JP2536833Y2 - 倒回窓の開閉装置 - Google Patents

倒回窓の開閉装置

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JP2536833Y2
JP2536833Y2 JP1986123177U JP12317786U JP2536833Y2 JP 2536833 Y2 JP2536833 Y2 JP 2536833Y2 JP 1986123177 U JP1986123177 U JP 1986123177U JP 12317786 U JP12317786 U JP 12317786U JP 2536833 Y2 JP2536833 Y2 JP 2536833Y2
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pulleys
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JP1986123177U
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JPS6328774U (ja
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和明 安藤
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株式会社 豊和
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、周知の複滑車機構とワイヤが俯仰自在の
滑車を誘導する自然原理を利用して迅速に直角開放がで
きる倒回窓の開閉装置に関する。
(従来の技術) 従来、定滑車を窓枠上部に、動滑車を窓側に配設した
所謂複滑車機構を利用の窓開閉装置が、例えば実開昭50
-63938号公報や特開昭51-133948号公報などに開示され
市場に散見されたが、何れもその装置が窓やその周辺に
突設露呈し美感上マイナスとなって敬遠されるに至った
ため、予めこの露呈部材をすべて内装し閉窓時だけは外
部から装置が全然見えないように改良した窓開閉装置が
特開昭56-77480号公報によって提供されたが、所詮窓の
開放角が増加するにつれて、ワイヤが窓上辺の端縁(か
とぶち)に付設した案内部材に圧接する度合いが累増
し、窓が全開(開放角90度)時前記圧接度は最高点に達
するから、ワイヤと案内部材との摩擦抵抗によって窓を
閉鎖方向にワイヤで以て引き揚げいく操作には著しい労
力が強いられるため、窓の数が増加したり、大型化によ
り窓の重量が増大するような場合の実施には不敵とされ
ていた。
また、先行技術として実開昭57-146686号公報に開示
された2重窓用の排煙窓もあるが、所詮障子の上框に連
結用突片5を横設したため、滑車9が室内側に突出し、
かつサッシ枠Sの下辺より別の滑車を枢着するために鈎
形状の取付具を付設しているため、サッシ枠より室内側
に目立って露出し、窓周辺の美観を損う上、両滑車は複
滑車機構とは全然別異のワイヤ懸架のため、閉窓時にお
ける労力は扱者にとって過剰負担となり実施されない。
(考案が解決しようとする問題点) 消防法規に適合する窓開閉装置は手動操作を指定して
いる関係上、必然的に滑車とワイヤの組み合せによる周
知技術に加えて外観的に美感を損うことの無い装置であ
ることが、経済面、機能面、適法面、景観面で最適とな
るも、窓の大型化による重量増加や窓数が増加する排煙
窓などでは、窓開閉時に要する手動操作の労力は倍加す
るため、ワイヤ操作による窓開閉に伴う往復運動では特
に各部材間における摩擦抵抗は徹底的に排除しておかな
いと、開窓時はステーダンパーが働いて自動で窓は開放
するも、閉窓時はワイヤを手動によって巻き取っていく
関係上窓の重量が諸にワイヤに負符し大変な労力が強い
られるという憂うべき問題点を有している。
そして、窓上辺に枢設した動滑車が不測に直立傾動し
た場合、窓枠側の下向き突片に当接して閉窓が不能とな
る突発性の問題点も併有している。
(考案の目的) 多数の慣用技術の中でも法適合には至近の複滑車機構
を利用する旁ら、閉窓時のワイヤ操作力を著しく軽減す
るために、各滑車間におけるワイヤの往復運動に滑車以
外の摩擦抵抗が生じない掛架手段を案出して省力化を計
ると共に、閉窓時に窓側の動滑車が直立傾動して窓枠側
の下向き突片に接触して不測にも全閉窓が阻害されるよ
うな事態を回避できる装置を頗る簡易な構成によって実
現させ、需要家に安価で提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) この考案による倒回窓の開閉装置は、窓W上辺の中央
または両側の端縁部に載設した制止片9を定着したU字
状の架台8の上部両側に回動自在に嵌挿された軸4、4
に固着された筒体5内にピン7で枢着され、かつU形バ
ンド6で把持された動滑車3と、他方窓枠S上部の下辺
側に固設された複数の取付台2、2に付設された首振り
自在の各定滑車1、1と連架する一連のワイヤ10を、別
の巻取装置Bまで懸架したことを特徴とするものであ
る。
(作用) 開窓時 巻取装置の押釦(構成図示せず)を指圧で後退させる
と、周知のステーダンパー(図示せず)内のコイルばね
の弾発力によりロッドが延伸して窓を押し出すから窓は
端部の蝶軸を支点として傾動し、最終的には壁面に対し
直角まで全開するが、斯かる際両滑車の作用は全閉時は
窓枠側の定滑車と窓側の動滑車は何れも略々水平状態に
おかれているが、順次開窓が進行するに従いワイヤが延
伸すると共に窓も傾動するため、全閉窓時のような両滑
車の水平状態は崩れて、両滑車が順次変化していくワイ
ヤの直線位置(第3図示のα角(半開)からβ角(全
開)まで)上に追随するよう傾動(首振り)し、最終的
には壁面に対し直角開窓した時点で、両滑車はともに45
度傾動するがこれ以上は開窓しても排煙、換気の意味が
ないので、窓開閉装置の最大開窓角となっている。
要約すれば、閉窓時における両滑車間に掛架するワイ
ヤの長さは最短であって、開窓の進行に追動して刻々変
更するワイヤの斜向降下線(一直線)に沿って両滑車が
同時に傾動し、全開時ワイヤの長さは最大となり、両滑
車は45度までともに傾動した状態となる。
閉窓時 巻取装置のハンドルを手動で一方回転するとワイヤは
巻取装置内に遂次巻き取られる結果、複滑車機構の原理
で、巻取装置側に近い側の窓がワイヤに牽引されて閉鎖
すると順次隣側の窓がワイヤに牽引されて閉鎖されるこ
とになるのは従来の此の種慣用装置と全く同一である
が、異なれる点は、閉窓が進行するに準じて、窓枠側の
定滑車と窓側の動滑車の姿勢がワイヤの動きに追動して
徐々に全開時の45度傾動状態から水平度すなわち(零傾
斜)に変化することで、同時にワイヤは両滑車を絶えず
圧接しているから強制的に誘導し、その溝中心線をワイ
ヤの直線上に一致させるから、全閉窓時両滑車は略々水
平となったワイヤに導かれて自動的に水平となるため、
窓側の動滑車が不測に直立したり、或いは上辺側のかど
ぶちが窓枠側の定滑車に接触して、ともに閉窓を不能に
するようなケースは生じないものである。これは架台に
定着した制止片により動滑車が直立傾動できないように
した点と、傾動(俯仰)自在の両滑車は如何なる窓開閉
時でも、ワイヤに誘導されて双方の中心線が一致する自
然作用を有している点によるものである。
(実施例) 第1図は、この考案の一実施例を複数窓に内設した場
合の全体概略図であり、各窓枠S上部の下面側には複数
の定滑車と窓の上辺側には動滑車が夫々配設され、これ
らの両滑車間に一連のワイヤ10を掛架し媒車11を介して
縦框H内を降下させ、手動操作用の巻取装置B(内部構
成図示せず)に巻回している。この考案に用いる両滑車
の詳細は、1は俯下自在の定滑車であるが、本案装置の
初施工事俯下した儘ではワイヤの掛架ができないので、
軽微な弾機で該滑車を水平側に持ち上げているが、ワイ
ヤの張力より格段と低い弾力であり(図示せず),窓枠
S上部の下辺に付設されたコの字形状の取付台2に取着
されている。
3は動滑車でワイヤ10の脱落防止具であるU形バンド
6に抱持されて筒体5内に枢軸7されており、該筒体5
の両側に突設した軸4,4により、窓W上辺の略々中央ま
たは両側の端縁部で、上記定滑車1,1同士の間隔より縮
小した位置に立設した架台(後述)8に回動自在に軸着
されている、該架台8は断面が軽みぞ形鋼(両壁の高さ
が不同)と同形のU字溝形で制止片9を定着して動滑車
3の直立傾動を制止しているが、該制止片9は軸やバー
に限らず底面から垂直壁を立設してもよいもので、閉窓
時に動滑車3が窓枠S側の突条に当接して閉窓が阻害さ
れないように予め防止対策を施したものである。8Aはプ
レートで架台8に動滑車3を軸4着させるため螺子着脱
ができるように準備したものである。
したがって動滑車3の傾動が窓の開閉に伴って刻々変
動しても、ワイヤ10はU形バンド6で外れないように掛
架されるとともに、該動滑車3の溝と他方窓枠S側の定
滑車1の溝は、常にワイヤ10直線上にあるから、第3図
示の如く閉窓時(全閉)から半開そして全開に至る間は
すべてワイヤ10は両滑車1および3間を直線状で張架
し、他の部材とワイヤ10は全然接触しない構成としたの
で、ワイヤ10に発生する摩擦抵抗力は滑車のみに限定さ
れるので頗る円滑なワイヤの往復運動が実現できる。
(考案の効果) この考案によれば、窓の全閉時(開放角ゼロ)から全
開時(開放角90度)に至る開窓範囲の如何なる位置で
も、巻取装置から延長されて掛架されるワイヤが全滑車
(定滑車、動滑車、媒車)における屈折箇所を除けばす
べて何等の接触もない直線状態(一直線)で張架される
主構成のため、該ワイヤには滑車以外の摩擦抵抗は一切
生じないので、複数窓の開閉操作が頗る円滑となり例え
大型窓と雖も省力化が期待できる、そして閉窓時には、
各滑車はワイヤに強制誘導されて略々水平になっている
ため適確に窓が閉鎖するうえ、各部材が窓枠内に隠蔽さ
れるため美観上の問題も解消する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の一実施例を示す全体の概略図、第
2図は同上のA−A視拡大縦断面図、第3図は閉窓から
全開窓に移行する状態の窓と窓枠の一部分を示す縦断面
図、第4図および第5図は動滑車の組立拡大図、第6図
および第7図はワイヤと滑車の掛架状態図、第8図は従
来技術の開窓状態縦断面図である。 図において、1は定滑車、3は動滑車、4は軸、5は筒
体、6はU形バンド、7はピン、8は架台、10はワイ
ヤ、Wは窓、Sは窓枠、Bは巻取装置である。 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】窓W上辺の中央または両側の端縁部に載設
    した制止片9を定着したU字状の架台8、この架台8の
    上部両側に回動自在に嵌挿された軸4、4に固着された
    筒体5内にピン7で枢着され、かつU形バンド6で把持
    された動滑車3、この動滑車3と、他方窓枠S上部の下
    辺側に固設された複数の取付台2、2に付設された首振
    り自在の各定滑車1、1とを連架する一連のワイヤ10
    を、別の巻取装置Bまで懸架したことを特徴とする倒回
    窓の開閉装置。
JP1986123177U 1986-08-11 1986-08-11 倒回窓の開閉装置 Expired - Lifetime JP2536833Y2 (ja)

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