JP2002362177A - シフトノブ装着構造 - Google Patents

シフトノブ装着構造

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JP2002362177A JP2001166091A JP2001166091A JP2002362177A JP 2002362177 A JP2002362177 A JP 2002362177A JP 2001166091 A JP2001166091 A JP 2001166091A JP 2001166091 A JP2001166091 A JP 2001166091A JP 2002362177 A JP2002362177 A JP 2002362177A
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光生 楢崎
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H59/00Control inputs to control units of change-speed-, or reversing-gearings for conveying rotary motion
    • F16H59/02Selector apparatus
    • F16H59/0278Constructional features of the selector lever, e.g. grip parts, mounting or manufacturing

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 組付け及びメンテナンスが容易で、しか
も、製造コストの増大を抑制できるシフトノブ装着構造
を提供する。 【解決手段】 シフトノブ本体14のシフトレバー挿
入孔14aに、シフトレバー13の先端13aを挿入し
てシフトノブ本体14をシフトレバー13に装着するシ
フトノブ装着構造である。シフトレバー13の外周に係
止溝15を形成すると共に、シフトノブ本体14には、
係止溝15に対向する位置に設けられて、シフトレバー
13の径方向に拡開弾性変形可能であると共に、シフト
レバー13の先端13aにシフトノブ本体14を装着し
た状態で係止溝15内に没入して係止されるピン部材1
7を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車のフロア
シフトに用いられるシフトノブ装着構造に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般に自動車などの車両では、図9に示
すようなシフトノブ装着構造が知られている。
【0003】このようなものでは、車両1のフロアトン
ネル部2には、ATフィニシャ3が設けられている。こ
のATフィニシャ3には、車両前後方向に沿って長手方
向を沿わせるシフトレバー開口部3aが、略長方形形状
を呈して形成されている。
【0004】このフロアトンネル部2内には、図示省略
のシフト装置が装着されると共に、このシフト装置から
上方に向けて突設されるシフトレバー4が、先端4aを
前記シフトレバー開口部3aに挿通させて車室内に臨ま
せている。
【0005】この先端4aには、シフトノブ本体5が装
着される。
【0006】すなわち、シフトノブ本体5の下筒部5e
に形成されるシフトレバー挿入孔5aには、シフトレバ
ー4の先端4aが挿入される。
【0007】また、このシフトノブ本体5の後側面5b
には、略長方形形状のビス装着凹部5cが形成されると
共に、このビス装着凹部5cに形成されたビス孔5d,
5dに挿通されたビス6,6を前記先端4aの後側面4
bに形成されたビス孔4c,4cに螺着させることによ
って、このシフトノブ本体5が、前記シフトレバー4の
先端4aに固定される。
【0008】そして、このビス装着凹部5cには、略長
方形形状の蓋体7が嵌着されることにより、前記ビス
6,6が覆われるように構成されている。
【0009】また、前記シフトノブ本体5の下筒部5e
には、キャップ部材8が下方から嵌着されるように構成
されている。
【0010】次に、この従来のシフトノブ装着構造の作
用について説明する。
【0011】このように構成された従来のシフトノブ装
着構造では、前記シフトレバー4の先端4aを前記シフ
トレバー開口部3aに挿通させた状態で、前記ビス6,
6が、ビス孔5d,5dに挿通されて、シフトレバー4
のビス孔4c,4cに螺着されることにより、前記シフ
トノブ本体5が前記シフトレバー4の先端4aに締結さ
れて、抜け止め及び廻り止めが行われる。
【0012】このため、前記シフトレバー4は、シフト
ノブ本体5の動きに合わせて、前記シフトレバー開口部
3a内を車両前後方向にスライド移動して、シフト装置
のポジション切換が行えるようになる。
【0013】そして、前記ビス装着凹部5cが、蓋体7
によって覆われると共に、前記下筒部5eには、キャッ
プ部材8が嵌着されて覆われるように構成されている。
【0014】なお、他のこの種のシフトノブ装着構造と
しては、特開平9−6452号公報等に記載されている
ようなものが知られている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のシフトノブ装着構造では、外観品質を向上さ
せるため、前記シフトレバー開口3aが、前記シフトレ
バー4を挿通出来て、車両前後方向にスライド移動でき
る幅を設けて形成されて、このシフトレバー開口3aに
前記シフトレバー4の先端4aを挿通してからシフトノ
ブ本体5を後付けする様に構成されている。
【0016】更に、外観品質を良好なものとする為、前
記先端4aを細く設定すると、締結に用いるビス6,6
の大きさも小さくなり、車両状態での組付けが困難なも
のとなってしまう虞があった。
【0017】また、前記ビス装着凹部5cには、略長方
形形状の蓋体7が嵌着されることにより、前記ビス6,
6が覆われるように構成されているので、構成部品が増
大して製造コストの上昇を抑制できないといった問題が
あると共に、メンテナンスによって前記シフトノブ本体
5を取り外す作業を行う際には、前記蓋体7を取り外し
た後、前記ビス6,6をドライバ等を用いて外し、前記
先端4aからこのシフトノブ本体5を取り外さなければ
ならないといった問題があった。
【0018】そこで、本発明の目的は、上記の問題点を
解消し、組付け及びメンテナンスが容易で、しかも、製
造コストの増大を抑制できるシフトノブ装着構造を提供
することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載された発明では、シフトノブ本体の
シフトレバー挿入孔に、シフトレバー先端を挿入してシ
フトノブ本体をシフトレバーに装着するシフトノブ装着
構造であって、前記シフトレバーの外周に係止溝を形成
すると共に、前記シフトノブ本体には、該係止溝に対向
する位置に設けられて、前記シフトレバーの径方向に拡
開弾性変形可能であるピン部材を設け、該ピン部材は、
前記シフトレバー先端に前記シフトノブ本体を装着した
状態で前記係止溝内に没入して係止されると共に、該シ
フトノブ本体に対して装脱着可能であるシフトノブ装着
構造を特徴としている。
【0020】このように構成された請求項1記載のもの
では、前記シフトノブ本体のシフトレバー挿入孔にシフ
トレバー先端を挿入すると、前記ピン部材が、前記シフ
トレバーの径方向に拡開弾性変形する。
【0021】このため、シフトレバー先端が円滑に前記
シフトレバー挿入孔に挿入される。
【0022】前記ピン部材は、前記係止溝に対向する位
置に到達すると、該係止溝内に没入して係止される。
【0023】このため、前記シフトノブ本体の抜け止め
が行われる。
【0024】また、前記ピン部材を前記シフトノブ本体
から外すと、前記係止溝に対する係止が外れて該シフト
ノブ本体を取り外すことができる。
【0025】そして、請求項2に記載されたものでは、
前記ピン部材の外側から当接して、径方向外側に拡開不
能となるように押圧する押さえ部を設けたカバー部材を
有する請求項1記載のシフトノブ装着構造を特徴として
いる。
【0026】このように構成された請求項2記載のもの
では、前記カバー部材が装着されると、前記押さえ部
が、前記ピン部材の外側から当接して、径方向外側に拡
開不能となるように押圧する。
【0027】このため、前記ピン部材の抜けが防止され
る。
【0028】また、請求項3に記載されたものでは、前
記シフトノブ本体のシフトレバー挿入孔内壁に、シフト
レバー挿入方向に沿って形成された廻り止め突起部と、
前記シフトレバー先端に挿入方向に沿って切欠延設され
て、該廻り止め突起部をスライドガイドするガイド溝部
とを有する請求項1又は2記載のシフトノブ装着構造を
特徴としている。
【0029】このように構成された請求項3記載のもの
では、前記シフトノブ本体のシフトレバー挿入孔内壁に
形成された廻り止め突起部が、前記シフトレバー先端に
挿入方向に沿って切欠延設されたガイド溝部によってス
ライドガイドされて、挿入される。
【0030】前記シフトノブ本体装着状態では、前記シ
フトノブ本体のシフトレバーに対する回動が阻止されて
廻り止めがなされる。
【0031】そして、請求項4に記載されたものでは、
前記ガイド溝部の入口開口部左,右両側縁には、前記廻
り止め突起部の該ガイド溝部内への挿入をガイドする面
取り部が形成されると共に、前記廻り止め突起部には、
該面取り部を前記シフトノブ本体装着状態で当接させ
て、食い込む位置に左,右両側へ拡幅形成された左,右
テーパ部を有する請求項3記載のシフトノブ装着構造を
特徴としている。
【0032】このように構成された請求項4記載のもの
では、前記面取り部が、前記廻り止め突起部の該ガイド
溝部内への挿入をガイドする。
【0033】そして、前記シフトノブ本体装着状態で
は、前記左,右テーパ部が、該面取り部に当接されて食
い込み、前記シフトノブ本体のシフトレバーに対する回
動が阻止されると共に、上下方向のガタ付きが防止され
る。
【0034】更に、請求項5に記載されたものでは、前
記ガイド溝部の一端縁部には、前記シフトノブ本体装着
状態で、前記廻り止め突起部の先端部に形成された先端
テーパ部を当接させると共に、前記シフトノブ本体装着
状態で、該先端テーパ部に食い込む突当部が形成されて
いる請求項3又は4記載のシフトノブ装着構造を特徴と
している。
【0035】このように構成された請求項5記載のもの
では、前記ガイド溝部の一端縁部に形成された突当部
が、前記シフトノブ本体装着状態で、該先端テーパ部に
食い込む。
【0036】このため、前記シフトノブ本体の上下方向
のガタ付きが防止される。
【0037】そして、請求項6に記載されたものでは、
前記シフトノブ本体の前記シフトレバー先端が挿入され
るシフトレバー挿入孔の内側壁からは、該シフトレバー
先端外周面に当接するガタ付き防止突起部が突設されて
いる請求項1乃至5のうち何れか一項記載のシフトノブ
装着構造を特徴としている。
【0038】このように構成された請求項6記載のもの
では、前記シフトレバー挿入孔の内側壁に突設されたガ
タ付き防止突起部が、該シフトレバー先端外周面に当接
して、前記シフトレバー挿入孔内でのシフトレバー位置
を規制する。
【0039】このため、シフトレバー挿入孔内での該シ
フトレバーの径方向へのガタ付きが防止される。
【0040】
【発明の実施の形態1】以下、本発明の具体的な実施の
形態1について、図示例と共に説明する。なお、前記従
来例と同一乃至均等な部分については、同一符号を付し
て説明する。
【0041】図1乃至図8は、この発明の実施の形態1
のシフトノブ装着構造を示すものである。
【0042】まず、構成を説明すると、この実施の形態
1のシフトノブ装着構造では、車両11のフロアトンネ
ル部2には、ATフィニシャ3が設けられている。この
ATフィニシャ3には、車両前後方向に沿って長手方向
を沿わせるシフトレバー開口部3aが、略長方形形状を
呈して形成されている。
【0043】このフロアトンネル部2内には、図示省略
のシフト装置が装着されると共に、このシフト装置から
上方に向けて突設されるシフトレバー13が、先端13
aを前記シフトレバー開口部3aに挿通させて車室内に
臨ませている。
【0044】この先端13aには、シフトノブ本体14
が装着される。このシフトノブ本体14は、芯材14b
及びこの芯材14bを覆う外表皮14cと、シフトボタ
ン14d等とから主に構成されている。
【0045】このうち、芯材14bの下部を構成する筒
状の下筒部14eにはシフトレバー挿入孔14aが下向
きに開口して形成されている。このシフトレバー挿入孔
14aには、シフトレバー13の先端13aが挿入され
て、この先端13aに、シフトノブ本体14が装着され
るように構成されている。
【0046】また、このシフトレバー13には、外周
に、左右一対の係止溝15,15が形成されている。
【0047】そして、図1に示すように前記シフトノブ
本体14の下筒部14eには、この係止溝15,15に
対向する位置に、左右一対のピン嵌着溝16,16が設
けられていると共に、左右一対の係止孔14f,14f
が設けられている。
【0048】このピン嵌着溝16,16には、リング状
のピン部材17がこのシフトノブ本体14の下筒部14
eに対して装脱着可能となるように設けられている。
【0049】このピン部材17には、半環状の弾性変形
可能な弾性変形部17aが設けられている。
【0050】また、このピン部材17には、この弾性変
形部17aの両側に、この弾性変形部17aの弾性変形
によって、前記シフトレバー13の径方向に拡開弾性変
形可能である係止湾曲部17b,17bが内側に凸状と
なるように、対向して設けられている。
【0051】このピン部材17の係止湾曲部17b,1
7bには、各々左,右先端縁部17c,17cが、近
接、離反自在に連設されていて、全体で上面視略Ω字状
を呈している。
【0052】そして、前記シフトレバー先端13aに前
記シフトノブ本体14を装着した状態では、図4に示す
ように、前記係止溝15,15内に、前記係止湾曲部1
7b,17bが各々没入されて係止されるように構成さ
れている。
【0053】また、このシフトノブ装着構造では、前記
シフトレバー13に挿通されて、前記下筒部14eに装
着される筒状のカバー部材18が設けられている。
【0054】このカバー部材18の内側面には、前記ピ
ン部材17へ外側から当接して、径方向外側に拡開不能
となるように押圧する押さえ部18a,18aが、中空
部18b,18bを形成することによって内側に突設さ
れて対向位置に設けられている。
【0055】また、このカバー部材18の内側面には、
前記係止孔14f,14fに各々係止される係止突起部
18c,18cが一体に形成されている。
【0056】更に、この実施の形態1では、前記シフト
ノブ本体14のシフトレバー挿入孔14a内壁には、シ
フトレバー挿入方向に沿って、廻り止め突起部21,2
1が一体に形成されている。
【0057】また、前記シフトレバー13の先端13a
は、略円錐形形状を呈すると共に、挿入方向に沿って切
欠延設されて、これらの廻り止め突起部21,21を各
々スライドガイドするガイド溝部22,22が形成され
ている。
【0058】このガイド溝部22の入口開口部22aの
左,右両側縁には、前記廻り止め突起部21のこのガイ
ド溝部22内への挿入をガイドする面取り部22b,2
2bが形成されている。
【0059】また、前記廻り止め突起部21には、図7
に示すように、この面取り部22b,22bを前記シフ
トノブ本体14の装着状態で当接させて、前記シフトノ
ブ本体14装着状態で食い込む位置に左,右両側へ拡幅
形成された左,右テーパ部21a,21aが設けられて
いる。
【0060】この廻り止め突起部21の上端であるシフ
トレバー挿入孔14aの上端から前記ピン嵌着溝16ま
での寸法h1を、前記シフトレバー13の入口開口部2
2a上端から前記係止溝15,15までの寸法h2に対
して、やや短くなるように設定されている。
【0061】そして、前記ガイド溝部22の一端縁部2
2cには、突当部22dが形成されている。この突当部
22dは、図8に示すように前記シフトノブ本体14装
着状態で、前記廻り止め突起部21の先端部21bに形
成された先端テーパ部21cを当接させて、前記シフト
ノブ本体14装着状態で、この先端テーパ部21cに食
い込むように構成されている。
【0062】更に、図2に示すように、前記シフトノブ
本体14の前記シフトレバー13の先端13aが挿入さ
れるシフトレバー挿入孔14aの内側壁からは、シフト
レバー先端13aの外周面に当接する複数のガタ付き防
止突起部23,24…が突設されている。
【0063】この実施の形態1のガタ付き防止突起部2
3,23は、前記廻り止め突起部21と略90度異なる
位置から対向して形成されると共に、これらの廻り止め
突起部21,21と前記ガタ付き防止突起部23,23
との間に、前記ガタ付き防止突起部24,24が4個形
成されて、合計6個のガタ付き防止突起部23,24に
よって、前記シフトレバー13の外周に6方向から当接
して、位置を規制するように構成されている。
【0064】次に、この実施の形態1の作用について説
明する。
【0065】この実施の形態1では、まず、前記シフト
ノブ本体14の下筒部14eに形成されたピン嵌着溝1
6,16に図1に示すように、前記ピン部材17を下筒
部14e側方から装着する。
【0066】次に、先行して前記カバー部材18を前記
シフトレバー13に挿通してから、シフトレバー挿入孔
14aにシフトレバー先端13aを挿入すると、前記ピ
ン部材17が図3に示すように、シフトレバー13の外
周面に押圧されて、このシフトレバー13の径方向に拡
開弾性変形する。
【0067】このため、シフトレバー13の先端13a
が円滑に前記シフトレバー挿入孔14aに挿入される。
【0068】前記ピン部材17の係止湾曲部17b,1
7bは、前記係止溝15,15に対向する位置に到達す
ると、図4に示すように元の状態に戻り、この係止溝1
5,15内に各々没入されて係止される。
【0069】この実施の形態1では、廻り止め突起部2
1の上端であるシフトレバー挿入孔14aの上端から前
記ピン嵌着溝16までの寸法h1が、前記シフトレバー
13の入口開口部22a上端から前記係止溝15,15
までの寸法h2に対して、やや短くなるように設定され
ているので、ピン部材17の係止により、シフトレバー
挿入孔14aの上端面に、前記シフトレバー13の上端
が押しつけられた反力で、前記ピン部材17の係止湾曲
部17b,17bは、ピン嵌着溝16の上面に押圧され
る。
【0070】このため、前記シフトノブ本体14の抜け
止めが行われる。
【0071】このピン部材17を前記シフトノブ本体1
4のピン嵌着溝16,16から外すと、前記係止溝1
5,15に対する係止が外れて、このシフトノブ本体1
4を取り外すことができる。従って、分解及び再組付け
等のメンテナンスが容易に行える。
【0072】そして、先行して前記シフトレバー13に
挿通されていた前記カバー部材18が、前記係止突起部
18c,18cを前記係止孔14f,14fに係止させ
て前記下筒部14eに装着される。
【0073】このように、前記カバー部材18が、下筒
部14eに装着されると、前記ピン部材17が拡径しよ
うとする際には、前記押さえ部18a,18aが、外側
から当接して、径方向外側に拡開不能となるように押圧
する。このため、前記ピン部材17の抜けが防止され
る。
【0074】また、前記先端13aをシフトレバー挿入
孔14aに挿入する際、前記シフトノブ本体14のシフ
トレバー挿入孔14a内壁に形成された廻り止め突起部
21,21が、まず、前記入口開口部22aの面取り部
22b,22bによって、周方向の位置を規制されて挿
入がガイドされる。
【0075】次に、前記シフトレバー13の先端13a
に挿入方向に沿って切欠延設されたガイド溝部22,2
2によって、これらの廻り止め突起部21,21がスラ
イドガイドされて、挿入される。
【0076】前記シフトノブ本体14装着状態では、図
2に示すように、これらの廻り止め突起部21,21
が、前記ガイド溝部22内に位置して前記シフトノブ本
体14のシフトレバー13に対する回動が阻止されて廻
り止めがなされる。
【0077】このシフトノブ本体14が装着された状態
では、前記左,右テーパ部21a,21aが、図7に示
すように、前記面取り部22b,22bに当接されて食
い込み、前記シフトノブ本体14のシフトレバー13に
対する回動が阻止されると共に、上下方向のガタ付きが
防止される。
【0078】更に、前記ガイド溝部22の一端縁部22
c,22cに形成された突当部22d,22dが、図8
に示すように、前記シフトノブ本体14装着状態で、こ
の先端テーパ部21c,21cに食い込む。
【0079】このため、前記シフトノブ本体14の上下
方向のガタ付きが防止される。
【0080】そして、前記シフトレバー挿入孔14aの
内側壁に突設されたガタ付き防止突起部23,24…
が、図2に示すように、このシフトレバー13の先端1
3a外周面に6方向から当接して、前記シフトレバー挿
入孔14内でのシフトレバー13位置を規制する。
【0081】このため、シフトレバー挿入孔14内での
シフトレバー13の径方向へのガタ付きが防止される。
【0082】以上上述してきたように、この実施の形態
1のシフトノブ装着構造では、前記シフトレバー13の
先端13aに、前記シフトノブ本体14を軽圧入させる
だけで、シフトノブ本体14の装着が略完了するので、
従来のように、ビス6,6等を用いる必要がなく、組付
け及びメンテナンスが容易で、しかも、製造コストの増
大を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1のシフトノブ装着構造を
示し、全体の構成を説明する分解斜視図である。
【図2】実施の形態1のシフトノブ装着構造で、図1中
A−A線に沿った位置での断面図である。
【図3】実施の形態1のシフトノブ装着構造を示し、シ
フトレバー挿入孔にシフトレバーを挿入している様子を
説明する図1中B−B線に沿った位置での断面図であ
る。
【図4】実施の形態1のシフトノブ装着構造を示し、シ
フトレバー挿入孔にシフトレバーを挿入した様子を説明
する図1中B−B線に沿った位置での断面図である。
【図5】実施の形態1のシフトノブ装着構造を示し、シ
フトレバー挿入孔にシフトレバーを挿入して、カバー部
材を装着した様子を説明する図1中B−B線に沿った位
置での断面図である。
【図6】実施の形態1のシフトノブ装着構造を示し、図
1中C−C線に沿った位置での断面図である。
【図7】実施の形態1のシフトノブ装着構造を示し、要
部の構成を説明するシフトレバー先端近傍の拡大断面図
である。
【図8】実施の形態1のシフトノブ装着構造を示し、要
部の構成を説明するガイド溝部の一端縁部傍の拡大断面
図である。
【図9】従来例のシフトノブ装着構造を示し、全体の構
成を説明する分解斜視図である。
【符号の説明】
13 シフトレバー 13a 先端 14 シフトノブ本体 14a シフトレバー挿入孔 15 係止溝 17 ピン部材 18 カバー部材 21 廻り止め突起部 21a 左,右テーパ部 21b 先端部 21c 先端テーパ部 22 ガイド溝部 22a 入口開口部 22b 面取り部 22c 一端縁部 22d 突当部 23,24 ガタ付き防止突起部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水谷 正樹 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 塩路 紀仁 静岡県湖西市鷲津2028 富士機工株式会社 内 (72)発明者 楢崎 光生 静岡県湖西市鷲津2028 富士機工株式会社 内 (72)発明者 高比良 智弘 静岡県湖西市鷲津2028 富士機工株式会社 内 Fターム(参考) 3D040 AA03 AB01 AC05 AD02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シフトノブ本体のシフトレバー挿入孔に、
    シフトレバー先端を挿入してシフトノブ本体をシフトレ
    バーに装着するシフトノブ装着構造であって、 前記シフトレバーの外周に係止溝を形成すると共に、前
    記シフトノブ本体には、該係止溝に対向する位置に設け
    られて、前記シフトレバーの径方向に拡開弾性変形可能
    であるピン部材を設け、該ピン部材は、前記シフトレバ
    ー先端に前記シフトノブ本体を装着した状態で前記係止
    溝内に没入して係止されると共に、該シフトノブ本体に
    対して装脱着可能であることを特徴とするシフトノブ装
    着構造。
  2. 【請求項2】前記ピン部材の外側から当接して、径方向
    外側に拡開不能となるように押圧する押さえ部を設けた
    カバー部材を有することを特徴とする請求項1記載のシ
    フトノブ装着構造。
  3. 【請求項3】前記シフトノブ本体のシフトレバー挿入孔
    内壁に、シフトレバー挿入方向に沿って形成された廻り
    止め突起部と、前記シフトレバー先端に挿入方向に沿っ
    て切欠延設されて、該廻り止め突起部をスライドガイド
    するガイド溝部とを有することを特徴とする請求項1又
    は2記載のシフトノブ装着構造。
  4. 【請求項4】前記ガイド溝部の入口開口部左,右両側縁
    には、前記廻り止め突起部の該ガイド溝部内への挿入を
    ガイドする面取り部が形成されると共に、前記廻り止め
    突起部には、該面取り部を前記シフトノブ本体装着状態
    で当接させて食い込む位置に左,右両側へ拡幅形成され
    た左,右テーパ部を有することを特徴とする請求項3記
    載のシフトノブ装着構造。
  5. 【請求項5】前記ガイド溝部の一端縁部には、前記シフ
    トノブ本体装着状態で、前記廻り止め突起部の先端部に
    形成された先端テーパ部を当接させると共に、前記シフ
    トノブ本体装着状態で、該先端テーパ部に食い込む突当
    部が形成されていることを特徴とする請求項3又は4記
    載のシフトノブ装着構造。
  6. 【請求項6】前記シフトノブ本体の前記シフトレバー先
    端が挿入されるシフトレバー挿入孔の内側壁からは、該
    シフトレバー先端外周面に当接するガタ付き防止突起部
    が突設されていることを特徴とする請求項1乃至5のう
    ち何れか一項記載のシフトノブ装着構造。
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