JP2549973Y2 - 保冷容器 - Google Patents
保冷容器Info
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- JP2549973Y2 JP2549973Y2 JP1992022750U JP2275092U JP2549973Y2 JP 2549973 Y2 JP2549973 Y2 JP 2549973Y2 JP 1992022750 U JP1992022750 U JP 1992022750U JP 2275092 U JP2275092 U JP 2275092U JP 2549973 Y2 JP2549973 Y2 JP 2549973Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、主として野菜等の農作
物の予冷及び出荷用として好適な保冷容器に関するもの
である。
物の予冷及び出荷用として好適な保冷容器に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般に、苺、莢隠元、にんじん、レタ
ス、ホウレンソウ、ブロッコリ―、リンゴその他各種農
作物の遠方への出荷、輸送に際しては、これらを断熱性
のある容器に収納した状態で真空予冷や差圧予冷が行な
われ、保冷状態に保持される。
ス、ホウレンソウ、ブロッコリ―、リンゴその他各種農
作物の遠方への出荷、輸送に際しては、これらを断熱性
のある容器に収納した状態で真空予冷や差圧予冷が行な
われ、保冷状態に保持される。
【0003】例えば、差圧予冷は、図9に例示するよう
に、冷却室(B)内において野菜を収納した容器(A)
多数を段積みして横列に並置し、冷却装置(C)より冷
気を冷却室(B)内に供給しながら、ファン等の送風手
段や吸引手段により前記容器の列の両側に圧力差をもた
せて、冷気を容器部分を流通させることにより、容器内
の野菜を冷却するものである。
に、冷却室(B)内において野菜を収納した容器(A)
多数を段積みして横列に並置し、冷却装置(C)より冷
気を冷却室(B)内に供給しながら、ファン等の送風手
段や吸引手段により前記容器の列の両側に圧力差をもた
せて、冷気を容器部分を流通させることにより、容器内
の野菜を冷却するものである。
【0004】このような予冷および出荷用の容器として
は、保冷のための断熱性を有することと共に、予冷の際
に一部を開口できること、特に前記の差圧予冷の際に
は、容器の段積み状態において野菜の入った容器内を冷
気が流通できるように開口できることが必要になる。
は、保冷のための断熱性を有することと共に、予冷の際
に一部を開口できること、特に前記の差圧予冷の際に
は、容器の段積み状態において野菜の入った容器内を冷
気が流通できるように開口できることが必要になる。
【0005】したがって、蓋体を容器本体の開口に対し
上方より嵌合する方式の容器は、段積み状態での冷却効
率が悪く、前記の差圧予冷には適さない。また、容器本
体の相対向する側壁に冷気流通のための開孔を設けた容
器は、予冷後に前記開孔を接着テ―プ等でいちいち閉塞
する必要がある等、作業性の点で問題がある。
上方より嵌合する方式の容器は、段積み状態での冷却効
率が悪く、前記の差圧予冷には適さない。また、容器本
体の相対向する側壁に冷気流通のための開孔を設けた容
器は、予冷後に前記開孔を接着テ―プ等でいちいち閉塞
する必要がある等、作業性の点で問題がある。
【0006】そこで、容器本体の一側壁において上端部
を切欠して、上部開口を閉塞する蓋体を一側方に引出し
可能に設けることにより、予冷時および予冷後の容器一
方側からの蓋体の出入操作により、段積み状態のままで
も容易に容器の両側部分を一部的に同時に開閉でき、差
圧予冷等を好適に実施できる容器を提案している(実開
平2−111666号)。
を切欠して、上部開口を閉塞する蓋体を一側方に引出し
可能に設けることにより、予冷時および予冷後の容器一
方側からの蓋体の出入操作により、段積み状態のままで
も容易に容器の両側部分を一部的に同時に開閉でき、差
圧予冷等を好適に実施できる容器を提案している(実開
平2−111666号)。
【0007】前記提案の容器は、一の側壁上端部に、開
口部内側に嵌合する蓋体を引出し可能にする切欠部を設
け、さらにこの側壁に切欠部より落し込んだ凹欠部を設
けるとともに、蓋体の一端部下面に該凹欠部に嵌合する
垂下突部を設け、蓋体の引出しにより凹欠部を開口可能
にしているもので、これにより段積み状態のまま前記蓋
体を引き出して開口できるようになっている。
口部内側に嵌合する蓋体を引出し可能にする切欠部を設
け、さらにこの側壁に切欠部より落し込んだ凹欠部を設
けるとともに、蓋体の一端部下面に該凹欠部に嵌合する
垂下突部を設け、蓋体の引出しにより凹欠部を開口可能
にしているもので、これにより段積み状態のまま前記蓋
体を引き出して開口できるようになっている。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な保冷容器において、蓋体が開口部に対して上方から嵌
合できる構造であると、輸送、運搬時における取扱い上
の振動や衝撃によって蓋体が上方に浮き上がったり離脱
して、保冷効果が低下するおそれがある。
な保冷容器において、蓋体が開口部に対して上方から嵌
合できる構造であると、輸送、運搬時における取扱い上
の振動や衝撃によって蓋体が上方に浮き上がったり離脱
して、保冷効果が低下するおそれがある。
【0009】また、内容物を収納した状態で容器を持ち
上げると、内容物荷重のために容器本体に歪みが生じ、
その歪みのために蓋体が上方に浮いたりして外れてしま
うことがある。殊に容器本体の外側面が凹設されている
と、歪みが生じ易くなって蓋体が外れ易くなる。また容
器本体の側壁や隅角部の肉厚を大きくした場合にも、内
容物を収納した状態で容器を持ち上げたときの歪みは完
全には解消できず、蓋体が浮き上るおそれがある。
上げると、内容物荷重のために容器本体に歪みが生じ、
その歪みのために蓋体が上方に浮いたりして外れてしま
うことがある。殊に容器本体の外側面が凹設されている
と、歪みが生じ易くなって蓋体が外れ易くなる。また容
器本体の側壁や隅角部の肉厚を大きくした場合にも、内
容物を収納した状態で容器を持ち上げたときの歪みは完
全には解消できず、蓋体が浮き上るおそれがある。
【0010】本考案は、上記に鑑みてなしたものであ
り、容器本体の開口部内側に嵌合する引出し式の蓋体を
備えた、差圧予冷に使用する容器において、特に輸送時
あるいは容器を持ち上げた場合に、蓋体が浮いたり外れ
たりするおそれがなく、保冷効果を良好に保持できるよ
うにした保冷容器を提供するものである。
り、容器本体の開口部内側に嵌合する引出し式の蓋体を
備えた、差圧予冷に使用する容器において、特に輸送時
あるいは容器を持ち上げた場合に、蓋体が浮いたり外れ
たりするおそれがなく、保冷効果を良好に保持できるよ
うにした保冷容器を提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決する本
考案の保冷容器は、合成樹脂発泡体よりなる容器本体
と、この容器本体の開口部内側に嵌合する蓋体とからな
り、容器本体の一方の相対向側壁における開口部内側に
蓋体を受ける段部を有し、他方の相対向側壁のうち一側
壁の上端部が切欠されて、開口部内側に嵌合した蓋体が
該切欠部より引出し可能に設けられ、前記一側壁の切欠
部にさらに落し込んだ凹欠部が設けられるとともに、前
記切欠部に嵌合する蓋体の一端部に該凹欠部に嵌合する
垂下突部が設けられ、前記蓋体の引出しにより前記凹欠
部が開口可能に形成され、さらに蓋体引出し方向に沿う
両側壁の開口突縁の内面とこれに摺接する蓋体の両側端
面には、引出し方向前後の隅角部近傍に、それぞれ蓋体
引出し方向に所要の長さを持って蓋体の浮き上りを規制
するように係合する係合手段が設けられている。
考案の保冷容器は、合成樹脂発泡体よりなる容器本体
と、この容器本体の開口部内側に嵌合する蓋体とからな
り、容器本体の一方の相対向側壁における開口部内側に
蓋体を受ける段部を有し、他方の相対向側壁のうち一側
壁の上端部が切欠されて、開口部内側に嵌合した蓋体が
該切欠部より引出し可能に設けられ、前記一側壁の切欠
部にさらに落し込んだ凹欠部が設けられるとともに、前
記切欠部に嵌合する蓋体の一端部に該凹欠部に嵌合する
垂下突部が設けられ、前記蓋体の引出しにより前記凹欠
部が開口可能に形成され、さらに蓋体引出し方向に沿う
両側壁の開口突縁の内面とこれに摺接する蓋体の両側端
面には、引出し方向前後の隅角部近傍に、それぞれ蓋体
引出し方向に所要の長さを持って蓋体の浮き上りを規制
するように係合する係合手段が設けられている。
【0012】特に、前記の係合手段は、開口突縁の後側
隅角部近傍の内面上部に係合凸部が設けられるととも
に、これに対応する蓋体の後側隅角部近傍の側端面に前
記係合凸部が嵌合する凹部が設けられ、また開口突縁の
前側隅角部近傍の内面下部に係合凹部が設けられるとと
もに、これに対応する蓋体の前側隅角部近傍の側端面に
前記係合凹部に嵌合する凸部が設けられている。
隅角部近傍の内面上部に係合凸部が設けられるととも
に、これに対応する蓋体の後側隅角部近傍の側端面に前
記係合凸部が嵌合する凹部が設けられ、また開口突縁の
前側隅角部近傍の内面下部に係合凹部が設けられるとと
もに、これに対応する蓋体の前側隅角部近傍の側端面に
前記係合凹部に嵌合する凸部が設けられている。
【0013】また容器本体の後側面の下端部に底面に続
く斜状の切欠を設けておくのが好ましい。
く斜状の切欠を設けておくのが好ましい。
【0014】
【作用】上記の構成を備えた本考案の保冷容器によれ
ば、差圧予冷を実施する際、冷却室内において容器を段
積みして容器本体の開口部内側に嵌合した蓋体を所要長
さ引出すことにより、引出し側になる前側においては蓋
体の一端部下面に有する垂下突部が側壁に有する凹欠部
から抜脱して該凹欠部が開口し、また相対向する後側に
おいては蓋体の側端が側壁から隔離して少なくとも上方
に開口する。これにより容器の前後両側部分をそれぞれ
同時に通気部として開口させることができ、差圧予冷等
をそのまま実施できる。
ば、差圧予冷を実施する際、冷却室内において容器を段
積みして容器本体の開口部内側に嵌合した蓋体を所要長
さ引出すことにより、引出し側になる前側においては蓋
体の一端部下面に有する垂下突部が側壁に有する凹欠部
から抜脱して該凹欠部が開口し、また相対向する後側に
おいては蓋体の側端が側壁から隔離して少なくとも上方
に開口する。これにより容器の前後両側部分をそれぞれ
同時に通気部として開口させることができ、差圧予冷等
をそのまま実施できる。
【0015】前記の予冷後は、容器の一方側に引出され
た蓋体を再度押し込めばよく、これにより一端部の下面
に有する垂下突部が容器本体の一側壁に有する凹欠部に
嵌合して所定の閉蓋状態になり、保冷状態に保持でき
る。
た蓋体を再度押し込めばよく、これにより一端部の下面
に有する垂下突部が容器本体の一側壁に有する凹欠部に
嵌合して所定の閉蓋状態になり、保冷状態に保持でき
る。
【0016】しかして、この閉蓋状態においては、蓋体
引出し方向に沿う両側壁の開口突縁の内面と蓋体の両側
端面と蓋体引出し方向に沿う両側壁の開口突縁の内面と
が、前後の隅角部近傍に有する凹凸による係合手段によ
って上下に係合して、蓋体の上方への浮き上りが規制さ
れることになり、輸送、運搬時の取扱いにおける蓋体の
浮きや外れを防止できる。特に、前記係合手段が前後の
隅角部近傍の4個所においてそれぞれ蓋体引き出し方向
に所要の長さを持って形成されているために、内容物荷
重によって容器本体が少々歪むことがあっても、前記の
係合状態を良好に保持できて、蓋体の浮き上りを確実に
防止できる。
引出し方向に沿う両側壁の開口突縁の内面と蓋体の両側
端面と蓋体引出し方向に沿う両側壁の開口突縁の内面と
が、前後の隅角部近傍に有する凹凸による係合手段によ
って上下に係合して、蓋体の上方への浮き上りが規制さ
れることになり、輸送、運搬時の取扱いにおける蓋体の
浮きや外れを防止できる。特に、前記係合手段が前後の
隅角部近傍の4個所においてそれぞれ蓋体引き出し方向
に所要の長さを持って形成されているために、内容物荷
重によって容器本体が少々歪むことがあっても、前記の
係合状態を良好に保持できて、蓋体の浮き上りを確実に
防止できる。
【0017】しかも、前記の前後の係合手段として、後
側には開口突縁の内面に係合凸部を設けるとともに、蓋
体の側端面に前記係合凸部が嵌合する凹部を設け、また
前側には開口突縁の内面に係合凹部を設けるとともに、
蓋体の側端面に前記係合凹部に嵌合する凸部を設けてい
るので、体裁よく蓋体の上方への浮き上りを規制できる
上に、開口突縁内側に対する蓋体の押込みおよび引出し
操作を問題なく行なえる。
側には開口突縁の内面に係合凸部を設けるとともに、蓋
体の側端面に前記係合凸部が嵌合する凹部を設け、また
前側には開口突縁の内面に係合凹部を設けるとともに、
蓋体の側端面に前記係合凹部に嵌合する凸部を設けてい
るので、体裁よく蓋体の上方への浮き上りを規制できる
上に、開口突縁内側に対する蓋体の押込みおよび引出し
操作を問題なく行なえる。
【0018】また容器本体の後側面の下端部に底面に続
く斜状の切欠を設けてあると、上記段積み状態での予冷
の際、前記切欠が下段の容器の蓋体引出しによる後部側
の開口に連続することになるので、予冷後に氷や蓄冷剤
等の冷却媒体を容器内に入れる場合、前記切欠から冷却
媒体を収納することが可能になる。
く斜状の切欠を設けてあると、上記段積み状態での予冷
の際、前記切欠が下段の容器の蓋体引出しによる後部側
の開口に連続することになるので、予冷後に氷や蓄冷剤
等の冷却媒体を容器内に入れる場合、前記切欠から冷却
媒体を収納することが可能になる。
【0019】
【実施例】次に本考案の実施例を図1〜図8に基いて説
明する。
明する。
【0020】図面において、(1)は合成樹脂発泡体よ
りなる平面略方形をなす容器本体、(2)は前記と同素
材よりなる蓋体であり、後述するように容器本体(1)
の開口部内側に嵌合して一側方に引出し可能に設けられ
る。
りなる平面略方形をなす容器本体、(2)は前記と同素
材よりなる蓋体であり、後述するように容器本体(1)
の開口部内側に嵌合して一側方に引出し可能に設けられ
る。
【0021】容器本体(1)の一方の相対向する側壁部
(10a)(10b)における開口部内側には、該開口
部に嵌合する蓋体(2)を受支する段部(11)が設け
られている。他方、蓋体(2)の相対向側部は厚み方向
の下面側が切欠されて上面側周縁部(20)が段部(1
1)に載接した状態で、段部(11)より外側の開口突
縁(12)の内側に嵌合するとともに、蓋体(2)の下
部が前記段部(11)より内側に落し込まれて嵌合す
る。
(10a)(10b)における開口部内側には、該開口
部に嵌合する蓋体(2)を受支する段部(11)が設け
られている。他方、蓋体(2)の相対向側部は厚み方向
の下面側が切欠されて上面側周縁部(20)が段部(1
1)に載接した状態で、段部(11)より外側の開口突
縁(12)の内側に嵌合するとともに、蓋体(2)の下
部が前記段部(11)より内側に落し込まれて嵌合す
る。
【0022】前記の段部(11)は前記蓋体(2)の引
き出し方向に沿って相対向する両側壁(10a)(10
b)のみに設けておくだけでもよいが、他方の相対向す
る側壁(10c)(10d)の上端部内側にも段部を形
成しておくことができる。図の場合、蓋体(2)の引出
し側とは反対側の側壁(10d)の上端部には前記段部
(11)と若干段差のある段部(11d)が設けられて
いる。
き出し方向に沿って相対向する両側壁(10a)(10
b)のみに設けておくだけでもよいが、他方の相対向す
る側壁(10c)(10d)の上端部内側にも段部を形
成しておくことができる。図の場合、蓋体(2)の引出
し側とは反対側の側壁(10d)の上端部には前記段部
(11)と若干段差のある段部(11d)が設けられて
いる。
【0023】そして相対向する両側壁(10c)(10
d)のうち蓋体引出し方向の前側になる側壁(10c)
の上端部は、前記段部(11)より蓋体(2)の厚み分
さらに段落し状に切欠形成されて、前記の蓋体(2)を
該切欠部(13)より引き出し得るようになっている。
また前記側壁(10c)の中央上部等の一部が前記切欠
部(13)よりさらに落し込まれて容器内外に連通する
凹欠部(14)として形成されている。
d)のうち蓋体引出し方向の前側になる側壁(10c)
の上端部は、前記段部(11)より蓋体(2)の厚み分
さらに段落し状に切欠形成されて、前記の蓋体(2)を
該切欠部(13)より引き出し得るようになっている。
また前記側壁(10c)の中央上部等の一部が前記切欠
部(13)よりさらに落し込まれて容器内外に連通する
凹欠部(14)として形成されている。
【0024】他方、蓋体(2)には、前記側壁(10
c)と対応する前側の端部(20c)の下面に、蓋体
(2)が容器本体(1)の開口部内側に嵌合した閉蓋状
態で、前記凹欠部(14)に嵌合する垂下突部(24)
が設けられており、蓋体(2)の引き出しにより前記凹
欠部(14)が開口するように構成されている。
c)と対応する前側の端部(20c)の下面に、蓋体
(2)が容器本体(1)の開口部内側に嵌合した閉蓋状
態で、前記凹欠部(14)に嵌合する垂下突部(24)
が設けられており、蓋体(2)の引き出しにより前記凹
欠部(14)が開口するように構成されている。
【0025】図の場合は、前記側壁(10c)の凹欠部
(14)の外側、および両側の段部(11)の外側にさ
らに落し込み形成された段部(14a)と(11a)が
設けられており、他方、蓋体(2)の端部(20c)の
垂下凸部(24)には前記段部(14a)と(11a)
に嵌合する突縁(24a)と(21a)が突設されてお
り、これによりこの部分の密封性をよくしている。
(14)の外側、および両側の段部(11)の外側にさ
らに落し込み形成された段部(14a)と(11a)が
設けられており、他方、蓋体(2)の端部(20c)の
垂下凸部(24)には前記段部(14a)と(11a)
に嵌合する突縁(24a)と(21a)が突設されてお
り、これによりこの部分の密封性をよくしている。
【0026】蓋体(2)が相対向側部の下面側に切欠を
有さず、段部(11)上に載接するだけの厚みをなす場
合、側壁(10c)における切欠部(13)を段部(1
1)と面一をなすように切欠形成しておく。
有さず、段部(11)上に載接するだけの厚みをなす場
合、側壁(10c)における切欠部(13)を段部(1
1)と面一をなすように切欠形成しておく。
【0027】前記前側の側壁(10c)と対向する後側
の側壁(10d)の上端部にも段部(12d)より外側
の開口突縁(12)の中央部に切欠(15)が設けられ
ている。これに対応して、蓋体(2)の端部(20d)
に前記切欠(15)に嵌合する突出部(25)が延設さ
れており、蓋体(2)の引出しにより該突出部(25)
が切欠(15)から抜脱して、該切欠(15)が側方に
開口するようになっている。前記切欠(15)と突出部
(25)を、凹欠部(14)および垂下突部(24)と
同様にさらに落し込みあるいは垂下させて設けることが
できる。
の側壁(10d)の上端部にも段部(12d)より外側
の開口突縁(12)の中央部に切欠(15)が設けられ
ている。これに対応して、蓋体(2)の端部(20d)
に前記切欠(15)に嵌合する突出部(25)が延設さ
れており、蓋体(2)の引出しにより該突出部(25)
が切欠(15)から抜脱して、該切欠(15)が側方に
開口するようになっている。前記切欠(15)と突出部
(25)を、凹欠部(14)および垂下突部(24)と
同様にさらに落し込みあるいは垂下させて設けることが
できる。
【0028】そして容器本体(1)の開口部内側に嵌合
した蓋体(2)の浮き上がり防止の手段として、蓋体引
出し方向に沿う両側壁(10a)(10b)における開
口突縁(12)の内面とこれに摺接する蓋体(2)の両
側端面には、引出し方向前後の隅角部近傍の個所に、そ
れぞれ蓋体引出し方向に所要の長さを持って蓋体(2)
の浮き上りを規制するように上下に係合する凹凸による
係合手段が設けられている。
した蓋体(2)の浮き上がり防止の手段として、蓋体引
出し方向に沿う両側壁(10a)(10b)における開
口突縁(12)の内面とこれに摺接する蓋体(2)の両
側端面には、引出し方向前後の隅角部近傍の個所に、そ
れぞれ蓋体引出し方向に所要の長さを持って蓋体(2)
の浮き上りを規制するように上下に係合する凹凸による
係合手段が設けられている。
【0029】前記の係合手段は、図示する実施例のよう
に、開口突縁(12)における後側隅角部近傍の内面上
部には蓋体引出し方向に長い係合凸部(16)が設けら
れるとともに、これに対応する蓋体(2)の後側隅角部
近傍の側端面には前記係合凸部(16)が嵌合する凹部
(26)が上部に設けられて、その下の段部段部(26
a)が係合凸部(16)に上向きに係合するようになっ
ている。前記の係合凸部(16)と凹部(26)とを逆
テーパ状に形成しておくこともできる。
に、開口突縁(12)における後側隅角部近傍の内面上
部には蓋体引出し方向に長い係合凸部(16)が設けら
れるとともに、これに対応する蓋体(2)の後側隅角部
近傍の側端面には前記係合凸部(16)が嵌合する凹部
(26)が上部に設けられて、その下の段部段部(26
a)が係合凸部(16)に上向きに係合するようになっ
ている。前記の係合凸部(16)と凹部(26)とを逆
テーパ状に形成しておくこともできる。
【0030】また前記開口突縁(12)の前側隅角部近
傍の内面下部には蓋体引出し方向に長い係合凹部(1
7)が設けられるとともに、これに対応する蓋体(2)
の前側隅角部近傍の側端面に前記係合凹部(17)に嵌
合する凸部(27)が下部に設けられて、上向きに係合
するようになっている。係合凹部(17)を開口突縁
(12)の前端部から連続して形成しておくこともでき
るが、図のように前端部を残余して係合凹部(17)を
形成してあると、蓋体(2)の凸部(27)を弾性変形
を利用して該係合凹部(17)に一旦嵌合し係合させる
と、蓋体(2)が容易に抜け出さず、閉蓋状態を良好に
保持できる。
傍の内面下部には蓋体引出し方向に長い係合凹部(1
7)が設けられるとともに、これに対応する蓋体(2)
の前側隅角部近傍の側端面に前記係合凹部(17)に嵌
合する凸部(27)が下部に設けられて、上向きに係合
するようになっている。係合凹部(17)を開口突縁
(12)の前端部から連続して形成しておくこともでき
るが、図のように前端部を残余して係合凹部(17)を
形成してあると、蓋体(2)の凸部(27)を弾性変形
を利用して該係合凹部(17)に一旦嵌合し係合させる
と、蓋体(2)が容易に抜け出さず、閉蓋状態を良好に
保持できる。
【0031】なお、前記の係止手段としては、蓋体
(2)の押し込みおよび引出しを許容してかつ閉蓋状態
において浮き上りを規制できる凹凸形状による実施が可
能で、例えば前側の係止手段として、後側の係合凸部
(16)と凹部(26)に連続して同様の凸部と凹部を
設けて実施することも可能であるが、容器本体の成形の
容易性等の点から、図示する形態にして実施するのが好
ましい。
(2)の押し込みおよび引出しを許容してかつ閉蓋状態
において浮き上りを規制できる凹凸形状による実施が可
能で、例えば前側の係止手段として、後側の係合凸部
(16)と凹部(26)に連続して同様の凸部と凹部を
設けて実施することも可能であるが、容器本体の成形の
容易性等の点から、図示する形態にして実施するのが好
ましい。
【0032】さらに、図示する実施例においては、容器
本体(1)の底面における蓋体引き出し方向に沿う両側
端部には、容器の段積み時に上層の容器の底面が蓋体
(2)上面に接触するのを防ぐために開口突縁(12)
に相当する幅の突縁(18)が設けられている。
本体(1)の底面における蓋体引き出し方向に沿う両側
端部には、容器の段積み時に上層の容器の底面が蓋体
(2)上面に接触するのを防ぐために開口突縁(12)
に相当する幅の突縁(18)が設けられている。
【0033】また蓋体(2)の上面両側端部にはガイド
用突縁(28)が設けられており、段積み時に上層容器
の突縁(18)の内側に沿って左右方向の位置決めを行
なえるようになっている。特にこの蓋体(2)の突縁
(28)は底面の突縁(18)より突出寸法を小さくし
て、蓋体(2)を抵抗なく引き出せるようにするのがよ
い。
用突縁(28)が設けられており、段積み時に上層容器
の突縁(18)の内側に沿って左右方向の位置決めを行
なえるようになっている。特にこの蓋体(2)の突縁
(28)は底面の突縁(18)より突出寸法を小さくし
て、蓋体(2)を抵抗なく引き出せるようにするのがよ
い。
【0034】なお、この種の容器は、図8のように複数
個を段積みした状態でバンド掛けして取扱われることが
多い。そのため容器本体(1)の突縁(18)はバンド
掛けに相当する個所が切欠されてこれによりバンド(3
0)を位置決めできるように形成される。またこのバン
ド掛け状態での蓋体(2)の引き出しを可能にするた
め、前記突縁(28)は一部が切欠(28a)されて形
成される。
個を段積みした状態でバンド掛けして取扱われることが
多い。そのため容器本体(1)の突縁(18)はバンド
掛けに相当する個所が切欠されてこれによりバンド(3
0)を位置決めできるように形成される。またこのバン
ド掛け状態での蓋体(2)の引き出しを可能にするた
め、前記突縁(28)は一部が切欠(28a)されて形
成される。
【0035】また、容器本体(1)の相対向側壁(10
a)(10b)の開口突縁(12)による上端面のバン
ド掛けに相当する部分は、バンドの締付けによる陥没変
形を考慮して若干高く盛り上った凸状に形成しておくの
が望ましい。
a)(10b)の開口突縁(12)による上端面のバン
ド掛けに相当する部分は、バンドの締付けによる陥没変
形を考慮して若干高く盛り上った凸状に形成しておくの
が望ましい。
【0036】(19)は容器本体(1)の後側面の下端
部に設けられた底面に続く斜状の切欠であり、容器を段
積みして蓋体(2)を引出した状態において該切欠(1
9)が下段の容器の後部側の切欠(15)による開口に
連続するように設けられている。(19a)は容器を持
ち運ぶ場合の手掛け部である。
部に設けられた底面に続く斜状の切欠であり、容器を段
積みして蓋体(2)を引出した状態において該切欠(1
9)が下段の容器の後部側の切欠(15)による開口に
連続するように設けられている。(19a)は容器を持
ち運ぶ場合の手掛け部である。
【0037】上記の容器本体(1)および蓋体(2)の
構成素材である合成樹脂発泡体としては、ポリスチレン
およびスチレンを主体とする共重合体等のスチレン系樹
脂発泡体、ポリオレフィン系樹脂発泡体、ポリ塩化ビニ
ル樹脂発泡体その他の合成樹脂発泡体を用いることがで
き、特に前記発泡体の表面に非発泡樹脂による補強表皮
層を設けておくことができる。
構成素材である合成樹脂発泡体としては、ポリスチレン
およびスチレンを主体とする共重合体等のスチレン系樹
脂発泡体、ポリオレフィン系樹脂発泡体、ポリ塩化ビニ
ル樹脂発泡体その他の合成樹脂発泡体を用いることがで
き、特に前記発泡体の表面に非発泡樹脂による補強表皮
層を設けておくことができる。
【0038】上記のように構成された容器(A)の使用
状態について説明すると、容器内に野菜(a)を収納
し、蓋体(2)を容器本体(1)の開口部内側の段部
(11)上に載接するように嵌合し閉蓋する(図2〜図
6)。
状態について説明すると、容器内に野菜(a)を収納
し、蓋体(2)を容器本体(1)の開口部内側の段部
(11)上に載接するように嵌合し閉蓋する(図2〜図
6)。
【0039】差圧予冷を実施する場合、この容器(A)
の所要数を、図8のように段積みして、必要に応じてこ
れらの容器(A)をバンド掛けする。段積みした容器
(A)をパレット(40)上に乗載して取扱う場合、パ
レット(40)と容器(A)を一体にバンド掛けするこ
ともできる。
の所要数を、図8のように段積みして、必要に応じてこ
れらの容器(A)をバンド掛けする。段積みした容器
(A)をパレット(40)上に乗載して取扱う場合、パ
レット(40)と容器(A)を一体にバンド掛けするこ
ともできる。
【0040】そして前記のように段積みした状態で、冷
却室(B)内に蓋体引出し方向前後の両側壁(10c)
(10d)が容器の列の両側面となるように並置し、一
側部からの蓋体(2)を引き出すことにより、蓋体
(2)の一端部下面に有する垂下突部(24)を凹欠部
(14)から抜脱させて該凹欠部(14)を開口させ、
同時に他端側における蓋体(2)の突出部(25)を側
壁(10d)の切欠(15)から抜脱させ、側方に開口
させる(図4および図8)。(1a)(2a)は蓋体
(2)の引き出し位置を示す目印である。
却室(B)内に蓋体引出し方向前後の両側壁(10c)
(10d)が容器の列の両側面となるように並置し、一
側部からの蓋体(2)を引き出すことにより、蓋体
(2)の一端部下面に有する垂下突部(24)を凹欠部
(14)から抜脱させて該凹欠部(14)を開口させ、
同時に他端側における蓋体(2)の突出部(25)を側
壁(10d)の切欠(15)から抜脱させ、側方に開口
させる(図4および図8)。(1a)(2a)は蓋体
(2)の引き出し位置を示す目印である。
【0041】この状態で、冷気を冷却室(2)内に供給
するとともに、ファン等の送風手段あるいは吸引手段を
利用して、冷気を冷却室内に供給するとともに、蓋体
(2)を引出した側と他方側とに圧力差を付けて、前記
冷気を一方側から他方側に流通させる。この冷気は例え
ば一方側の側壁(10c)の凹欠部(14)による開口
部分から容器(A)内に流入して容器内を流れ、他方側
の切欠(15)による開口部分から流出する。こうして
冷気が容器(A)内を流通する間に容器内の収納物であ
る野菜(a)が冷却される。
するとともに、ファン等の送風手段あるいは吸引手段を
利用して、冷気を冷却室内に供給するとともに、蓋体
(2)を引出した側と他方側とに圧力差を付けて、前記
冷気を一方側から他方側に流通させる。この冷気は例え
ば一方側の側壁(10c)の凹欠部(14)による開口
部分から容器(A)内に流入して容器内を流れ、他方側
の切欠(15)による開口部分から流出する。こうして
冷気が容器(A)内を流通する間に容器内の収納物であ
る野菜(a)が冷却される。
【0042】一定時間の冷却により予冷が完了した後、
容器内に氷や蓄冷剤等の冷却媒体を入れる場合は、閉蓋
するまでに後部側の開口部分から冷却媒体を入れればよ
い。特に段積みされた最上段の容器を除く容器(A)に
は、上段の容器(A)の後側面下端部に有する切欠(1
9)から冷却媒体を入れることができる。
容器内に氷や蓄冷剤等の冷却媒体を入れる場合は、閉蓋
するまでに後部側の開口部分から冷却媒体を入れればよ
い。特に段積みされた最上段の容器を除く容器(A)に
は、上段の容器(A)の後側面下端部に有する切欠(1
9)から冷却媒体を入れることができる。
【0043】そして蓋体(2)を押し込めば、突出部
(25)が切欠(15)に嵌合するとともに、垂下突部
(24)が凹欠部(14)に嵌合して、所定の閉蓋状態
に保持される。
(25)が切欠(15)に嵌合するとともに、垂下突部
(24)が凹欠部(14)に嵌合して、所定の閉蓋状態
に保持される。
【0044】特にこの閉蓋状態においては、蓋体(2)
の後端側は両側端面の凹部(26)が開口突縁(12)
の内面に有する係合凸部(16)に嵌合して段部(26
a)が上向きに係合し、また蓋体(2)の前端側は両側
端面の凸部(27)が開口突縁(12)に有する係合凹
部(17)に嵌合して上向きに係合する。そのため、蓋
体(2)の上方への浮き上りが規制され、輸送、運搬時
の取扱いにおける蓋体の浮きや外れを防止でき、また内
容物荷重によって容器本体が少々歪むことがあっても、
係合状態を良好に保持できて、蓋体(2)が浮き上るお
それがない。
の後端側は両側端面の凹部(26)が開口突縁(12)
の内面に有する係合凸部(16)に嵌合して段部(26
a)が上向きに係合し、また蓋体(2)の前端側は両側
端面の凸部(27)が開口突縁(12)に有する係合凹
部(17)に嵌合して上向きに係合する。そのため、蓋
体(2)の上方への浮き上りが規制され、輸送、運搬時
の取扱いにおける蓋体の浮きや外れを防止でき、また内
容物荷重によって容器本体が少々歪むことがあっても、
係合状態を良好に保持できて、蓋体(2)が浮き上るお
それがない。
【0045】輸送途中において、段積みした容器(A)
内の野菜を確認する場合、上記同様に蓋体(2)を所要
長さ引き出せば、側壁の一部が開口するため、その確認
が容易に行なえる。
内の野菜を確認する場合、上記同様に蓋体(2)を所要
長さ引き出せば、側壁の一部が開口するため、その確認
が容易に行なえる。
【0046】なお、本考案の容器(A)は、上記の差圧
予冷のみでなく、冷却室内を減圧真空化して冷却する所
謂真空予冷においても、上記同様に、予冷前に蓋体
(2)の引き出しにより容器両側部分を一部的に開口さ
せ、また予冷後に蓋体(2)を押し込んで閉蓋すること
により使用でき、その開閉操作が容易に行なえる。また
本考案の容器は上記のような野菜の予冷、出荷用に使用
するものに限らず、他の保冷製品の包装にも利用でき
る。
予冷のみでなく、冷却室内を減圧真空化して冷却する所
謂真空予冷においても、上記同様に、予冷前に蓋体
(2)の引き出しにより容器両側部分を一部的に開口さ
せ、また予冷後に蓋体(2)を押し込んで閉蓋すること
により使用でき、その開閉操作が容易に行なえる。また
本考案の容器は上記のような野菜の予冷、出荷用に使用
するものに限らず、他の保冷製品の包装にも利用でき
る。
【0047】
【考案の効果】上記したように本考案の容器によれば、
合成樹脂発泡体製で断熱性に優れるのみならず、この容
器を段積みした状態において、蓋体の側方への引き出し
を可能に保持できて、相対向する両側部分の一部をそれ
ぞれ簡単に開口させ、また閉塞させることができるの
で、差圧予冷等を容易に実施できる。また予冷後、蓋体
を押し込んで閉蓋することにより保冷状態に保持でき
る。
合成樹脂発泡体製で断熱性に優れるのみならず、この容
器を段積みした状態において、蓋体の側方への引き出し
を可能に保持できて、相対向する両側部分の一部をそれ
ぞれ簡単に開口させ、また閉塞させることができるの
で、差圧予冷等を容易に実施できる。また予冷後、蓋体
を押し込んで閉蓋することにより保冷状態に保持でき
る。
【0048】特に、この閉蓋状態においては、蓋体の両
側端面が、容器本体の開口突縁に対し前後の隅角部近傍
で凹凸による係合手段により上向きに係合して、蓋体の
上方への浮き上りが規制され、輸送、運搬等の取扱い時
の振動や衝撃によっても、また容器を持ち上げた場合に
容器本体に歪みが生じても、蓋体が浮き上ったり外れる
おそれがなく、閉蓋状態を良好に保持できて保冷効果を
良好に維持できる。
側端面が、容器本体の開口突縁に対し前後の隅角部近傍
で凹凸による係合手段により上向きに係合して、蓋体の
上方への浮き上りが規制され、輸送、運搬等の取扱い時
の振動や衝撃によっても、また容器を持ち上げた場合に
容器本体に歪みが生じても、蓋体が浮き上ったり外れる
おそれがなく、閉蓋状態を良好に保持できて保冷効果を
良好に維持できる。
【図1】本考案の実施例を示す容器本体と蓋体を分離し
た斜視図である。
た斜視図である。
【図2】蓋体を容器本体に嵌合して一部を引き出した斜
視図である。
視図である。
【図3】同上の平面図である。
【図4】前図のX−X線の断面図である。
【図5】同Y−Y線の閉蓋状態の断面図である。
【図6】同Z−Z線の閉蓋状態の断面図である。
【図7】容器本体の底面からみた斜視図である。
【図8】予冷状態の断面図である。
【図9】差圧予冷システムの説明図である。
(A) 容器 (1) 容器本体 (10a)(10b) 一方の相対向する側壁 (10c)(10d) 他方の相対向する側壁 (11) 段部 (12) 開口突縁 (13) 切欠部 (14) 凹欠部 (15) 切欠 (16) 係合凸部 (17) 係合凹部 (18) 突縁 (2) 蓋体 (20) 上面側周縁部 (20c) 引出し側の端部 (24) 垂下突部 (25) 突出部 (26) 凹部 (26a) 段部 (27) 凸部 (28) 突縁
Claims (2)
- 【請求項1】 合成樹脂発泡体よりなる容器本体と、こ
の容器本体の開口部内側に嵌合する蓋体とからなり、容
器本体の一方の相対向側壁における開口部内側に蓋体を
受ける段部を有し、他方の相対向側壁のうち一側壁の上
端部が切欠されて、開口部内側に嵌合した蓋体が該切欠
部より引出し可能に設けられ、前記一側壁の切欠部にさ
らに落し込んだ凹欠部が設けられるとともに、前記切欠
部に嵌合する蓋体の一端部に該凹欠部に嵌合する垂下突
部が設けられ、前記蓋体の引出しにより前記凹欠部が開
口可能に形成され、さらに蓋体引出し方向に沿う両側壁
の開口突縁の内面とこれに摺接する蓋体の両側端面に
は、前後の隅角部近傍に、それぞれ蓋体引出し方向に所
要の長さを持って蓋体の浮き上りを規制するように係合
する係合手段が設けられており、該係合手段は、開口突
縁の後側隅角部近傍の内面上部に係合凸部が設けられる
とともに、これに対応する蓋体の後側隅角部近傍の側端
面に前記係合凸部が嵌合する凹部が設けられ、また開口
突縁の前側隅角部近傍の内面下部に係合凹部が設けられ
るとともに、これに対応する蓋体の前側隅角部近傍の側
端面に前記係合凹部に嵌合する凸部が設けられてなるこ
とを特徴とする保冷容器。 - 【請求項2】 容器本体の後側面の下端部に底面に続く
斜状の切欠が設けられてなる請求項1に記載の保冷容
器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992022750U JP2549973Y2 (ja) | 1992-04-10 | 1992-04-10 | 保冷容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992022750U JP2549973Y2 (ja) | 1992-04-10 | 1992-04-10 | 保冷容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0582844U JPH0582844U (ja) | 1993-11-09 |
JP2549973Y2 true JP2549973Y2 (ja) | 1997-10-08 |
Family
ID=12091372
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992022750U Expired - Lifetime JP2549973Y2 (ja) | 1992-04-10 | 1992-04-10 | 保冷容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2549973Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002087474A (ja) * | 2000-09-18 | 2002-03-27 | De-Le:Kk | プラスチック製通い箱 |
CN108382704A (zh) * | 2018-02-02 | 2018-08-10 | 南京长安民生住久物流有限公司 | 一种物流中转箱 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57120458U (ja) * | 1981-01-20 | 1982-07-27 | ||
JPH074228Y2 (ja) * | 1989-02-20 | 1995-02-01 | 積水化成品工業株式会社 | 保冷容器 |
-
1992
- 1992-04-10 JP JP1992022750U patent/JP2549973Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0582844U (ja) | 1993-11-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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