JP2008018893A - 車両のストライカ構造 - Google Patents

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拓史 山本
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Abstract

【課題】
取付時の作業性を良好なものとする車両のストライカ構造を提供する。
【解決手段】
脚部27a,27aの先端部間が、長円形状の連結プレート29によって、カシメ止めされて連結されることにより、抜け止めされていて、ベースプレート25に対して、予めストライカ本体27が、サブアッセンブリされている。
取付係止孔19は、この連結プレート29を挿入可能な幅広部19aと、挿入された連結プレート29をスライドさせて、周縁部裏面側に係止する幅狭部19bとがスリット状に連続して形成されている。
そして、ハンドル部31の回転操作によって、ストライカ本体27の一対の脚部27a,27a間を連結する係合部27bの高さ方向位置を調整可能な高さ位置調整機構30を有している。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両の開閉リッド部に設けられて、開閉リッド部を車体側に固定する車両のストライカ構造に関するものである。
従来の車両のストライカ構造としては、例えば、図13乃至図16に示すようなものが知られている。
このようなものでは、フードリッド1を構成するフードインナパネル2には、ストライカ固定孔3に併設されて、廻り止め孔4が開口形成されている。
このうち、前記ストライカ固定孔3には、裏面側に予め固着されるナット部材5に螺合される雄ネジ部6aが外周面に形成された狭着ボルト部材6が挿通されて、螺着により、フランジ部6cと、前記ナット部材5との間で、このストライカ固定孔3の開口周縁を挟持して固定するように構成されている。
また、この狭着ボルト部材6には、軸方向中央に貫通孔6bが設けられていて、内周面に、雌ネジ部6dが形成されている。
この貫通孔6bの雌ネジ部6dには、車体側に設けられた図示省略のフードラッチに係合するストライカ本体7の雄ネジ部7aが、螺合されている。
このストライカ本体7の雄ネジ部7aからは、フードラッチを前記フードインナパネルから、離間した高さ位置で係合する環状のラッチ係止部7bが一体に延設されている。
また、このストライカ本体7のラッチ係止部7bを覆う合成樹脂製のカバー部材8が、設けられている。
このカバー部材8には、このストライカ本体7の回動により、前記雌ネジ部6dに螺合される雄ネジ部7aの長さを可変させて、ラッチ係止部7bの高さ位置が、調整された状態で、前記ラッチ係止部7b先端方向から嵌着されるガイド溝部8aが設けられている。
また、このカバー部材8の一側側フランジ部8bには、クリップ挿通孔8cが形成されていて、挿通されたクリップホルダ9及びクリップ本体10とを前記フードインナパネル2の廻り止め孔4に挿入係止するように構成されている。
次に、この従来の車両のストライカ構造の作用効果について説明する。
まず、組み付け順序に沿って、従来の車両のストライカ構造を説明すると、図13に示すように、まず、フードインナパネル2に開口形成されたストライカ固定孔3に、狭着ボルト部材6を挿通して、前記ストライカ固定孔3の裏面側に予め固着されるナット部材5に螺合させて、前記フランジ部6cと、前記ナット部材5との間で、このストライカ固定孔3の開口周縁が挟持されて固定される。
次に、前記ストライカ本体7の雄ネジ部7aが、図15に示すように、前記狭着ボルト部材6に軸方向中央に設けられた貫通孔6bの雌ネジ部6dに螺合されて、回転により、この雌ネジ部6dに螺合される雄ネジ部7aの長さが可変されて、ラッチ係止部7bの高さ位置が、調整される。
そして、前記カバー部材8のガイド溝部8aに、このラッチ係止部7bを挿通しながら、前記一側側フランジ部8bに形成されたクリップ挿通孔8cに、クリップホルダ9及びクリップ本体10とを挿通して、前記フードインナパネル2の廻り止め孔4に挿入係止されることにより、このカバー部材8が、ストライカ固定孔3周縁のフードインナパネル2表面側に固定される。
このため、前記ストライカ本体7の回動は、このカバー部材8によって規制されて、ラッチ係止部7bの高さ位置が、変動すること無く、固定される。
なお、他のフードロックストライカ構造として、複数の脚部を設けて、変形を容易とすることにより、衝撃を緩和するものも知られている(例えば、特許文献1等参照)。
特許公開2004−67006号公報
しかしながら、従来の車両のストライカ構造においては、前記狭着ボルト部材6,ストライカ本体7,カバー部材8及びこのカバー部材8を、フードインナパネル2に止めるクリップ本体10等が別部材で構成されている。
このため、1つづつの部品を前記フードインナパネル2に、個別に取付なければならず、作業工数が増大して、取付作業性が良好であるとは言い難かった。
そこで、本発明の目的は、取付時の作業性を良好なものとする車両のストライカ構造を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に記載されたものは、フードリッドに設けられて、該フードリッドを構成するパネル部材に開口形成された取付係止孔周縁に固定される固定部を有するベースプレートと、車体側に設けられたフードラッチに係合する門型のストライカ本体とを有する車両のストライカ構造であって、前記ストライカ本体の一対の脚部を、前記ベースプレートに開口形成された一対のストライカ挿通孔に各々摺動自在に挿通すると共に、前記脚部の先端部間を連結して抜け止めする連結プレートを設けて、前記ベースプレートに対して、予め該ストライカ本体をサブアッセンブリしたストライカアッセンブリを有し、該ストライカアッセンブリは、前記連結プレートに先端部を回動自在に連結すると共に、前記ベースプレートの前記ストライカ挿通孔間に形成された雌ネジ部に、螺合される雄ネジ部を有し、前記ベースプレート表面側に設けられたハンドル部の回転操作によって、前記ストライカ本体の一対の脚部間を連結する係合部の高さ方向位置を調整可能な高さ位置調整機構を有する車両のストライカ構造を特徴としている。
本発明の請求項1に記載されたものによれば、前記ベースプレートに開口形成された一対のストライカ挿通孔に、各々摺動自在に挿通された前記ストライカ本体の一対の脚部が、前記連結プレートによって、該脚部の先端部間が連結されることにより抜け止めされる。
このため、フードリッドを構成するパネル部材に開口形成された取付係止孔に、該連結プレートを係止して、前記ベースプレートに設けられた固定部を、前記フードリッドを構成するパネル部材に固定すると、一回の固定作業で、前記ベースプレート及びストライカ本体を装着出来る。
従って、部品の持ち替え等の工数を減少させることができるので、取付作業性が良好である。
そして、前記高さ位置調整機構のハンドル部を回転させて、前記ベースプレートに形成されている雌ネジ部に対して、雄ネジ部が螺合されている位置を変更すると、該雄ネジ部の先端を、回動自在に連結された前記連結プレートが、前記ベースプレートの面内,外方向に移動される。
前記連結プレートの移動に伴い、このベースプレートに連結固定されている前記ストライカ本体も、前記ベースプレートの面内,外方向に移動して、前記係合部の高さ位置の調整が行われる。
このため、前記ハンドル部の回転操作によって、容易に、前記車体側のフードラッチと係合される前記係合部の高さ位置を調整出来るので、使用利便性が良好である。
以下、本発明の最良の実施の形態の車両のストライカ構造を図面に基づいて説明する。なお、前記従来例と同一乃至均等な部分については、同一符号を付して説明する。
図1乃至図12は、この発明の実施の形態の車両11のストライカ構造を示すものである。
この実施の形態の車両11の車体12前部に設けられたエンジンルーム13の上面側には、ヒンジ部14,14を介して、フードリッドとしてのエンジンフード15が、開閉可能に設けられている。
このエンジンフード15は、主に、パネル部材としてのアウタフードパネル16,インナフードパネル17及びこのインナフードパネル17の裏面側に貼設されるフードレインフォース部材18とを有して構成されている。
このうち、前記インナフードパネル17及びフードレインフォース部材18には、取付係止孔19が開口形成されている。
また、このインナフードパネル17及びフードレインフォース部材18には、取付係止孔19の幅方向両側に、一対の固定孔20,20が開口形成されている。
そして、これらの固定孔20,20の裏面側には、予めナット部材5,5が各々固着されていて、螺合されるボルト部材21,21によって、ストライカアッセンブリ22を、このインナフードパネル17及びフードレインフォース部材18に固定するように構成されている。
このストライカアッセンブリ22は、主に、前記ボルト部材21,21が挿通されるボルト挿通孔23,23が形成されて、前記取付係止孔19周縁に、圧着固定される固定部24,24を両側に突設したベースプレート25と、車体12側に設けられたフードラッチ26に係合する係合部27bを有する門型のストライカ本体27とを有している。
このストライカ本体27の係合部27bからは、一対の脚部27a,27aが、各々一体となるように、各々約90度屈曲形成されて、前記ベースプレート25に開口形成された一対のストライカ挿通孔28,28に各々摺動自在に挿通されている。
そして、前記脚部27a,27aの先端部間が、長円形状の連結プレート29によって、カシメ止めされて連結されることにより、抜け止めされていて、前記ベースプレート25に対して、予めストライカ本体27が、サブアッセンブリされている。
また、この実施の形態の前記エンジンフード15を構成するインナフードパネル17及びフードレインフォース部材18に、貫通形成された取付係止孔19は、図3に示すように、この連結プレート29を挿入可能な幅広部19aと、挿入された連結プレート29をスライドさせて、周縁部裏面側に、係止することにより、前記ストライカアッセンブリ22を仮止めする幅狭部19bとを、傾斜ガイド縁部19cを介して、スリット状に連続させて、左,右幅方向略対称となるように開口形成されている。
更に、ベースプレート25のボルト挿通孔23,23は、この取付係止孔19の幅広部19aから挿入された連結プレート29を、図4に示すように、幅狭部19b方向に、スライドさせて係止した状態で、一方の脚部27aを、この幅狭部19bの端縁19dに突き当てて位置決めされることにより、これらの一対の固定孔20,20に対向する位置となるように、前記ベースプレート25の固定部24,24に形成されている。
また、この実施の形態の車両のストライカ構造は、前記ストライカ本体27の一対の脚部27a,27a間を連結する係合部27bの高さ方向位置を調整可能な高さ位置調整機構30を有している。
この高さ位置調整機構30は、前記ベースプレート25の表面側で、前記一対の脚部27a間に設けられたハンドル部31の回転操作によって、一体に共廻りする雄ネジ部32と、前記ベースプレート25の前記ストライカ挿通孔28,28間に形成されて、この雄ネジ部32を螺合する雌ネジ部33とを有して、主に構成されている。
この実施の形態の雄ネジ部32は、前記取付係止孔19の幅狭部19b内に挿通可能な外径寸法を有している。
そして、前記雄ネジ部32の先端を、前記連結プレート29の長手方向略中央位置に、カシメ部34を介して回動自在となるように連結している。
このため、前記ベースプレート25表面側に設けられたハンドル部31の回転操作によって、前記連結プレート29を雄ネジ部32の軸方向に沿って、前後に移動させることにより、この連結プレート29に固定されたストライカ本体27を移動させて、前記係合部27bの高さ方向位置が、調整可能となるように構成されている。
また、この実施の形態の高さ位置調整機構30には、前記ハンドル部31の外周面には、外周方向に沿って、複数の係合凹部31a…が、等間隔で形成されている。
この実施の形態では、前記係合凹部31a…が、各々一定の曲率半径を有する湾曲曲面で構成される凹状を呈して、合計8個、外周面に隣接配置されている。
そして、前記脚部27a,27aのうち、前記取付係止孔19の幅広部19a側に位置する脚部27aには、回転止め駒部材35がスライド自在に装着されている。
この回転止め駒部材35には、図8中二点鎖線に示すように、前記ベースプレート25方向へのスライド移動で、図9中に示すように、前記係合凹部31aのうち何れか一つに係合されることにより、前記ハンドル部31の回転を阻止する係合凸部35aが形成されている。
この実施の形態では、前記係合凹部31aに設けられた一定の湾曲曲面に、一致する様に、前記係合凸部35aの端面の曲面形状が、形成されている。
また、前記回転止め駒部材35には、前記ハンドル部31の外周方向に沿って形成された係合凹部31aの1つに係合された状態で、前記ベースプレート25の外周縁25aにスライド不能となるように係止する係止爪部35bが一体に形成されている。
更に、この実施の形態の前記回転止め駒部材35は、前記取付係止孔19の幅広部19aよりも、横幅方向の寸法が小さくなるように構成されている。
そして、前記係止爪部35bが、前記ベースプレート25の外周縁25aにスライド不能となるように係止された状態で、図5及び図7に示すように、前記取付係止孔19の幅広部19a内に、この係止爪部35bが一部突入して、前記インナフードパネル17に干渉しないように構成されている。
次に、この実施の形態の車両のストライカ構造の作用効果について説明する。
この実施の形態では、予めサブアッセンブリされたストライカアッセンブリ22の前記ベースプレート25には、一対のストライカ挿通孔28,28が開口形成されていて、これらのストライカ挿通孔28,28に、前記ストライカ本体27の一対の脚部27a,27aが、各々摺動自在に挿通されると共に、前記連結プレート29によって、これらの脚部27a,27aの先端部間が連結されることにより抜け止めされている。
このため、前記エンジンフード15に、このストライカアッセンブリ22を装着する際、図3に示す様に、前記エンジンフード15を構成するインナフードパネル17及びフードレインフォース18に、開口形成された取付係止孔19の幅広部19aから、連結プレート29を挿入して、図4に示すように、幅狭部19b方向へスライド移動させると、この連結プレート29が、取付係止孔19の主に幅狭部19b周縁部の裏面側に係止される。
この際、この実施の形態では、前記幅広部19aが、前記傾斜ガイド縁部19c,19cを介して幅狭部19bに至るまで、連続形成されているので、挿入された連結プレート29が、円滑にスライド移動されて、正規の装着位置まで導かれる。
そして、正規の装着位置では、前記ストライカ本体27の一方の脚部27aが、この幅狭部19bの端縁19dに突き当てられて、位置決めされることにより、前記ベースプレート25の固定部24,24に形成されている一対のボルト挿通孔23,23が、前記ベースプレート25の固定孔20,20に対向する位置で停止する。
このため、図2に示すように、前記ボルト部材21,21を用いて、前記ベースプレート25に設けられた固定部24,24を、前記インナフードパネル17及びフードレインフォース部材18に、貫通形成された取付係止孔19周縁に固定する作業を行う際にも、このベースプレート25が、前記連結プレート29によって、仮保持されているので、容易に、ボルト挿通孔23,23及び固定孔20,20に、前記ボルト部材21,21を挿通して、前記ナット部材5,5に螺着させることができる。
このように、一回の前記ナット部材5,5による固定作業で、前記ベースプレート25及びストライカ本体27を、同時に、エンジンフード15に装着出来る。
また、前記取付係止孔19に、前記連結プレート29が係止された状態では、前記ストライカ本体27が、ベースプレート25から外れて脱落する虞が無い。従って、従来のように、複数の部品を持ち替えながら作業する必要が無くなり、工数を減少させることができるので、取付作業性が良好である。
次に、図6に示すような状態で、前記高さ位置調整機構30のハンドル部31を回転させて、前記ベースプレート25に形成されている雌ネジ部33に対して、雄ネジ部32が螺合されている位置を変更すると、この雄ネジ部32の先端を、回動自在にカシメ止めした前記連結プレート29が、前記ベースプレート25の面内,外方向に移動される。
前記連結プレート29の移動に伴い、このベースプレート25に連結固定されている前記ストライカ本体27も、図10中白抜き矢印で示すように、前記ベースプレート25の面内,外方向に移動して、前記係合部27bの高さ位置の調整が行われる。
このため、前記ハンドル部31の回転操作によって、容易に、前記車体側のフードラッチ26と係合される前記係合部27bの高さ位置を調整出来るので、使用利便性が良好である。
更に、図6に示す状態から、前記脚部27aに沿って、前記回転止め駒部材35をスライド移動させて、図7に示すように、前記係合凹部31aのうち何れか一つに、この回転止め駒部材35の係合凸部35aを係合させると共に、前記係止爪部35bを、前記ベースプレート25の外周縁25aに係止する。
前記回転止め駒部材35は、前記取付係止孔19の幅広部19aよりも、横幅方向の寸法が小さくなるように設定されているので、図5及び図7に示すように、前記取付係止孔19の幅広部19a内に、この係止爪部35bが一部突入しても、前記インナフードパネル17に干渉しない。
また、この係止爪部35bが、前記ベースプレート25の外周縁25aにスライド不能となるように係止されることにより、前記脚部27aに沿って、前記回転止め駒部材35が、ベースプレート25から離間方向に、スライド移動することが防止されて、図9に示すように、前記回転止め駒部材35の係合凸部35aと、前記係合凹部31aとの間での係合状態が維持される。
このため、前記ハンドル部31は、回転不能となり、前記係合部27bの高さ位置が一定の位置に保持される。
この実施の形態のハンドル部31の外周面には、外周方向に沿って等間隔で、合計8個の係合凹部31a…が、形成されているので、ハンドル部31の回転角度で、45度づつ刻みで、前記ストライカ本体27の係合部27bの高さ位置を固定することができる。
すなわち、従来の図13に示すようなストライカ構造では、前記ストライカ本体7のラッチ係止部7bの高さ位置が、前記ストライカ本体7の回動角度に依存している。
このため、環状のラッチ係止部7bにガイド溝部8aを嵌着して、180度毎に回動を規制する前記カバー部材8では、細かい高さ位置の調整が困難であった。
この実施の形態の車両のストライカ構造では、ハンドル部31の回転角度で、45度刻みで、前記ストライカ本体27の係合部27bの高さ位置を調整して、固定することが出来るので、細かい高さ位置の調整により、車体12と、エンジンフード15との間の建付け精度を向上させることが出来る。
例えば、ネジピッチが1mmであると、従来は、高さが0.5mm毎にのみ調整出来たが、この実施の形態では、高さで、0.125mm毎に調整できる。
このため、この実施の形態では、更に、エンジンフード15と、車体12との間の建付け精度を向上させることが出来る。
また、従来、図16に示すように、ストライカ本体7の雄ネジ部7aが、破断すると、ラッチ係止部7bが脱落してしまう虞があった。
このため、フードリッド1が、車体に係合されて固定されている状態を保持出来ないといった問題があった。
この実施の形態では、前記ストライカ本体27の脚部27a,27aの先端部間が、長円形状の連結プレート29によって、カシメ止めされて連結されることにより、抜け止めされていて、ベースプレート25に対して、予めストライカ本体27が、サブアッセンブリされている。
このため、図11に示すように、前記ハンドル部31を、連結プレート29に連結する雄ネジ部32が破断して、ハンドル部31が、脱落しても、前記ストライカ本体27が脱落することが無い。
従って、エンジンフード15が、車体12に係合されている状態を、保持することができる。
図12は、最良の実施の形態の実施例1の車両のストライカ構造を示すものである。
なお、前記実施の形態と同一乃至均等な部分については、同一符号を付して説明する。
この実施例1の車両のストライカ構造では、パネル部材としてインナフードパネル17に、切欠部119が形成されたフードレインフォース118が接合されて、エンジンフード115が構成されている。
また、前記取付係止孔19の幅狭部19b周縁には、この切欠部119によって形成された段部120が設けられていて、この段部120に、前記連結プレート29が、スライド係止されるように構成されている。
他の構成及び作用効果については、前記実施の形態と同一乃至均等であるので、説明を省略する。
以上、図面を参照して、本発明の実施の形態及び実施例1を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施の形態及び実施例1に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
即ち、前記実施の形態では、前記係合凹部31a…が、各々一定の曲率半径を有する湾曲曲面で構成される凹状を呈して、合計8個、前記ハンドル部31の外周面に形成されているが、特にこれに限らず、例えば、合計3個乃至7個、若しくは、9個以上形成されていても良く、複数の係合凹部31a…のうち、少なくとも何れか1つに前記回転止め駒部材35が係合されて、回転不能となるものであれば、形状、数量及びピッチ間隔等が、限定されるものではない。
本発明の実施の形態の車両のストライカ構造で、全体の構成を説明する車両の模式的な斜視図及び要部の拡大斜視図である。 実施の形態の車両のストライカ構造で、ストライカアッセンブリの構成を説明し、図7中A−A線に相当する部分での断面図である。 実施の形態の車両のストライカ構造で、ストライカアッセンブリをフードパネルに取り付ける様子を説明する分解斜視図である。 実施の形態の車両のストライカ構造で、ストライカアッセンブリをフードパネルに取り付ける様子を、フードパネル裏面側から見た分解斜視図である。 実施の形態の車両のストライカ構造で、ストライカアッセンブリをフードパネルに取り付けた様子を、フードパネル裏面側から見た斜視図である。 実施の形態の車両のストライカ構造で、固定後、係合部の高さ調整を行った状態を説明する斜視図である。 実施の形態の車両のストライカ構造で、回転止め駒部材で、ハンドル部の回転が防止された状態を説明する斜視図である。 実施の形態の車両のストライカ構造で、回転止め駒部材を係止して、ハンドル部の回転を防止する様子を説明する側面図である。 実施の形態の車両のストライカ構造で、回転止め駒部材を係止して、ハンドル部の回転を防止する様子を説明する図8中B−B線に沿った位置での断面図である。 実施の形態の車両のストライカ構造で、ハンドル部の回転操作で、係合部の高さ位置の調整を行う様子を説明する縦断面図である。 実施の形態の車両のストライカ構造で、ハンドル部を連結する雄ネジ部が破断により、脱落しても、ストライカ本体が、エンジンフード側に残る様子を説明する縦断面図である。 実施の形態の実施例1で、車両のストライカ構造の要部の構成を説明し、図7中A−A線に相当する部分での縦断面図である。 従来例の車両のストライカ構造で、要部の構成を説明する分解斜視図である。 従来例の車両のストライカ構造で、要部の構成を説明する斜視図である。 従来例の車両のストライカ構造で、図14中C−C線に沿った位置での断面図である。 従来例の車両のストライカ構造で、図14中C−C線に沿った位置に相当し、雄ネジ部の破断により、ストライカ本体が、脱落する様子を説明する断面図である。
符号の説明
5,5 ナット部材
12 車体
15 エンジンフード(フードリッド)
17 インナフードパネル(パネル部材の1つ)
18 フードレインフォース(パネル部材の1つ)
19 取付係止孔
19a 幅広部
19b 幅狭部
20,20 固定孔
21,21 ボルト部材
22 ストライカアッセンブリ
23,23 ボルト挿通孔
24,24 固定部
25 ベースプレート
26 フードラッチ
27 ストライカ本体
27a,27a 脚部
27b 係合部
28,28 ストライカ挿通孔
29 連結プレート
30 高さ位置調整機構
31 ハンドル部
31a… 係合凹部
35 回転止め駒部材
35b 係止爪部

Claims (5)

  1. フードリッドに設けられて、該フードリッドを構成するパネル部材に開口形成された取付係止孔周縁に固定される固定部を有するベースプレートと、車体側に設けられたフードラッチに係合する門型のストライカ本体とを有する車両のストライカ構造であって、
    前記ストライカ本体の一対の脚部を、前記ベースプレートに開口形成された一対のストライカ挿通孔に各々摺動自在に挿通すると共に、前記脚部の先端部間を連結して抜け止めする連結プレートを設けて、前記ベースプレートに対して、予め該ストライカ本体をサブアッセンブリしたストライカアッセンブリを有し、該ストライカアッセンブリは、前記連結プレートに先端部を回動自在に連結すると共に、前記ベースプレートの前記ストライカ挿通孔間に形成された雌ネジ部に、螺合される雄ネジ部を有し、前記ベースプレート表面側に設けられたハンドル部の回転操作によって、前記ストライカ本体の一対の脚部間を連結する係合部の高さ方向位置を調整可能な高さ位置調整機構を有することを特徴とする車両のストライカ構造。
  2. 前記フードリッドを構成するパネル部材に形成された取付係止孔は、前記連結プレートを挿入可能な幅広部と、挿入された連結プレートをスライドさせて、周縁部裏面側に、係止することにより、前記ストライカアッセンブリを仮止めする幅狭部とを連続させて開口形成したことを特徴とする請求項1記載の車両のストライカ構造。
  3. 前記取付係止孔の幅方向両側には、前記固定部を固着させる固定孔が形成されると共に、前記連結プレートをスライドさせて係止した状態で、該固定孔に対向する前記固定部としてのボルト挿通孔を、前記ベースプレートに形成して、該挿通孔及び固定孔に挿通されるボルト部材を、螺着させる固定ナット部を前記パネル部材の裏面側に一体に設けてなることを特徴とする請求項2記載の車両のストライカ構造。
  4. 前記高さ位置調整機構では、前記ハンドル部の外周方向に沿って複数の係合凹部が形成されると共に、前記脚部にスライド自在に装着されて、前記ベースプレート方向へのスライド移動で、前記係合凹部のうち何れか一つに係合される回転止め駒部材を有することを特徴とする請求項3記載の車両のストライカ構造。
  5. 前記回転止め駒部材には、前記ハンドル部の外周方向に沿って形成された係合凹部に係止された状態で、前記ベースプレートにスライド不能となるように係止する係止爪部が一体に形成されていることを特徴とする請求項4記載の車両のストライカ構造。

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