JP2536704Y2 - 保護脚 - Google Patents

保護脚

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JP2536704Y2
JP2536704Y2 JP1994013594U JP1359494U JP2536704Y2 JP 2536704 Y2 JP2536704 Y2 JP 2536704Y2 JP 1994013594 U JP1994013594 U JP 1994013594U JP 1359494 U JP1359494 U JP 1359494U JP 2536704 Y2 JP2536704 Y2 JP 2536704Y2
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JP
Japan
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leg
pin
engagement hole
protective
elastic locking
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JP1994013594U
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JPH0723897U (ja
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健一 元谷
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Nifco Inc
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Nifco Inc
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、複写機やプリンターな
ど、機器の脚として使用される保護脚に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の保護脚は、第4図に示す
ように機器本体100の底面に取り付けた脚体101の
下面に、振動の吸収や横スベリ防止のため、ゴム材など
で成形された非移行部材102が設けられている。この
非移行部材102は、脚体101の下面にキャップ状に
かぶせられ、この後から挿入される固定ブッシュ103
およびビス104で脚体101に固定している。
【0003】なお、実開平1−151740号公報に
は、前記固定プッシュ103およびビスによる固定に代
えて圧入ピンにより非移行部材102を脚体101側に
圧入固定する技術が開示されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
従来構造では、脚体101の下面形状が異なった場合に
は非移行部材102も別のものを用意する必要があり、
形状も複雑化している。また、脚体101に対して非移
行部材102,固定ブッシュ103,ビス104を個々
に取り付けて行く必要があるので取付工数も多い。この
ためコストが高くなっていた。
【0005】本考案は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的は取付強度および取付作業などが簡略
化されコストを下げることのできる構造にした保護脚を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本考案は、機器本体の底面に当接配置される脚体に、こ
の脚体の下面より突出させて合成樹脂製の非移行部材を
取り付けてなる保護脚において、前記脚体の軸心に下面
側より上面側に向かって形成された係合穴を設けるとと
もに、前記係合穴の開口下内周壁に複数の弾性係止爪を
形成する一方、前記係合穴に下面側より圧入可能な合成
樹脂製のピンを有し、前記ピンの下端に前記非移行部材
を二色成形して一体に設けるとともに、前記ピンの下端
側にピンを係合穴に挿入したときに前記弾性係止爪と係
合して抜け止めする係止突壁を設けたものである。
【0007】
【作用】以上の構成によれば、脚体の係合穴にピンを圧
入操作することにより非移行部材も同時に取り付けられ
るので、取付作業が簡略化する。しかも、この固定構造
では、係合穴に対するピンの圧入力に加え、係止突壁と
弾性係止爪との係合力も得られるので強度的に優れてい
る。また、脚体の係合穴および弾性係止爪を同じにして
おけば、脚体の形状などが変更になってもピンおよび非
移行部材は一体物とし共通化することが可能になる。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例について図面を用いて
詳細に説明する。第1図乃至第3図は本考案に係る保護
脚の一実施例を示すもので、第1図はその組立完了状態
で示した断面図、第2図は分解途中の状態で示した断面
図、第3図はその分解斜視図である。第1図乃至第3図
において、この保護脚1は、脚体2と、ピン4および非
移行部材12などで構成されている。
【0009】前記脚体2は、ポリプロピレン(PP)な
どの合成樹脂材で形成され、中心に下面側より上面側に
向かって形成された係合穴となる貫通孔5を有した内側
筒状部6と、この内側筒状部6の下端側より外側へ回っ
て上方に折り返された状態で形成された外側筒状部7と
が一体に設けられている。内側筒状部6の上端側は、外
側筒状部7の上端よりも突き出して形成され、この突き
出した部分6aに複数のスリ割り8が設けられている。
また、貫通穴5の下端側における開口内周面5aは他の
内周面5bよりも大きな内径寸法で形成され、内周面5
aと内周面5bとの間に段差面5cが設けられた状態に
なっている。内周面5aには、下端側から上端側に向か
って内側へ斜めに切り起こされた状態で複数の弾性係止
爪13が略等間隔で形成されている。
【0010】なお、内側筒状部6の外面と外側筒状部7
の内面との間に形成された空間部分には羽根状の壁9が
複数設けられ、この壁9で内側筒状部6と外側筒状部7
との間が補強されている。
【0011】次に、ピン4および非移行部材12は二色
成形によって互いに一体に形成されている。このうち、
ピン4はポリプロピレン(PP)などの合成樹脂材で形
成されており、内側筒状部6の上部側をスリ割り8で外
側へ押し開かせながら貫通孔5内に圧入されて係合可能
になっている。また、ピン4の下端には鍔状部4aが一
体に設けられるとともに、第3図に示す如く鍔状部4a
の外周面には弾性係止爪13と係合可能な係止突壁14
が全周にわたって設けられている。そして、このピン4
は、係合孔5内に圧入されて行くと、途中で弾性係止爪
13に係止突壁14が当接する。さらに押し込めると係
止突壁14が弾性係止爪13を外側へ押し戻しながら挿
入され、係止突壁14が弾性係止爪13の先端を越える
と、この弾性係止爪13が自己弾性復帰して係止突壁1
4の下側に進出し抜け止めされて、ピン4は脚体2に一
体化される。なお、このとき、内側筒状部6の部分6a
をスリ割り8を介して外側へ押し開き、部分6aを機器
本体11の取付穴11aの内面に圧接させて脚体2を機
器本体11に固定できるようになっている。
【0012】これに対して、非移行部材12は、例えば
オレフィン系樹脂など軟質性のPTE特殊合成樹脂であ
り、ピン4の鍔状部4aの下端面を覆った状態でピン4
とともに二色成形され、外径寸法はピン4の鍔状部4a
の外径寸法と略同じに形成されている。
【0013】したがって、このように構成された保護脚
1では、ピン4と非移行部材12が互いに二色成形され
て一体化されているので、ピン4を取り付けるときに非
移行部材12も同時に取り付けることができ、取り付け
作業が簡単になる。また、ピン4および非移行部材12
は、脚体2側の挿入および係合箇所だけを同じにしてお
けば、脚体2の形状などが変更になっても共通に使用で
き汎用化が図れる。しかも、ピン4は係合穴5に所定の
押圧力で押し入れ、かつ係止突壁14が弾性係止爪13
に係合されることから、押し込み操作のみで確実かつ強
固に抜け止めされる。
【0014】
【考案の効果】以上説明したとおり、本考案に係る保護
脚によれば、脚体の係合穴にピンを圧入操作することに
より、圧入力に加え、係止突壁と弾性係止爪との係合力
も得られて確実に固定できるとともに、非移行部材も同
時に取り付けられるので、取付作業が迅速に行えて簡略
化できる。また、脚体の係合穴だけを同じにしておけ
ば、脚体の形状などが変更になってもピンおよび非移行
部材は共通に使用でき、汎用化が図れる。これにより、
コストを下げることができ、安価に提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る保護脚の一実施例を組立完了状態
で示した縦断側面図である。
【図2】前記保護脚の分解途中の状態で示した縦断側面
図である。
【図3】前記保護脚を分解して示す斜視図である。
【図4】従来の保護脚の一例を示した縦断側面図であ
る。
【符号の説明】
1 保護脚 2 脚体 4 ピン 5 貫通穴(係合穴) 11 機器本体 12 非移行部材 13 弾性係止爪 14 係止突壁

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機器本体の底面に当接配置される脚体
    に、この脚体の下面より突出させて合成樹脂製の非移行
    部材を取り付けてなる保護脚において、 前記脚体の軸心に下面側より上面側に向かって形成され
    た係合穴を設けるとともに、前記係合穴の開口下内周壁
    に複数の弾性係止爪を形成する一方、 前記係合穴に下面側より圧入可能な合成樹脂製のピンを
    有し、前記ピンの下端に前記非移行部材を二色成形して
    一体に設けるとともに、前記ピンの下端側にピンを係合
    穴に挿入したときに前記弾性係止爪と係合して抜け止め
    する係止突壁を設けたことを特徴とする保護脚。
JP1994013594U 1994-10-11 1994-10-11 保護脚 Expired - Lifetime JP2536704Y2 (ja)

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JPH0723897U JPH0723897U (ja) 1995-05-02
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