JP2538158Y2 - パネルシャッターの振止め構造 - Google Patents

パネルシャッターの振止め構造

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JP2538158Y2
JP2538158Y2 JP1990048100U JP4810090U JP2538158Y2 JP 2538158 Y2 JP2538158 Y2 JP 2538158Y2 JP 1990048100 U JP1990048100 U JP 1990048100U JP 4810090 U JP4810090 U JP 4810090U JP 2538158 Y2 JP2538158 Y2 JP 2538158Y2
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博 岩崎
勝 田中
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三和シャッター株式会社
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  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、複数枚の広幅の単位パネル材からなるパネ
ルシャッターにおいて、開閉時に、単位パネル材が捩じ
れたり、反ったりせず、ガイドレールに沿ってスムーズ
に摺動できるパネルシャッターの振止め構造に関する。
〔従来の技術及びその課題〕
従来より複数の単位パネル材からなるパネルシャッタ
ーが使用されているが、その単位パネル材が広幅(例え
ば、約4m乃至約10m等)になると、単位パネル材の上下
の桟材自体に捻じれが生じて、第10図に示すように、外
枠の両側材が、端部側から見て略X字状又はV字状に交
叉し単位パネル材(セクション)の面が捩じれたり、反
ったりしている。第10図では、単位パネル材に対し、鉛
直方向線を基準として一方が角度θ、他方が角度θ
となって逆V形に捩じれている。この例は極端である
が、実際には、広幅で数mあると、単位パネル材の同一
平面に対して他端側が数mm程度捩じれ、歪が生ずること
が多い。
上記のように単位パネル材が捩じれたり、或いは反っ
たりすると単位パネル材の最外端でガイドレールを押し
つける状態となり、モヘアは著しく摩耗し、最終的に
は、ガイドレール及び下框まで摩耗し、外観上好ましく
なかった。また、開閉時における昇降の際に騒音が発生
する欠点もあった。特に、座板用単位パネル材(座板セ
クション)とガイドレールの摩耗により、座板用単位パ
ネル材の下側が摩耗側に片寄りするため、座板用単位パ
ネル材の下側に取り付けた座板スイッチの発信機が単位
パネル材を収容する収容部のまぐさ入り口箇所に衝突し
て破損する等の不都合もあった(第8図鎖線部参照)。
〔課題を解決するための手段〕
そこで考案者は、前記課題を解決すべく、鋭意,研究
を重ねた結果、その考案を、シャッターカーテンの最下
部の単位パネル材において、該単位パネル材の幅方向の
両側端の上部に設けたガイドローラと、且つその両側端
の下部に設けた振止めプレートと、前記ガイドローラの
直径より僅かに広幅なガイドローラレール部と前記振止
めプレートの幅より僅かに広幅な振止めプレートレール
部とを有するガイドレールとからなり、該ガイドレール
に対し前記単位パネル材を前記両ガイドローラと両振止
めプレートとで4点支持されてなるパネルシャッターの
振止め構造としたことにより、シャッターカーテンの開
閉時に単位パネル材が捩じれたり或いは反ったりせず、
単位パネル材の昇降時にガイドレールに接触して生じる
きしみ音等の騒音発生を防止でき、さらに単位パネル材
が安定した昇降を行うので単位パネル材に設けたセンサ
ー等の破損を防止することができ、上記課題を解決した
ものである。
〔作用〕
シャッターカーテンを開閉させると、最下部の単位パ
ネル材において、前記単位パネル材を前記両ガイドロー
ラと両振止めプレートとでガイドレールに対し4点支持
されて昇降することで、捩じれや或いは反りを防止して
振止めさせ、スムーズな摺動ができる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を第1図乃至第10図に基づいて
説明する。
本考案は、シャッターの中でも、それぞれが分離した
複数の単位パネル材A,A,…によって構成されたものであ
って、シャッターカーテンが閉じているときには、上下
方向に隣接する単位パネル材A,Aは上端と下端とが接触
嵌合して開口部を閉鎖するようになっている。
そして、シャッターカーテンが開くときには、該シャ
ッターカーテンの上部に設けられた動力付きパネル収納
ボックスC内に複数の単位パネル材A,A,…をそれぞれ分
離して、垂下状で重合した状態で収容される構成となっ
ている(第2図参照)。
単位パネル材AはガイドレールB,Bの間を上下方向に
昇降するものであるが、それぞれの単位パネル材A,A,…
の上端部にワイヤーWが掛けられ、パネル収納ボックス
C内のモータによってワイヤーWが巻き上げられると同
時に、全ての単位パネルA,A,…がパネル収納ボックスC
内に引き上げられるものである。
その単位パネル材Aは平面的にみて略長方形状となっ
ており、パネル枠部1の内部に面板2が配置されている
(第4図参照)。パネル枠部1は横枠1aと縦枠1bとから
なり、横枠1aは単位パネル材Aの幅方向寸法に略等しく
なっている。面板2は硝子,アクリル等の合成樹脂等の
材質より形成された透明なものや、或いは金属板又は透
明ではない合成樹脂板等が使用されることもある。
単位パネル材Aの幅方向の両側の上部箇所にはガイド
ローラ3,3が設けられており、回転可能で、図に示すよ
うに単位パネル材Aの幅方向の両縦枠1b,1bより僅かに
突設して形成されている。
シャッターカーテンの最下部の単位パネル材A、即
ち、座板取付用の単位パネル材Aには、その幅方向の両
側下部箇所に振止めプレート4,4がビス止めされている
(第1図,第3図,第4図等参照)。振止めプレート4
の取付により、シャッターカーテンの最下部の単位パネ
ル材AがガイドレールBの断面中心に位置するように構
成されている。即ち、単位パネル材AがガイドレールB
に接触する前に前記振止めプレート4が、略断面コ字状
のガイドレールBの両片の内面側に当接するように設け
られている。
その振止めプレート4は、滑りの良好な材質にて形成
され、具体的には超高分子ポリエチレン等にて形成され
ている。振止めプレート4の形状は、第3図,第4図等
に示すように、長方形状をなし、且つ角部分は傾斜状に
カットされていて、その幅寸法は単位パネル材Aの厚さ
よりも大きな寸法で、且つガイドレールBのレール幅よ
り僅かに小さい。
その振止めプレート4の別の実施例としては、第7図
に示すように、外形が円板状に形成されており、固定又
は回転可能に設けられていて、その直径は前記長方形状
の振止めプレート4の幅寸法に等しい。
このように振止めプレート4は、取付後に、シャッタ
ーカーテンの最下部の単位パネル材AがガイドレールB
の断面中心に位置するような構成であれば、方形状で
も、円形でも、さらには三角形,楕円形等でもよく、実
施例に限定されない。以上のように、シャッターカーテ
ンの最下部の単位パネル材Aを前記両ガイドローラ3,3
と両振止めプレート4,4とで前記ガイドレールBに対し
て4点支持されている。
また、最下部の単位パネル材Aの下端箇所には座板5
が設けられており(第1図乃至第8図参照)、具体的に
は、第3図に示すように、単位パネル材Aに対して上下
方向に僅かの範囲で移動可能に設けられ、単位パネル材
A内に設けた障害物検出センサ用のスイッチに連動して
いる。
さらに、最下部の単位パネル材Aには、第8図に示す
ように、障害物を検出するスイッチに連動して動作する
レーザ発光素子等を備えたセンサー6が取り付けられ、
特に単位パネル材Aの下部箇所で振止めプレート4の取
付箇所付近に配置されている。そのセンサー6(発信機
等)に対応してシャッター上部箇所に、受光素子を備え
た受光部が設けられている。
前記ガイドレールBは、第5図に示すように、断面方
形状をなし、その内部にガイドローラレール部7及び振
止めプレートレール部8が形成されており、具体的には
ガイドレールBの奥側にガイドローラレール部7が、ま
た手前側に振止めプレートレール部8が存在し、ガイド
ローラレール部7が振止めプレートレール部8より狭く
形成されている。ガイドローラレール部7の中心O7と振
止めプレートレール部8の中心O8とは一致しており(第
3図参照)、最下部の単位パネル材Aのガイドローラ3,
3及び振止めプレート4,4がそのガイドローラレール部7
及び振止めプレートレール部8に沿って配置されたとき
に単位パネル材Aは、振止めプレートレール部8によっ
てガイドレールBに平行状態となる(第3図,第6図参
照)。該ガイドレールBの単位パネル材Aを挿入する開
口部にはモヘヤ9,9が設けられている(第5図参照)。
前記パネル収納ボックスCには、第1図,第2図に示
すように、複数の単位パネルA,A,…を収容し、さらに巻
き上げ用のモータが内装さている。
図中10は、そのパネル収納ボックスCにおける単位パ
ネル材Aの出入用開口箇所に形成された、まぐさである
(第10図参照)。
〔考案の効果〕
本考案においては、シャッターカーテンの最下部の単
位パネル材Aにおいて、該単位パネル材Aの幅方向の両
側端の上部に設けたガイドローラ3,3と、且つその両側
端の下部に設けた振止めプレート4,4と、前記ガイドロ
ーラ3,3の直径より僅かに広幅なガイドローラレール部
7と前記振止めプレート4,4の幅より僅かに広幅な振止
めプレートレール部8とを有するガイドレールBとから
なり、該ガイドレールBに対し前記単位パネル材Aを前
記両ガイドローラ3,3と両振止めプレート4,4とで4点支
持されてなるパネルシャッターの振止め構造としたこと
により、先ず第1に最下部の単位パネル材Aの表面が捩
じれたり、或いは反ってしまった状態であっても、平坦
状となるように矯正され(第9図参照)、ガイドレール
Bに直接接触することなく騒音の発生等を防止すること
ができるし、特に、4点支持にて摺動抵抗が少なくスム
ーズにでき、第2に最下部の単位パネル材Aにセンサー
6を設けた場合において、シャッターカーテンが開い
て、最下部の単位パネル材Aがまぐさ10箇所に達したと
きに、そのセンサー6がまぐさ10に衝突することを防止
することができる等の効果を奏する。
これらの効果について詳述すると、単位パネル材Aは
その幅が広くなるほど、変形が生じやすくなるので、ガ
イドレールBを単位パネル材Aが昇降するときに単位パ
ネル材Aの表面がガイドレールB内壁に接触し、騒音を
発したり、又は単位パネル材Aの表面に傷がついてしま
うものであったが、ガイドレールBに対し最下部の単位
パネル材Aを前記両ガイドローラ3,3と両振止めプレー
ト4,4とで4点支持されていることで、上下の位置でそ
れぞれ略点接触的になり、摺動抵抗も少なく、その単位
パネル材Aに捩じれ及び反りを防止でき、ひいては振止
めが確実にでき、該単位パネル材Aの中間の一部もガイ
ドレールBには接触せず、騒音防止,パネル破損防止等
ができる等の大きな利点がある。さらには、モヘア9の
耐久性の向上が図れる。
さらに、最下部の単位パネル材Aにセンサー6を設け
た場合には、単位パネル材Aは捩じれや、反りが矯正さ
れているので、センサー6がまぐさ10に衝突して破損す
ることを防止することができる。
以上のように、本考案は、極めて簡単なる構成部材の
プレートを設けるのみで、騒音防止,破損防止,スムー
ズな昇降等の大きな効果を発揮しうる極めて有用な考案
を提供できる。
なお、振止めプレート4を超高分子ポリエチレン材と
すれば、すべり性の良いプレートとなり、接触抵抗も小
さく、昇降をよりスムーズにできる利点もある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すものであって、その第1図
は本考案が使用されているパネルシャッターの斜視図、
第2図は第1図の断面図、第3図は最下部の単位パネル
材の側面図、第4図は最下部の単位パネル材の要部斜視
図、第5図は最下部の単位パネル材とガイドレールとの
構成を示す要部断面図、第6図は最下部の単位パネル材
がガイドレールを昇降する状態を示す側面図、第7図は
別の実施例で振止めプレートを取り付けた箇所の要部斜
視図、第8図はパネル収納ボックスに入る状態を示す断
面図、第9図は本考案の矯正状態を示す最下部の単位パ
ネル材の斜視図、第10図は単位パネル材が捩じれた状態
を示す略示図である。 A……単位パネル材、3……ガイドローラ、4……振止
めプレート、B……ガイドレール、7……ガイドローラ
レール部、8……振止めプレートレール部、

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シャッターカーテンの最下部の単位パネル
    材において、該単位パネル材の幅方向の両側端の上部に
    設けたガイドローラと、且つその両側端の下部に設けた
    振止めプレートと、前記ガイドローラの直径より僅かに
    広幅なガイドローラレール部と前記振止めプレートの幅
    より僅かに広幅な振止めプレートレール部とを有するガ
    イドレールとからなり、該ガイドレールに対し前記単位
    パネル材を前記両ガイドローラと両振止めプレートとで
    4点支持されてなることを特徴としたパネルシャッター
    の振止め構造。
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