JPS6210388A - 壁掛け家具用の扉開閉装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、台所用等によく用いられる壁掛は式の収納家
具用の扉開閉装置に関する。

〔従来の技術〕

特に台所用に普及している壁掛は家具は、普通直方体の
収納箱からなり、一般に底部の高が１゜５７７１で部屋
の壁面に取付けられる。また、収納箱の側面端の連節部
で１枚以上の扉板により開閉するようになっている。

前記の普及型の壁掛は家具の不都合な点は、聞いた扉が
台所で作業する人の邪魔になり、ひいては、これが人間
の丁度、頭部に位置するため危険をひき起すことになる
ということである。またもう１つの不都合な点は、聞い
た状態の扉板が著しい障害物となり、光源が側面にある
場合、その扉板が影となり、家具内部の完全な照明が妨
げられるということである。

また、家具の上部水平面縁で連節する１枚の前ｉ板から
なる前面同開型の壁掛は家具も普及している。この家具
に不都合な点は、前記普及型の家具の場合と同様に、僅
か１枚の扉板が家具内部の十分な照明の障害になり得る
ということである。

更に不都合な点は、扉を引上げたく開いた）状態を支え
るものが、バネやその他の装置のみによる所謂、コンパ
ス状の固定構造になっているため、これ自体が邪魔な要
素になっている一方、扉を半ば開いた状態にしてｄ３　
＜ことができないということである。また、特に背の低
い使用者の場合、こうした状況では容易に手が扉に届か
なくなるため、扉を完全に開くことができないという、
実際に使用する際の不便もある。

〔発明が解決しようとする問題点〕

本発明は従来使用されている壁掛は家具の前記不都合な
点を総て解消する扉開閉装置を得ることを目的とする。

（問題点を解決するための手段） 本発明の壁掛は家具用の扉開閉装置は次の要件、に結合
からなる。

ω　収納家具の天井板に連節する第１の扉板とこの第１
の扉板に連節する第２の扉板とを有すること。

０　前記第２の扉板は前記収納家具の両側板の縦方向に
取付けられたガイドレールに沿って滑動できるように前
記ガイドレールに取付けられていること。

Ｑ９　　前記第２の扉板に接続されてローブ及び平衡錘
からなるバランス調整具を有すること。

（：）前記平衡錘は、前記２枚の扉板が開けられたとき
は収納家具の下部に、また扉板が閉じられたときは収納
家具の上部に位置するように構成されていること。

〔作用〕

第１の扉板が収納家具の天井板に連節されこの第１の扉
板に連節される第２の扉板は、前記収納家具の両側板に
縦方向に取付けられたガイドレールに沿ってＬ上移動で
きるとともに、この第２の扉板には更にローブ及び平衡
錘からなるバランス調整具が連結接続され、しかも、こ
の平衡錘は前記２枚の扉板が開【プられたときは収納家
具の下部に位置づるにうになり、反対に該扉板が閉じら
れたとぎは収納家具の上部に位置でるように構成されて
いるので、開扉したとき、扉板が使用者の頭上にあって
邪魔にならない。開扉したとき、扉板がごく限られた部
分しか場所を取らないため収納家具の内部照明を妨げる
ことがない。平衡錘の的確な設定をすることにより開扉
のとき、どんな位置であっても確実にその位置に固定で
きる。

〔発明の実施例〕

本発明の実施例を図面により説明する。

１は壁掛は収納家具としての１個の収納箱からなり、底
板２、側板３、天井板４、背板５及び一対の扉板６ａ、
　６ｂからなる。上部の扉板６ａは天井板４の前端縁で
収納箱１と連節（関節でつながれること）する。一方、
下部の扉板６ｂは上部の扉板６ａの下端縁に接して連節
し、両習の接する端縁には蝶番縁枠が取付けられている
。この蝶番縁枠は、扉を閉じて上下の扉板６ａ、　６ｂ
が同・−面になった状態（第２図）から、扉を開き２枚
の扉板が重なる状１８１（第４図）まで１８０゛回転で
きるようになっている。

両側板３の前端縁には縁枠８が取付けられる。

この縁枠８はプラスブックかまたは金属製のものが好ま
しい。この縁枠８は、側板３に固定する後部リブ９、キ
ャリッジ１１の滑動ガイドレール用の前面溝１０．２つ
の側板３間を水平に走る平衡錘１４のための滑動ガイド
としての軸ピン１３用の側溝１２等の役割を果す。

２つの前面溝１０の中で突起部１５の付いたキャリッジ
１１がＷ＋動じ、下部の扉板６ｂはそれに対応する側面
縁の近くで連節する。縁枠８の上端にはそれぞれブ［１
ツクストツパ１６が取付けられており、その中にはロー
フ１８によるロープ式送り滑車１７が組込まれている。

このローフ１８の一端は、キャリッジ１１に、他端は平
衡錘１４の軸ピン１３に接続されている。更に、スプロ
ケット１６の部分で上部の扉板６ａに固定された要素１
９が連節する。

平衡錘１４は円筒状の水平棒で、軸ピン１３が両端に取
付けられる。この軸ピン１３は縁枠８の側溝１２で滑動
するようになっている。平衡錘１４の中心にあたる部分
には強磁性素材の丸ねじ２１で固定された取手用の輪２
０が取付けられる。この輪２０に対する丸ねじ２１の角
度は輪２０が最も下方に傾斜した場合、すなわち収納箱
１の底板２の手前縁に寄りかかるときは、丸ねじ２１は
垂直になってその頭部が下向きとなり、第７図のように
、底板２に取付けられた磁石２２と対面するように設定
されている。

本実施例の機能は次のとおりである。第２図、第８図及
び第９図のように扉が閉じた状態のときは、２枚の扉板
６ａ、　６ｂは同一平面となり、キャリッジ１１は往復
行程の一番下に、また平衡錘１４は一番上に位置する。

家具の扉を開くには、下部の扉板６ｂに取付けられた取
手２３を使う。これを手前に軽く引くだけで２枚の扉板
６ａ、　６ｂはｌｌＪ単に折れ曲る。次に下部の扉板６
ｂを持上げると、両扉板の間及び収納箱１と扉板６ａの
間の結合部の働ぎで扉板６ａ、　６ｂとは折り重なる。

キャリッジ１１は徐々に、上昇し、平衡錘１４は下降す
る。扉板６ｂが使用者の手の届く高さ以上になる場合、
平衡錘１４は必ずその高さより下に降下し゛ているため
、使用者は平衡錘１４を下へ引くことによって扉を開く
操作を続けることができる。

第４図のように、扉を聞ききった状態においては、平衡
錘１４は一番下に位置し、輪２０を下へ引いて扉を完全
に聞くため、丸ねじ２１は頭部を下方に向け、磁石２２
に引きつ【）られる状態となる。このため、開いた扉は
しっかりと固定される。

扉を開じる場合は、使用者は輪２０を掴み、これを持上
げるだけでよい。初めは平衡錘１４が回転して磁石から
丸ねじ２１が外れ、次に平衡錘１４本体が上昇する。平
衡錘１４が徐々に上界するのにつれて、これにより固定
されていた２つキャリッジ１１がロー１１８によって降
下し、上部の扉板６ａに固定されていた下部の扉板６ｂ
が引き下げられて扉が閉まる。

平衡錘１４が使用者の手の届く高さを越えた時は、下部
の扉板６ｂの下端又は取手２３を直接使って扉を閉じる
操作を続けることができる。

扉が完全に閉じる行程は、２枚の扉板６ａ、　ｅｂ自体
の重さによって確実に行なわれるが、縁枠８に取付けら
れた磁石２４と下部の扉板６ｂに取付けられた金属板２
５を接触させて固定するのが好ましいことである。

〔発明の効果〕

本発明によれば、次の効果が１ｑられる。

（→　開扉の時、扉板が使用者の頭上に位置するので邪
魔にならない。

（へ）　開扉の時、ごく限られた部分しか場所を取らな
いので収納家具の内容照明を妨げることがない。

Ｑ９　　従来技術のようなコンパス状及び他の聞１５Ｊ
１機構をもたないため扉を開いた状態を確実に固定でき
る。

に）　平衡錘の的確な設定により、扉を間けるときどん
な位置であっても平衡を保つことができる。

体）扉板の取手に手が僅かに届かない使用者でも完全に
扉を開くことができる。

なお、ｒ１１扉した時、平衡錘の丸ねじと磁石及び磁石
とこれに対応する金属板により扉をしっかりり固定する
ようにすることができる。なお、また１個の平衡錘を使
用して、両扉板の重量のバランスを取ることと、使用者
がある一定の高さ以上になつτも直接扉を開閉できると
いう二重の機能を６つこと以外にも平衡錘を一対として
（重量は半分にする）それぞれ両側の［１−ブに取付（
〕、完全に外側から操作できる形にすることもできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明装置の透視的斜視図、第２図は閉扉状態
の側面縮小図、第３図は扉を半開ぎの状（ぶにした側面
縮小図、第４図は扉を開いた状態の。 側面縮小図、第５図は第４図のｖ−ｖ線の位置からみた
正面拡大部分図、第６図は第５図のｖｔ　−ｖｒ線にお
ける垂ｉｉ　１ｔｌｉ面図、第７図は第６図と同じく第
５図のｖｔ　−ｖｔ線における垂直断面図であって扉を
開いて固定した状態、第８図は第２図の■−■線におけ
る水平断面拡大図、第９図は第８図のｒχ−ＩＸ　Ｉｉ
ｌにお１）る垂直断面図である。 １・・収納家具としての収納箱、３・・側板、４・・天
井板、６ａ・・第１の扉板、６ｂ・・第２の扉板、８・
・ガイドレールとしての縁枠、１４・・平衡錘、１８・
・ローブ。

Claims (12)

【特許請求の範囲】
1. （１）収納家具の天井板に連節する第１の扉板と前記第
   １の扉板に連節する第２の扉板とを有し、前記第２の扉
   板は前記収納家具の両側板の縦方向に取付けられたガイ
   ドレールに沿って滑動できるように前記ガイドレールに
   取付けられており、また前記第２の扉板に接続されロー
   プ及び平衡錘からなるバランス調整具を有し、前記平衡
   錘は、前記２枚の扉板が開けられたときは収納家具の下
   部に、該扉板が閉じられたときは収納家具の上部に位置
   するように構成されていることを特徴とする壁掛け家具
   用の扉開閉装置。
2. （２）第１の扉板と第２の扉板とが蝶番からなる継ぎ手
   によって連結されている特許請求の範囲第１項記載の壁
   掛け家具用の扉開閉装置。
3. （３）両側板の前端縁に、第２の扉板の下部両端が滑動
   できる案内としての縁枠が取付けられている特許請求の
   範囲第１項記載の壁掛け家具用の扉開閉装置。
4. （４）第２の扉板に固定されたキャリッジの滑動案内用
   としての縦溝が縁枠に取付けられている特許請求の範囲
   第３項記載の壁掛け家具用の扉開閉装置。
5. （５）キャリッジが縦溝内に取付けられており、また前
   記キャリッジは縁枠の上端に取付けられた滑車を介して
   ロープにより平衡錘と連動するように連結されている特
   許請求の範囲第４項記載の壁掛け家具用の扉開閉装置。
6. （６）平衡錘が２本のロープの端で固定されたシリンダ
   ー状の水平棒から構成されている特許請求の範囲第５項
   記載の壁掛け家具用の扉開閉装置。
7. （７）水平棒の平衡錘の両端にガイド用の軸ピンが取付
   けられ、各軸ピンは縁枠の内側の側溝に案内されロープ
   に固定されている特許請求の範囲第５項又は第６項記載
   の壁家具用の扉開閉装置。
8. （８）縁枠の上端に滑車の軸受と第１の扉板を固定する
   ためのブロックストッパが取付けられている特許請求の
   範囲第１項又は第５項記載の壁掛け家具用の扉開閉装置
   。
9. （９）平衡錘が極端に低い位置でも安定した操作をでき
   るようにする手段を有している特許請求の範囲第１項記
   載の壁掛け家具用の扉開閉装置。
10. （１０）水平棒の平衡錘には、収納家具の底板に取付け
    られた磁石と対応して働く強磁性要素が取付けらている
    特許請求の範囲第６項又は第９項記載の壁掛け家具用の
    扉開閉装置。
11. （１１）水平棒の平衡錘には取手が取付けられており、
    これを引くと平衡錘が回転して強磁性要素と磁石とが対
    面するようになっている特許請求の範囲第１０項記載の
    壁掛け家具用の扉開閉装置。
12. （１２）側板の前端縁の２つの縁枠によって２つの異な
    るバランスシステムを持っている特許請求の範囲第１項
    ないし第５項の何れかに記載の壁掛け家具用の扉開閉装
    置。