JP2535911B2 - 半導体メモリ装置 - Google Patents

半導体メモリ装置

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JP2535911B2 JP62136903A JP13690387A JP2535911B2 JP 2535911 B2 JP2535911 B2 JP 2535911B2 JP 62136903 A JP62136903 A JP 62136903A JP 13690387 A JP13690387 A JP 13690387A JP 2535911 B2 JP2535911 B2 JP 2535911B2
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は半導体メモリ装置に関し、特に、ワード線駆
動方法を改良したデュアルポート型スタティックラムに
関する。
<従来の技術> 従来デュアルポート型のSRAM(スティックランダムア
クセスメモリ)は、マルチプロセッサシステムなどにお
いて複数のプロセッサに共有なメモリとして使われてい
る。第4図にマルチプロセッサシステムのブロック図を
示す。デュアルポート型SRAMはプロセッサとのインタフ
ェースに使用するポートを2組有しており、1組のポー
トはプロセッサAに接続されており、アドレス信号、書
き込み/読み出し信号、チップセレクト信号、出力イネ
ーブル信号等をプロセッサから受け取り、アドレス信号
で指定された番地のデータの出し入れを行なっている。
もう1組のポートはプロセッサBに接続されており、同
様にアドレス,制御信号をプロセッサから受け取りデー
タの出し入れを行なっている。このときプロセッサA,プ
ロセッサBの作業効率を高めるためにこのデュアルポー
トSRAMはプロセッサA,プロセッサBのアクセスする番地
が異なるときには同時かつ非同期に双方のプロセッサが
アクセスできるように構成されている。
第5図を用いてデュアルポートSRAMの従来の構成例を
詳細に説明する。従来例は図示されているようにデュア
ルポート型のメモリセルを用いて、双方のポートA,Bか
らの同時アクセスを可能にしていた。すなわちメモリセ
ルは従来の6素子にトランスファーゲートを1組追加し
た8素子で構成されており、追加したトランスファーゲ
ートのゲート駆動用のワード線と、追加したトランスフ
ァーゲートのドレイン端子に接続されたディジット線対
とがさらに追加されている。従って、両方のポートから
のアドレス信号に基づき、それぞれのワード線、ディジ
ット線が選択可能であり、両ポートからの同時アクセス
が可能となっている。ところが、両方のポートから供給
されるアクセス番地が一致した場合、特に、一方が書き
込みを行なった場合には読み出しデータが途中で変化す
ることになる。また、双方が逆情報を書き込んだ場合に
は、書き込みデータが不定となったりするので、一般的
にはポートA,Bから供給されるアドレスについてアドレ
ス検出回路を設けておき、双方のアドレスが一致した場
合にはアービター(仲裁)回路によってアクセス要求の
早い順に片方ずつアクセス要求を受け入れるようにして
いる。このとき後番になった方のポートにはウェイト信
号を出力し、アクセスを待たせるようにしていた。
<発明が解決しようとする問題点> 上述した従来のデュアルポート型SRAMはメモリセルそ
のものをデュアルポート化していたので、双方のポート
からのアクセス番地が一致しない限り双方のポートから
アクセスできるという点で非常に効率の良いメモリであ
ったが、各セルは8素子を必要としており、素子数が増
加したのみならず、ワード線、ディジット線とも2倍に
増加するので、単位セルはデュアルポート化していない
単位セルに比べてほぼ縦・横の寸法が2倍に広がり、メ
モリの大容量化(単位セル数を増加させる)が困難であ
るという問題点を有していた。例えば、デュアルポート
化しなければ256Kビットのメモリセルが集積できる場合
でもデュアルポート化すると64Kビット程度のメモリセ
ルしか集積できなかった。
<問題点を解決するための手段> 本発明は行列状に配置された複数のメモリセルと、第
1ポートから供給される第1列アドレス信号をデコード
して第1ブロック選択要求信号を発生させる第1カラム
デコーダと、第2ポートから供給される第2列アドレス
信号をデコードして第2ブロック選択要求信号を発生さ
せる第2カラムデコーダと、第1ブロック選択要求信号
と、第2ブロック選択要求信号とを調整して第1ブロッ
ク選択信号か第2ブロック選択信号かを出力するアービ
ター回路と、第1ポートから供給される第1行アドレス
信号をデコードする第1ロウデコーダと、第2ポートか
ら供給される第2アドレス信号をデコードする第2ロウ
デコーダとを含み、上記第1ロウデコーダの出力信号と
上記第1ブロック選択信号とのアンド論理出力か上記第
2ロウデコーダの出力信号と上記第2ブロック選択信号
のアンド論理出力かで、上記カラムデコーダと上記ロウ
デコーダとで選択されたメモリセルに接続されたワード
線を駆動するようにしたことを特徴としている。
<実施例> 次に本発明の実施例について図面を参照して説明す
る。
第1A図に本発明の第1実施例の論理回路図を示す。説
明を容易にするために半導体メモリ装置は4行×2列で
合計8アドレス分のメモリセルを有していることとす
る。第1のカラムデコーダ11、12は第1のポートからの
カラムアドレスを入力し、そのハイ、ロウレベルの組合
せにより2列の内の1列を選択するように構成されてい
る。第2のカラムデコーダ13、14は第2のポートからの
カラムアドレスを入力し、そのハイ、ロウレベルの組合
せにより2列の内の1列を選択するように構成されてい
る。第1のカラムデコーダは第1のブロック選択要求信
号SR1を出力し、第2のカラムデコーダは第2のブロッ
ク選択要求信号SR2を出力する。同じ列を選択する第1
のカラムデコーダの出力と第2のカラムデコーダの出力
はアービター回路15、16に入力しそのハイレベルになる
時期の早い順に、第1のブロック選択信号SE1か第2の
ブロック選択信号SE2の一方をハイレベルにする。第1
のロウデコーダ17〜20は第1のポートから2本のロウア
ドレスを入力し、そのハイ、ロウレベルの組合せによ
り、4行の内の1行を選択するように構成される。第2
のロウデコーダ21〜24は同様に第2のポートから2本の
ロウアドレスを入力し、そのハイ、ロウレベルの組合せ
により4行の内の1行を選択するように構成される。選
択された行のメモリセル28〜35は選択されたロウデコー
ダの出力信号に直接駆動されずにロウデコーダ出力信号
とアービター回路出力との論理により選択的に活性化さ
れるワード線36〜43により駆動される。ゲート25〜27は
ワード線駆動回路の1つを構成している。すなわち第1
行第1列に位置するワード線及びメモリセルは、第1行
の第1ロウデコーダ出力信号と第1列の第1のブロック
選択信号のアンド論理か、第1行の第2ロウデコーダ出
力信号と第1列の第2のブロック選択信号のアンド論理
のいずれかで駆動され、アクセスされる。同様に第1行
第2列に位置するワード線およびメモリセルは第1行の
第1ロウデコーダ出力信号と第2列の第1ブロック選択
信号のアンド論理か、第2行の第2ロウデコーダ出力信
号と第2列第2ブロック選択信号のアンド論理のいずれ
かで駆動され、アクセスされる。第1B図にメモリセル28
〜35の具体的構成を示す。第1B図からも明らかなように
各メモリセル28〜35は6素子で構成されており、メモリ
セルの占有面積は従来に比べ減少している。第n′行第
m′列(n′=1,2,3,4,m′=1,2)に位置するワード線
及びメモリセルは第n′行の第1ロウデコーダ出力信号
と第m′列の第1ブロック選択信号のアンド論理か、第
n′行の第2ロウデコーダ出力信号と第m′列の第2ブ
ロック選択信号のアンド論理によって駆動され、アクセ
スされる。同一列に並びメモリセルは共通に同一のディ
ジット線対44、45に接続される。ディジット線対の一端
は、その列の第1ブロック選択信号によって制御される
トランスファーゲート48を経て第1のデータ・バス50
か、あるいはその列の第2ブロック選択信号によって制
御されるトランスファーゲート49を経て第2のデータ・
バス51に接続される。第1のデータ・バス50は第1ポー
トからのデータ・バスで、センスアンプ52を経て出力端
子Doutに出力されるか、第1パートの入力バッファ54の
出力が接続されている。第2のデータ・バス51は第2ポ
ートからのデータ・バスで、同様にセンスアンプ53を経
て第2ポートの出力端子Doutに出力されるか、第2ポー
トの入力バッファ54の出力が接続されている。第1図に
おいて、46、47は負荷抵抗を示している。
以下、第1A図を参照して動作説明を行なう。まず第1
ポート3本のアドレス信号が全てハイレベルで、第2ポ
ートではカラムアドレスはロウレベルでロウアドレスは
ハイレベルであったとする。この場合第1ポートのカラ
ムアドレスがハイレベルなので、第1列の第1カラムデ
コーダ11が選択され第1ブロック選択要求信号SR1がハ
イレベルとなる。また第2ポートからのカラムアドレス
はロウレベルなので、第2列の第2カラムデコーダ14が
選択レベルとなり第2列の第2ブロック選択要求信号が
ハイレベルとなる。この結果第1列のアービター回路は
第1ブロック選択要求信号がハイレベルなので第1ブロ
ック選択信号がハイレベルとなり、また第2列のアービ
ター回路は第2ブロック選択要求信号がハイレベルなの
で第2ブロック選択信号がハイレベルとなる。一方、ロ
ウデコーダの方はアドレスがどちらのポート側もハイレ
ベルであるため第1行の第1ロウデコーダ17及び第1行
の第2ロウデコーダ21が選択されハイレベルを出力す
る。その結果ワード線選択の論理回路により第1行第1
列のワード線36と、第1行第2列のワード線40とが選択
され、そこに接続されるメモリセル28、32がアクセスさ
れる。同時に第1列では第2ブロック選択信号のハイレ
ベルにより、ディジット線が第1のデータ・バスに接続
され第1ポートからのデータの書き込みあるいは読出し
が行なわれる。また第2列では第2ブロック選択信号の
ハイレベルにより、ディジット線が第2のデータ・バス
に接続され、第2ポートからのデータの書き込みあるい
は読出しが第1ポートからのアクセスと同時に行なわれ
る。
次に両方のポートからのアクセスアドレスが全てハイ
レベルの場合を説明する。この場合第1行の第1ロウデ
コーダ及び第1行の第2ロウデコーダが選択され、ハイ
レベヴを出力することは前の説明と同じであるが、第1
列に位置する第1カラムデコーダ11、第2カラムデコー
ダ13が共に選択されて第1ブロック選択要求信号SR1及
び第2ブロック選択要求信号SR2が共にハイレベルとな
り、アービター回路15に入力する。アービター回路15で
は2つの入力信号の内、先にハイレベルになった側のブ
ロック選択信号をハイレベルにする。例えば第1ポート
側のカラムアドレス信号が先に入力し、その結果、第1
ブロック選択要求信号SR1が第2ブロック選択要求信号S
R2より先にハイレベルになったとすれば、第1ブロック
選択信号がハイレベルとなりの第2ブロック選択信号は
ロウレベルのままでいる。その結果、第1行第1列に位
置するワード線36が選択レベルとなり、かつ、第1ブロ
ック選択信号のハイレベルにより第1列のディジット線
44が第1のデータ・バス50に接続され、第1ポート側か
ら第1行第1列のメモリセル28に対してアクセスが行な
われる。第2ポートもこのとき第1行、第2列のメモリ
セルに対してアクセスを要求しているがアービター回路
15において優先権が取れなかったためにウェイト状態に
なっている。第1図ではウェイト信号は省略されてい
る。
第1ポートからのアクセスが終了すると第1列に位置
する第1カラムデコーダ11が非選択レベルとなり第1ブ
ロック選択要求信号SR1をロウレベルにする。その結果
アービター回路15への入力は第2ブロック選択要求信号
SR2のみハイレベルとなるので、第1列のアービター回
路15は今度は第1ブロック選択信号SE1をロウレベルに
すると共に第2ブロック選択信号SE2をハイレベルにす
る。よって第1行の第2ロウデコーダのハイレベル出力
と第1列の第2ブロック選択信号のハイレベル出力によ
り引き続き第1行第1列のワード線36が駆動されるとと
もに、第1列のディジット線44は第2ブロック選択信号
のハイレベルにより第2のデータ・バス51に接続され、
第2ポート側から第1行第1例に位置するメモリセル28
に対してアクセスが行なわれる。以上の動作をまとめる
と、第1ポートからのアクセスと第2ポートからのアク
セスが異なる列(ブロック)に対して行なわれる場合に
は両ポートから同時アクセスが行なわれ、同じ列(ブロ
ック)に対して行なわれる場合にはアービター回路から
与えられる優先順位に従って片方ずつ順番にアクセスす
る。以上は説明を容易にするため4行2列のメモリセル
を有する場合について述べたが、行及び列の数は任意に
拡張が可能である。またアービター回路は1つの列に対
して1個を対応させていたが、複数の列に対して1個を
対応させることも可能である。
このことを第2図を用いて説明する。第2図はJ行、
16xL列のメモリセルを有した本発明の第2実施例に係る
デュアルポート型SRAMの一例を示す論理回路図である。
メモリセルは16列単位で1つのブロックにまとめられて
おり、合計Lブロックで構成されている。Lは2以上の
整数なら任意の数で可能であるがアドレス構成の都合上
好ましくはPを1以上の任意の整数として2P乗になるよ
うに選ぶのが望ましい。また、本実施例では1ブロック
は16列で構成しているが1以上の任意の整数にすること
が可能である。但しアドレス構成の都合上好ましくは
P′を1以上の任意の整数として2P′乗になるように選
ぶのが望ましい。第2図においてはメモリセルをLブロ
ックに分割し、1つのブロックを16列にて構成している
のでカラムアドレスはブロックを選択するカラムアドレ
ス1,101、104と1つのブロック中の列を選択するカラム
アドレス2,103、106とにより構成される。第2図ではカ
ラムアドレス2は4本で構成されている。各ポートのカ
ラムアドレス1の信号は、その組合せにより対応するブ
ロックが選択されるようにカラムデコーダ107、108に入
力する。カラムデコーダ107は例えばポート1のカラム
アドレス信号が全てハイレベルのときにハイレベルを出
力するように構成される。カラムデコーダ108は同様に
ポート2のカラムアドレス1信号が全てハイレベルのと
きにハイレベルを出力するように構成される。アービタ
ー109はカラムデコーダ107または108の出力信号が入力
しており、それらの少なくとも一方がハイレベルのとき
それに対応して出力1121か1122の一方がハイレベルを出
力するように構成される。カラムアドレス2は選択され
たブロックにおける16列の中から1列を選択するための
アドレスとして使われ、カラムスイッチ115、116を駆動
する信号を発生させるカラムデコーダ117〜119に入力す
る。カラムアドレス2の信号は各ブロックに対応するカ
ラムデコーダ117〜119にそれぞれ入力するが、そのカラ
ムデコーダにはアービターからのブロック選択信号(例
えば1121と1122)がデコーダのイネーブル信号として入
力しており選択されたブロックのカラムデコーダのみ動
作を行ないカラムアドレス2のアドレスの組合せに対応
してカラムスイッチをオンさせる信号を発生する。その
結果ブロックを選択したポート側のデータ・バスにカラ
ムアドレス2により選択されたディジット線が接続さ
れ、ロウデコーダ出力とアービターからのブロック選択
信号により駆動されるワード線上のメモリセルに対して
アクセスを行なうことができる。以上のように、第2図
においてはアービターはカラムアドレス1の組合せの数
だけ設けられており、アービターの出力信号により選択
されたブロックの中ではさらにカラムアドレス2に対応
した列が選択されるように構成される。第2図に示す例
においては、ポート1側のカラムアドレス1により選択
されるブロックと、ポート2側のカラムアドレス1によ
り選択されるブロックが異なる場合には両方のポートか
らの同時アクセスが可能であり、両ポートが同じブロッ
クをアクセスした場合にはアービターにより優先順位が
決定し優先順位に基づきシリアルにアクセスが行なわれ
る。
第1図、第2図におけるアービター回路の具体的構成
例を第3図に示す。301及び302は第1ポート、第2ポー
トのカラムデコーダに相当し、出力307には第1ポート
のブロック選択要求信号が出力し、出力308には第2ポ
ートのブロック選択要求信号が出力する。303はアンド
ゲートであり、307の第1ポートのブロック選択要求信
号と第2ポートのブロック選択信号310の反転信号とが
入力し、出力309は第1ポートのブロック選択信号とな
る。304は別のアンドゲートで308の第2パートのブロッ
ク選択要求信号と309の第1ポートのブロック選択信号
の反転信号とが入力し第2ポートのブロック選択信号を
310に出力する。305、306は別のアンドゲートで、305は
307の信号と309の反転信号を入力し出力311は第1ポー
トのウェイト信号として使われる。306は308の信号と31
0の反転信号が入力し、出力312は第2ポートのウェイト
信号として使われる。
以下、動作を説明する。第1ポート、第2ポートのカ
ラムアドレス1がそのブロックを選択していないときに
はデコーダの出力信号307、308はロウレベルであり、そ
の信号が加わるアンドゲート303〜306はすべてロウレベ
ルを出力する。次に第1ポートのカラムアドレス1が選
択レベルとなりデコーダ301が出力307にハイレベルを出
力するとアンドゲート303にはすべてハイレベルが入力
し、出力309をハイレベルとする。出力309がハイレベル
となるとアンドゲート304はその反転信号が加わってい
るので入力308のレベルによらず出力310はロウレベルを
出力する。従ってデコーダ出力307がハイレベルとなっ
た後にデコーダ出力308がハイレベルとなってもアービ
ター出力310はロウレベルを維持する。このときアンド
ゲート306は入力がすべてハイレベルとなるのでハイレ
ベルとなり第2ポートのウェイト信号として使われる。
第1ポート側のアクセスが終了してカラムアドレス1が
切り換るとデコーダ出力307がロウレベルとなり、アン
ドゲート303の出力309はロウレベルとなる。このときア
ンドゲート304は両入力ともハイレベルが加わるので出
力310がハイレベルとなり、同時にアンドゲート306の出
力312はロウレベルとなり第2ポートのウェイト状態が
解除され第2ポートのそのブロックに対するアクセスが
開始される。基本的にデコーダ出力信号307、308の内、
早くハイレベルとなった方の要求が受け入れられ、その
ポート側のアービター出力であるブロック選択信号がハ
イレベルとなるように動作する。
<発明の作用および効果> 以上説明したように本発明は、選択するブロック単位
で第1ポート側のアクセスを優先するか、第2ポート側
のアクセスを優先するかの優先付けを行ない、両方のポ
ートが互いに異なるブロックをアクセス要求していると
きには両者を同時にアクセスさせることを可能とさせ、
両方のポートが同じブロックをアクセス要求していると
きには優先順位結果に基づき順番にアクセスを行なわせ
る。したがって本発明によれば従来8素子で構成してい
た単位メモリセルを6素子で構成することができるの
で、チップ上の占有面積が少なくてよく、半導体メモリ
装置の大容量化が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1A図は本発明の第1実施例の構成を示す論理回路図、
第1B図はメモリセルの回路図、 第2図は本発明の第2実施例の構成を示す論理回路図、 第3図は第1及び第2実施例に用いられているアービタ
ー回路の論理構成を示す論理回路図、 第4図はデュアルポート型スタティックRAMを使用した
マルチプロセッサシステムのブロック図、 第5図は従来のデュアルポート型スタティックRAMを示
す回路図である。 11、12……第1カラムデコーダ、 13、14……第2カラムデコーダ、 15、16……アービター回路、 17〜20……第1ロウデコーダ、 21〜24……第2ロウデコーダ、 25〜27……ワード線駆動回路、 28〜35……メモリセル、 36〜43……ワード線、 46、47……ディジット線の負荷抵抗、 48、49……ディジット線を第1のデータバスまたは第2
のデータバスに接続するためのトランスファーゲート、 50、51……第1及び第2のデータバス、 52、53……センスアンプ、 54、55……入力バッファ、 101、104……ポート1、ポート2のカラムアドレス1信
号、 102、105……ポート1、ポート2のロウアドレス信号、 103、106……ポート1、ポート2のカラムアドレス2信
号、 107、108、110……ブロック選択カラムデコーダ、 109、111……アービター、 1121、1122……第1ポートブロック選択信号及び第2ポ
ートブロック選択信号、 113、114……ロウデコーダ、 115、116……カラムスイッチ、 117、118、119……1ブロック中の列選択用カラムデコ
ーダ、 301、302……第1ポート、第2ポートのブロック選択カ
ラムデコーダ、 303〜306……アンドゲート、 307、308……第1ポートブロック選択要求信号及び第2
ポートブロック選択要求信号。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】行列状に配置された複数のメモリセルと、
    第1ポートから供給される第1列アドレス信号をデコー
    ドして第1ブロック選択要求信号を発生させる第1カラ
    ムデコーダと、第2ポートから供給される第2列アドレ
    ス信号をデコードして第2ブロック選択要求信号を発生
    させる第2カラムデコーダと、第1ブロック選択要求信
    号と、第2ブロック選択要求信号とを調整して第1ブロ
    ック選択信号か第2ブロック選択信号かを出力するアー
    ビター回路と、第1ポートから供給される第1行アドレ
    ス信号をデコードする第1ロウデコーダと、第2ポート
    から供給される第2アドレス信号をデコードする第2ロ
    ウデコーダとを含み、上記第1ロウデコーダの出力信号
    と上記第1ブロック選択信号とのアンド論理出力か上記
    第2ロウデコーダの出力信号と上記第2ブロック選択信
    号のアンド論理出力かで、上記カラムデコーダと上記ロ
    ウデコーダとで選択されたメモリセルに接続されたワー
    ド線を駆動するようにしたことを特徴とする半導体メモ
    リ装置。
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