JP2555453Y2 - パネルシャッターにおけるパネル間接合構造 - Google Patents

パネルシャッターにおけるパネル間接合構造

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JP2555453Y2
JP2555453Y2 JP7211191U JP7211191U JP2555453Y2 JP 2555453 Y2 JP2555453 Y2 JP 2555453Y2 JP 7211191 U JP7211191 U JP 7211191U JP 7211191 U JP7211191 U JP 7211191U JP 2555453 Y2 JP2555453 Y2 JP 2555453Y2
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建夫 植村
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東工シャッター株式会社
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  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はパネルシャッターにおけ
るパネル間の接合構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パネルシャッターとは周知の通り、ある
大きさの高さを持った横長のパネルを互いに連結して構
成している。そこで間口を閉じる場合には、これら各パ
ネルは上下方向に配置され、間口を開く場合には重ね合
わされて天井に配列される訳であるが、該配列の形態は
パネルシャッターの型式によりさまざまである。ところ
で、該パネルシャッターが開閉する場合には、型式によ
り多少の違いはあるけれども、隣り合う上・下パネルは
互いに相対移動を伴って所定の位置に収まる訳である
が、この際、上記パネルが大きくなるにつれ、特に長さ
が長くなればパネル自体の捩れや自重による撓みの影響
によりスムーズな動きが妨げられる。その結果、シャッ
ター開閉時に異常音が発生したり、パネル面にスリキズ
が生じる等の問題が発生する。
【0003】出願人が昭和63年6月18日付で提出し
た「パネルシャッター装置」(実開平2−2492号)
はパネルの上・下端に所定曲率半径の円弧をもって摺動
面を形成している。したがってパネルは該摺動面を介し
て旋回運動がスムーズに行われ、またパネル間にはパネ
ルが分離するまで隙間を発生せず光や風の侵入を防止す
ることが出来る。このパネルシャッター装置は収納ケー
ス内では逆U字状にレールを形成していて、そのためパ
ネルを収納する場合には、該パネルはレールに沿って反
転する。反転に際しては上記摺動面を介して摺動しなけ
ればならないが、このような構造にてパネル連結を構成
するパネルシャッターでは特にパネルの捩れや撓みによ
る影響が現われる。実開平3−47391号に係る「パ
ネルシャッター装置」はその構成も上記実開平2−24
92号の場合とは異なっているが、パネル両側端の他に
中間部位にて吊持部を設け、該吊持部をチェーンで連繁
してシャッターのスムーズな開閉をなさしめている。該
パネルシャッター装置のようにパネル中間部位に吊持部
を設けることの出来る場合は比較的問題は少ないが、前
記従来例のごとくパネルが反転するためにこの種の吊持
部の形成が不能な場合も多い。
【0004】
【本考案が解決しようとする課題】このように従来のパ
ネルシャッターではパネル長さが大きくなるにつれ、そ
の自重や捩れ現象によって上記のごとき問題が生じる。
本考案が解決しようとする課題はこれら問題点であっ
て、シャッターの開閉操作がスムーズに行われるととも
に開閉時の異常音を無くすことの出来るパネル間接合構
造を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案はシャッターが開
閉する際に各パネル間に生じる相対運動、特に接合面で
の摺動がスムーズに行われ得るように構成したものであ
って、パネル中央部に接合面より僅かに突出した転動部
材を軸支する。そして連結される別のパネル接合面側に
は上記転動部材が接触する摺動材を取着する。ここで、
転動部材と摺動材は対を成して配置される訳であるが、
配列される上下いずれ側に取着するかはパネルシャッタ
ーの型式、すなわち開閉時のパネル運動に基づく。又、
これら各部材は一般にパネル中央部一ケ所に設ければ十
分であるが、二ケ所ないし三ケ所に設けることを妨げな
い。以下、考案に係る実施例を図面に基づいて詳細に説
明する。
【0006】
【実施例】図4はパネルシャッター装置を示す具体例で
ある。パネル1a、1b…は互いに連結されて間口の両
側に沿設したガイドレール2、2にガイドされ、上記ガ
イドレール2は間口上方に設けた収納ケース3へ延びて
いる。収納ケース3内では逆U字状に湾曲して形成さ
れ、湾曲レール部4、水平レール部5、傾斜レール部
6、及び垂下レール部7を有している。収納ケース3に
はシャフト8が掛架され、その両端に取着した巻取りド
ラム9、9から伸びているワイヤーは最下端のパネル1
fに止着されている。ところで、このように構成したパ
ネルシャッターを開く場合、該シャッターを持ち上げる
ならば上記シャフト8に取着したスプリング10のバネ
力を利用して各パネル1a、1b…は上昇し、収納ケー
ス3の傾斜レール部6に掛架される。
【0007】図5a〜eはシャッターを開放して各パネ
ル1a、1b…を収納ケース3内へ収納する過程を示し
ている。パネル1の下端にはガイドレール2にガイドさ
れて移動する主走行具11が、上端には副走行具12が
それぞれ軸支され、副走行具12はパネル1の下端から
上端に沿って形成した継手部及びパネルレールに遊嵌し
て各パネル1a、1b…は互いに連結されている。収納
に際しての各パネル1a、1b…の運動に関しての詳細
は実開平2−2492号に記載されているため省略する
が、パネル1a、1b…は収納ケース3に形成した湾曲
レール部4、水平レール部5、傾斜レール部6及び垂下
レール部7に沿って移動し、反転した状態で吊設され
る。ところで、図5aのパネル1a、1b、パネル1
b、1c、又bのパネル1c、1dのように湾曲レール
部4に位置する場合、副走行具12はパネル継手部にあ
って、パネル接合面は互いに当接又は近接状態を保持し
ている。したがってパネル1a、1b…の移動に伴って
各パネル1a、1b…の接合面は互いに摺り合い、滑ら
かな摺動が確保されるように上記接合面の一方には転動
部材が、他方には摺動材が取着されている。
【0008】図1はパネル1に取着した転動部材13と
摺動材14を示した具体例であるが、転動部材13は下
側パネル1bに、摺動材14は上側パネル1aに取着
し、上・下パネル1a、1bを連結すれば転動部材13
は摺動材14に当接可能な位置関係にある。転動部材1
3は一種のローラであって、当接片15の一部を切欠
き、該切欠き部16に軸支していて、転動部材13の外
周は接合面17から僅かに突出している。図2は上方パ
ネル1aの摺動材14を表わしているが、同じように当
接片18の一部を切欠き、該切欠き部19にビス20を
介して取着される。該当接片18の接合面21は下側パ
ネル1bの接合面17になじんだ滑らかな凸面を成して
いるが、取着される摺動材14は該接合面21に連続し
た凸面を成して表面22に続いている。したがって転動
部材13は接合面21から摺動材14及び表面22を転
がり移動することが出来る。
【0009】図3はこれら上下パネル1a、1bが連結
している場合の断面図であるが、aは上方パネル1aと
下方パネル1bが一平面内に収まっている場合を示して
いる。bは上方パネル1aが湾曲レール部4に進入して
ある程度旋回した状態で、この場合上・下パネル1a、
1bの接合面17、21は互いにこすり合うことはな
く、上方パネル1aは転動部材13を転がしながら旋回
する。cは両パネル1a、1bがさらに移動し、下方パ
ネル1bも湾曲レール部4へ進入して上方パネル1aは
向きが逆に反転している。このように上方パネル1aの
接合面21及び摺動材14は転動部材13上を滑らかに
移動する。勿論、逆に収納されている各パネル1a、1
b…を収納ケース3から引き出して間口を閉じる場合に
は、図3のcの状態を経てaのようになるが、転動部材
13は摺動材14及び接合面21を反対方向に転がり移
動する。同図において23は緩衝材を示し、bからaの
状態に上方パネル1aが旋回して一平面内に上・下パネ
ル1a、1bが収まる際の衝撃力を緩和するために設け
ている。以上説明した実施例は、パネル1a、1b…の
収納形態を図5に示すように反転して吊設した場合であ
るが、本考案のパネル間接合構造は何も上記実施例に限
定はしない。そこで、本考案により次のような効果を得
ることが出来る。
【0010】
【考案の効果】パネルシャッターにおいて、各パネル間
接合構造を本考案のように構成することで、長さの大き
いパネルであってもその自重に基づく撓みを転動部材に
て支えることが出来、その結果、開閉操作時の各パネル
運動をスムーズになさしめ、スリキズは勿論のこと異常
音の発生を防止することが出来る。さらに、シャッター
の開閉操作が滑らかであるため、非常に軽くなる。そし
て、上記スリキズの発生を防止することで美しい外観を
長期間にわたって保持出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】上・下パネルを分離した状態でのパネル間接合
面の実施例
【図2】上・方パネルの接合面
【図3】上・下パネルの運動に伴う接合面の状態
【図4】パネルシャッターの具体例
【図5】図4に示すパネルシャッターの各パネルの収納
過程
【符合の説明】
1 パネル 2 ガイドレール 3 収納ケース 4 湾曲レール部 5 水平レール部 6 傾斜レール部 7 垂下レール部 8 シャフト 9 巻取りドラム 10 スプリング 11 主走行具 12 副走行具 13 転動部材 14 摺動材 15 当接片 16 切欠き部 17 接合面 18 当接片 19 切欠き部 20 ビス 21 接合面 22 表面 23 緩衝材

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚のパネルを分離可能に連結して成
    るパネルシャッターであって、間口の両側に設けたガイ
    ドレールに連続して収納ケース内では逆U字状に湾曲し
    たレールを形成し、間口を開口してパネルシャッターを
    収納する場合には、該パネルをレールに沿って反転して
    配列するように作動する上記パネルシャッターにおい
    て、上記各パネルの接合面の一方には転動部材を該接合
    面から僅かに突出して軸支し、他方には接合面に連続し
    た滑らかな曲面をもってパネル表面に続く摺動材を設
    け、シャッターの開閉操作時であって、パネルが旋回し
    てガイドレールから湾曲レール部へ、又は逆に湾曲レー
    ル部からガイドレールへ移行する場合には上記転動部材
    が摺動材を転がり移動することを特徴とするパネルシャ
    ッターにおけるパネル間接合構造。
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