JP2560320Y2 - 自動車用シートにおける操作ダイヤルの取付構造 - Google Patents
自動車用シートにおける操作ダイヤルの取付構造Info
- Publication number
- JP2560320Y2 JP2560320Y2 JP1991018349U JP1834991U JP2560320Y2 JP 2560320 Y2 JP2560320 Y2 JP 2560320Y2 JP 1991018349 U JP1991018349 U JP 1991018349U JP 1834991 U JP1834991 U JP 1834991U JP 2560320 Y2 JP2560320 Y2 JP 2560320Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drive shaft
- operation dial
- boss
- snap spring
- slit
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- Seats For Vehicles (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は自動車シートにおける例
えばランバーサポート装置、ハイトアジャスタ等駆動装
置の操作ダイヤル取付構造に関する。
えばランバーサポート装置、ハイトアジャスタ等駆動装
置の操作ダイヤル取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用シートには図5に示すようにシ
ートバック(SB)等に操作ダイヤル(1)を設けたも
のがある。図5に示す操作ダイヤル(1)はランバーサ
ポート装置用のものである。この種の操作ダイヤル
(1)は図6、図7に示すように、ランバーサポート装
置などの駆動装置の駆動軸(2)にスプライン結合し、
スナップスプリング(3)によって抜出を防止してい
る。即ち、操作ダイヤル(1)のボス(1a)には、駆
動軸(2)の先端に設けたスプライン嵌合用の凹溝と、
スナップスプリング(3)を係合するスリット(1b)
(1b)が設けてある。一方、駆動軸(2)の先端には
スプライン(2b)と切溝(2a)とが設けてある。従
って、駆動軸(2)のスプライン(2b)をボス(1
a)に噛合後、スナップスプリング(3)を前記ボス
(1a)のスリット(1b)(1b)から駆動軸(2)
の切溝(2a)に装着することにより、駆動軸(2)に
操作ダイヤル(1)が取付けられる。
ートバック(SB)等に操作ダイヤル(1)を設けたも
のがある。図5に示す操作ダイヤル(1)はランバーサ
ポート装置用のものである。この種の操作ダイヤル
(1)は図6、図7に示すように、ランバーサポート装
置などの駆動装置の駆動軸(2)にスプライン結合し、
スナップスプリング(3)によって抜出を防止してい
る。即ち、操作ダイヤル(1)のボス(1a)には、駆
動軸(2)の先端に設けたスプライン嵌合用の凹溝と、
スナップスプリング(3)を係合するスリット(1b)
(1b)が設けてある。一方、駆動軸(2)の先端には
スプライン(2b)と切溝(2a)とが設けてある。従
って、駆動軸(2)のスプライン(2b)をボス(1
a)に噛合後、スナップスプリング(3)を前記ボス
(1a)のスリット(1b)(1b)から駆動軸(2)
の切溝(2a)に装着することにより、駆動軸(2)に
操作ダイヤル(1)が取付けられる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】図8は駆動軸(2)と
操作ダイヤル(1)におけるスナップスプリング(3)
の係合個所を示す。駆動軸(2)の切溝(2a)及びボ
ス(1a)のスリット(1b)にはスナップスプリング
(3)の線径に対して、駆動軸(2)の軸方向に
(L1)(L2)の間隙を有する。そのため、切溝(2
a)、スリット(1b)内にスナップスプリング(3)
の遊びが生じるため、操作ダイヤル(1)が駆動軸
(2)の軸方向に移動してガタが生じる。従って、この
ガタが異音の発生源になる不具合があった。そこで本考
案は、斯様な異音の発生を防止することを目的とする。
操作ダイヤル(1)におけるスナップスプリング(3)
の係合個所を示す。駆動軸(2)の切溝(2a)及びボ
ス(1a)のスリット(1b)にはスナップスプリング
(3)の線径に対して、駆動軸(2)の軸方向に
(L1)(L2)の間隙を有する。そのため、切溝(2
a)、スリット(1b)内にスナップスプリング(3)
の遊びが生じるため、操作ダイヤル(1)が駆動軸
(2)の軸方向に移動してガタが生じる。従って、この
ガタが異音の発生源になる不具合があった。そこで本考
案は、斯様な異音の発生を防止することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めの本考案は、駆動軸の先端面が対応する操作ダイヤル
のボス内に、操作ダイヤルと一体の弾性部材を配設し
て、操作ダイヤルを駆動軸の軸方向に付勢して、操作ダ
イヤルの軸方向におけるガタの発生を防止してなるもの
である。
めの本考案は、駆動軸の先端面が対応する操作ダイヤル
のボス内に、操作ダイヤルと一体の弾性部材を配設し
て、操作ダイヤルを駆動軸の軸方向に付勢して、操作ダ
イヤルの軸方向におけるガタの発生を防止してなるもの
である。
【0005】
【作用】操作ダイヤルが弾性部材によって駆動軸の軸方
向に付勢されているため、スナップスプリングがスリッ
トの一端側に、また切溝の他端側に接合して、スリット
及び切溝にスナップスプリングの遊びが生じない。
向に付勢されているため、スナップスプリングがスリッ
トの一端側に、また切溝の他端側に接合して、スリット
及び切溝にスナップスプリングの遊びが生じない。
【0006】
【実施例】以下、本考案の実施例を図1乃至図4に基づ
いて説明する。図1、図2は本考案の第1実施例を示
し、図中2に示す駆動軸は前記従来と同一のものであ
り、図中(20)は駆動軸(2)の先端面である。操作
ダイヤル(1)はポリプロピレンなどの剛性を有する合
成樹脂製の本体(11)と、この本体(11)に一体に
設けた弾性部材製の被覆体(10)とから構成されてい
る。 以上の本体(11)には筒状のボス(1a)が一
体に設けてあり、このボス(1a)にスリット(1b)
が設けてある。被覆体(10)は合成ゴムなどのエラス
トマーで、本体(11)の外面側に一体成形されてお
り、この成形時に、本体(11)のボス(1a)内部に
一部が山形状に突出するようにする。このボス(1a)
内に突出した部分は弾性部材(10a)で成形されてい
る。
いて説明する。図1、図2は本考案の第1実施例を示
し、図中2に示す駆動軸は前記従来と同一のものであ
り、図中(20)は駆動軸(2)の先端面である。操作
ダイヤル(1)はポリプロピレンなどの剛性を有する合
成樹脂製の本体(11)と、この本体(11)に一体に
設けた弾性部材製の被覆体(10)とから構成されてい
る。 以上の本体(11)には筒状のボス(1a)が一
体に設けてあり、このボス(1a)にスリット(1b)
が設けてある。被覆体(10)は合成ゴムなどのエラス
トマーで、本体(11)の外面側に一体成形されてお
り、この成形時に、本体(11)のボス(1a)内部に
一部が山形状に突出するようにする。このボス(1a)
内に突出した部分は弾性部材(10a)で成形されてい
る。
【0007】従って、駆動軸(2)のスプライン(2
b)を設けた場合を、ボス(1a)にスプライン結合さ
せて、スナップスプリング(3)をボス(1a)のスリ
ット(1b)から駆動軸(2)の切溝(2a)内に装着
すると、駆動軸(2)の先端面(20)が弾性部材(1
0a)に接合し、操作ダイヤル(1)が駆動軸(2)の
先端より外方に付勢される。そのため、スナップスプリ
ング(3)が駆動軸(2)の切溝(2a)における操作
ダイヤル側に、また、スリット(1b)における反対側
内面に接合する。従って、スナップスプリング(3)に
駆動軸(2)の軸方向の遊びが生じないため、駆動軸
(2)と操作ダイヤル(1)との取付個所にガタが発生
しない。
b)を設けた場合を、ボス(1a)にスプライン結合さ
せて、スナップスプリング(3)をボス(1a)のスリ
ット(1b)から駆動軸(2)の切溝(2a)内に装着
すると、駆動軸(2)の先端面(20)が弾性部材(1
0a)に接合し、操作ダイヤル(1)が駆動軸(2)の
先端より外方に付勢される。そのため、スナップスプリ
ング(3)が駆動軸(2)の切溝(2a)における操作
ダイヤル側に、また、スリット(1b)における反対側
内面に接合する。従って、スナップスプリング(3)に
駆動軸(2)の軸方向の遊びが生じないため、駆動軸
(2)と操作ダイヤル(1)との取付個所にガタが発生
しない。
【0008】図3、図4は本考案の第2実施例を示し、
斯かる実施例は、前記実施例と同様に本体(11)のボ
ス(1a)内に被覆体(10)と一体の円錐状弾性部材
(10b)を設け、一方駆動軸(2)の先端面(20)
には前記弾性部材(10b)が挿入する凹窪(21)を
設けたものである。従って、スナップスプリング(3)
の装着状態において、弾性部材(10b)によって操作
ダイヤル(1)は外方に付勢され、前記実施例と同様な
作用、効果を奏する。
斯かる実施例は、前記実施例と同様に本体(11)のボ
ス(1a)内に被覆体(10)と一体の円錐状弾性部材
(10b)を設け、一方駆動軸(2)の先端面(20)
には前記弾性部材(10b)が挿入する凹窪(21)を
設けたものである。従って、スナップスプリング(3)
の装着状態において、弾性部材(10b)によって操作
ダイヤル(1)は外方に付勢され、前記実施例と同様な
作用、効果を奏する。
【0009】
【考案の効果】本考案によれば、操作ダイヤルは弾性部
材によって駆動軸の軸方向に付勢されるため、操作ダイ
ヤルの抜出を防止するためのスナップスプリングは駆動
軸の軸方向に遊びが生じない。従って、操作ダイヤルは
駆動軸の軸方向にガタ付くことがないため、駆動軸にお
ける操作ダイヤルの取付個所からの異音の発生を防止し
得る。また、弾性部材を操作ダイヤルの外面を構成する
被覆体と同一体で形成することにより、その成形が簡単
になると共に、操作ダイヤルが弾性部材であるため、緩
衝性があり安全性を向上し得る。
材によって駆動軸の軸方向に付勢されるため、操作ダイ
ヤルの抜出を防止するためのスナップスプリングは駆動
軸の軸方向に遊びが生じない。従って、操作ダイヤルは
駆動軸の軸方向にガタ付くことがないため、駆動軸にお
ける操作ダイヤルの取付個所からの異音の発生を防止し
得る。また、弾性部材を操作ダイヤルの外面を構成する
被覆体と同一体で形成することにより、その成形が簡単
になると共に、操作ダイヤルが弾性部材であるため、緩
衝性があり安全性を向上し得る。
【図1】本考案の第1実施例を示す部分断面分解図であ
る。
る。
【図2】本考案の第1実施例を示す取付状態の断面図で
ある。
ある。
【図3】本考案の第2実施例を示す分解断面図である。
【図4】本考案の第2実施例を示す取付状態の断面図で
ある。
ある。
【図5】操作ダイヤルを有する自動車用シートの斜視図
である。
である。
【図6】従来の操作ダイヤルの分解斜視図である。
【図7】従来の操作ダイヤルの取付状態を示す断面図で
ある。
ある。
【図8】従来の操作ダイヤルの取付個所の部分拡大断面
図である。
図である。
1 操作ダイヤル 2 駆動軸 3 スナップスプリング 10a、10b 弾性部材 20 駆動軸の先端面
Claims (1)
- 【請求項1】 駆動装置の駆動軸と操作ダイヤルのボス
とをスプライン結合し、且つ前記ボスに設けたスリット
より駆動軸に設けた切溝に、スリット及び切溝における
駆動軸の軸方向の幅に対して線径が細いスナップスプリ
ングを装着して駆動軸に操作ダイヤルを固定してなる自
動車用シートにおいて、 前記駆動軸の先端面が対応する操作ダイヤルのボス内
に、操作ダイヤルと一体の弾性部材を配設して、操作ダ
イヤルを駆動軸の軸方向に付勢して、操作ダイヤルの軸
方向におけるガタの発生を防止してなる自動車用シート
における操作ダイヤルの取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991018349U JP2560320Y2 (ja) | 1991-03-01 | 1991-03-01 | 自動車用シートにおける操作ダイヤルの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991018349U JP2560320Y2 (ja) | 1991-03-01 | 1991-03-01 | 自動車用シートにおける操作ダイヤルの取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04108431U JPH04108431U (ja) | 1992-09-18 |
JP2560320Y2 true JP2560320Y2 (ja) | 1998-01-21 |
Family
ID=31904892
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991018349U Expired - Lifetime JP2560320Y2 (ja) | 1991-03-01 | 1991-03-01 | 自動車用シートにおける操作ダイヤルの取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2560320Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0725074Y2 (ja) * | 1988-08-27 | 1995-06-07 | アイシン精機株式会社 | リクライニングアジャスタ操作ノブ |
-
1991
- 1991-03-01 JP JP1991018349U patent/JP2560320Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04108431U (ja) | 1992-09-18 |
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