6と電極14とがより密着する。つまり、リード線6と電極14との接続が、より安定となる。
【0015】
本実施の形態による半導体装置およびその実装体によれば、半田付けを行うことなく、リード線とPCBの配線パターンとの電気的接続を達成できる。従って、半田付け時の熱によって半導体装置の特性が劣化するといった課題を克服することができる。
【0016】
次に、図1の半導体装置に放熱フィンを取り付けて基板に実装する場合について説明する。図3は、図1の半導体装置に放熱フィンを取り付けて基板に実装した実装体の側面図である。放熱フィン20は、半導体装置2を挟んでPCB10に対向するように位置される。つまり、放熱フィン20は、半導体装置2の上面に接するように位置される。ネジ12は、PCB10側から、PCB10および半導体装置2のパッケージ本体4を順に貫通し、放熱フィン20のネジ穴に達する。放熱フィン20は、ネジ12を締めることにより、半導体装置2のパッケージ本体4に圧接される。半導体装置2のパッケージ本体4とPCB10との間には、スペーサ22が挿入される。このスペーサ22は、PCB10のたわみを防止し、結果として、PCB10の損傷を防止する。
【0017】
本実施の形態による半導体装置およびその放熱フィンが取り付けられた実装体によれば、半田付けを行うことなく、ネジを締める工程のみよって、PCB、半導体装置および放熱フィンを固定できるので、組み立てが簡単になり、かつ、実装時間を削減できる。また、保守点検時等における部品交換が容易になり、交換部品のコスト低減も可能となる。さらに、実装にかかる全体のコストも低減できる。
【0018】
本実施の形態による半導体装置およびその放熱フィンが取り付けられた実装体によれば、上述したように、リード線がPCBに垂直な方向に可動であり、バネの役割を果たす。従って、バネの弾性力により、放熱フィンと半導体装置とをネジで締めつける際に半導体装置内部で発生する応力が弱まる。結果として、ネジの締め付けによる半導体装置の損傷を緩和できる。
【0019】
なお、本実施の形態による半導体装置のリード線は、パッケージ本体の底面に向かって内側に、曲線状に折り曲げられる構成となっているが、半導体装置とPCB、および、半導体装置と放熱フィンの圧接に関して、リード線がバネの役割を果たすことができれば、他の任意の形状であってよい。例えば、リード線が、半導体装置の外側に曲線状に折り曲げられてもよい。その場合、リード線の先端が、半導体装置のパッケージ本体に接触することはないので、折り曲げられる形状の自由度が増す。
【0020】
なお、本実施の形態による放熱フィンが取り付けられた実装体において、ネジは、PCB側から、PCBおよび半導体装置のパッケージ本体を順に貫通し、放熱フィンのネジ穴に達して固定されるが、放熱フィン側から、半導体装置のパッケージ本体およびPCBを順に貫通して、PCBの裏面に配置されたナットによって固定されてもよい。
【0021】
なお、本実施の形態による放熱フィンが取り付けられた実装体において、半導体装置のパッケージ本体とPCBとの間には、スペーサが挿入される。このスペーサは、半導体装置のパッケージ本体と一体化して形成されてもよい。
【0022】
実施の形態2.
図4は、実施の形態2による半導体装置の外観図である。この半導体装置32が、図1の(1)に示される半導体装置2と異なる点は、リード線が、パッケージ本体の4つの側面から4方向に引き出されること、および、貫通穴が、パッケージ本体の中央部に1つだけ設けられていることである。図4において、半導体装置32は、パッケージ本体34と、そのパッケージ本体34から引き出された複数のリード線36とを備える。パッケージ本体34は、方形であり、長方形または正方形の対向する2つの主面(上面および底面)と4つの側面とを有する。リード線36は、パッケージ本体34の4つの側面から4方向に引き出される。リード線36の形状は、実施の形態1で説明したリード線6の形状と同一である。この場合において、半導体装置32のパッケージ本体34は、パッケージ本体の34の中央部に、1つの貫通穴38を有する。
【0023】
図5は、図4の半導体装置32に放熱フィンを取り付けて基板に実装した実装体の側面図である。図5において、半導体装置32は、PCB10に実装されている。ここで、ネジ12は、PCB10側から、PCB10の貫通穴および半導体装置32のパッケージ本体34(貫通穴38)を順に貫通し、放熱フィン20のネジ穴に達して固定される。ネジ12を締めることによって、半導体装置32がPCB10に圧接され、放熱フィン20は半導体装置32のパッケージ本体34に圧接される。半導体装置32のリード線36は、PCB10の表面に形成された配線パターン(電極)14に接続される。図4および図5に示されるように、リード線36の形状がJ字型であるときは、そのJ字型の曲線部分が電極14に圧接される。ネジ12は、貫通穴38を通って半導体装置32のパッケージ本体34を貫通する。
【0024】
パワーモジュールのように高圧部のリード線と低圧部のリード線が存在する半導体装置においては、複数のリード線の間の絶縁距離を確保する必要がある。図4の半導体装置32においては、リード線36をパッケージ本体34から4方向に引き出しているので、リード線の数を減らすことなく、リード線の間の距離を確保することができる。また、リード線の数を減らす必要がないので、パッケージの小型化が可能となり、半導体装置をPCBに1本のネジで取り付けることが可能となる。
【0025】
なお、本実施の形態による半導体装置およびその放熱フィンが取り付けられた実装体においても、実施の形態1による半導体装置およびその実装体と同様の効果が得られる。
【0026】
また、本実施の形態による半導体装置のリード線は、パッケージ本体の底面に向かって内側に、曲線状に折り曲げられる構成となっているが、半導体装置とPCB、および、半導体装置と放熱フィンの圧接に関して、リード線がバネの役割を果たすことができれば、他の任意の形状であってよい。例えば、リード線が、半導体装置の外側に曲線状に折り曲げられてもよい。その場合、リード線の先端が、半導体装置のパッケージ本体に接触することはないので、折り曲げられる形状の自由度が増す。
【0027】
なお、本実施の形態による放熱フィンが取り付けられた実装体において、ネジは、PCB側から、PCBおよび半導体装置のパッケージ本体を順に貫通し、放熱フィンのネジ穴に達して固定されるが、放熱フィン側から、半導体装置のパッケージ本体およびPCBを順に貫通して、PCBの裏面に配置されたナットによって固定されてもよい。
【0028】
また、半導体装置のパッケージ本体とPCBとの間に、実施の形態1において説明されたスペーサが挿入されてもよい。
【0029】
実施の形態3.
図6は、実施の形態3による半導体装置の実装体の構成を示す分解図である。本実施の形態による実装体においては、半導体装置32(図4)をPCB10に実装する際に、同時に、半導体装置32に放熱フィン20およびサーミスタ40を取り付ける。この構成は、半導体装置32が、例えば、温度保護機能を内蔵しないパワーモジュールである場合に有効である。
【0030】
図6において、ネジ12は、放熱フィン20側から、放熱フィン20、サーミスタ40、半導体装置32のパッケージ本体34、および、PCB10を順に貫通して、PCB10の裏面に配置されたナット16によって固定される。従って、ネジ12を締めることにより、半導体装置32が、PCB10に圧接され、同時に、放熱フィン20およびサーミスタ40が、半導体装置32に圧接される。つまり、半導体装置32、サーミスタ40および放熱フィン20が一体となって、PCB10に実装される。このとき、サーミスタ40は、半導体装置32の貫通穴38、および、放熱フィン20の貫通穴42に合わせて、貫通穴44を有する。ネジ12は、それらの貫通穴42、貫通穴44および貫通穴38を貫通する。
【0031】
また、半導体装置32のパッケージ本体34は、サーミスタ40と接する表面にサーミスタ40の形状に合わせた溝46を備える。このような溝46を用いれば、放熱フィン20とパッケージ本体34との間にサーミスタ40を挿入して圧接を行っても、サーミスタ40は、その溝46によって半導体装置32のパッケージ本体34に埋め込まれ、放熱フィン20と半導体装置32との間に隙間が形成されない。
【0032】
本実施の形態による半導体装置およびその実装体によれば、半導体装置のパッケージ本体に温度検出器の形状に合わせた溝を設けているので、温度検出器が半導体装置に接した状態で取り付けられ、半導体装置の正確な温度検出が可能である。また、温度検出器を挿入しても、半導体装置と放熱フィンとの間に隙間が形成されず、それらが密着するので、放熱フィンによる放熱の効果が維持される。
【0033】
また、本実施の形態による実装体によれば、温度検出器を、放熱フィンと同時に同じネジで取り付けるので、組み立てが簡単になり、実装時間も短縮できる。
【0034】
なお、本実施の形態による半導体装置およびその実装体においても、実施の形態1による半導体装置およびその実装体と同様の効果が得られる。
【0035】
また、本実施の形態による半導体装置およびその実装体においても、実施の形態2による半導体装置およびその実装体と同様の効果が得られる。
【0036】
また、本実施の形態による実装体において、図1に示された半導体装置を用いても同様の効果が得られる。
【0037】
なお、本実施の形態による実装体において、ネジは、放熱フィン側から、放熱フィン、サーミスタ、半導体装置のパッケージ本体およびPCBを貫通して、PCBの裏面に配置されたナットによって固定されるが、PCB側から、PCB、半導体装置のパッケージ本体およびサーミスタを貫通し、放熱フィンのネジ穴に達した状態で固定されてもよい。また、PCB側から、PCB、半導体装置のパッケージ本体、サーミスタおよび放熱フィンを貫通し、ナットによって固定されてもよい。
【0038】
また、半導体装置のパッケージ本体とPCBとの間に、実施の形態1において説明されたスペーサが挿入されてもよい。
【0039】
実施の形態4.
図7は、実施の形態4による半導体装置の外観図である。実施の形態2の半導体装置32と同一の構成要素には、図4と同一の符号を付している。図7の半導体装置52が、図4の半導体装置32と異なる点は、位置決め端子54を備える点である。半導体装置52において、位置決め端子54は、パッケージ本体34の1つの側面から引き出された2本のダミーのリード線である。
【0040】
図8は、図7の半導体装置52をPCBに実装した実装体の側面図である。この場合、PCB10には、所定の位置に貫通穴が設けられており、2本の位置決め端子54は、それらの貫通穴を貫通する。ここで、半導体装置52の底面(PCB10に対向する主面)とPCB10は平行に位置される。ネジ12は、半導体装置52のパッケージ本体34(貫通穴38)およびPCB10に設けた貫通穴(図示されない)を順に貫通し、PCB10の裏面に配置されたナット16によって固定される。その際、ネジ12を締めることによって、半導体装置52のパッケージ本体34が、PCB10の上方に位置される一方、半導体装置52のリード線36は、PCB10の表面に形成された配線パターン(電極)14に圧接される。図8に示されるように、リード線36がJ字型の形状を有するときは、そのJ字型の曲線部分が電極14に圧接される。
【0041】
本実施の形態による半導体装置およびその実装体によれば、位置決め端子54を、PCB10の所定の位置に設けられた貫通穴(図示されない)に挿入することにより、半導体装置52をPCB10に実装する場合に、半導体装置52をPCB10に容易に位置決めできる。また、この位置決め端子54の挿入部分で半田付けを行うことができる。
【0042】
半導体装置を固定するネジが1本の場合、半導体装置のリード線とPCB上の配線パターンとがずれる場合がある。本実施の形態による半導体装置およびその実装体によれば、位置決め端子を、PCBの所定の位置に設けられた貫通穴に挿入するので、ネジが1本の場合であっても、半導体装置をPCBに容易に位置決めできる。
【0043】
なお、本実施の形態による半導体装置においては、位置決め端子として、ダミーのリード線を用いているが、リード線に限らず、パッケージ本体に設けられた別の端子であってよい。また、半導体装置がPCBに容易に位置決めできれば、半導体装置における位置決め端子の位置および本数は、それぞれ、任意の位置および本数であってよい。
【0044】
なお、本実施の形態による半導体装置およびその実装体においても、実施の形態1による半導体装置およびその実装体と同様の効果が得られる。
【0045】
なお、本実施の形態による半導体装置においても、実施の形態2による半導体装置と同様の効果が得られる。
【0046】
なお、本実施の形態による実装体においても、半導体装置に放熱フィンを取り付けることが可能である。その場合には、実施の形態2による実装体と同様の効果が得られる。
【0047】
また、本実施の形態による実装体において、図1に示された半導体装置を用いても同様の効果が得られる。
【0048】
なお、本実施の形態による半導体装置およびその実装体においても、半導体装置のパッケージ本体に温度検出器の形状に合わせた溝を設け、半導体装置に放熱フィンと温度検出器とを同時に取り付けることができる。その場合には、実施の形態3による半導体装置およびその実装体と同様の効果が得られる。
【0049】
また、半導体装置のパッケージ本体とPCBとの間に、実施の形態1において説明されたスペーサが挿入されてもよい。
【0050】
【発明の効果】
本発明による半導体装置によれば、半導体素子を含むパッケージ本体とそのパッケージ本体から引き出された複数のリード線とを備え、パッケージ本体は、1以上の貫通穴を有し、複数のリード線は、パッケージ本体の周囲のうち少なくとも対向する2辺から引き出され、かつ、そのパッケージ本体と離れた側の端部近傍が曲線状に折り曲げられるので、基板に簡単に実装できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (1)は、実施の形態1による半導体装置の外観図、(2)は、(1)に示された半導体装置の側面図。
【図2】 図1に示された半導体装置を基板に実装した実装体の側面図。
【図3】 図2の半導体装置に放熱フィンを取り付けて基板に実装した実装体の側面図。
【図4】 実施の形態2による半導体装置の外観図。
【図5】 図4の半導体装置に放熱フィンを取り付けて基板に実装した実装体の側面図。
【図6】 実施の形態3による半導体装置の実装体の構成を示す分解図。
【図7】 実施の形態4による半導体装置の外観図。
【図8】 図7の半導体装置を基板に実装した実装体の側面図。
【符号の説明】
2 半導体装置、 4 パッケージ本体、 6 リード線、 8 貫通穴、 10 プリント配線板(PCB)、 12 ネジ、 14 電極、 16 ナット。

Claims (5)

  1. 半導体素子を含み、かつ、1以上の貫通穴を有するパッケージ本体と、そのパッケージ本体の周囲のうち少なくとも対向する2辺から引き出され、かつ、前記パッケージ本体と離れた側の端部近傍が曲線状に折り曲げられた複数のリード線とを備える半導体装置が基板に実装された実装体であって、
    前記パッケージ本体および前記基板を対向させて配置し、前記パッケージ本体の前記貫通穴および前記基板に設けた貫通穴に1以上のネジを貫通して結合し、
    前記パッケージ本体および前記基板を所定の間隔に維持することによって、前記リード線の曲線部分が、前記基板の表面上に設けた配線パターンに圧接され、
    さらに、放熱体が、前記パッケージ本体を挟んで前記基板に対向するように位置され、
    前記ネジが、前記放熱体の内部にも通され、
    前記ネジにより、前記放熱体が、前記半導体装置に圧接するように結合され ,
    さらに、前記パッケージ本体と前記放熱体との間に温度検出素子が位置され、
    前記温度検出素子が貫通穴を有し、前記ネジがその貫通穴を貫通し、
    前記ネジにより、前記温度検出素子が、前記パッケージ本体に圧接するように結合される、
    ことを特徴とする半導体装置の実装体。
  2. 前記リード線が、前記パッケージ本体側に曲線状に折り曲げられている、請求項1に記載の半導体装置の実装体。
  3. 前記パッケージ本体が、前記温度検出素子に接する表面に、前記温度検出素子の形状に合致する溝を備え、
    前記温度検出素子が前記溝に埋め込まれている、請求項1又は2に記載の半導体装置の実装体。
  4. 前記基板と前記パッケージ本体との間にスペーサが挿入されている、請求項1から3のいずれかに記載の半導体装置の実装体。
  5. 前記パッケージ本体から1以上の位置決め端子が引き出され、
    前記位置決め端子は、前記基板の所定の位置に設けた穴に挿入されている、請求項1から4のいずれかに記載の半導体装置の実装体。
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