JP2535921Y2 - 保冷容器 - Google Patents

保冷容器

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JP2535921Y2
JP2535921Y2 JP12627887U JP12627887U JP2535921Y2 JP 2535921 Y2 JP2535921 Y2 JP 2535921Y2 JP 12627887 U JP12627887 U JP 12627887U JP 12627887 U JP12627887 U JP 12627887U JP 2535921 Y2 JP2535921 Y2 JP 2535921Y2
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JP
Japan
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lid
container
opening
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cold storage
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JP12627887U
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繁雄 粟野
三四郎 大森
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Showa Denko Materials Co Ltd
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Hitachi Chemical Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、発泡熱可塑性樹脂からなる蓋付保冷容器に
関し、特に容器を積み重ねた状態で容器内に冷気を供給
できる構造を備えた保冷容器に関する。
[従来の技術] 生鮮野菜,果物等の輸送においては、その鮮度を保ち
つつ輸送するため、輸送前、冷蔵庫にて容器内に冷気を
供給することが行なわれている。ところで、冷蔵庫内で
は容器は積み重ねておかれるのが一般である。これは、
なるべく多くの容器を収容するためである。このよう
に、積み重ねた状態で冷気を効率よく容器内に供給する
には、容器の側壁などに開口を設けておく等の手段が必
要である。しかし、容器に開口を設けた場合、輸送中に
その開口から熱が流入し、却って保冷性が悪くなる問題
があった。仮に、テープ等によりその開口を閉塞するに
しても、その作業は煩雑であり、かつ、輸送中にテープ
が剥れて熱を流入させるおそれがあった。
実公昭59−43262号公報に示された従来の保冷容器
は、上記の問題点を解決するため、容器本体10とこれに
嵌合する蓋11の重合部分の少なくとも一部に、蓋のある
嵌合状態においては容器本体内部に通ずる開口が形成さ
れ、それと逆向きの嵌合状態においてはその開口が閉鎖
されるような切欠き12,13を設けた構成となっている
(第5図参照)。すなわち、蓋11を180°向きを変えて
嵌合することにより、切欠き12,13どうしが同じ位置に
きて開口を形成し、あるいは互いの位置がずれて閉鎖さ
れるというものであった。
[解決すべき問題点] 上述した従来の保冷容器では、開口を形成した状態お
よび閉鎖した状態のいずれの場合にも、蓋は嵌合状態に
あり、そのため、開口が形成されているのかあるいは閉
鎖されているのか、一見して認識することができない。
ゆえに、輸送の際、切欠きの位置をいちいち確認する面
倒な作業が必要であり、確認もれにより輸送中に開口か
ら熱が流入し内容物を傷めるというおそれもあった。
本考案は、このような問題点に鑑みてなされたもの
で、蓋の下面には密閉嵌合する嵌合部を、また蓋の上面
には蓋の下面にはない凹部を形成することによって、輸
送等に際し、容易かつ確実に密閉状態にあるか否かを確
認できる保冷容器の提供を目的とする。
[問題点の解決手段] 上記目的を達成するために、本考案は、上下反転可能
な蓋と容器本体からなる蓋付き保冷容器において、 上記蓋の下面に上記容器本体の開口部と密閉嵌合する
嵌合部を形成し、かつ上記蓋の上面所要箇所に、一部を
周縁に開放するとともに上記容器本体の側壁の厚さより
も長い奥行をもった凹部を水平方向に形成した構成とし
てある。
[実施例] 以下、本考案の一実施例について図面を参照して説明
する。
第1図〜第4図は本実施例に係る保冷容器を示す図で
ある。
本実施例に係る保冷容器1は、上部が開口した容器本
体2とこれに嵌合する蓋3とからなり、発泡ポリスチレ
ン等の発泡熱可塑性樹脂により形成されている。
容器本体2における上部開口部2aの周縁には段付部4
が形成してある。一方、蓋3の下面には上記段付部4と
嵌合する嵌合部5が形成してある。これら段付部4と嵌
合部5との嵌合により、容器本体2の上部開口部2aを蓋
3が閉塞し、容器本体2の内部を密閉状態とする(第1
図)。
また、蓋3の上面水平方向には凹部6が複数形成して
ある。これら凹部6は、一部を周縁に開放してあり、か
つ、容器本体2の側壁の厚さに比べ充分長い奥行をもっ
て形成してある。凹部6の深さは任意でよいが、好まし
くはなるべく深くした方がよい。また、周縁側を深く、
内側に向い段々と浅くしてもよい。なお、凹部6の形状
および数は任意でよく、第1図に示したような六個の切
欠円形状以外のもの、例えば、四角形状で各辺一個また
は二個以上形成したもの、あるいは各角部を三角形状に
陥没させたもの等、種々の構成が考えられる。
次に作用を説明する。
生鮮野菜,果物等、輸送に際し保冷が必要なものを収
容した保冷容器1は、冷蔵庫内に積み重ねられる。この
とき、蓋3は上下反転した状態、すなわち、凹部6の形
成してある上面を下にして容器本体2の上部開口部2a上
に置かれる(第2図,第3図参照)。この状態では、第
4図に示すように、容器本体2と蓋3との間に、凹部6
による間隙が形成されている。したがって、冷蔵庫から
の冷気は、この凹部6により形成された間隙から容器内
部へ供給され、充分な冷却効果が期待できる。また、蓋
3はもともと積重ねに充分耐えられる厚さを有するた
め、上下反転させた状態でも支障なく冷蔵庫内で積み重
ねておくことができる。
冷却を終え、出荷に際しては、上下反転した状態にあ
った蓋3を反転し、容器本体2の段付部4に蓋3の嵌合
部5を嵌合する(第1図参照)。蓋3が上下反転した状
態は一見して認識できるため、そのままの状態で輸送さ
れるおそれはない。このように、格別注意して確認する
ことなく、一見して容易かつ確実に密閉してあることを
認識できるので、出荷作業の迅速化を図ることができ
る。
保冷容器1は、発泡熱可塑性樹脂で形成されているの
で保冷性が高く、長時間の輸送中、内容物を新鮮なまま
で保持する。
なお、本考案は上述した一実施例に限定されるもので
はなく、考案の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形実施
が可能なことは勿論である。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案の保冷容器によれば、積
み重ねた状態で冷気を効率よく取り入れることができる
とともに、内部を密閉した状態にして高い保冷性をも保
持することができ、かつ、輸送等に際して容易かつ確実
に密閉状態にあるか否かを確認できるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本考案の実施例に係る保冷容器を示す
図で、第1図は蓋を嵌合した状態の斜視図、第2図は蓋
を上下反転した状態の分解斜視図、第3図は同じく斜視
図、第4図は同じく正面断面図、第5図は従来例を示す
斜視図である。 1:保冷容器、2:容器本体 3:蓋、4:段付部 5:嵌合部、6:凹部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下反転可能な蓋と容器本体からなる蓋付
    保冷容器において、 上記蓋の下面に上記容器本体の開口部と密閉嵌合する嵌
    合部を形成し、かつ上記蓋の上面所要箇所に、一部を周
    縁に開放するとともに上記容器本体の側壁の厚さよりも
    長い奥行をもった凹部を水平方向に形成したことを特徴
    とする保冷容器。
JP12627887U 1987-08-21 1987-08-21 保冷容器 Expired - Lifetime JP2535921Y2 (ja)

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JPS6432384U JPS6432384U (ja) 1989-02-28
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JP6427124B2 (ja) * 2015-01-30 2018-11-21 積水化成品工業株式会社 保冷容器

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JPS6432384U (ja) 1989-02-28

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