JP2537021Y2 - 車両ドア用コーナピース - Google Patents

車両ドア用コーナピース

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JP2537021Y2
JP2537021Y2 JP1991022113U JP2211391U JP2537021Y2 JP 2537021 Y2 JP2537021 Y2 JP 2537021Y2 JP 1991022113 U JP1991022113 U JP 1991022113U JP 2211391 U JP2211391 U JP 2211391U JP 2537021 Y2 JP2537021 Y2 JP 2537021Y2
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JP
Japan
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door
corner piece
lips
windshield glass
vehicle door
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JP1991022113U
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JPH04118810U (ja
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和友 式町
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はサッシュレスタイプの自
動車用サイドドアに装着される車両ドア用コーナピース
に関する。
【0002】
【従来技術】従来、サッシュレスタイプの自動車用サイ
ドドアの内板と外板とによって形成されるベルトライン
前端部には、側面視で略三角形状とされた車両ドア用コ
ーナピースが設けられている。これは、車両ドア用コー
ナピースによって、ドアウインドシールドガラスの保持
剛性を高めると共に、サイドドア上方の開口部全体をド
アウインドガラスとした場合と比べ、ドアウインドガラ
スを小さくすることができ、ドアウインドシールドガラ
スを容易にサイドドア内に収容することができるためで
ある。図8に示される如く、この車両ドア用コーナピー
ス70においては、コーナピース本体72に上下方向か
ら見た断面形状が略U字状の溝部74が設けられてお
り、この溝部74にドアウインドシールドガラス76の
前端部が摺動自在に挿入されている。また、この溝部7
4内の対向する部位には、対を成すリップ78、80
が、夫々溝部74の開口部74A側へ傾斜した状態で配
置されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、この車
両ドア用コーナピース70においては、対を成すリップ
78、80の各先端部78A、80Aが、夫々ドアウイ
ンドシールドガラス76の同一部位を表裏から挟持する
構造とされている。従って、対を成すリップ78、80
によるドアウインドシールドガラス76の挟持力が大き
くなり、ドアウインドシールドガラス76の摺動抵抗が
大きくなる。このため、ドアウインドシールドガラス7
6の昇降操作性が低下するという不具合があった。
【0004】この不具合を改善する車両ドア用コーナピ
ースとして、対を成すリップを夫々の先端部が互いに離
反する方向へ傾斜させた車両ドア用コーナピースが開発
されているが(未公知)、この車両ドア用コーナピース
ピースにおいては、車両ドア用コーナピースピースの上
端部において、対を成すリップの間に隙間ができる。こ
のため、車両ドア用コーナピースピースの上端部のシー
ル性が低く、風切音が発生し易いという不具合がある。
【0005】本考案は上記事実を考慮し、ドアウインド
シールドガラスの摺動性を向上することができると共
に、風切音の発生を防止することができる車両ドア用コ
ーナピースを得ることが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の考案
は、サイドドアの内板と外板とによって形成されるベル
トライン前端部に設けられた略三角形状のコーナピース
本体にドアウインドシールドガラスの前端部が摺動自在
に挿入される断面略U字状の溝部が設けられた車両ドア
用コーナピースにおいて、前記溝部の対向する側壁部位
に設けられ先端部が互いに離反する方向へ傾斜した対を
成すリップを有し、この対を成すリップを前記コーナピ
ース本体の上端部に近づくに従って徐々に先端部が互い
に接近する方向へ立ち上げて前記コーナピース本体の上
端部において先端部を互いに連結したことを特徴として
いる。
【0007】
【作用】請求項1に記載の考案によれば、コーナピース
本体の溝部に設けられた対を成すリップは先端部が互い
に離反する方向へ傾斜している。従って、リップ間にド
アウインドシールドガラスの前端部が挿入された場合に
は、一方のリップの先端部のドアウインドシールドガラ
スとの当接位置と、他方のリップの先端部のドアウイン
ドシールドガラスとの当接位置とが前後方向にずれる。
即ち、対を成すリップが互いに同方向へ傾斜し、各リッ
プの先端部のドアウインドシールドガラスとの当接位置
が互いに対向する従来の構造と比べ、ドアウインドシー
ルドガラスの挟持力が小さくなる。このため、ドアウイ
ンドシールドガラスの摺動抵抗を小さくすることがで
き、ドアウインドシールドガラスの昇降操作性を向上す
ることができる。
【0008】また、請求項1に記載の考案によれば、対
を成すリップはコーナピース本体の上端部に近づくに従
って先端部が互いに接近する方向へ徐々に立ち上がり、
コーナピース本体の上端部において、対を成すリップの
先端部は互いに連結されている。従って、コーナピース
本体の上端部において、対を成すリップの上端部間に隙
間が無く、対を成すリップの連結部がドアウインドシー
ルドガラスの端面に当接する。このため、シール性が向
上し、コーナピース本体とドアウインドシールドガラス
との隙間を流れる気流による風切音の発生を防止するこ
とができる。
【0009】
【実施例】本考案に係る車両ドア用コーナピースの一実
施例を図1〜図7に従って説明する。
【0010】なお、図中矢印FRはドア前方方向を、矢
印INはドア内側方向を、矢印UPはドア上方方向を示
す。
【0011】図7に示される如く、自動車車体のサイド
ドア10は、サシュレスタイプとされており、このサイ
ドドア10には、車両ドア用コーナピース12が設けら
れている。この車両ドア用コーナピース12の本体14
は、側面視において略三角形状とされており、本体14
の底部14Aが、サイドドア12の外側部を構成するサ
イドドアアウタパネル16とサイドドア12の内側部を
構成するサイドドアインナパネル18とによって形成さ
れるベルトライン20の前端部に当接された状態でサイ
ドドア10に取付られている。
【0012】図2に示される如く、車両ドア用コーナピ
ース12の本体14は、補強部材22と、この補強部材
22の全面を覆うゴム等の弾性体から成るカバー部材2
4とで構成されている。補強部材22は金属板にて形成
されたアウタ部22Aとインナ部22Bとで構成されて
いる。これらのアウタ部22Aとインナ部22Bとは前
部の前方へ突出した連結部22Cで結合され、この連結
部22Cを除く上下方向から見た断面形状は、略コ字状
とされており、後方及び上方が開口されている。
【0013】また、カバー部材24は補強部材22の全
面を覆っており、補強部材22の連結部22Cを覆う前
部は、前方へ向けて幅が徐々に狭くなっている。カバー
部材24の後部は、補強部材22のアウタ部22Aを覆
う外側壁部24Aと、補強部材22のインナ部22Bを
覆う内側壁部24Bとに分岐されており、外側壁部24
Aと内側壁部24Bとの間には溝部26が形成されてい
る。この溝部26は上下方向から見た断面形状が略コ字
状とされ、後方及び上方が開口されており、ドアウイン
ドシールドガラス28の前端部28Aが摺動自在に挿入
されている。
【0014】また、溝部26の開口縁部26Aにおい
て、外側壁部24Aと内側壁部24Bとは、互いに接近
する方向へ湾曲され、ドアウインドシールドガラス24
を挟持しており、車両ドア用コーナピース12とドアウ
インドシールドガラス24との隙間をシールするように
なっている。
【0015】溝部26の開口縁部26Aと底部26Bと
の中間部には、互いに対向する部位に対を成すリップ3
2、34が配置されている。リップ32は、先端部32
Aが溝部26の底部26B側へ向けて傾斜されており、
先端部32Aが、溝部26の中心線36近傍に達してい
る。一方、リップ34は、先端部34Aが溝部26の開
口縁部26A側へ向けて傾斜されており、先端部34A
が、溝部26の中心線36近傍に達している。従って、
溝部26にドアウインドシールドガラス28の前端部2
8Aが挿入された場合には、リップ32、34は弾性変
形して図2の想像線の状態となり、ドアウインドシール
ドガラス28を挟持して、車両ドア用コーナピース12
とドアウインドシールドガラス28との隙間をシールす
るようになっている。
【0016】図6に示される如く、車両ドア用コーナピ
ース12の本体14の上部は、頂部14Bに近づくに従
って、前後方向から見た幅Wが徐々に狭められており、
上端部14Bが一定幅の狭幅部とされている。
【0017】図1、図2及び図3に示される如く、リッ
プ32、34は車両ドア用コーナピース12の本体14
の上部において、頂部14Bに近づくに従って、徐々に
先端部32Aと34Aとが接近する方向に向けて立ち上
がり、図4及び図5に示される如く、頂部14Bにおい
てリップ32、34の先端部32A、34Aは互いに連
結され連結部38とされている。また、図5に示される
如く、連結部38はドアウインドシールドガラス28の
端面28Bに当接しており、車両ドア用コーナピース1
2とドアウインドシールドガラス28との隙間をシール
するようになっている。
【0018】また、図1に示される如く、リップ32、
34は車両ドア用コーナピース12の本体14の上部に
おいて、頂部14Bに近づくに従って、徐々に長さが短
くされており、連結部38において、リップ32、34
の長さが最も短くなっている。
【0019】次に、本実施例の作用を説明する。
【0020】本実施例では、車両ドア用コーナピース1
2の本体14の溝部26に設けられた対を成すリップ3
2、34は先端部32A、34Aが互いに離反する方向
へ傾斜している。従って、リップ32、34間にドアウ
インドシールドガラス28の前辺28Aが挿入された場
合には、リップ32の先端部32Aのドアウインドシー
ルドガラス28との当接位置と、リップ34の先端部3
4Aのドアウインドシールドガラス28との当接位置と
が前後方向にずれる。即ち、リップが互いに同方向へ傾
斜し、各先端部のドアウインドシールドガラスとの当接
位置が互いに対向する従来の構造と比べ、ドアウインド
シールドガラス28の挟持力が小さくすることができ
る。このため、ドアウインドシールドガラス28の摺動
抵抗を小さくすることがで、ドアウインドシールドガラ
ス28の昇降操作性を向上することができる。
【0021】また、本実施例では、リップ32、34は
車両ドア用コーナピース12の本体14の上部におい
て、頂部14Bに近づくに従って、徐々に先端部32
A、34Aが互いに接近する方向に向けて立ち上がり、
車両ドア用コーナピース12の本体14の頂部14Bに
おいて、リップ32、34の先端部32A、34Aが連
結部38で互いに連結されている。従って、車両ドア用
コーナピース12の本体14の頂部14Bにおいて、リ
ップ32、34の上端部間に隙間が無く、リップ32、
34の連結部38がドアウインドシールドガラス28の
端面28Bに当接する。このため、シール性が向上し、
コーナピース12の本体14とドアウインドシールドガ
ラス28との隙間を流れる気流による風切音の発生を防
止することができる。さらに、車体外部音の車室内への
侵入を低減することができる。
【0022】
【考案の効果】本考案は上記構成としたので、ドアガラ
スの摺動性を向上することができると共に、風切音の発
生を防止することができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の車両ドア用コーナピースの
上部を示す車体斜め後方から見た斜視図である。
【図2】図1の2−2線断面図である。
【図3】図1の3−3線断面図である。
【図4】図5の4−4線断面図である。
【図5】図2の5−5線断面図である。
【図6】図2の6−6線断面図である。
【図7】本考案の一実施例の車両ドア用コーナピースが
適用されたサイドドアを示す車体斜め後方から見た斜視
図である。
【図8】従来例の車両ドア用コーナピースを示す平断面
図である。
【符号の説明】
10 サイドドア 12 車両ドア用コーナピース 14 本体 28 ドアウインドシールドガラス 32 リップ 32A 先端部 34 リップ 34A 先端部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サイドドアの内板と外板とによって形成
    されるベルトライン前端部に設けられた略三角形状のコ
    ーナピース本体にドアウインドシールドガラスの前端部
    が摺動自在に挿入される断面略U字状の溝部が設けられ
    た車両ドア用コーナピースにおいて、前記溝部の対向す
    る側壁部位に設けられ先端部が互いに離反する方向へ傾
    斜した対を成すリップを有し、この対を成すリップを前
    記コーナピース本体の上端部に近づくに従って徐々に先
    端部が互いに接近する方向へ立ち上げて前記コーナピー
    ス本体の上端部において先端部を互いに連結したことを
    特徴とする車両ドア用コーナピース。
JP1991022113U 1991-04-05 1991-04-05 車両ドア用コーナピース Expired - Lifetime JP2537021Y2 (ja)

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JPH04118810U JPH04118810U (ja) 1992-10-23
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