JPH11111249A - 電池パック用ケース - Google Patents
電池パック用ケースInfo
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- JPH11111249A JPH11111249A JP9270856A JP27085697A JPH11111249A JP H11111249 A JPH11111249 A JP H11111249A JP 9270856 A JP9270856 A JP 9270856A JP 27085697 A JP27085697 A JP 27085697A JP H11111249 A JPH11111249 A JP H11111249A
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- Japan
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- connector
- battery pack
- support member
- frame
- guide groove
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-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M50/00—Constructional details or processes of manufacture of the non-active parts of electrochemical cells other than fuel cells, e.g. hybrid cells
- H01M50/20—Mountings; Secondary casings or frames; Racks, modules or packs; Suspension devices; Shock absorbers; Transport or carrying devices; Holders
- H01M50/204—Racks, modules or packs for multiple batteries or multiple cells
- H01M50/207—Racks, modules or packs for multiple batteries or multiple cells characterised by their shape
- H01M50/209—Racks, modules or packs for multiple batteries or multiple cells characterised by their shape adapted for prismatic or rectangular cells
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M50/00—Constructional details or processes of manufacture of the non-active parts of electrochemical cells other than fuel cells, e.g. hybrid cells
- H01M50/50—Current conducting connections for cells or batteries
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Electrochemistry (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Battery Mounting, Suspending (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ノートパソコンや携帯電話などで使用する電
池パックにおいて、コネクタの着脱時に生じるストレス
を軽減し、電池パックの耐久性を高める。 【解決手段】 四角短筒状の枠体2の1辺にコネクタ取
付口2aを形成し、このコネクタ取付口2aに沿って下
側ガイド溝2eを形成する。コネクタ取付口2aにコネ
クタ支持部材3を載置し、このコネクタ支持部材3の下
面に上側ガイド溝を形成する。枠体2の上側に金属板5
をコネクタ支持部材3が挟み込まれるように取り付け、
枠体2の下側に金属板6を取り付ける。これにより、コ
ネクタの着脱時においてコネクタ実装基板に作用するス
トレスが分散して軽減される。
池パックにおいて、コネクタの着脱時に生じるストレス
を軽減し、電池パックの耐久性を高める。 【解決手段】 四角短筒状の枠体2の1辺にコネクタ取
付口2aを形成し、このコネクタ取付口2aに沿って下
側ガイド溝2eを形成する。コネクタ取付口2aにコネ
クタ支持部材3を載置し、このコネクタ支持部材3の下
面に上側ガイド溝を形成する。枠体2の上側に金属板5
をコネクタ支持部材3が挟み込まれるように取り付け、
枠体2の下側に金属板6を取り付ける。これにより、コ
ネクタの着脱時においてコネクタ実装基板に作用するス
トレスが分散して軽減される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ノートパソコンや
携帯電話などで使用する電池パックを構成するケース、
すなわち電池パック用ケースに関するものである。
携帯電話などで使用する電池パックを構成するケース、
すなわち電池パック用ケースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の電池パック用ケースの一例
を示す組立斜視図、図6は図5に示す電池パック用ケー
スの分解斜視図である。
を示す組立斜視図、図6は図5に示す電池パック用ケー
スの分解斜視図である。
【0003】従来この種の電池パック用ケース1として
は、図5および図6に示すように、合成樹脂からなる一
対の上蓋12と下蓋13とを嵌着したものが多用されて
おり、この電池パック用ケース1内に素電池(図示せ
ず)を組み込み、コネクタ実装基板(図示せず)を固着
すれば、電池パックが完成する。
は、図5および図6に示すように、合成樹脂からなる一
対の上蓋12と下蓋13とを嵌着したものが多用されて
おり、この電池パック用ケース1内に素電池(図示せ
ず)を組み込み、コネクタ実装基板(図示せず)を固着
すれば、電池パックが完成する。
【0004】そして、この電池パックをノートパソコン
等の機器で使用する際には、コネクタ実装基板にコネク
タ(図示せず)を差し込む。
等の機器で使用する際には、コネクタ実装基板にコネク
タ(図示せず)を差し込む。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これではコネ
クタ実装基板が電池パック用ケース1に固定されている
ので、電池パック用ケース1に対するコネクタ実装基板
の自由度がなく、コネクタの着脱時にコネクタ実装基板
に作用するストレスを軽減できない。その結果、こうし
たストレスがコネクタの着脱を繰り返す度に蓄積され、
電池パックの耐久性が低下してしまうという不都合があ
った。
クタ実装基板が電池パック用ケース1に固定されている
ので、電池パック用ケース1に対するコネクタ実装基板
の自由度がなく、コネクタの着脱時にコネクタ実装基板
に作用するストレスを軽減できない。その結果、こうし
たストレスがコネクタの着脱を繰り返す度に蓄積され、
電池パックの耐久性が低下してしまうという不都合があ
った。
【0006】本発明は、上記事情に鑑み、コネクタの着
脱時に生じるストレスを軽減し、電池パックの耐久性を
高めることが可能な電池パック用ケースを提供すること
を目的とする。
脱時に生じるストレスを軽減し、電池パックの耐久性を
高めることが可能な電池パック用ケースを提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明に係る電
池パック用ケース(1)は、四角筒状の枠体(2)を有
し、この枠体の1辺にコネクタ取付口(2a)を形成
し、このコネクタ取付口に沿って下側ガイド溝(2e)
を形成し、前記コネクタ取付口にコネクタ支持部材
(3)を載置し、このコネクタ支持部材の下面に上側ガ
イド溝(3c)を形成し、前記枠体の上側に上カバー
(5)を前記コネクタ支持部材が挟み込まれるように取
り付け、前記枠体の下側に下カバー(6)を取り付けて
構成される。
池パック用ケース(1)は、四角筒状の枠体(2)を有
し、この枠体の1辺にコネクタ取付口(2a)を形成
し、このコネクタ取付口に沿って下側ガイド溝(2e)
を形成し、前記コネクタ取付口にコネクタ支持部材
(3)を載置し、このコネクタ支持部材の下面に上側ガ
イド溝(3c)を形成し、前記枠体の上側に上カバー
(5)を前記コネクタ支持部材が挟み込まれるように取
り付け、前記枠体の下側に下カバー(6)を取り付けて
構成される。
【0008】また、上記コネクタ取付口(2a)に突起
片(2d)を上記下側ガイド溝(2e)の後方に配設
し、上記コネクタ支持部材(3)の下面に凹部(3b)
を前記突起片が嵌合するように形成して構成される。
片(2d)を上記下側ガイド溝(2e)の後方に配設
し、上記コネクタ支持部材(3)の下面に凹部(3b)
を前記突起片が嵌合するように形成して構成される。
【0009】さらに、上記枠体(2)に2個の厚肉段差
部(2f)を形成し、上記コネクタ支持部材(3)に2
個の薄肉段差部(3d)を前記各厚肉段差部に係合する
ように形成して構成される。
部(2f)を形成し、上記コネクタ支持部材(3)に2
個の薄肉段差部(3d)を前記各厚肉段差部に係合する
ように形成して構成される。
【0010】なお、括弧内の符号は図面において対応す
る要素を表す便宜的なものであり、従って、本発明は図
面上の記載に限定拘束されるものではない。このことは
「特許請求の範囲」の欄についても同様である。
る要素を表す便宜的なものであり、従って、本発明は図
面上の記載に限定拘束されるものではない。このことは
「特許請求の範囲」の欄についても同様である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
基づいて説明する。
【0012】図1は本発明に係る電池パック用ケースの
一実施形態を示す組立斜視図、図2は図1に示す電池パ
ック用ケースの分解斜視図、図3は図2に示す電池パッ
ク用ケースを構成するコネクタ支持部材の反転斜視図、
図4は図1に示す電池パック用ケースの電気的接続部分
のみを示す模式図である。
一実施形態を示す組立斜視図、図2は図1に示す電池パ
ック用ケースの分解斜視図、図3は図2に示す電池パッ
ク用ケースを構成するコネクタ支持部材の反転斜視図、
図4は図1に示す電池パック用ケースの電気的接続部分
のみを示す模式図である。
【0013】本発明に係る電池パック用ケース1は、図
1および図2に示すように、合成樹脂からなる四角短筒
状の枠体2を有しており、枠体2の1辺にはコの字状の
コネクタ取付口2aが形成されている。コネクタ取付口
2aには下側ガイド溝2eが当該コネクタ取付口2aに
沿ってコの字状に形成されているとともに、2本の突起
片2dが下側ガイド溝2eの後方に位置する形で立設さ
れている。また、コネクタ取付口2aの両側、すなわち
枠体2の2つの隅角部にはそれぞれ厚肉段差部2fが形
成されており、各厚肉段差部2fにはそれぞれ金属製の
タップ4が埋設されている。さらに、枠体2の残り2つ
の隅角部の近傍にはそれぞれ厚肉部2gが形成されてお
り、各厚肉部2gにはそれぞれ金属製のタップ4が埋設
されている。
1および図2に示すように、合成樹脂からなる四角短筒
状の枠体2を有しており、枠体2の1辺にはコの字状の
コネクタ取付口2aが形成されている。コネクタ取付口
2aには下側ガイド溝2eが当該コネクタ取付口2aに
沿ってコの字状に形成されているとともに、2本の突起
片2dが下側ガイド溝2eの後方に位置する形で立設さ
れている。また、コネクタ取付口2aの両側、すなわち
枠体2の2つの隅角部にはそれぞれ厚肉段差部2fが形
成されており、各厚肉段差部2fにはそれぞれ金属製の
タップ4が埋設されている。さらに、枠体2の残り2つ
の隅角部の近傍にはそれぞれ厚肉部2gが形成されてお
り、各厚肉部2gにはそれぞれ金属製のタップ4が埋設
されている。
【0014】また、枠体2のコネクタ取付口2aには角
棒状のコネクタ支持部材3が載置されている。コネクタ
支持部材3の両端には、図2および図3に示すように、
それぞれ薄肉段差部3dが形成されており、コネクタ支
持部材3の下面には上側ガイド溝3cと2つの凹部3b
が形成されている。そして、コネクタ支持部材3の各薄
肉段差部3dは枠体2の各厚肉段差部2fに係合すると
ともに、上側ガイド溝3cは枠体2の下側ガイド溝2e
に対向し、各凹部3bには枠体2の各突起片2dが嵌合
している。
棒状のコネクタ支持部材3が載置されている。コネクタ
支持部材3の両端には、図2および図3に示すように、
それぞれ薄肉段差部3dが形成されており、コネクタ支
持部材3の下面には上側ガイド溝3cと2つの凹部3b
が形成されている。そして、コネクタ支持部材3の各薄
肉段差部3dは枠体2の各厚肉段差部2fに係合すると
ともに、上側ガイド溝3cは枠体2の下側ガイド溝2e
に対向し、各凹部3bには枠体2の各突起片2dが嵌合
している。
【0015】さらに、枠体2の上側には上カバーとして
金属板5がコネクタ支持部材3を挟み込むように4本の
ビス7で取り付けられており、各ビス7はそれぞれ各タ
ップ4に螺合している。一方、枠体2の下側には下カバ
ーとして金属板6が4本のビス8で取り付けられてお
り、各ビス8はそれぞれ各タップ4に螺合している。従
って、2枚の金属板5、6はビス7、タップ4およびビ
ス8を介して4箇所で導通した状態となっている。
金属板5がコネクタ支持部材3を挟み込むように4本の
ビス7で取り付けられており、各ビス7はそれぞれ各タ
ップ4に螺合している。一方、枠体2の下側には下カバ
ーとして金属板6が4本のビス8で取り付けられてお
り、各ビス8はそれぞれ各タップ4に螺合している。従
って、2枚の金属板5、6はビス7、タップ4およびビ
ス8を介して4箇所で導通した状態となっている。
【0016】ここで、図2に示すように、金属板5は四
角形状の基板5aを有しており、基板5aの4辺にはそ
れぞれ折曲片5bが下向きに形設されている。一方、枠
体2の上面には3本の係合溝2bが形設されているとと
もに、コネクタ支持部材3の上面には1本の係合溝3a
が形設されており、金属板5の折曲片5bは枠体2の係
合溝2bまたはコネクタ支持部材3の係合溝3aに係合
している。また、金属板6は四角形状の基板6aを有し
ており、基板6aの4辺にはそれぞれ折曲片6bが上向
きに形設されている。一方、枠体2の下面には4本の係
合溝2cが形設されており、金属板6の折曲片6bは枠
体2の係合溝2cに係合している。その結果、枠体2、
コネクタ支持部材3および金属板5、6からなる電池パ
ック用ケース1全体は、その剛性が高くなる。
角形状の基板5aを有しており、基板5aの4辺にはそ
れぞれ折曲片5bが下向きに形設されている。一方、枠
体2の上面には3本の係合溝2bが形設されているとと
もに、コネクタ支持部材3の上面には1本の係合溝3a
が形設されており、金属板5の折曲片5bは枠体2の係
合溝2bまたはコネクタ支持部材3の係合溝3aに係合
している。また、金属板6は四角形状の基板6aを有し
ており、基板6aの4辺にはそれぞれ折曲片6bが上向
きに形設されている。一方、枠体2の下面には4本の係
合溝2cが形設されており、金属板6の折曲片6bは枠
体2の係合溝2cに係合している。その結果、枠体2、
コネクタ支持部材3および金属板5、6からなる電池パ
ック用ケース1全体は、その剛性が高くなる。
【0017】なお、図1に示すように、金属板5、6は
それぞれ六面体状の電池パック用ケース1の上面部、下
面部を構成し、枠体2およびコネクタ支持部材3は六面
体状の電池パック用ケース1の側面部を構成する。
それぞれ六面体状の電池パック用ケース1の上面部、下
面部を構成し、枠体2およびコネクタ支持部材3は六面
体状の電池パック用ケース1の側面部を構成する。
【0018】本発明に係る電池パック用ケース1は以上
のような構成を有するので、この電池パック用ケース1
を用いて電池パックを製造するには、まず金属板6を枠
体2にビス8で取り付け、枠体2内に素電池と保護回路
基板(いずれも図示せず)を組み込む。
のような構成を有するので、この電池パック用ケース1
を用いて電池パックを製造するには、まず金属板6を枠
体2にビス8で取り付け、枠体2内に素電池と保護回路
基板(いずれも図示せず)を組み込む。
【0019】次に、枠体2のコネクタ取付口2aに長方
形状のコネクタ実装基板(図示せず)を設置し、その上
にコネクタ支持部材3を載置する。すると、このコネク
タ実装基板はその4辺が枠体2の下側ガイド溝2eおよ
びコネクタ支持部材3の上側ガイド溝3cに嵌合して支
持された状態となる。このとき、コネクタ実装基板の設
置は、これを枠体2の下側ガイド溝2eに嵌着するだけ
で容易に実施することができる。また、コネクタ支持部
材3の位置決めは、その薄肉段差部3dを枠体2の厚肉
段差部2fに合致させるとともに、上側ガイド溝3cを
コネクタ実装基板に係合させることによって容易に実行
することができる。
形状のコネクタ実装基板(図示せず)を設置し、その上
にコネクタ支持部材3を載置する。すると、このコネク
タ実装基板はその4辺が枠体2の下側ガイド溝2eおよ
びコネクタ支持部材3の上側ガイド溝3cに嵌合して支
持された状態となる。このとき、コネクタ実装基板の設
置は、これを枠体2の下側ガイド溝2eに嵌着するだけ
で容易に実施することができる。また、コネクタ支持部
材3の位置決めは、その薄肉段差部3dを枠体2の厚肉
段差部2fに合致させるとともに、上側ガイド溝3cを
コネクタ実装基板に係合させることによって容易に実行
することができる。
【0020】最後に、金属板5を枠体2にビス7で取り
付ければ、電池パックの製造が完了する。
付ければ、電池パックの製造が完了する。
【0021】このように、コネクタ実装基板の設置やコ
ネクタ支持部材3の位置決めは容易であり、また金属板
5、6の取付もビス7、8を螺着するだけで簡単に行え
るので、電池パック用ケース1を用いた電池パックは、
その組立作業性に優れる。
ネクタ支持部材3の位置決めは容易であり、また金属板
5、6の取付もビス7、8を螺着するだけで簡単に行え
るので、電池パック用ケース1を用いた電池パックは、
その組立作業性に優れる。
【0022】ところで、この電池パックをノートパソコ
ン等の機器で使用する際には、コネクタ実装基板にコネ
クタ(図示せず)を差し込む。この際、コネクタ実装基
板にストレスが作用するが、コネクタ実装基板は、上述
したように、その4辺全周にわたって下側ガイド溝2
e、上側ガイド溝3cに嵌合して支持されているので、
コネクタ実装基板に作用するストレスを分散させて軽減
することができる。また、こうして差し込んだコネクタ
を電池パックから抜き取るときも同様である。そのた
め、コネクタの着脱に起因するストレスの蓄積を抑制
し、電池パックの耐久性を向上させることが可能とな
る。
ン等の機器で使用する際には、コネクタ実装基板にコネ
クタ(図示せず)を差し込む。この際、コネクタ実装基
板にストレスが作用するが、コネクタ実装基板は、上述
したように、その4辺全周にわたって下側ガイド溝2
e、上側ガイド溝3cに嵌合して支持されているので、
コネクタ実装基板に作用するストレスを分散させて軽減
することができる。また、こうして差し込んだコネクタ
を電池パックから抜き取るときも同様である。そのた
め、コネクタの着脱に起因するストレスの蓄積を抑制
し、電池パックの耐久性を向上させることが可能とな
る。
【0023】また、コネクタ実装基板はコネクタに押圧
されて後方へ移動しようとするが、コネクタ実装基板の
後方に位置する2本の突起片2dがこの押圧力に抗する
形でコネクタ実装基板を支持することに加えて、既に述
べたように、電池パック用ケース1全体の剛性も高いこ
とから、コネクタの差込作業を支障なく行うことがで
き、電池パックの取扱い性に優れる。
されて後方へ移動しようとするが、コネクタ実装基板の
後方に位置する2本の突起片2dがこの押圧力に抗する
形でコネクタ実装基板を支持することに加えて、既に述
べたように、電池パック用ケース1全体の剛性も高いこ
とから、コネクタの差込作業を支障なく行うことがで
き、電池パックの取扱い性に優れる。
【0024】さらに、ビス7、8が螺合するタップ4は
すべて枠体2の厚肉段差部2fまたは厚肉部2gに設け
られているので、タップ4を長くすることによってビス
7、8との螺合長さを増し、電池パックの強度特性(と
りわけ耐衝撃性)を高めることができる。
すべて枠体2の厚肉段差部2fまたは厚肉部2gに設け
られているので、タップ4を長くすることによってビス
7、8との螺合長さを増し、電池パックの強度特性(と
りわけ耐衝撃性)を高めることができる。
【0025】なお、この電池パックでは、金属板5、6
等のシールド効果によって保護回路基板を外来ノイズか
ら守ることができる。すなわち、図4に示すように、レ
ンツの法則により、電池パック用ケース1の上方から入
ろうとする磁界B1に対しては、金属板5で渦電流I1
が生じて磁界B1の進入を阻止し、電池パック用ケース
1の側方から入ろうとする磁界B2、B3に対しては、
金属板5、6、ビス7、8およびタップ4を電流I2、
I3が流れて磁界B2、B3の進入を阻止する。その結
果、保護回路基板が外来ノイズを受けて誤動作を惹起す
る事態を未然に防止することができるため、特に保護回
路基板の回路インピーダンスが高いリチウムイオン電池
において、その安全性を高めることが可能となる。
等のシールド効果によって保護回路基板を外来ノイズか
ら守ることができる。すなわち、図4に示すように、レ
ンツの法則により、電池パック用ケース1の上方から入
ろうとする磁界B1に対しては、金属板5で渦電流I1
が生じて磁界B1の進入を阻止し、電池パック用ケース
1の側方から入ろうとする磁界B2、B3に対しては、
金属板5、6、ビス7、8およびタップ4を電流I2、
I3が流れて磁界B2、B3の進入を阻止する。その結
果、保護回路基板が外来ノイズを受けて誤動作を惹起す
る事態を未然に防止することができるため、特に保護回
路基板の回路インピーダンスが高いリチウムイオン電池
において、その安全性を高めることが可能となる。
【0026】ここで、シールド効果によって保護回路基
板を外来ノイズから守る必要がない場合には、金属板
5、6以外の上カバー、下カバーを採用することも勿論
可能である。
板を外来ノイズから守る必要がない場合には、金属板
5、6以外の上カバー、下カバーを採用することも勿論
可能である。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、四
角筒状の枠体2を有し、この枠体2の1辺にコネクタ取
付口2aを形成し、このコネクタ取付口2aに沿って下
側ガイド溝2eを形成し、前記コネクタ取付口2aにコ
ネクタ支持部材3を載置し、このコネクタ支持部材3の
下面に上側ガイド溝3cを形成し、前記枠体2の上側に
金属板5等の上カバーを前記コネクタ支持部材3が挟み
込まれるように取り付け、前記枠体2の下側に金属板6
等の下カバーを取り付けて構成したので、コネクタの着
脱時においてコネクタ実装基板に作用するストレスを分
散させて軽減できることから、コネクタの着脱に起因す
るストレスの蓄積を抑制し、電池パックの耐久性を向上
させることが可能となる。
角筒状の枠体2を有し、この枠体2の1辺にコネクタ取
付口2aを形成し、このコネクタ取付口2aに沿って下
側ガイド溝2eを形成し、前記コネクタ取付口2aにコ
ネクタ支持部材3を載置し、このコネクタ支持部材3の
下面に上側ガイド溝3cを形成し、前記枠体2の上側に
金属板5等の上カバーを前記コネクタ支持部材3が挟み
込まれるように取り付け、前記枠体2の下側に金属板6
等の下カバーを取り付けて構成したので、コネクタの着
脱時においてコネクタ実装基板に作用するストレスを分
散させて軽減できることから、コネクタの着脱に起因す
るストレスの蓄積を抑制し、電池パックの耐久性を向上
させることが可能となる。
【0028】また本発明によれば、上記コネクタ取付口
2aに突起片2dを上記下側ガイド溝2eの後方に配設
し、上記コネクタ支持部材3の下面に凹部3bを前記突
起片2dが嵌合するように形成して構成したので、コネ
クタの差込時に突起片2dがコネクタ実装基板を後方か
ら支持することから、コネクタの差込作業を支障なく行
うことができ、電池パックの取扱い性が良好となる。
2aに突起片2dを上記下側ガイド溝2eの後方に配設
し、上記コネクタ支持部材3の下面に凹部3bを前記突
起片2dが嵌合するように形成して構成したので、コネ
クタの差込時に突起片2dがコネクタ実装基板を後方か
ら支持することから、コネクタの差込作業を支障なく行
うことができ、電池パックの取扱い性が良好となる。
【0029】さらに本発明によれば、上記枠体2に2個
の厚肉段差部2fを形成し、上記コネクタ支持部材3に
2個の薄肉段差部3dを前記各厚肉段差部2fに係合す
るように形成して構成したので、コネクタ支持部材3の
位置決めが容易となり、電池パックの組立作業性が向上
する。
の厚肉段差部2fを形成し、上記コネクタ支持部材3に
2個の薄肉段差部3dを前記各厚肉段差部2fに係合す
るように形成して構成したので、コネクタ支持部材3の
位置決めが容易となり、電池パックの組立作業性が向上
する。
【図1】本発明に係る電池パック用ケースの一実施形態
を示す組立斜視図である。
を示す組立斜視図である。
【図2】図1に示す電池パック用ケースの分解斜視図で
ある。
ある。
【図3】図2に示す電池パック用ケースを構成するコネ
クタ支持部材の反転斜視図である。
クタ支持部材の反転斜視図である。
【図4】図1に示す電池パック用ケースの電気的接続部
分のみを示す模式図である。
分のみを示す模式図である。
【図5】従来の電池パック用ケースの一例を示す組立斜
視図である。
視図である。
【図6】図5に示す電池パック用ケースの分解斜視図で
ある。
ある。
1……電池パック用ケース 2……枠体 2a……コネクタ取付口 2d……突起片 2e……下側ガイド溝 2f……厚肉段差部 3……コネクタ支持部材 3b……凹部 3c……上側ガイド溝 3d……薄肉段差部 5……上カバー(金属板) 6……下カバー(金属板)
フロントページの続き (72)発明者 鈴木 徹也 東京都港区新橋5丁目36番11号 富士電気 化学株式会社内 (72)発明者 鈴木 一成 東京都港区新橋5丁目36番11号 富士電気 化学株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 四角筒状の枠体(2)を有し、 この枠体の1辺にコネクタ取付口(2a)を形成し、 このコネクタ取付口に沿って下側ガイド溝(2e)を形
成し、 前記コネクタ取付口にコネクタ支持部材(3)を載置
し、 このコネクタ支持部材の下面に上側ガイド溝(3c)を
形成し、 前記枠体の上側に上カバー(5)を前記コネクタ支持部
材が挟み込まれるように取り付け、 前記枠体の下側に下カバー(6)を取り付けたことを特
徴とする電池パック用ケース。 - 【請求項2】 コネクタ取付口(2a)に突起片(2
d)を下側ガイド溝(2e)の後方に配設し、 コネクタ支持部材(3)の下面に凹部(3b)を前記突
起片が嵌合するように形成したことを特徴とする請求項
1に記載の電池パック用ケース。 - 【請求項3】 枠体(2)に2個の厚肉段差部(2f)
を形成し、 コネクタ支持部材(3)に2個の薄肉段差部(3d)を
前記各厚肉段差部に係合するように形成したことを特徴
とする請求項1または請求項2に記載の電池パック用ケ
ース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9270856A JPH11111249A (ja) | 1997-10-03 | 1997-10-03 | 電池パック用ケース |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9270856A JPH11111249A (ja) | 1997-10-03 | 1997-10-03 | 電池パック用ケース |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11111249A true JPH11111249A (ja) | 1999-04-23 |
Family
ID=17491937
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9270856A Pending JPH11111249A (ja) | 1997-10-03 | 1997-10-03 | 電池パック用ケース |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11111249A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20010028714A (ko) * | 1999-09-22 | 2001-04-06 | 서평원 | 휴대폰용 배터리 |
WO2001037353A1 (en) * | 1999-11-15 | 2001-05-25 | Eveready Battery Company, Inc. | Durable high density power supply |
EP1498964A1 (en) * | 2002-03-06 | 2005-01-19 | Sony Corporation | Battery device |
WO2011012209A1 (de) * | 2009-07-31 | 2011-02-03 | Daimler Ag | Einzelzelle für eine batterie |
-
1997
- 1997-10-03 JP JP9270856A patent/JPH11111249A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20010028714A (ko) * | 1999-09-22 | 2001-04-06 | 서평원 | 휴대폰용 배터리 |
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EP1498964A4 (en) * | 2002-03-06 | 2009-09-23 | Sony Corp | BATTERY DEVICE |
WO2011012209A1 (de) * | 2009-07-31 | 2011-02-03 | Daimler Ag | Einzelzelle für eine batterie |
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