JP4614815B2 - 洗車機用洗浄ブラシのブラシ片 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車あるいは車両の外面の被洗浄面に付着した汚れ等を洗浄する為の洗車機に使用する洗浄ブラシのブラシ片に関するものである。
自動車あるいは車両の外面の被洗浄面に付着した汚れ等を洗浄する為の洗車機に使用する洗浄ブラシのブラシ片に関しては、使用目的に応じて、さまざまな改良がなされ、材質については、合成樹脂繊維、布、フィルム状樹脂組成物、独立気泡発泡体等を使用したブラシ片からなる各種の洗浄ブラシが提案されてある。ところで、合成樹脂繊維は洗い残しが少なく、洗浄性が良好で、水を含まない為、凍結しにくいが、被洗浄面に傷を付けやすいという特徴を持っている。布は被洗浄面に柔らかく接触する為、被洗浄面に傷を付けにくいが、水を含む為、凍結しやすく、弾性変形しないことから、破れ、ほつれ、切れが発生し、耐久性が劣るという特徴を持っている。フィルムは洗浄時の音が小さく、被洗浄面に傷を付けにくいが、毛腰が弱く、耐久性が低いという特徴を有している。独立気泡発泡体は耐久性が良好で、被洗浄面に傷を付けにくいが、洗浄性が低いという特徴を有している。
従来のブラシ片は、上記の如くの特徴を有しているが、合成樹脂繊維においては、例えば、ブラシ用毛材として、熱可塑性樹脂と熱可塑性エラストマーとを配合した樹脂組成物が、特開平10−25619号公報に開示されてある。前記ブラシ用毛材は、熱可塑性樹脂と熱可塑性エラストマーとを配合し、ブラシ用毛材を形成する事により、柔軟性の高いブラシ用毛材を実現しているという特徴を有している。
また、布においては、例えば、洗車機として、撥水性あるいは防水性の柔軟な布を使用した洗浄体が、特開2002−362335号公報に開示されてある。前記洗浄体は、洗浄中に車両の塗装面を痛めることが無く、且つ均一な洗浄効果が得られるという特徴を有している。
特開平10−25619号公報 特開2002−362335号公報
従来の洗車機用洗浄ブラシのブラシ片は、例えば、上記の如くの各種の特徴を有する技術が開示されてあるが、特開平10−25619号公報に開示されてある技術においては、上記の如く、熱可塑性樹脂と熱可塑性エラストマーとを配合し、ブラシ用毛材を形成することにより、柔軟性を持たせている為に、毛腰が弱くなり、耐久性が劣るという課題があった。また、合成樹脂繊維は被洗浄面に傷を付けやすいという課題も有している。また、特開2002−362335号公報に開示されてある技術においては、布の表面に撥水処理加工が施してあるけれども、繊維間に空隙がある為、空隙に水が溜まり、凍結しやすいという課題を有している。また、ブラシ片が弾性変形しない為、座屈等による耐久性の低さという課題も有している。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、高い洗浄性を有するとともに、被洗浄面に傷を付けることなく、凍結が無く、且つ高い耐久性を有する洗車機用洗浄ブラシのブラシ片を提供することを目的としている。
本発明の洗車機用洗浄ブラシのブラシ片は、上記の目的を達成するため、次ぎのように構成した。すなわち、請求項1の発明では、合成樹脂繊維からなる平板状の布帛に、熱可塑性樹脂または熱可塑性エラストマーが防水性を有するように被覆され、且つ該熱可塑性樹脂または熱可塑性エラストマーの表面に酸化チタンを固着したことを特徴としている。
熱可塑性樹脂または前記熱可塑性エラストマーは、例えば、ポリエチレンやポリプロピレンなどのポリオレフィン、ウレタン、アクリル、塩化ビニル、シリコン、フッ素などの材質が使用できる。また、布帛3は、ポリエチレンテレフタレートやポリブチレンテレフタレートなどのポリエステル系繊維、ナイロン6やナイロン66などのナイロン系繊維、ポリエチレンやポリプロピレンなどのポリオレフィン系繊維、スパンデックスなどのウレタン系繊維などの合成樹脂繊維を織ることにより、布状に形成されたものである。
また、熱可塑性樹脂または熱可塑性エラストマーに対して、光触媒性を有する酸化チタンを固着する固着手段は、コーティング、バインダー固着、焼結、あるいは練り込みのいずれかで行えばよい。
また、請求項2の発明では、合成樹脂繊維からなる平板状の布帛に、熱可塑性樹脂または熱可塑性エラストマーが防水性を有するように被覆され、且つ該熱可塑性樹脂または熱可塑性エラストマーが被覆された布帛が切断され、該布帛の切断部の被覆は、切断により溶融変形した熱可塑性樹脂または熱可塑性エラストマーによって形成されていることを特徴としている。
本発明の洗車機用洗浄ブラシのブラシ片は、次に示すような効果を得ることができる。
(1)ブラシ片は、布帛が、熱可塑性樹脂または熱可塑性エラストマーにより被覆されて形成されてある。その為、ブラシ片の表面には、布帛が形成されていない。その為、水分などが布帛に接触することが無く、高い防水性を有すると共に、凍結することが無い。また、ブラシ片は、布帛が形成されてある為、ブラシ片の毛腰を強く設定することができ、高い耐久性を有することができる。また、ブラシ片は、布帛を熱可塑性樹脂または熱可塑性エラストマーにより被覆して形成されてある為、布帛の有する高い洗浄性を保持しつつ、熱可塑性樹脂または熱可塑性エラストマーの有する高い耐久性をブラシ片は有することができる。さらにまた、ブラシ片は熱可塑性樹脂または熱可塑性エラストマーが弾性を有している為、被労屈折等による座屈、あるいは破れ、ほつれ等が無く、高い耐久性を有することができる。
また、布帛にフィルム状樹脂組成物を使用した場合においては、ブラシ片に容易に柔軟性を付加することができる。
(2)ブラシ片の表面に凹部、及び凸部が形成されてある。その為、ブラシ片は、凹部に水分を保持して溜めることができる。その為、ブラシ片は、凹部に水分を保持しつつ、洗浄することができ、高い洗浄性を有することができる。また、ブラシ片は、ブラシ片を回転させることにより、凹部に保持されてある水分を、飛散あるいは消滅させることができる為、凍結することを防止することができる。
(3)ブラシ片は、独立気泡が形成されてある。その為、ブラシ片の表面に形成されてある独立気泡は、水分を保持して溜めることができる。その為、ブラシ片は独立気泡に水分を保持しつつ、洗浄することができ、高い洗浄性を有することができる。また、独立気泡が形成されてある為、ブラシ片は、高い防水性を有することができる。また、ブラシ片は、熱可塑性樹脂または熱可塑性エラストマーに混入させる発泡剤の量を設定することにより、任意に重量を軽く設定できる為、使用目的に応じて、最適な重量のブラシ片を製作することができる。
(4)ブラシ片には、酸化チタンが形成されてある。酸化チタンは、光触媒性を有している為、光触媒による有機物分解をすることができる。その為、ブラシ片は、付着した汚れを酸化して分解することができ、高い防汚性を有することができる。
また、布帛に被覆された後に切断してブラシ片とする場合、布帛の切断部の被覆は、切断により溶融変形した熱可塑性樹脂または熱可塑性エラストマーによって形成されるようにすれば、後行程で布帛の切断部を被覆する必要がなく、ブラシ片を簡便かつ短時間に製造できる。
高い洗浄性を有するとともに、被洗浄面に傷を付けることが無く、凍結が無く、且つ高い耐久性を有する洗車機用洗浄ブラシのブラシ片を提供するという目的を、自動車あるいは車両を洗浄する為の洗車機用洗浄ブラシのブラシ片において、前記洗車機用洗浄ブラシのブラシ片は、布帛、及び熱可塑性樹脂または熱可塑性エラストマーにより形成されてあり、前記布帛にたいして前記熱可塑性樹脂または前記熱可塑性エラストマーが被覆されて形成されてあると共に、防水性を有するという構成において実現した。
図1から図3にて実施例1を示す。図1は、本発明の洗車機用洗浄ブラシのブラシ片を前面側から見た斜視図である。図1において、1はブラシ片、2は熱可塑性樹脂または熱可塑性エラストマーである。図2は、図1に使用する布帛を前面側から見た斜視図である。図2において、3は布帛である。図3は、図1のブラシ片の断面図である。
洗車機用洗浄ブラシのブラシ片1は、図1から図3の如く、平板状に形成されており、布帛3が熱可塑性樹脂または熱可塑性エラストマー2にて被覆されて形成されてある。熱可塑性樹脂または熱可塑性エラストマー2は、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン、ウレタン、アクリル、塩化ビニル、シリコン、フッ素などの材質が使用されてある。また、布帛3は、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートなどのポリエステル系繊維、ナイロン6、ナイロン66などのナイロン系繊維、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン系繊維、スパンデックスなどのウレタン系繊維などの合成樹脂繊維を織ることにより、布状に形成されてある。
次にブラシ片1の製造手順について説明する。最初に、単繊維、あるいは単繊維を撚り合わせた撚り糸を、織ることにより布状に形成して布帛3を形成する。次に、布帛3にたいして熱可塑性樹脂または熱可塑性エラストマー2を含浸処理、浸漬処理、コーティング処理、スプレー処理などにより、布帛3にたいして熱可塑性樹脂または熱可塑性エラストマー2を被覆させることによりブラシ片1が形成される。
次に、本発明の洗車機用洗浄ブラシのブラシ片の洗浄性、耐摩耗性、防水性について試験した。表1に、試験に用いた試験片の組成を示した。下記に示した要領で測定し、その結果を表2に示した。なお、比較例1としてポリエステル繊維から成る織布、比較例2としてポリプロピレン繊維から成る長繊維不織布を用いた。
(洗浄性)
断面が長方形である幅50mm×厚み0.5mm×長さ226mmの帯状試験片を四本切り出した。
そして、直径が114mmで且つ長さが360mmの円柱状回転体の外周面における長さ方向の中央部に、各試験片をその長さ方向の中央部分から二つ折りした上で、幅方向が回転体の長さ方向に合致し且つ試験片の屈曲部外面が回転体の外周面に当接した状態にして、回転体の周方向に等間隔毎に取り付けた。
次に、上記回転体を240rpmの一定の回転速度で回転させる一方、一面に人工汚れを塗布した白色ソリッド塗装鋼板を用意し、上記回転速度で回転している回転体の外周面に取り付けた各試験片の先端が描く仮想円上から30mmだけ回転体の回転軸方向に近接した位置に上記白色ソリッド塗装鋼板を、その汚れ面が回転体に対向した状態に配設して3時間に亘って鋼板の汚れ面に試験片を順次、摺接させることによって鋼板の汚れを除去した。
そして、鋼板の汚れ面における試験片によって汚れを除去した部分の明度を色差計で測定して、下記基準により判断した。
○・・・+3以上
△・・・+2
×・・・+1以下
(耐摩耗性)
断面が長方形である幅50mm×厚み0.5mm×長さ226mmの帯状試験片を四本切り出し、各試験片の重量を測定してこれら試験片の平均重量をWとした。
そして、直径が114mmで且つ長さが360mmの円柱状回転体の外周面における長さ方向の中央部に、各試験片をその長さ方向の中央部分から二つ折りした上で、幅方向が回転体の長さ方向に合致し且つ試験片の屈曲部外面が回転体の外周面に当接した状態にして、回転体の周方向に等間隔毎に取り付けた。
次に、上記回転体を240rpmの一定の回転速度で回転させる一方、表面粗さ100の金属板を用意し、上記回転速度で回転している回転体の外周面に取り付けた各試験片の先端が描く仮想円上から30mmだけ回転体の回転軸方向に近接した位置に上配金属板を、その表面粗さ100とされた面を対向した状態に配設して3時間に亘って金属板の表面に試験片を順次、摺接させた。
そして、金属板の表面に上述のようにして擦り付けた後の各試験片の重量を測定して、これら試験片の平均重量をWとし、下記式によって試験前後のブラシ片の重量変化を算出し、下記基準により耐摩耗性を判断した。
重量変化率(%)=100×(W−W)/W
○・・・重量変化率が0.5%未満であった。
△・・・重量変化率が0.5〜1.0%であった。
×・・・重量変化率が1.0%を超えていた。
(防水性)
断面が長方形である幅50mm×厚み0.5mm×長さ226mmの帯状試験片を四本切り出し、各試験片の重量を測定してこれら試験片の平均重量をWとした。
そして、直径が114mmで且つ長さが360mmの円柱状回転体の外周面における長さ方向の中央部に、各試験片をその長さ方向の中央部分から二つ折りした上で、幅方向が回転体の長さ方向に合致し且つ試験片の屈曲部外面が回転体の外周面に当接した状態にして、回転体の周方向に等間隔毎に取り付けた。
次に、上記回転体に6L毎分の散布量で水を吹きかけながら、240rpmの一定の回転速度で回転させる一方、鉄板を用意し、上記回転速度で回転している回転体の外周面に取り付けた各試験片の先端が描く仮想円上から30mmだけ回転体の回転軸方向に近接した位置に上記鉄板を対向させた状態に配設して3時間に亘って鉄板の表面に試験片を順次、摺接させた。
そして、鉄板の表面に上述のようにして擦り付けた後の各試験片の重量を測定して、これら試験片の平均重量をWとし、下記式によって試験前後のブラシ片の含水率を算出し、下記基準により防水性を判断した。
含水率(%)=100×(W−W)/W
○・・・含水率が50%未満であった。
△・・・含水率が50〜100%であった。
×・・・含水率が100%を超えていた。
Figure 0004614815
Figure 0004614815
上記の如くの試験の結果、洗浄性においては、実施例1〜4とも+3以上であった。耐摩耗性においては、実施例1〜4とも重量変化率が0.5%未満であった。防水性においては、実施例1〜4とも含水率が50%未満であった。
実施例1のブラシ片1は、上記の如くの構成となっているので、ブラシ片1は、布帛3が、熱可塑性樹脂または熱可塑性エラストマー2により被覆されて形成されてある。その為、ブラシ片1の表面には、布帛3が形成されていない。その為、水分などが布帛3に接触することが無く、高い防水性を有すると共に、凍結することが無い。また、ブラシ片1は、布帛3が形成されてある為、ブラシ片1の毛腰を強く設定することができ、高い耐久性を有することができる。また、ブラシ片1は、布帛3を熱可塑性樹脂または熱可塑性エラストマー2により被覆して形成されてある為、布帛3の有する高い洗浄性を保持しつつ、熱可塑性樹脂または熱可塑性エラストマー2の有する高い耐久性をブラシ片1は有することができる。さらにまた、ブラシ片1は熱可塑性樹脂または熱可塑性エラストマー2が弾性を有している為、被労屈折等による座屈、あるいは破れ、ほつれ等が無く、高い耐久性を有することができる。
実施例1のブラシ片1は、上記の如くの構成となっているが、布帛3の材質については、上記の如くの合成樹脂繊維以外にも、フィルム状樹脂組成物を織ることにより布状に形成することもできる。また、麻、木綿などの天然樹脂繊維を使用することもできる。フィルム状樹脂組成物を使用した場合においては、ブラシ片1に容易に柔軟性を付加することができる。また、長尺形状に連続形成されたブラシ片を、所定長さに切断して使用することもできる。
次に、図4から図6にて実施例2を示す。図4は、本発明の洗車機用洗浄ブラシのブラシ片を前面側から見た斜視図である。図4において、11はブラシ片、12は熱可塑性樹脂または熱可塑性エラストマー、15は凹部、16は凸部である。図5は、図4に使用する布帛を前面側から見た斜視図である。図5において、13は布帛である。図6は、図4のブラシ片の断面図である。
洗車機用洗浄ブラシのブラシ片11は、図4から図6の如く、表面が凹凸状に形成されており、布帛13が熱可塑性樹脂または熱可塑性エラストマー12にて被覆されて形成されてある。熱可塑性樹脂または熱可塑性エラストマー12は、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン、ウレタン、アクリル、塩化ビニル、シリコン、フッ素などの材質が使用されてある。また、布帛13としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートなどのポリエステル系繊維、ナイロン6、ナイロン66などのナイロン系繊維、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン系繊維、スパンデックスなどのウレタン系繊維などの合成樹脂繊維を織ることにより、布状に形成されてある。
次にブラシ片11の製造手順について説明する。最初に、単繊維、あるいは単繊維を撚り合わせた撚り糸を、織ることにより布状に形成して布帛13を形成する。次に、布帛13にたいして熱可塑性樹脂または熱可塑性エラストマー12を含浸処理、浸漬処理、コーティング処理、スプレー処理などにより、布帛13にたいして熱可塑性樹脂または熱可塑性エラストマー12を被覆させる。次に、凹凸部が形成されてあるエンボスロールなどに押し付けて加圧することにより、表面に凹部15、及び凸部16が形成される。
実施例2のブラシ片11は上記の如くの構成となっているので、ブラシ片11の表面に凹部15、及び凸部16が形成されてある。その為、ブラシ片11は、凹部15に水分を保持して溜めることができる。その為、ブラシ片11は、凹部15に水分を保持しつつ、洗浄することができ、高い洗浄性を有することができる。また、ブラシ片11は、ブラシ片11を回転させることにより、凹部15に保持されてある水分を、飛散あるいは消滅させることができる為、凍結することを防止することができる。
次に、図7から図9にて実施例3を示す。図7は、本発明の洗車機用洗浄ブラシのブラシ片を前面側から見た斜視図である。図7において、21はブラシ片、22は熱可塑性樹脂または熱可塑性エラストマー、27は独立気泡である。図8は、図7に使用する布帛を前面側から見た斜視図である。図7において、23は布帛である。図9は、図7のブラシ片の断面図である。
洗車機用洗浄ブラシのブラシ片21は、図7から図9の如く、布帛23が熱可塑性樹脂または熱可塑性エラストマー22にて被覆されており、表面には独立気泡27が形成されてある。熱可塑性樹脂または熱可塑性エラストマー22は、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン、ウレタン、アクリル、塩化ビニル、シリコン、フッ素などの材質が使用されてある、また、布帛23は、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートなどのポリエステル系繊維、ナイロン6、ナイロン66などのナイロン系繊維、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン系繊維、スパンデックスなどのウレタン系繊維などの合成樹脂繊維を織ることにより、布状に形成されてある。
次にブラシ片21の製造手順について説明する。最初に、単繊維、あるいは単繊維を撚り合わせた撚り糸を、織ることにより布状に形成して布帛23を形成する。次に、布帛23にたいして、あらかじめ発泡剤を混入した熱可塑性樹脂または熱可塑性エラストマー22を含浸処理、浸漬処理、コーティング処理、スプレー処理などにより、布帛23にたいして熱可塑性樹脂または熱可塑性エラストマー22を被覆させる。前記の手順により、独立気泡27を有するブラシ片21が形成される。
実施例3のブラシ片21は上記の如くの構成となっているので、ブラシ片21は、独立気泡27が形成されてある。その為、ブラシ片21の表面に形成されてある独立気泡27は、水分を保持して溜めることができる。その為、ブラシ片21は独立気泡27に水分を保持しつつ、洗浄することができ、高い洗浄性を有することができる。また、独立気泡27が形成されてある為、ブラシ片21は、高い防水性を有することができる。また、ブラシ片21は、熱可塑性樹脂または熱可塑性エラストマー22に混入させる発泡剤の量を設定することにより、任意に重量を軽く設定できる為、使用目的に応じて、最適な重量のブラシ片21を製作することができる。
次に、図10から図12にて実施例4を示す。図10は、本発明の洗車機用洗浄ブラシのブラシ片を前面側から見た斜視図である。図10において、31はブラシ片、32は熱可塑性樹脂または熱可塑性エラストマー、34は酸化チタンである。図11は、図10に使用する布帛を前面側から見た斜視図である。図11において、33は布帛である。図12は、図10のブラシ片の断面図である。
洗車機用洗浄ブラシのブラシ片31は、図10から図12の如く、平板状に形成されており、布帛33が熱可塑性樹脂または熱可塑性エラストマー32にて被覆されて形成されてある。熱可塑性樹脂または熱可塑性エラストマー32は、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン、ウレタン、アクリル、塩化ビニル、シリコン、フッ素などの材質が使用されてある。また、布帛33は、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートなどのポリエステル系繊維、ナイロン6、ナイロン66などのナイロン系繊維、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン系繊維、スパンデックスなどのウレタン系繊維などの合成樹脂繊維を織ることにより、布状に形成されてある。また、酸化チタン34は固体状、液体状、または固体状と液体状の混合物が、使用目的に応じて、適時、選択して使用されてある。
次にブラシ片31の製造手順について説明する。最初に、単繊維、あるいは単繊維を撚り合わせた撚り糸を、織ることにより布状に形成して布帛33を形成する。次に、布帛33にたいして熱可塑性樹脂または熱可塑性エラストマー32を含浸処理、浸漬処理、コーティング処理、スプレー処理などにより、布帛33にたいして熱可塑性樹脂または熱可塑性エラストマー32を被覆させる。次に酸化チタン34を、コーティング処理、バインダー固着、焼結、練り込みのいずれかの方法にて、熱可塑性樹脂または熱可塑性エラストマー32にたいして付着させる。前記の手順により、酸化チタン34を有するブラシ片31が形成される。
次に、光触媒性について説明する。光触媒性とは、光触媒の作用のことである。光触媒とは、光のエネルギーを吸収して他の物質に化学反応を引き起こす半導体のことであり、例えば、酸化チタンなどがある。光触媒の作用とは、酸化チタンを触媒にして光を当てると、空気中の水と酸素から強い酸化力を作り出し、有機物系の汚れを二酸化炭素と水に分解することである。
実施例4のブラシ片31は、上記の如くの構成となっているので、ブラシ片31には、酸化チタン34が形成されてある。酸化チタン34は、光触媒性を有している為、光触媒による有機物分解をすることができる。その為、ブラシ片31は、付着した汚れを酸化して分解することができ、高い防汚性を有することができる。
次に、図13にて実施例5を示す。図13は、本発明の洗車機用洗浄ブラシのブラシ片の断面図である。図13において、4、14は切断部、5、25は切断面、6、26は変形部、41はブラシ片、42は熱可塑性樹脂または熱可塑性エラストマー、43は布帛である。
洗車機用洗浄ブラシのブラシ片41は、図13の如く、略中央部にて切断されてあり、切断部4、14が形成されてある。また、布帛の切断面5、25にたいして、熱可塑性樹脂または熱可塑性エラストマー42が、切断により溶融変形した後、冷却して形成された変形部6、26にて、被覆されて形成されてある。
切断方法は、カッター、電気、光、電磁波、熱、高圧流体、超音波、高周波、あるいは振動による切断方法が採用できるが、切断時に、熱可塑性樹脂または熱可塑性エラストマー42を溶融変形させる事ができるエネルギーが発生する方法であれば、何ら差し支えない。エネルギーの種類としては、例えば、電気エネルギー、光エネルギー、電磁波エネルギー、摩擦熱、放射熱等の熱エネルギー、高圧流体エネルギー、超音波エネルギー、高周波エネルギー、あるいは振動エネルギーが採用できる。また、カッターの種類としては、例えば、電熱を加える事のできるトムソン型、電熱はさみ、電熱包丁等が採用できる。
実施例5のブラシ片41は、上記の如くの構成となっているので、ブラシ片41の切断部4、14は、布帛43の切断面5、25にたいして、熱可塑性樹脂または熱可塑性エラストマー42が、切断により溶融変形した後、冷却して形成された変形部6、26にて、被覆されて形成されてある。その為、ブラシ片41の切断部4、14の表面には、布帛43が形成されていない。その為、水分などが布帛43に接触することが無く、高い防水性を有すると共に、凍結することが無い。
本発明の洗車機用洗浄ブラシのブラシ片は、主に、自動車あるいは車両の外面の被洗浄面に付着した汚れ等を洗浄する為の洗車機に搭載する洗浄ブラシのブラシ片として使用する。
実施例1の本発明の洗車機用洗浄ブラシのブラシ片を前面側から見た斜視図である。 図1に使用する布帛を前面側から見た斜視図である。 図1のブラシ片の断面図である。 実施例2の本発明の洗車機用洗浄ブラシのブラシ片を前面側から見た斜視図である。 図4に使用する布帛を前面側から見た斜視図である。 図4のブラシ片の断面図である。 実施例3の本発明の洗車機用洗浄ブラシのブラシ片を前面側から見た斜視図である。 図7に使用する布帛を前面側から見た斜視図である。 図7のブラシ片の断面図である。 実施例4の本発明の洗車機用洗浄ブラシのブラシ片を前面側から見た斜視図である。 図10に使用する布帛を前面側から見た斜視図である。 図10のブラシ片の断面図である。 実施例5の本発明の洗車機用洗浄ブラシのブラシ片の断面図である。
符号の説明
1、11、21、31、41 ブラシ片
2、12、22、32、42 熱可塑性樹脂または熱可塑性エラストマー
3、13、23、33、43 布帛
4、14 切断部 5、25 切断面 6、26 変形部
15 凹部
16 凸部
27 独立気泡
34 酸化チタン

Claims (2)

  1. 合成樹脂繊維からなる平板状の布帛に、熱可塑性樹脂または熱可塑性エラストマーが防水性を有するように被覆され、且つ該熱可塑性樹脂または熱可塑性エラストマーの表面に酸化チタンを固着したことを特徴とする洗車機用洗浄ブラシのブラシ片。
  2. 合成樹脂繊維からなる平板状の布帛に、熱可塑性樹脂または熱可塑性エラストマーが防水性を有するように被覆され、且つ該熱可塑性樹脂または熱可塑性エラストマーが被覆された布帛が切断され、該布帛の切断部の被覆は、切断により溶融変形した熱可塑性樹脂または熱可塑性エラストマーによって形成されていることを特徴とする洗車機用洗浄ブラシのブラシ片。
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