JP2535625Y2 - 熱動形過負荷継電器のバイメタル装置 - Google Patents
熱動形過負荷継電器のバイメタル装置Info
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- JP2535625Y2 JP2535625Y2 JP6686989U JP6686989U JP2535625Y2 JP 2535625 Y2 JP2535625 Y2 JP 2535625Y2 JP 6686989 U JP6686989 U JP 6686989U JP 6686989 U JP6686989 U JP 6686989U JP 2535625 Y2 JP2535625 Y2 JP 2535625Y2
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- Japan
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- bimetal
- thermal overload
- overload relay
- heater
- relay
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Description
この考案は、熱動形過負荷継電器（以下、サーマルリ
レーという。）に用いられるバイメタル装置に関する。
レーという。）に用いられるバイメタル装置に関する。
第４図は上記バイメタル装置の一般的な構成を示すも
ので、短冊形のバイメタル１に絶縁チューブ２を介して
線ヒータ３が巻かれて構成されている。バイメタル１は
一端1aでバイメタル支え４にスポット溶接されて支持さ
れ、また線ヒータ３の一端3aはバイメタル１の他端にス
ポット溶接されている。バイメタル１及び線ヒータ３を
通して電流が通流されると、バイメタル１は線ヒータ３
の発熱で加熱されて湾曲し、図示しないサーマルリレー
の接点機構を駆動する。 ところで、過負荷耐量の低い電動機などの保護には動
作時間の短いサーマルリレー（速動形サーマルリレー）
が用いられるが、この速動形サーマルリレーを製作する
ためには上記バイメタル１の熱容量を標準よりも下げ、
短時間で所要の湾曲が得られるようにする必要がある。 このような場合に、従来は第５図に示すように標準の
動作時間を有するバイメタル１の破線部分を切り欠いて
体積を小さくし、熱容量（比熱と体積との積）を下げた
バイメタル５を得ていた。しかし、このように周縁を切
り欠いたバイメタル５では加熱素子（第４図では線ヒー
タ３）を巻き付けるスペースが狭いため、第４図のよう
な構成がとれない。 そこで、従来は第６図に示すように構成していた（第
６図（Ａ）は平面図、同（Ｂ）は側面図である。）。す
なわち、第６図においては、絶縁板６を挟んで折り曲げ
た板ヒータ７をバイメタル５の側面に当接し、絶縁片８
を介してクリップ９で固定するようにしている。ここ
で、バイメタル５は一端5aがバイメタル支え４にスポッ
ト溶接され、また板ヒータ７は一端7aがバイメタル５の
他端にスポット溶接されている。
ので、短冊形のバイメタル１に絶縁チューブ２を介して
線ヒータ３が巻かれて構成されている。バイメタル１は
一端1aでバイメタル支え４にスポット溶接されて支持さ
れ、また線ヒータ３の一端3aはバイメタル１の他端にス
ポット溶接されている。バイメタル１及び線ヒータ３を
通して電流が通流されると、バイメタル１は線ヒータ３
の発熱で加熱されて湾曲し、図示しないサーマルリレー
の接点機構を駆動する。 ところで、過負荷耐量の低い電動機などの保護には動
作時間の短いサーマルリレー（速動形サーマルリレー）
が用いられるが、この速動形サーマルリレーを製作する
ためには上記バイメタル１の熱容量を標準よりも下げ、
短時間で所要の湾曲が得られるようにする必要がある。 このような場合に、従来は第５図に示すように標準の
動作時間を有するバイメタル１の破線部分を切り欠いて
体積を小さくし、熱容量（比熱と体積との積）を下げた
バイメタル５を得ていた。しかし、このように周縁を切
り欠いたバイメタル５では加熱素子（第４図では線ヒー
タ３）を巻き付けるスペースが狭いため、第４図のよう
な構成がとれない。 そこで、従来は第６図に示すように構成していた（第
６図（Ａ）は平面図、同（Ｂ）は側面図である。）。す
なわち、第６図においては、絶縁板６を挟んで折り曲げ
た板ヒータ７をバイメタル５の側面に当接し、絶縁片８
を介してクリップ９で固定するようにしている。ここ
で、バイメタル５は一端5aがバイメタル支え４にスポッ
ト溶接され、また板ヒータ７は一端7aがバイメタル５の
他端にスポット溶接されている。
しかしながら、第５図のものは第４図の標準品と全く
異なった構造となっているため、次のような欠点があ
る。 （１）組立機を別途用意しなければならない。 （２）標準の絶縁チューブ２とは別に絶縁板６や絶縁片
８を準備しなければならない。 （３）折り曲げにより積層される板ヒータ７は次第にバ
イメタル５の板面から遠くなるため、熱効率が悪く十分
な速動性が得にくい。 この考案は、バイメタルの熱容量を調整しながら標準
品と同一の構成を採用できる熱動形過負荷継電器のバイ
メタル装置を提供することを目的とするものである。
異なった構造となっているため、次のような欠点があ
る。 （１）組立機を別途用意しなければならない。 （２）標準の絶縁チューブ２とは別に絶縁板６や絶縁片
８を準備しなければならない。 （３）折り曲げにより積層される板ヒータ７は次第にバ
イメタル５の板面から遠くなるため、熱効率が悪く十分
な速動性が得にくい。 この考案は、バイメタルの熱容量を調整しながら標準
品と同一の構成を採用できる熱動形過負荷継電器のバイ
メタル装置を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために、この考案は、短冊形のバ
イメタルに絶縁材を介してヒータが巻かれた熱動形過負
荷継電器のバイメタル装置において、バイメタルに窓状
の穴をあけるものである。
イメタルに絶縁材を介してヒータが巻かれた熱動形過負
荷継電器のバイメタル装置において、バイメタルに窓状
の穴をあけるものである。
バイメタルに窓状の穴をあけることによりバイメタル
の体積を減らし熱容量を下げる。しかも、外形が標準品
と変わらないので、ヒータの巻き付けスペースが影響を
受けない。
の体積を減らし熱容量を下げる。しかも、外形が標準品
と変わらないので、ヒータの巻き付けスペースが影響を
受けない。
以下、第１図〜第３図に基づいてこの考案の実施例を
説明する。 まず、第３図はバイメタルの斜視図で、図に示すよう
にこのバイメタル10には窓状の穴11が切り抜くようにあ
けられている。これにより、バイメタル10の熱容量は穴
11のないものに比べて小さくなり、サーマルリレーの動
作時間が短くなる。熱容量は穴11の面積により自由に調
節できる。 第１図は上記バイメタル10を用いたバイメタル装置の
斜視図で、バイメタル支え４に一端10aがスポット溶接
されたバイメタル10に絶縁チューブ２を介して線ヒータ
３が巻かれ、その一端3aはバイメタル10の他端にスポッ
ト溶接されている。これはバイメタル10に穴11があけら
れている点を除けば、第４図の標準品と実質的に同一の
構成である。 第２図は別の実施例を示すものであるが、これは第１
図の線ヒータ３に代えて板ヒータ12を巻いた点が相違し
ているだけで他は同じであるので説明を省略する。 このように図示構成によれば、バイメタルの一部を削
除して熱容量を下げても外形が変わらず、標準品と同一
の構成を採用することができる。
説明する。 まず、第３図はバイメタルの斜視図で、図に示すよう
にこのバイメタル10には窓状の穴11が切り抜くようにあ
けられている。これにより、バイメタル10の熱容量は穴
11のないものに比べて小さくなり、サーマルリレーの動
作時間が短くなる。熱容量は穴11の面積により自由に調
節できる。 第１図は上記バイメタル10を用いたバイメタル装置の
斜視図で、バイメタル支え４に一端10aがスポット溶接
されたバイメタル10に絶縁チューブ２を介して線ヒータ
３が巻かれ、その一端3aはバイメタル10の他端にスポッ
ト溶接されている。これはバイメタル10に穴11があけら
れている点を除けば、第４図の標準品と実質的に同一の
構成である。 第２図は別の実施例を示すものであるが、これは第１
図の線ヒータ３に代えて板ヒータ12を巻いた点が相違し
ているだけで他は同じであるので説明を省略する。 このように図示構成によれば、バイメタルの一部を削
除して熱容量を下げても外形が変わらず、標準品と同一
の構成を採用することができる。
この考案によれば、バイメタルの熱容量を下げても外
形が変わらないので、標準品と全く同じように動作時間
の短いバイメタル装置を構成でき、熱効率の高い速動形
のサーマルリレーが安価に得られる。
形が変わらないので、標準品と全く同じように動作時間
の短いバイメタル装置を構成でき、熱効率の高い速動形
のサーマルリレーが安価に得られる。
第１図はこの考案の実施例の斜視図、第２図はこの考案
の別の実施例の斜視図、第３図は第１図及び第２図にお
けるバイメタルの斜視図、第４図はバイメタルの一般的
な構成を示す斜視図、第５図は従来の速動形のサーマル
リレーのバイメタルの斜視図、第６図（Ａ）は第５図の
バイメタルを用いた従来例の平面図、第６図（Ｂ）はそ
の側面図である。 ２……絶縁チューブ、３……線ヒータ、10……バイメタ
ル、11……穴、12……板ヒータ。
の別の実施例の斜視図、第３図は第１図及び第２図にお
けるバイメタルの斜視図、第４図はバイメタルの一般的
な構成を示す斜視図、第５図は従来の速動形のサーマル
リレーのバイメタルの斜視図、第６図（Ａ）は第５図の
バイメタルを用いた従来例の平面図、第６図（Ｂ）はそ
の側面図である。 ２……絶縁チューブ、３……線ヒータ、10……バイメタ
ル、11……穴、12……板ヒータ。
Claims (1)
- 【請求項１】短冊形のバイメタルに絶縁材を介してヒー
タが巻かれた熱動形過負荷継電器のバイメタル装置にお
いて、バイメタルに窓状の穴をあけたことを特徴とする
熱動形過負荷継電器のバイメタル装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6686989U JP2535625Y2 (ja) | 1989-06-08 | 1989-06-08 | 熱動形過負荷継電器のバイメタル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6686989U JP2535625Y2 (ja) | 1989-06-08 | 1989-06-08 | 熱動形過負荷継電器のバイメタル装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH037249U JPH037249U (ja) | 1991-01-24 |
| JP2535625Y2 true JP2535625Y2 (ja) | 1997-05-14 |
Family
ID=31599948
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6686989U Expired - Fee Related JP2535625Y2 (ja) | 1989-06-08 | 1989-06-08 | 熱動形過負荷継電器のバイメタル装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2535625Y2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101934677B1 (ko) * | 2018-08-06 | 2019-01-02 | 양등석 | 열동형 과부하계전기의 바이메탈 조립체 제조용 자동 와인딩장치 |
| KR101934678B1 (ko) * | 2018-08-06 | 2019-03-25 | 양등석 | 열동형 과부하계전기용 바이메탈 조립체 제조방법 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5074166B2 (ja) * | 2007-12-10 | 2012-11-14 | リンテック株式会社 | シート貼付方法 |
-
1989
- 1989-06-08 JP JP6686989U patent/JP2535625Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101934677B1 (ko) * | 2018-08-06 | 2019-01-02 | 양등석 | 열동형 과부하계전기의 바이메탈 조립체 제조용 자동 와인딩장치 |
| KR101934678B1 (ko) * | 2018-08-06 | 2019-03-25 | 양등석 | 열동형 과부하계전기용 바이메탈 조립체 제조방법 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH037249U (ja) | 1991-01-24 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |